最新の研究でEDは遺伝する事が判明!勃起力低下と遺伝の関係性

2019.02.26

ED(勃起不全)の遺伝

勃起は遺伝するという噂は本当なのでしょうか?
アメリカで行われたEDと遺伝の関係性についての研究の結果を紹介します。
また遺伝よりEDに大きな影響を及ぼす原因についても解説します!

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROKI

歳をとると多くの男性が悩むのが勃起力の低下(ED)です。周りに相談しづらい事もあり、一人で悩んでしまう事の多い性機能に関する悩み。

実は日本人男性の3人に1人の約1,800万人がEDで悩んでいるともいわれています。

EDの原因は男性ホルモンの分泌量低下運動不足不摂生による血流の悪化、ストレスなどが主な原因とされていました。

しかしアメリカで行われた最新の研究によると、EDの発症率と遺伝には密接な関わりがある事が判明したのです。

 

EDは遺伝する

EDに関する研究はまだまだ進んでいない日本ですが、実は海外では既に遺伝子レベルの調査まで行っているようです。今回はED発生リスクを高める遺伝要素を2つ紹介します。

 

DNA配列

DNAの螺旋

2018年9月に米国科学アカデミー紀要(PNAS)で公開された論文によると、DNAの配列はED(勃起不全)の発症率と密接な関わりがある事が判明したそうです[1]

研究チームによるとEDと関連性の高い遺伝子は6番染色体と呼ばれるもので性機能や肥満と密接な関係性のあるメラノコルチン系の一部だそうです。

この調査は37,000人のアメリカ人と22,2000人のイギリス人の遺伝子を調査した大がかりな調査になりました。調査の結果、今回発見した遺伝子配列を保有している男性は平均よりも26%もED発症リスクが高いと結論を出しています。

遺伝子レベルの問題は我々個人としては何も出来ません。

しかし研究チームは今回の結果を基に、新たなED治療の方法を模索していくと発表しています。バイアグラや精力剤に代わる新しい改善方法に期待しましょう。

 

血液型

血液型の種類

遺伝子に関する少し難しいお話をしてしまいました。続いては我々に身近な血液型とEDの関係性についてです。

トルコの大学(Ordu University)で350名の男性を対象にした調査によると、血液型がO型の男性はED発症のリスクが少ない事が分かりました[2]

逆にAB型の男性はO型の男性の約4.7倍もEDに悩む男性が多いそうです。

もちろん350名が対象なので、そこまで大きな実験ではありません。

しかしこの結果は意外と信頼性が高いかもしれません。

実はイタリアの研究チームが行った調査によると、A型、B型、AB型の血液にはO型の血液よりも、接着分子(Adhesion molecule)と呼ばれる物質が多く存在しているのです。この接着分子が多く、血管の壁に付着をすると、血流の妨げになる事があります。

勃起とはペニスに血液が大量に送られる事により発生する現象です。接着分子により血流が妨げられると勃起力は当然低下してしまいます。

 

意外と低いED治療薬の効果

バイアグラ

勃起力が低下した時に頼りたくなるのがバイアグラをはじめとするED治療薬(医薬品)ですね。

しかしこれらの医薬品も万能ではありません。

遺伝子とEDの関連性を研究しているEric Jorgenson博士は、約半分の男性はバイアグラの効果を得られていないとコメントしています[3]

バイアグラとは、服用後一時的に血管を拡張するための医薬品です。血流が促進されるので、勃起し易い状態を作り出す効果があります。

しかし精力の低下は男性ホルモンの低下やストレス、不摂生などの体質や精神状態が大きく影響しています。

イギリスのメディアの「BBC」はテストステロンの低下による性機能低下にはバイアグラの効果は期待しない方が良いと発表しています[4]

また医薬品なので副作用の危険性ももちろん存在します。開発をしているファイザー社も死亡のリスクがあるため、医師による処方を推奨しています。

 

根本を解決する事がED改善の近道

今回紹介したように最近の研究では遺伝もEDに影響をする事が少しづつ分かってきています。

しかし性機能の低下を遺伝のせいにするのは良い判断ではありません

遺伝などの外的要因のせいにし始めると正直きりがありません。例えば太りやすい体質は遺伝のせいにされやすいです。しかしだからと言って不摂生を続けるのは非常に愚かですね。

遺伝による影響以上に日頃の生活習慣はEDに大きな影響を与えます。

 

肥満はEDリスクを250%増やす

健康的な男性と肥満男性

アメリカのEveryday Healthによると肥満男性は健康的な体重の男性よりも2.5倍もED患者の割合が高いそうです[5]

肥満は精力の源でもあるテストステロン量を低下させます。

さらに血管内の脂肪やコレステロールの蓄積は、血流を妨げ、EDを引き起こしてしまいます。

もちろん性機能以外においても、肥満は様々な病気の原因になります。

 

メンタルの影響でED発症リスクが3倍

過度のストレス

ストレス勃起力の低下や性欲減退を引き起こす大きなきっかけです。

精神的な理由による精力の減退はED治療薬を飲んでも改善効果は期待出来ません。

心因性のEDを改善するには定期的にストレスを発散する事と、ストレス耐性を高くするテストステロンの分泌を増やす習慣を意識する事が重要です。

精神状態が不健康な戦争経験者は平均的な男性よりも3倍もED患者の割合が高いという研究データも存在します。

 

喫煙による血流悪化はEDリスクが3倍

タバコを吸う男性

喫煙はダイレクトにEDに悪影響を与えます。

タバコに含まれる化学物質は非常に粘着性が高く血管に付着し蓄積されます。そのため体内の血管の中でも非常に細く繊細なペニス周辺に真っ先にEDとして症状が現れます。

フィンランドで1,130名の男性を対象にした調査では喫煙により血液循環機能が低下している男性は、ED発症率が3倍高い事が判明しました[6]

 

睡眠不足はテストステロン量を低下

睡眠不足による疲労

睡眠不足は精力の源であるテストステロン量を低下させてしまいます。

テストステロンは睡眠中(特に朝方にかけて)に多く分泌がされます。そのため、豊富に分泌される睡眠の時間をしっかりと取る事は大切です。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、成人男性でも7時間~9時間の睡眠が必要だと発表しています。

 

定期的な運動はおすすめ

定期的な運動

ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は心肺機能を鍛えて、血液循環機能を改善する効果があります。血流の促進はEDの改善に効果的です。

また、定期的な運動には男性ホルモンの一種であるテストステロンを増やす効果もあります。テストステロンが増えると性欲や勃起力、精子の質が向上します。

 

栄養をしっかりと取るのはマスト

健康的な食事

運動をしてもタンパク質を摂取しないと筋肉が付きづらいのと同じように、精力も有効成分をしっかりと摂取する必要があります。

勃起力を改善するにはアルギンシトルリンランペップなどの成分が効果的です。また、テストステロンを高めて性欲をアップさせるには亜鉛等のミネラル分が有効です。

日頃の食事からだけでは摂取が困難な事が多いので、ED改善や精力アップを目的としたメンズサプリを利用すると効率的です。

 

遺伝の影響は0ではないが生活習慣がより大切

遺伝の影響は0ではないかもしれません。

しかし夜遅くまで起きていて、カロリーの高い物をたくさん食べて、運動をせずにタバコを吸っている。こういった不健康な生活習慣に比べたら、遺伝による影響など小さいものです。

EDとは心や体の状態が悪化している事により発生する病気です。

医薬品による解決はあくまで一時的な効果しか得られません。

日頃から健康的な生活習慣を送って、若いころのような強い精力を取り戻しましょう。

 

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROKI

    STERON編集部
    メディカルハーブコーディネーター資格保有者
    漢方や天然の食材の効果、効能に関する専門家として天然由来成分の男性機能への影響を日々調査、研究している。STERON記者として自然療法の知識を活用したメンズヘルスケア関連の記事を執筆、監修している。アメリカに留学した経験があり、海外のヘルスケアにも精通。

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