妻や彼女とセックスレスになってしまう原因7つ(男性版)

公開日:2019/02/03
更新日:2022/02/09

セックスレスになる7つの理由

浮気や離婚の原因にもなるセックスレス。
レスに悩むカップルや夫婦は年々増加しているようです。
セックスレスを招いてしまう7つの行動や習慣を紹介します。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROSHI

初めて出会ったときはとても魅力的に見えていた女性も、付き合い始めてから時間が経ったり、結婚をしたりするとどうしても性的に魅力を感じられなくなる事があります。

性的な目でパートナーを見る事が出来ないと、セックスの回数が減ってしまい、関係性の悪化や、浮気、最悪の場合は離婚にも発展する事があります。

美容外科の「東京イセアクリニック」が20代~50代の男女73名を対象に調査したところ、なんと過半数のカップルが半年以上もセックスをしていない事が判明しました。月に1~2回以上の頻度でセックスをしているカップルは3割以下でした[1]

もちろん相手に魅力を感じなくなったのでセックスをしなくなったと言ってしまえばそれまでです。

今回はセックスレスを招いてしまう原因をさらに深掘りしていきます。セックスレスの解消の参考にして下さい。

 

セックスレスの定義は

女性医師の見解

日本性科学会によると、セックスレスの定義は「病気など特別な事情がないのに、1ヶ月以上性交渉がないカップル」だと発表しています[2]

つまり男性、女性ともに同居しており、体も健康で、物理的にセックスを出来る環境にいるにも関わらず、1か月以上セックスがない場合はセックスレスの可能性が高いのです。

セックスレスが危険視されている理由には、単純に性欲が満たされないといった生理的な問題だけではなく、離婚などの深刻な問題に発展してしまう事が挙げられます。

フランスでは51歳の女性がセックスレスを理由に離婚の申し入れと慰謝料の請求を行い、勝訴してしまったケースもあるほどです[3]

男性からすると毎日頑張って仕事をして帰ってきて、セックスをしなかっただけで、慰謝料まで請求されるのは絶対に避けたいですね。

 

セックスレスを招いてしまう7つの原因

一体に何がセックスレスを加速させてしまうのでしょうか?

セックスレス解消のためにも、まずはその原因をしっかりと理解する事が重要でしょう。

 

男の魅力は30歳から低下する

テストステロン量の低下

男性としての魅力を高めてくれるのがテストステロンと呼ばれる男性ホルモンです。テストステロン量が多いと、脂肪が少なく、筋肉質な若いころのような肉体を維持しやすいとされています。

精力の強さはテストステロン量と密接な関わりがあり、性欲減退やED(勃起不全)患者の多くは、テストステロン量が低い事がわかっています。

また、メンタル面にもテストステロンは様々な良い影響を与えてくれます。テストステロンの多い男性はストレス耐性が強く、より積極的でポジティブな思考をする傾向があります。

この男らしさの源となるホルモンは30歳から一気に減少を始めます。30歳からやる気がなくなる、太り始めたなど、男としての魅力が低下していくのはこのテストステロンが大きく影響をしています。

テストステロン量の多い男性の体臭にはなんと女性に性的な興奮を与える作用がある事も最近の調査で判明しています[4]

自分はもちろんの事、相手にその気になってもらうためにもテストステロンを増やす事はおすすめです。

 

披露の蓄積は思っている以上に危険

疲労

性欲が湧かない、ペニスの勃ちが悪いといった活力低下の理由の一つに疲労が挙げられます。

30代になると仕事においても責任の大きな仕事を任されたり、管理職になり残業が増えたり、心身ともに疲労が蓄積されやすくなります。

疲労が溜まると性欲の低下や勃起力の低下によるED等の原因になります。肉体面だけではなく、精神的な疲労も性機能低下の大きな原因になります。

出来る限り睡眠をしっかりとる、仕事以外での飲み会や、付き合いなどを減らして、心も体もリフレッシュさせるよう意識しましょう。

 

運動のし過ぎは実は逆効果

過度の運動による疲労

精力アップに効果的とされている定期的なエクササイズや筋トレにも思わぬデメリットがあります。

適度なトレーニングは筋肉量を増やし、テストステロン(男性ホルモン)の分泌を活性化させるため、精力を高める効果があります。また血液循環機能の改善効果もあるため、EDの予防効果もあります。

しかし過度な運動は体の疲労の原因になり、本来性機能の維持促進に使われるエネルギーが疲労回復に回ってしまい、結果的に精力減退につながります。特に過度のダメージを体に与えやすい長距離のマラソンや、ペニス周辺に圧力を加えてしまう自転車は要注意です。

軽いランイングやジョギングと適度な筋トレがおすすめです。

特に注意が必要なエクササイズ

  • 自転車:ED(勃起不全)や男性不妊のリスク
  • ジョギング:マラソン等の長距離のランニングは性欲減退のリスク

 

マンネリのせいで脳が刺激を受けない

乗り気ではない男性

長年付き合っているカップルや夫婦にありがちなのが、セックスのマンネリ化です。

勃起とは脳が性的な刺激を受けたときに、下半身の血管を拡張させ血流を増やすための指令を送ります。この時に脳が性的な刺激を感知できないと、どれだけ体が健康でも、勃起が出来なくなってしまいます。

こういった性欲が湧かない事が原因の勃起不全はED治療薬(バイアグラなど)の効果も期待が出来ません。

脱マンネリのためにはセックスの環境やタイミングを変える事が効果的です。普段行っていた夜寝る前から、朝のセックスを試してみる。運動直後の性機能が高い状態でのセックスなどが効果的です。

またアメリカのセックスセラピストのSandra Leiblumさんはカップルでアダルトビデオを見るのはセックスレスの改善に非常に効果的であるとコメントしています[5]

付き合いが長いだけあって、新しい事を提案するのは勇気がいるかもしれませんが、お互いの今後のためにも男性側から声を掛けてみるのは良いかもしれません。

 

性機能が低下している

勃起不全

男性側の原因として代表的な原因がやはり性機能の低下です。

性欲の減退は勃起力の低下はセックスレスの大きな理由です。

性欲の低下は体内のテストステロン量の低下や疲労などが主な原因です。筋肉量を増やす、テストステロンを増やす効果のあるメンズサプリを利用する事をおすすめします。

勃起力の低下は下半身の血液循環機能が低下している事が大きな原因です。

特に30歳を過ぎてからの不摂生による肥満や喫煙は、体内の血管の壁に悪玉コレステロールを蓄積させてしまい、EDを引き起こす原因になります。

スポーツジムなどに通い、体重を減らすだけでもED改善の効果は十分に期待出来ます。合わせてメンズサプリや精力剤は体内の一酸化窒素の生成を促進し、血流及び、ED改善効果があるので、試してみるのも良いでしょう。

 

新しい薬を服用し始めた

薬の利用

以外と知られていませんが、一部の薬には性欲を低下させたり、EDのリスクを高めてしまう副作用のあるものが存在します。

もし最近新しい薬を飲み始めてから、精力の減退を感じ始めたのであれば、一度医師に相談をしてみる事をおすすめします。

精力低下の副作用のリスクのある薬で代表的なものは「血圧に関わる薬」や、「抗うつ剤」等があります。特にうつ病には注意が必要です。うつ病自体も精力低下のリスクを高めてしまいますし、一部の抗うつ薬(SRI)にもEDや性欲減退、射精障害を招いていしまう副作用があります[6]

 

最適な環境が整っていない

騒ぐ子供に囲まれる母親

心も体も特に問題がないけど、セックスをする機会やチャンスが少ない事もセックスレスのれっきとした原因の一つです。

特に結婚をしていて子供がいる場合はなかなかセックスレスをするムード作りが難しかったりもします。小さければそこまで気にならないかもしれませんが、ある程度大きいと子供の教育のためにも、性的な言動は控え気味になってしまいますね。

そんな時にラブホテルを利用してみるのがおすすめです。ラブホテルは場所によって趣向が異なるため、自分の好みに合ったホテルを探してみるのも良いかもしれません。マンネリ化の防止にも効果的ですね。

 

健康維持のためにもセックスは定期的に

幸せなカップル

実は定期的にセックスを行う事はセックスレスによる離婚や関係性悪化の防止以外にも様々なメリットがあるのです。

ある調査によると定期的にセックスを行っている高齢カップルはなんと認知症の発症リスクが低下する事が判明しました。

また、セックスには体の免疫を高める効果や病気の予防効果等がある事も確認されています。

セックスレス改善のために、男性側から一歩踏み出して、彼女や奥さんと正直に話し合ってみてはいかがでしょうか。

 

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROSHI

    STERON編集部
    健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
    仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
    過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。

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