ロキソニンがセックスに与える影響!性欲や勃起が強くなる?

公開日:2019/05/22
更新日:2019/06/11

ロキソニンとセックスの関係性

解熱鎮痛剤として有名な「ロキソニン」。
最近の研究でロキソニンはセックスライフにも影響する事がわかりました。
ロキソニンを飲む事で勃起や性欲、射精(早漏、遅漏)等にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
徹底調査しました。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROKI

ロキソニンとは

頭痛

ロキソニンとは第一三共が販売するロキソプロフェン(Loxoprofen)と呼ばれる医薬品の商品名です。ロキソニンの主な効果としては抗炎症、鎮痛、解熱作用があり、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の一種です。NSAIDsはロキソニン以外にもバファリンやイブ、エスタックイブなど、我々に身近な頭痛薬等があります。

関節痛や頭痛、生理痛などが我慢できないときには欠かせないこれら鎮痛解熱薬。ロキソニンやバファリンの飲み過ぎが体に良くない事は誰でも知っています。特に高頻度でロキソニン等の鎮痛薬を飲む事で、小腸や大腸に負担をかけてしまいます。

しかし近年の研究によると鎮痛薬には男性の性機能にも影響を与える可能性がある事が分かり始めています。今回は鎮痛薬や解熱薬と男性のセックスライフの関連性について調査しました。

 

鎮痛解熱薬のセックスへの影響

我々に身近な解熱剤や鎮痛剤がセックスや性機能にどんな影響を及ぼすのでしょうか。勃起、射精(早漏遅漏)、性欲へとの関わりについて解説します。

 

勃起やED発症率への影響

落ち込む男性

ロキソニンやバファリン等をたまに服用する程度であれば、大きな副作用に悩むケースはほとんどないでしょう。しかしNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)を高頻度で常用する事は性機能低下につながる場合があります。海外の医療専門紙「The Journal of Urology 」によると、NSAIDsを高頻度で服用している男性はED(勃起障害)発症率が3倍も高くなる事があると発表しています[1]

もちろん高頻度で解熱薬を利用している男性は体が健康でないため、医薬品とな関係なく性機能も低下している傾向があります。特に糖尿病や血中コレステロール値、心疾患、体重、年齢は勃起機能と大きな関わりがあります。しかしこれら勃起機能に影響するであろう要素を除外した場合も、鎮痛解熱薬を常用している男性は通常よりも1.4倍はED発症率が高いと結論を出しました。

この実験はロキソニンやバファリンなど商品別の調査ではなく、NSAIDs全般を対象にした調査です。つまりロキソニンやバファリン、イブ等に限った話ではないのです。

 

射精(早漏や遅漏)への影響

消えていく時計

実はロキソニンにはある噂があります。その噂とは「射精時間を延ばす事が出来る」や「早漏対策になる」というものです。痛み止めとして知られているロキソニン。なぜそんな噂が流れているのかはわかりません。しかしそんな噂が流れた理由は「痛み止め=感覚を鈍らせる」という理解をしている人が多いからでしょう。

確かに鎮痛剤の中には早漏改善に効果がある事が確認されている製品もあります。代表的な製品がトラマドールと呼ばれる鎮痛剤です。インドの大学(BRD Medical College)で60名の男性を対象に行った実験では、トラマドールを摂取した男性は射精までの時間が伸びた事で、セックスライフの満足度向上が確認されました[2]

しかし我々に身近なロキソニンやバファリンの早漏改善効果は確認されていません。またロキソニンとトラマドールの鎮痛作用のメカニズムも異なるため、早漏改善を目的とした鎮痛剤使用はおすすめしません。

 

性欲への影響

上手いっていない若いカップル

鎮痛剤の代表的な成分と言えばイブプロフェンです。イブプロフェンはイブやエスタックイブ、バファリンに含まれています。実はこの成分も男性機能に影響する事が確認されています。

サウジアラビアの大学( Al-Farabi College for Dentistry and Nursing)によると、サウジアラビアの26歳の男性がイブプロフェン配合の鎮痛剤を飲んでから2時間程経過した時に、普段では考えられない程の性欲と勃起力の強さを実感した事例発生が確認されています[3]。この男性はイブプロフェンによる性欲と勃起力の強さを実感した日に、奥さんと3回のセックスを行ったそうです。

鎮痛剤による性欲と勃起の強さを不思議に思った男性が翌日もイブプロフェンを摂取したところ、同様の効果を実感した事が確認されています。男性によるとイブプロフェン摂取による強い性欲と勃起の効果は約6時間もの間継続したそうです。

実はこのように鎮痛剤の副作用として性欲や勃起力が強くなるケースは非常に珍しいのです。デンマークの大学(University of Copenhagen)は、イブプロフェンを含む鎮痛剤を常用している場合、性腺機能低下症(hypogonadism)の発生リスクが高くなると発表しています。性腺機能低下症はテストステロンの分泌量低下により、性欲減退などの性機能低下が発生する症状です。

ロキソニンと性欲の関係性を示す調査はまだまだ不十分ですが、ロキソニンもイブプロフェンと近い働きをするNSAIDsの一種です。常用する事で性欲やテストステロン分泌量低下に影響する可能性がないとは言い切れません。

 

【まとめ】常用はセックスライフに悪影響

ロキソニンやバファリンをはじめとする鎮痛解熱剤とセックスに関する研究はまだまだ十分とは言えません。特にセックスの直前に服用する事で性機能に与える一時的な効果についてはあまり確実な情報はないと言えます。

しかし常用する事で勃起障害や性欲減退につながる可能性は十分に考えられます。健康的なセックスを行うためにも、これらの医薬品を高頻度で使用するのは避けた方が良いと言えます。

SNS等でロキソニンやバファリンにはより良いセックスを行う事が出来る等といった噂も流れていますが、あまり信頼性はない情報と言えるでしょう。仮に本当だとしても、常用する事でセックスに関するメリット以上に、危険な副作用のリスクがある事を理解しましょう。

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROKI

    STERON編集部
    メディカルハーブコーディネーター資格保有者
    漢方や天然の食材の効果、効能に関する専門家として天然由来成分の男性機能への影響を日々調査、研究している。STERON記者として自然療法の知識を活用したメンズヘルスケア関連の記事を執筆、監修している。アメリカに留学した経験があり、海外のヘルスケアにも精通。

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