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- 【寝ながら性行為?】セクソムニアとは?研究データと衝撃の体験談紹介
寝ながら性行為に及んでしまう睡眠障害『セクソムニア』。
あまり知られていない病気であるため理解を得られにくく、誰にも相談できずに悩みを抱える人が多いのが現状です。
今回はセクソムニアの詳細や実際の体験談を紹介します。
セクソムニアかも…と悩んでいる人は、本記事を参考に解決への道を探ってみてくださいね。
Contents [目次を開く]
- 1. 寝ながら性的行為をしてしまうセクソムニアとは?
- 2. セクソムニアに関する6個のデータや事実
- 1.報告されている性的行動は多岐に渡る
- 2.睡眠障害を抱える人のおよそ8%がセクソムニア
- 3.女性より男性に多い
- 4.海外ではセクソムニアによるレイプだと認められた事件がある
- 5.自分一人では気づきにくい
- 6.恥ずかしさから口外できない人も多い...
- 3. セクソムニアの衝撃体験談5選
- 1.目が覚めたら自慰をしていた
- 2.生理中に無意識の自慰をしており大惨事
- 3.妻のみならず娘にまで...
- 4.性犯罪者となって初めてセクソムニアが明るみに
- 5.パートナーからの指摘で気付く事も
- 4. セクソムニアは悩んでいたらお医者さんに相談しよう!
寝ながら性的行為をしてしまうセクソムニアとは?
セクソムニアとは、睡眠障害の一種です。
人間の睡眠には深い眠りであるノンレム睡眠と浅い眠りであるレム睡眠の二種類があります。
浅い眠りであるレム睡眠時には寝ながら叫んだり徘徊したりと、無意識で実際に行動を起こしてしまう人も少なくありません。
このように眠っている間に起こしてしまう異常行動を総称して「睡眠時随伴症」と呼びます。
他にも「睡眠障害」や「夢遊病」なんて呼ばれ方もしていますね。
この睡眠時随伴症の一種と言われているのがセクソムニア。
端的に言うと寝ながら無意識に自慰行為やパートナーへの性的行為をしてしまう病気を指します。
セクソムニアは2003年に睡眠障害として定義されました。
睡眠中の性行動は医学的に治療しうる「障害」であると複数の研究により示唆され、2003年にCanadian Journal of Psychiatry誌に発表されたトロント大学の医師らによる論文で、「Sexsomnima」の定義がなされました。(引用:Gigazine)
しかしまだまだ知名度が低いので情報量も少なく、眠っている間の行動のため表面化しづらい部分もあります。
よって、心当たりがあってもアプローチ法やどこに相談すべきかがわからず困っている人も非常に多いのが現状です。
セクソムニアに関する6個のデータや事実
まだまだ謎が多いセクソムニア。
まずはどんな病気なのか知っておくことが重要です。
そこで、セクソムニアに関するデータや事実をまとめました。
1.報告されている性的行動は多岐に渡る
寝ながら無意識のうちに性行為をしてしまうセクソムニア。
インパクトの強さから、「寝ながらセックスしてしまう病気」と覚えられがちです。
しかし、セクソムニアに分類される性的な行為は多岐にわたります。
A full range of sleep related sexual behaviors with self and/or bed partners or others were reported, including masturbation, sexual vocalizations, fondling, sexual intercourse with climax, sexual assault/rape, ictal sexual hyperarousal, ictal orgasm, and ictal automatism. (引用:NIH)
(自分・パートナー・他者との、オナニー、性的な発言、愛撫、セックス、レイプ、発作性性的過覚醒、発作性オルガスムなどの睡眠関連の性行動が幅広く報告されました。)
要約すると、以下の行動が性的な行為として報告されているそうです。
- オナニー
- 性的な発言
- 性的な動作
- パートナーへの愛撫
- セックス
- レイプ
恐ろしいのが、これらが無意識下で行われてしまうこと。
よく寝言やいびきを指摘されて「覚えてないから言われても困る」と言い返す方もいますよね。
もしセクソムニアでしたら性的行動を無意識に取ってしまうので、他の人と一緒に寝るのが怖くなってしまいそうです。
2.睡眠障害を抱える人のおよそ8%がセクソムニア
睡眠障害や眠ったままの無意識な行動としてよく取り上げられるのが「夜驚症」や「夢遊病」です。
夜驚症は睡眠中に突然泣き叫ぶ・悲鳴を上げるなどの症状があり、夢遊病には寝たままうろうろと歩き回る・家から出ようとするなどの行動が見られます。
夜驚症や夢遊病と比べると知名度が低いセクソムニアですが、実は睡眠障害を抱える人のおよそ8%が睡眠中に性的行為をしたとの報告も。
Results indicate that 7.6 percent of patients (63 of 832) at a sleep disorders center reported that they had initiated or engaged in sexual activity with a bed partner while asleep. (引用:AASM)
(睡眠障害センターの患者の7.6%(832人中63人)が、睡眠中にベッドパートナーと性的活動に至ったと報告したことを示しています。)
こちらはアメリカの論文で、睡眠障害センター患者の男女合わせた832人中63人が睡眠中に性的活動を取ったと報告されました。
睡眠障害患者のおよそ13人に1人がセクソムニアと考えると、案外珍しい病気でもなさそうです。
3.女性より男性に多い
セクソムニアは女性より男性に多い傾向にあるとも論文にて報告されていました。
上で紹介したセクソムニアの割合に関する論文では、睡眠障害センターの患者でセクソムニアが見られたのは63人と報告されていましたよね。
そのうち女性の有病率は女性全体の4%だったのに対し、男性は11%との結果が出ているんです。
単純計算をすると男性の有病率は女性のおよそ3倍。
女性よりも男性に発症しやすい傾向であるとわかります。
4.海外ではセクソムニアによるレイプだと認められた事件がある
睡眠障害の一種であるセクソムニアの場合、性行為に至っている間の記憶は当然ながらありません。
しかし、セクソムニアの男性が女性と性行為を行なった結果、レイプと認められた事件もしばしば発生しています。
例えば以下の記録はセクソムニアの男性が女性にレイプをした際のもの。
セクソムニア患者であるヤン氏が、同じパーティに参加した女性を襲った経緯が紹介されています。
Her underwear had been removed and her skirt had been lifted up.She pushed the male off onto his knees on the floor;this person was the defendant, Jan Luedecke. (引用:CanLII)
(被害女性の下着は外され、スカートは持ち上げられていた。彼女は床に膝をついている男性を押しのけた。この人物は被告のヤン・ルーデッケだった。)
精神の病を持つ人の場合は、正常ではない精神状態を理由に無罪となるケースもあります。
しかし上記のケースの場合は防げた事件とされ、ヤン氏は有罪判決となりました。
無意識下の行動であっても罰せられる可能性を視野に入れ、対策を取る必要があります。
5.自分一人では気づきにくい
眠っている間の行動に対して有罪判決になるケースもあると考えると恐ろしいですよね。
でも、意識がないがゆえに自分では気づきづらいのがセクソムニアの難しいところ。
まだ男性は精液が出るために「何かがおかしい」と勘づける場合があります。
しかし女性はオナニーをしても形跡がない場合が多いので、気づくのがとても難しいのです。
また、仮に男性の場合でも、夢精と間違えられるパターンもしばしば。
大学の後輩が週に1回は夢精して、そのうち何割かは寝ながら自分でシゴいてるっていってたけど、セクソムニアだったのかな(30代男性 会社員)
気付くのが難しいセクソムニアは、寝ぼけてオナニーなどをしているときに偶然目を覚ますか、周囲の人からの指摘で気付く場合がほとんどです。
6.恥ずかしさから口外できない人も多い…
睡眠障害の中でも性に関する行為を起こしてしまうセクソムニアは、仮に気づいても公言しづらいのが事実です。
ここまで紹介した論文は睡眠障害センターの患者に絞って調査をしていますが、病院にかかっていない人数を加えるともっと多くの人がセクソムニアで悩んでいるでしょう。
例えば友人とのお泊まりで寝ている間に相手が寝ぼけて襲い掛かってきたら、本人に話せますか?
他にも、目が覚めたら自慰をしていたのに気づいたところで、周囲の人にも相談できずうまく対処できない人も多いでしょう。
恥ずかしさから口外するハードルが高い点が、セクソムニアにおいて最も厄介な部分かもしれません。
セクソムニアの衝撃体験談5選
まだまだ不明確な部分が多いセクソムニアですが、経験者はどのタイミングで気付いたのでしょう。
セクソムニアの体験談を5つピックアップしてみました。
心当たりがないか、もしこのようなケースにあったらどう対処すべきか、シュミレーションしつつ見ていきましょう。
1.目が覚めたら自慰をしていた
まずは女性の体験談です。
女友達とのお泊まりで同じベッドで寝ている間に無意識に自慰行為をしていたというもの。
私は少し前に女友達と泊まりをしていました。 その日の夜に同じベットで寝ていたのですが、夜中ぱっと目が覚めると自慰行為をしていました(私が)。 でもその時は友達が隣にいるし、友達の前でしたいとかそういう気持ちはないし、普段そういう性欲が湧く訳でもないです。 ですがその日の夜自分で行為をしているのに対して何の躊躇もなくただ快感を求めてます。気づくと記憶はなくなって朝になっていました。そしてその事を思い出してなんであんなことしたんだろう。もし見られてたらどうしよう。などすごい倦怠感?不安感?に襲われます。(口コミ引用:Yahoo!知恵袋)
体験談を見る限り、この方は性に対する関心が強いわけでもなく友達の前でする趣味もないため、すごく困惑しているのがわかります。
この方の場合は自慰行為のみなので他人に迷惑をかけたわけではありません。
しかし本人がショックを受け、今後のお泊まり会や旅行でも不安を抱えなければいけなくなった点にはセクソムニアの恐ろしさを感じます。
2.生理中に無意識の自慰をしており大惨事
続いても女性の体験談。
セクソムニアによる自慰行為は受け入れているものの、生理中にもかかわらず無意識に自慰行為をしたため大惨事となってしまったようです。
朝から最悪、、、生理中のセクソムニアほんとに苦痛。ネットで検索してもエロ小説のネタとしか出てこないし、同じ悩み持ってても恥ずかしくて公表できない人が多いのかな。対処法知りたいよ。死ぬまで続くかと思うと最悪過ぎる(30代女性 事務職)
生理中の子宮は普段よりもデリケートな状態になっているので、性行為やオナニーで雑菌やウイルスを運びやすくなってしまいます。
さらに、無意識でのオナニーとなると目が覚めたときに布団や服が血だらけになっていたのではないでしょうか。
セクソムニアによるショックだけでなく、その後の片付けや体調についてもいろいろと不安が残ってしまう体験談です。
3.妻のみならず娘にまで…
続いて、男性側のエピソードです。
この方は既婚者で娘もいるのですが、お酒を飲みすぎたとき無意識に娘に手を出してしまったとのこと。
そして一昨日、またお酒を飲んだ日に寝ている娘の足のマッサージをしに行くと言い寝室に行きました。 しばらくしてリビングに戻って来ましたが娘も起きてきて、パパにまたお股触られたと言いました。 旦那は気持ち悪いことに自分の指を舐めて唾をつけてから娘の陰部を触ったようです。 もうダメだと思い、ゲームしていた旦那に話すとまたそんな事していない、本当に覚えていないと言いました。 そして自分が本当にそんな事したならもう一緒にはいられない、死にたいと言いながら出て行きました。(口コミ引用:Yahoo!知恵袋)
Yahoo!知恵袋には妻が質問を投稿していて、セクソムニアの旦那にやめてほしいと伝えても無意識の行動なので改善が見られないそうです。
ご本人も「もう一緒にいられない」「死にたい」というほど思い悩んでしまっているのがわかります。
しかし妻は「正直なところ嘘をついているとも思えてしまう。娘を守る行動をとりたい」と語っていました。
いくら無意識の行動だからといって娘がつらい思いをしているのは考えもの。
周囲に相談するのも難しく、どう行動すべきか混乱してしまうケースも少なくありません。
4.性犯罪者となって初めてセクソムニアが明るみに
もう1つ、男性側の衝撃体験談です。
こちらは海外のケースとなりますが、強姦の罪で有罪となってしまったカール・ガモン氏のお話。
ガモン氏もセクソムニア患者だったため、強姦をした事実に関する記憶が一切なく、突然の有罪判決に戸惑いを隠せなかったそう。
イギリス中部の都市・レスターの裁判所で先日、カール・ガモン(24)が強姦の罪で有罪の判決を受けたと、タブロイド紙「メトロ」が伝えた。それによると、ガモンは裁判の際、自分には睡眠障害があり、被害者の女性とセックスをしたことを覚えていないと証言していたという。(引用:エキサイトニュース)
セクソムニアは性的な行動をとってしまう、睡眠障害の中でもなかなか特殊な傾向があります。
だからこそ自分がセクソムニアである自覚を持ち、性犯罪者にならないための予防的行動を心がけなければなりません。
例えば部屋にカギをかけて寝たり、外泊時は飲酒を控えて早めに部屋にこもったりなど。
もし一緒にいる人にセクソムニアを打ち明けられるなら、リスク管理の意味で正直に話しておくとお互いに予防できますね。
5.パートナーからの指摘で気付く事も
最後に、夫がセクソムニアではないかと疑っている女性からの口コミを紹介します。
数日に1回、睡眠中に何かしら起こっていたり、もともと夢遊病のような症状がある点からセクソムニアの可能性があると気づいたそうです。
頻度が高いためかなり細かく分析されていますが、ご本人に伝える難しさや、今後投薬が続く不安などが感じられます。
そもそも「セクソムニアかもしれない」と気づいたのがかなりのレアケースなのですが、それでも通院までのハードルの高さや不安があるのですね。
また、この口コミを投稿した女性はいざとなればご主人に伝えられる関係性ですが、聞く耳を持たないタイプの人や、ショックを受けてしまう人であればうまく伝えられない可能性もありますよね。
放置しておくと誰かれ構わず襲ってしまう可能性もあり、指摘もしづらい点を考えると、なかなか治療が難しい病気であることは間違いなさそうです。
セクソムニアは悩んでいたらお医者さんに相談しよう!
セクソムニアは睡眠障害の一種で、かみ砕いて言うと寝ながら性行為をしてしまう病気です。
本人は無意識下での行動となるので気づくのが難しく、途中で目覚めたり周囲から指摘されたりして気付くケースがほとんど。
だからこそ、周囲から指摘を受けたときは素直に受け止めて、早めに病院へ行って治療を受けるのがベストです。
最近は睡眠外来など、睡眠障害を専門的に治療している病院も少しずつ増えています。
近くにない場合は精神科や心療内科などでも治療やおすすめの病院の紹介を受けられるはず。
セクソムニアは難しい病気だからこそ、気づけるだけでもとても幸運です。
もし気づいたら、早めにお医者さんに相談しましょう!
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERSASA
高校時代はオタクをこじらせて彼氏がいた経験はゼロ。一念発起して大学デビューを果たすも、今度は優柔不断な性格からお誘いを断れず経験人数が一気に2桁超え。自分の青春時代のさまざまな経験を、性に悩む全ての人のお役に立てたいと考えてライター活動中。ちょっと人には聞きづらい内容も、具体的かつ赤裸々に解説します!
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