記者 WRITERSTERON編集部
HIROSHI
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- 睡眠不足で性欲減退?睡眠と性機能の関係性
性欲が最近低下しているなぜだか立ちも悪い・・
もしかしたら睡眠不足が原因かもしれませんよ。
なぜ睡眠が性機能改善に重要なのか?
どうすれば質の良い睡眠をとれるのか?
男性目線で解説をします。
Contents [目次を開く]
昨日何時間寝ましたか?
2018年のOECD(経済協力開発機構)の調査によると日本人の睡眠時間の短さは世界最低クラスだと発表されました。
日本では徹夜で働く、勉強するといった不眠不休の精神が美学として捉えられ、推奨されている雰囲気さえもあります。その一方で最近の研究で、睡眠不足は一般的に考えられている以上に危険だということが判明してきています。
また、単純な睡眠量だけではなく、睡眠を取る時間帯などの睡眠の質も重要であり、適切な量と質の睡眠を取れていない場合、様々なトラブルが身体に発生します。
精力の減退や、性欲の低下を感じているのであれば、その原因は睡眠にあるかもしれません。
今回は睡眠と男性機能の関係性のお話をしていきます。
睡眠が男性機能を低下させる3つの理由
睡眠不足が健康に悪い事は誰でも知っています。今回紹介するのは睡眠不足が男性機能に与える悪影響についてです。
精力の源であるテストステロン量が低下
質の良い睡眠がとれていない男性は性欲の源となる男性ホルモンのテストステロンが少ない傾向にあります[1]。
テストステロンとは95%が睾丸の中で生成される男性ホルモンの1種で、性欲はもちろんの事、勃起機能、精子の質や量を高める効果がある物質です。また男性の思春期の性に対する興味もこのテストステロン量が増える事が原因と言われています。
テストステロンが不足すると血流の循環機能も低下しやすくなります。血流が悪くなると勃起力が低下し、EDを引き起こします。
また、テストステロンは精子を生成する際にとても重要な役割を果たします。そのためテストステロンの分泌量が少ない男性は、健康的な精子の量が少なく男性不妊になりやすいのです[2]。逆にテストステロンの量を増やす事は、自然妊娠に大切な健康的な精子を増やす効果があります。
テストステロンが豊富に分泌されるのは睡眠中とされており、充分な睡眠がとれていない事はもちろんテストステロン量の低下につながります。
疲労の蓄積による性機能低下
質の良い睡眠を取らないともちろん体の疲労回復もできません。特に睡眠不足が続き、慢性的に疲労を感じている状態では性機能が低下をしやすくなります。
男性機能はとても繊細です。体が疲れている時には体内のエネルギーは優先的に体力回復に使われ、精力向上には割り当てられません。
疲れている時に勃起力が弱くなったり、スタミナの低下、性欲減退等の症状は社会人男性であれば一度は経験をした事があるのではないでしょうか?
EDの原因にもなるストレスの増加
睡眠は体だけではなく、脳の休息にも効果があります。逆に質の良い睡眠が不足してしまうと脳の疲労蓄積に繋がり、ストレスや不安と言ったネガティブなメンタルの状態を作り出してしまいます。
これらメンタルヘルスの悪化は性欲だけではなく、勃起力を低下させる大きな原因です。慢性的なストレスやうつ症状は体を緊張状態にしてしまいます。勃起は体がリラックスしている状態でないと発生しづらいため、慢性的なストレスはEDの原因となってしまいます。
まや、強いストレスを抱えている男性は体内の血管が細くなる傾向があり、血液循環機能が損なわれるため勃起しにくい状況を作ってしまいます。
海外の研究によるとトラウマや極度のストレスを抱えている男性は、健康的な精神状態の人と比べると3倍もEDの割合が高いそうです[3]。
またストレスはテストステロンの分泌にも悪影響を及ぼします。
質の良い睡眠のために意識すべき5つのこと
睡眠は量だけではなく、質を意識する事も大切です。質の良い睡眠のために効果的な行動や習慣を5つほど紹介します。
毎日同じ時間に寝て起きる
普段仕事をしている方にとって同じ時間に寝て同じ時間に起きて仕事に行くのは当たり前のことです。しかし休日もいつも通り同じ時間に起きていますか?
立精神・神経医療研究センターの三島先生によると、休日だけ遅く起きる生活をしている人はうつ病の発症率が高いとコメントしています[4]。精力を高めるテストステロンというホルモンも毎日同じ時間に起きる事により、分泌量が増えると言われています。早く起きるという事は小さな事ですが、実感し易い成功体験の一つでもあります。
現役の医師である岡野裕先生は、著書である「なぜ一流の男は精力が強いのか? 男性ホルモン力を上げれば人生が変わる」内で、テストステロンは早起きの繰り返しなどの小さい成功体験を積み重ねる事により、分泌量が増えていくと発言しています。
ちなみにこの本は私自信も読んで日頃の生活習慣の参考にしているので非常におすすめですよ。1ページごとに1コンテンツが簡単にまとめられているので時間がない時にもサクッと読めます。
7時間以上の睡眠で男性ホルモンを増やす
もちろん睡眠量は非常に大切です。人によって最適な睡眠量は異なりますが、一般的には7時間から9時間の睡眠を取っている人ほど健康な場合が多いとされています。
イタリアのモデナ大学(Department of Internal Medicine, University of Modena)による調査では睡眠時間が1時間低下するごとに、テストステロンの分泌量が15%も低下する結果が出たそうです[5]。
また、朝一はテストステロン量が非常に高い状態にあるため、自己啓発のために勉強する、早めに出勤して業務に取り組むなど、頭を使う作業には最適なのです。
寝る直前の食事は危険
寝る前に胃袋に食べ物が残った状態で睡眠に入るのは非常に危険です。消化出来ない状態で残された食べ物は脂肪に変換されやすいのです。
実は肥満男性はテストステロン量が少なく性機能が低いと言われています。また血管内に蓄積された脂肪は血流を妨げ、勃起力を低下させます。
食事以外だとお酒やタバコも危険です。一時的な覚醒作用があるため、睡眠を阻害してしまう危険性があるのです。
質を高める寝具、おすすめ枕3選
睡眠は量だけではなく、質も非常に重要です。しっかりと寝ているはずなのになぜか疲れが取れない、朝がだるい場合、まずは身の回りの寝具を安眠効果の高いものに変えてみましょう。毎日使うもの程こだわるのは大切な事です。
とはいえいきなりベッドやマットレスを取り換えるのは一苦労です。一番すぐに交換が出来て、大きな効果を得られるのは枕です。
疲れを残さないおすすめの枕を3つ紹介します。
枕というよりベッド?:トゥルースリーパーセブンスピロー
- ベッドと枕の間に隙間が出来ない特殊構造
- 肩や首の痛みを緩和する効果が
売上世界一のテンピュール:オリジナルネックピロー
- NASAから認定技術ロゴの使用を許可されたブランド
- 仰向けや横向きで寝ている時も背骨をまっすぐにする
Amazonでベストセラー1位獲得:ROADSWIN
- 顧客満足度トップのホテルタイプの枕
- 5,000円台で購入出来るコスパの良さ
定期的な運動は大切
頭や目だけを使ってもぐっすり眠れないのは当然です。しっかりとトレーニングをすれば自然と質の良い睡眠を取る事が出来ます。何もしないで睡眠を取る「完全休養」の疲労回復度は20~30%ですが、運動した後の睡眠である「積極的休養」の疲労回復度は70%~80%まで上昇します[6]。
ちなみにですが運動は性欲向上にも非常に効果的です。筋トレなどの運動はテストステロンを増やし性欲を高めます。またウォーキングやジョギングは血液の循環機能を改善するため勃起力の改善が期待出来ます。
睡眠不足は性欲減退を招く
睡眠不足は健康状態の悪化はもちろんの事、性欲や勃起力の低下など男性機能にも悪影響を及ぼします。
もちろん性機能低下の理由はたくさん存在しますが、中でも質の良い睡眠を取る事は精力改善にはマストです。
仕事で忙しいのは分かりますが、出来る限り早く寝て早く起きる習慣を付けましょう。もしどうしても作業が残っている場合は脳が活性化している朝に作業を回す事をお勧めします。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERHIROSHI
STERON編集部
健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。
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