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【絶対NG】寝る前にアーモンドミルクを飲むべきではない8個の理由を徹底解説!!
公開日:2023/04/19
更新日:2023/05/22
ダイエットや美容のためにアーモンドミルクを飲んでいる方は多いのではないでしょうか?
しかし、飲むタイミングを間違えると、全くの逆効果になってしまうんです・・・
今回は寝る前にアーモンドミルクを飲んではならない理由を、学術的根拠をベースに徹底的に解説します!
Contents [目次を開く]
- 1. アーモンドミルクの成分を分析
- 2. アーモンドミルクは寝る前に飲むな!8つの理由
- 1.寝る前の糖質は交感神経を活発にして眠りを妨げる
- 2.カリウムとナトリウムの利尿作用で夜中に目が覚める
- 3.寝る前の糖は虫歯のリスクが増加
- 4.ナトリウムがむくみをもたらす
- 5.夜は脂肪を蓄積する「BMAL1遺伝子」が増える
- 6.脂質を夜に摂取するとニキビになりやすい
- 7 .血行が悪くなり男性機能も低下する
- 8.コレステロール値の上昇で循環器疾患をもたらす
- 3. アーモンドミルクは朝に飲め!得られる3つの効果
- 1.食物繊維が便秘を改善
- 2.カリウムのデトックス効果で疲労回復
- 3.糖質摂取で朝から能率MAX
- 4. アーモンドミルクは寝る前ではなく朝に飲もう
美容や筋トレへの効果を期待して寝る前にアーモンドミルクを飲んでいるアナタ!
絶対にやめるべきです!
夜アーモンドミルクを飲む行為には、これまでの美に対するすべての努力を無駄にするほどのリスクが……
今回は、寝る前のアーモンドミルクのデメリットを徹底解説します!
アーモンドミルクの成分を分析
まずは、アーモンドミルクに含まれる成分をみていきましょう。
エネルギー | 169kj 40 kcal |
たんぱく質 | 1.51g |
飽和脂肪酸 | 0.275g |
多価不飽和脂肪酸 | 0.866g |
一価不飽和脂肪酸 | 2.279g |
炭水化物 | 1.4g |
糖分 | 0.34 |
食物繊維 | 0.8g |
ナトリウム | 5mg |
カリウム | 52mg |
気になるのは、カロリーの74%を占める脂質の多さ!
コレステロール値を下げる効果があるとされている一価不飽和脂肪が多いものの、脂質割合が高いことは否めません。
ちなみに、脂質量が多いイメージの牛乳で1カップあたり122kcal、脂質は4.88g。
アーモンドミルクは、カロリーは低いにもかかわらず、脂質が占める割合が高いことがわかります。
また、ボディメイクのためにアーモンドミルクを飲む方も増えていますが、筋トレに欠かせないたんぱく質の量は1.51gとかなり少なめ。
たんぱく質の摂取目安量は、30~49歳男性、中程度の活動量でおよそ88~135gですので、筋トレに効果的といえるかどうかは、疑問が残ります……[1]
アーモンドミルクは寝る前に飲むな!8つの理由
成分を見てみると、眠るだけの夜に飲むのはちょっと危険な予感……
そこで、ここからは「アーモンドミルクを寝る前に飲んではいけない8つの理由」を、実際の研究データなどをもとに徹底解説していきます!
これを見れば、寝る前のアーモンドミルク習慣を、今すぐやめたくなるはずです!!!
1.寝る前の糖質は交感神経を活発にして眠りを妨げる
まず、寝る前のアーモンドミルクのデメリットとしてあげられるのが、糖質による眠りの妨害!
その理由は、糖質摂取によって血糖値が上昇することで起こる交感神経の活性化にあります。
交感神経が優位になると、身体が興奮状態になり、体が休息モードに入れなくなってしまうんです。
東北大学大学院医学系研究科が行ったマウスを使った実験では、血糖値上昇を抑える糖尿病治療薬を与えたところ、交感神経の抑制効果がみられたことが判明![2]
血糖値の上下と交感神経活動に関連性があることが明らかにされました。
さらに、糖質が持つ幸せホルモン「ドーパミン」の分泌量を低下させる作用にも注目!
糖質の摂取により、一旦は分泌量が増加するものの、摂り続けることでより多くの糖質を必要とするようになり、結果的に糖質が分泌量が大きく低下してしまうんです。[3]
つまり、寝る前のアーモンドミルクは快眠の敵!
質の良い眠りを手に入れたいなら、今日からさっそくやめましょう!
2.カリウムとナトリウムの利尿作用で夜中に目が覚める
アーモンドミルクを飲むと、尿意で夜中に目覚めてしまう可能性もあるんです!
その原因となるのが、アーモンドミルクに含まれるカリウムとナトリウム。
カリウムは、体の中の余分な塩分が尿として排出されるよう促す働きを持つ物質。
この利尿作用により、就寝中にトイレに起きる確率が高まる可能性があります。
そしてナトリウムは、体液バランスや血圧の調整をおこなう上で重要な物質。
体内濃度が高まることで脳から喉の渇きを訴える信号が送られるため、水分の過剰摂取につながり、夜中の尿意につながるのです。
夜中のトイレに眠りを邪魔されたくないなら、寝る前のアーモンドミルクは避けたほうがよさそうですね!
3.寝る前の糖は虫歯のリスクが増加
アーモンドミルクは、加糖と無糖の2タイプに大きく分けられますが、特に加糖タイプは虫歯リスクを高めるため要注意!
甘みをプラスするために用いられるショ糖は、虫歯の大きな原因となる成分なんです。
摂取後、ショ糖が口の中の虫歯菌によってブドウ糖と果糖に分解されると、ブドウ糖から歯垢(プラーク)の原因となるグルカンと呼ばれるネバネバ物質が作られ、歯に密着。
歯垢の中で、虫歯菌はさらに増殖し続け、虫歯につながります。
さらに、残った果糖から生成された酸が、歯のエナメル質や象牙質を溶かすことも、虫歯の原因の一つです。
もともと、就寝中は唾液の分泌量が減って口の中が酸性になるため、歯が溶けやすく虫歯になりやすいタイミング。
ジュースのようなような甘さではないからといって、侮ってはいけませんよ!
4.ナトリウムがむくみをもたらす
翌朝をパンパンにむくんだ顔で迎えたくないなら、アーモンドミルクを寝る前に飲むのはやめましょう!
むくみをもたらす原因として考えられるのは、ナトリウム。
ナトリウムには、血液中のナトリウム濃度が上昇した際、濃度を一定に保つために水を引き寄せて、血中のナトリウムを薄めようとする性質があります。
その結果、体がより多くの水分を欲するようになり、就寝前の過剰な水分摂取につながってしまうのです。
通常の活動時であれば、水を飲み過ぎても腎臓によって余分な分は体外へ排出されますが、睡眠中は腎臓の機能も低下中。
つまり、とりこまれた水分を処理しきれないため、体内に余計な水分が溜まりむくみが発生しやすくなるんです!
寝る前のたった1杯で、翌朝のビジュアルが残念なことに……これはもう夜飲むのをやめるしまありません!
5.夜は脂肪を蓄積する「BMAL1遺伝子」が増える
ヘルシーなイメージのアーモンドミルクですが、夜飲むことで肥満につながる恐れもあるんです!
なぜなら、夜は脂肪を体に溜め込む「BMAL1」が増える時間帯だから!
BMAL1は、脂肪の分解を抑制して、体脂肪を蓄積する働きがある時計遺伝子の一種。
実はBMAL1、夜間は分泌量が著しく増加し、特に22時から翌朝2時の就寝時間帯に脂肪が合成されやすくなるんです。
日本人研究者と韓国人研究者の共同研究によれば、BMAL1の数値を15時と22時で比較すると、そのさはなんと約5倍![4]
これは、肥満リスクが約5倍に跳ね上がることを示しています。
つまり、寝る前の飲食はわざわざ太ろうとしているようなもの。
カロリーが低いからといって、油断は禁物なのです!
6.脂質を夜に摂取するとニキビになりやすい
ニキビが増える原因になるのも、寝る前にアーモンドミルクを飲むべきでない理由の一つ。
糖質や脂質の過剰摂取は、皮脂の分泌量増加につながります。
これにより、余分な皮脂が毛穴が詰まりやすくなり、炎症を起こしてニキビが発生しやすくなるんです。
食生活とニキビの関連性は、研究でも確認済み。
糖質などで急激に血糖値が上昇すると、皮脂の分泌が促進されることが証明されています。
さらに、糖質や脂質の摂り過ぎによって、皮脂の過剰分泌を抑える働きを持つビタミンB群が大量に消費されることも、ニキビが増えやすい要因といえるでしょう。
美肌効果を期待できるビタミンEを多く含むアーモンドミルク。
しかし、飲み過ぎで皮脂の多い状態に傾いてしまっては、せっかくの効果が台無しになるどころか、肌荒れにつながる可能性があることも、十分に理解しておきたいですね!
7 .血行が悪くなり男性機能も低下する
寝る前のアーモンドミルクには、男性機能低下の恐れもあるんです!
その原因となるのが、これまで夜中の目覚めやむくみなどのリスクを散々お伝えしてきたナトリウム……
ナトリウムには、これらに加えて血流を悪化させるリスクもあります。
ナトリウムを摂取しすぎることで、体内の水分バランスを調節するための血液量が増加。
これによって血圧が上昇することで血管が硬くなり、血流が悪化しやすくなります。
すると、下半身の血の巡りも悪くなり、男性機能の低下につながるんです。
高松赤十字病院泌尿器科の発表でも、男性機能(研究ではEDが対象)と虚血性心疾患の関連性が示されています。[5]
男性機能の低下は、男としての自信喪失につながる重要な問題!
毎晩のアーモンドミルクだけで失うものとしては、あまりに大きすぎますよね!?
▼血流悪化による男性機能低下をもたらす飲み物に関しては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
8.コレステロール値の上昇で循環器疾患をもたらす
そして極めつけは、循環器疾患の危険性!
実は、アーモンドミルクにはコレステロール値を上げる飽和脂肪酸や中性脂肪値を上げる糖が含まれているため、「コレステロール0」でもコレステロール値の上昇リスクがあるんです。
さらに、コレステロール値が上昇しやすい状態である活動量の少ない夜に摂取することで、より循環器疾患につながる危険性も高まります。
大学生を対象とした血清総コレステロール値を測定した研究でも、脂質・糖質の高い食事とコレステロール値の関連性は証明済み。
高岡短期大学保健管理センター が行った実験では、ファストフードや洋菓子が取り上げられていますが、夜食として摂取する回数が多いほどコレステロール値が高くなる傾向にあることが分かっています。[6]
コレステロールの中でも特にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)は、脳卒中や虚血性心疾患などの循環器系疾患のリスクを高めることで知られる危険な物質。
ヘルシーなイメージからは予測できない危険性が、寝る前のアーモンドミルクには隠れているのです!
アーモンドミルクは朝に飲め!得られる3つの効果
寝る前に飲むべきではないアーモンドミルク。
しかし、アーモンドミルク自体が体に悪い飲み物であるわけではありません。
重要なのは飲むタイミング、つまり夜ではなく朝飲むべきなんです!
ここからは、朝にアーモンドミルクを飲むことで得られる3つの効果について解説していきます。
1.食物繊維が便秘を改善
アーモンドミルクには、ダイエット時に積極的に摂取したい食物繊維が含まれています。
食物繊維といえば、便秘改善効果!
便を程よい硬さにしたり、大腸の蠕動運動を促進したりすることで、便通を改善してくれます。
また、朝食での食物繊維の摂取には、朝食後の糖質の吸収抑制効果、さらには、昼食後までの血糖値の上昇抑制効果もあるため、昼食の血糖値の上昇も緩やかになるのです!
この効果は「セカンドミール効果」と呼ばれ、1日の食後の血糖値をコントロールする方法として注目されています。
つまり、便秘を解消したい方や、食後の血糖値の急上昇を抑えたい方には、朝のアーモンドミルクがおすすめ!
ただし、1カップあたりに含まれる量は0.8gほど。
成人男性の1日の摂取目安量は20gですので、あくまで足りない食物繊維を補うものとして取り入れるとよいでしょう。[7]
2.カリウムのデトックス効果で疲労回復
夜中の尿意やむくみをもたらすため、夜はなるべく避けたいカリウム……
しかし、朝摂取すれば、疲労回復が期待できます!
その理由は、カリウムが持つ「デトックス効果」。
カリウムによって体内の余分な塩分や水分の排出が促されることで、体内に溜まった老廃物や毒素が尿として排出されやすくなり、解毒(デトックス)につながるのです。
アーモンドミルクに含まれるカリウム量は、1カップあたり52mg。
1日の摂取目安量は18歳以上の男性で2,500mg以上と非常に多いため、アーモンドミルクを朝食に取り入れつつ、夜以外の時間帯で積極的に摂取していきたいですね。[8]
3.糖質摂取で朝から能率MAX
夜に摂るとなにかとリスクの多い糖質ですが、朝の摂取は昼間の能率アップに効果的です!
三大栄養素の一つである糖質は、私たちの体にとって重要なエネルギー源。
さらに、脳のエネルギー源でもあるため、1日の中で行われる「体を動かす」「頭で考える」といった基本的な活動に欠かせないものといえます。
つまり、活動を始める朝に摂取することで、日中の能率向上、パフォーマンス性アップにつながるのです!
糖質は、適正量を適切なタイミングで摂取すれば、肥満や重大な疾患などを引き起こすことなく、活動的な1日をもたらしてくれます。
朝のアーモンドミルクは、能率MAXで生き生きとした日々を過ごしたい方にとって、頼もしい味方となってくれるでしょう。
アーモンドミルクは寝る前ではなく朝に飲もう
寝る前のアーモンドミルクには多くのリスクが潜んでいるため、摂取は避けるべき!
しかし、朝飲めば、食物繊維やカリウム、糖質などの栄養素の効果を十分に活かせます。
アーモンドミルクが悪なのではなく、あくまで「寝る前」のアーモンドミルクが悪!
食事に取り入れる際は、朝に適量を摂取するよう心がけましょう。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
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