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オナ禁をすると筋トレ効果が高まる?臨床データを基に解説
公開日:2022/08/24
更新日:2022/08/25
Contents [目次を開く]
オナ禁をすると筋トレ効果が高まるって本当?
オナニーを我慢する行為を通称「オナ禁」と呼びますね。
そして巷では、オナ禁をすると筋トレの効果が高まると言われていますが、実際のところどうなのでしょうか。
結論から言えば、実は効果があるのです。
なぜオナ禁をすると筋トレ効果が高まるのか・・・その鍵はテストステロンや栄養素にあります。
オナ禁によってテストステロンや栄養素がどのように作用するのか、実際の臨床試験などをもとに説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
オナ禁をすると筋トレ効果が高まる3つの理由
オナ禁をすると筋トレ効果が高まる理由は以下の3つです。
- テストステロン値が上昇する
- 射精による栄養素の浪費を防げる
- オナニーによる疲労が発生しない
それぞれ説明していきます。
1.テストステロンが上昇するから
テストステロンとは、男らしい体を構築するのに必要不可欠な男性ホルモンです。
特に筋肉に対しては、筋肉を太くするための信号を細胞レベルから発します。
テストステロンはステロイド・ホルモンであるため細胞膜を通して5α還元酵素により ジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、または変換されずテストステロンのまま、直接核内にあるアンドロゲン受容体と結合し遺伝子転写が起き、mRNAがリボソームによって翻訳され特定の蛋白質が生成されるといったgenomicな働きをします。その様々なgenomicな働きは最終的に筋肉細胞での蛋白質合成の増加、蛋白質分解の減少、筋サテライトセルの活性化、脂肪細胞増大の抑制などといった効果に繋がります。タンパク質は筋肉の基礎的要素であり合成が分解を上回らないと筋肥大は起きません。サテライトセルは細胞の基底膜と筋鞘の間に存在し、活性化されると既存の筋繊維と結合し筋繊維を太くします。このようにテストステロンは細胞核から、筋肉を太くするように様々な信号を送ります。(引用:日本メンズヘルス医学会)
筋肉を太くするテストステロンは、筋トレをしていくにあたって必要不可欠と言えますね。
しかし、テストステロンは加齢によって分泌量が低下すると言われており、実際に聖マリアンナ医科大学の岩本晃明先生らの実験でも証明されました[1]。
画像の縦軸がテストステロン量、横軸が年齢です。年齢を重ねるごとにテストステロンの値が小さくなっていますね。
実際に20代の男性と比較すると、40~50代の男性は筋肉が太くなりにくいと言われています。
テストステロンの減少によって、筋肉を太くする作用が弱くなっているためです。
このように、テストステロンの減少は筋肉にとって悪影響。
そこで、テストステロンを増やすために紹介したい方法が『オナ禁』です。
実際に、杭州師範大学のMing Jiang先生らが行なった研究では、オナ禁によってテストステロンが高まると結論づけています。[2]
特に、7日目がテストステロン値のピークだったそうです。
筋トレの効果を感じにくいと感じている方は、テストステロンが足りていないのかもしれません。
少しでも効果を出すために、オナニーの回数を減らしてみてください。
2.射精による栄養素の消費を防げるから
2つ目の理由は至って単純で、射精による栄養素の消費を防げるためです。
精液には亜鉛やアルギニンなどのアミノ酸やテストステロンが含まれています。
オナニーによってこれらの栄養素が体外に放出され、筋トレの効果が下がってしまうのです。
さらに、射精によってプロラクチンというホルモンが放出され、筋肉を分解するコルチゾールの量が増えることもわかっています。
プロラクチンは脳下垂体を刺激する成長ホルモンだが、コルチゾール(ストレスを感じた時に発散され、筋肉を分解する作用を持つホルモン。前編を参照)の活動も高めてしまう働きをもっている。(引用:DNS ZONE)
そのため、無駄な射精は栄養を失うだけでなく筋肉の分解にも繋がりかねません。
しかし、オナ禁をすればそんな心配も不要です。
筋トレをして筋肉を大きくしていきたいならば、栄養素の浪費を防ぐためにも適度なオナ禁をしていきましょう。
3.オナニーによる疲労が発生しないから
3つ目の理由もシンプルで、オナニーによる疲労がなくなるからです。
実はオナニーはカロリー消費量が多く、疲労が溜まりやすい行為。
アメリカのメディア「The sun」によると、射精によるカロリーの消費量は60〜100kcalだそう[3]。
イメージがつきにくいと思いますが、株式会社タニタが公開している運動別カロリー消費量で60〜100kcalは30分の雪かきや、10分間のクロールに相当します[4]。
なんとなく疲れそうだと想像できるのではないでしょうか。
筋肉をつけるためには、疲労していない状態で筋トレを行うのが重要です。
そのため、オナニーで疲れるのは筋トレにとっては良くないと言えます。
筋トレの効率を上げるためにオナ禁する際の3つの注意点
オナ禁が筋トレに良い影響を与えることは、なんとなくわかっていただけたかと思います。
ただし、やみくもにオナ禁すれば良いというものでもありません。
ここではオナ禁をする際に注意すべき3つの点を紹介します。
1.7日以上のオナ禁は逆効果
オナ禁によってテストステロン値が上がるのは前述した通りです。
しかし、オナ禁を長くすれば良いというわけではありません。
なぜなら7日以上のオナ禁ではテストステロンは増えず、むしろ減少していくから。
杭州師範大学のMing Jiang先生らが行なった研究では禁欲7日目がテストステロンのピークで、8日目以降は血中のテストステロン値は減少していったそうです[2]。
そのため、7日目に抜くのがベスト。
適度なオナ禁でテストステロンを高めて、テストステロンが下がる前に抜いてしまいましょう。
2.ムラムラで筋トレに集中できない時は抜いた方がいい
オナ禁では多くの方がムラムラしてしまいます。
もし集中できていないのならば、抜いたほうが良いでしょう。
理由としてはムラムラしていれば、筋トレに集中できないからです。
もちろんムラムラする度合いは人によってさまざまですが、効果的に筋トレするのには集中力が重要。
精神論のようですが、どこに効いているのか、どこを動かしているのかを考えて筋トレするほうが筋トレの効果が高くなります。
怪我予防のためにも、集中して筋トレをしたほうが良いのです。
もしムラムラして筋トレに集中できないのであれば、無理してオナ禁を継続するべきではありません。
思い切って抜いてしまいましょう。
3.射精した後はすかさず栄養補給
射精では栄養素とカロリーを消費するため、射精したらすぐに栄養を補給しましょう。
なぜなら、精液に含まれる亜鉛やテストステロン、タンパク質は筋トレによって重要なものばかりだからです。
テストステロンはもちろん、亜鉛やタンパク質も筋肉を大きくするためには必要不可欠。
少しでも失うと、筋肉にとって大きな損失と言えます。
なるべく吸収の早いサプリやプロテインで補給しましょう。
サプリなら辛いオナ禁をしなくても筋トレ効果を上げられる
オナ禁は筋トレの効果を上げられます。
なぜならテストステロンの量が増え、栄養素の放出や疲労の蓄積を抑えられるから。
オナ禁は、効率的に筋トレの効果を出していくためにおすすめの方法と言えるでしょう。
ただし、人によってはムラムラして筋トレに集中できないし、少なくとも7日間は耐える必要があります。
言葉にすれば簡単ですが、実際にオナ禁するとなるとそれなりに辛い思いをするかもしれません。
もしオナ禁が辛いならば、シンプルにサプリでテストステロンを補給しましょう。
サプリは飲むだけなので、辛い思いをせずに筋トレの効果を上げられます。
どんなサプリを飲めば良いかわからない方のために、テストステロンブースターについての記事を用意しました。
ぜひ参考にして、自分に合ったテストステロンブースターを見つけてください。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
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