女性がお酒を飲むと性欲が高まりムラムラする5つの理由とは?

公開日:2022/06/16
更新日:2022/06/20

お酒を飲んでムラムラするのは、男性だけじゃありません。
女性も飲酒により性欲が高まります。
そして気分だけの問題ではなく、きちんとした理由があるんです。
今回は女性がお酒を飲むと性欲が高まりムラムラする5つの理由をお伝えします。
女性を口説きたいときのヒントになるかも…!?

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    ニュース担当

お酒を飲むと性欲が高まりムラムラする5つの理由とは?

お酒を飲むと性欲が高まる人って多いですよね。

「酔った勢いで、、、」なんてよく言いますが、これにはちゃんとした理由があるんです。

男性が言い訳にしがちな言葉と思いきや、言い訳にしたいのは女性の方かも?

実はお酒を飲むと性欲が高まってムラムラするのは女性も同じなんです。

ですので、デートや女性を口説きたい時にお酒の力を借りると、意外と女性の方から誘いのサインがあるかもしれません。

そこにたどり着くためには、女性がお酒を飲んで性欲が高まる理由をしっかりと知る必要があります。

今回は5つに分けて女性がお酒を飲んで性欲が高まる理由をお伝えしますね。

 

1.アルコールが理性を抑制するから

アルコールには、理性を抑制する効果があります。

お酒って飲むと気分がよくなりますよね。

頭がスッキリするような感覚になったり、疲れていてもアルコールを摂取するだけでなぜか心が落ち着いたり。

理由はアルコールが大脳新皮質の働きを鈍くするからです。

大脳新皮質は「理性の座」とも言われていて、知覚、思考、記憶、言語、随意運動等、まさに知能をつかさどる器官。

したがって、もしも大脳新皮質の記憶を処理する部分が何かしらの外傷で損傷してしまった場合、記憶障害になる可能性があり、視覚を処理している部分が損傷すると目が見えなくなる可能性があります。

それだけ脳の中でも大切な器官をアルコールはいとも簡単に操作し、動きを鈍くさせられるのです。

この働きによって、大脳の古い皮質(大脳旧皮質)の動きが活発になります。

旧皮質は生存の欲求に関わる部分。

睡眠欲や食欲、性欲、感情や衝動等、本能的な感覚が普段より活発になれば、次第にムラムラしてくるのは自然の原理といえるでしょう。

本能的な部分なので、普段からエロい妄想をしていたり、言わないだけで実は性欲が高い人ほど、アルコールを摂取すると性欲が高まってムラムラを抑えられなくなっていくのです。

酔った時に本性が出ると言いますが、まさに飲酒時は心の奥底の気持ちが引き出されてしまった状態になります。

お酒が弱い人や、性欲が強い事実がバレたくない人は、お酒の席での発言に注意するようにしましょう。

 

2.飲酒によりテストステロンが増加するから

テストステロン

飲酒すると性欲をつかさどるホルモンが増加します。

性欲をつかさどるホルモンはテストステロン

テストステロンは男性ホルモンの代表であり、筋肉質な体型やがっちりした骨格、前向きさやバイタリティを高める効果があります。

いわゆる「男らしさ」を作るホルモンです。

テストステロンは筋肉や骨格に影響するだけでなく、性欲をつかさどるホルモンでもあります。

つまり、テストステロンが増加すると性欲も上がっていくのですが、テストステロン増加の鍵の一つが飲酒です。

NCBI(国立バイオテクノロジー情報センター)の文献によると、女性が飲酒後45分で、飲酒しなかった群と比較してテストステロンが有意に増加したというデータがあります。

The aim of the present study was to investigate the effect of alcohol on androgen levels among premenopausal women. Eighty-seven women in the mid-cycle phase of the menstrual cycle, 47 of whom used oral contraceptives (OC+), were included in the study. The range for reported alcohol consumption was 0-4 drinks/day. The total testosterone levels were significantly higher after alcohol intake (0.5 g/kg) than after placebo at 45 min and 90 min from the start of drinking among both OC- and OC+ subjects.(引用:NCBI

【意訳】

本研究の目的は、閉経前女性を対象に、アルコールがアンドロゲン値に及ぼす影響を調査することであった。月経周期の中間期にある87名の女性、そのうち47名が経口避妊薬(OC+)を使用しており、この研究に参加した。報告されたアルコール摂取量の範囲は、0〜4杯/日であった。OC-、OC+ともに、飲酒開始から45分後、90分後において、アルコール摂取(0.5g/kg)後の総テストステロン値は、プラセボ摂取後に比べ有意に高くなった。

飲酒するとテストステロンが増加し、次第に性欲が高まってムラムラしてきます。

テストステロンは男性ホルモンですが、実は女性にも分泌されているんですよ。

ただし、アルコールの飲み過ぎは逆にテストステロンが下がるというデータも。

したがって、性欲は適度な量のお酒を摂取したときに高まると言えます。

基準としては、アルコール換算にして20g程度。

ビールなら500ml、ワインなら1/4本程度です。

お酒を飲んでも性欲が高まらない人は、飲み過ぎが原因の可能性が高いでしょう。

 

3.ドーパミンが増えるから

ドーパミン

お酒を飲むと快楽物質であるドーパミンが増加します。

東北大学等の研究グループが行なった実験によると、アルコールを好むショウジョウバエ数十匹に毎日アルコールを摂取させたところ、「D1型ドーパミン」の受容体が増加するとわかりました。[1]

ドーパミンは快楽物質なので、増加すると活気が出て性欲も高まるんです。

中でも「D1型ドーパミン」は体の運動を誘発する働きをしていて、手足が動かせなくなる病気のパーキンソン病の発動に関係していると言われています。

体の運動の誘発は、勃起にも関係が!

実はD1型ドーパミンは勃起不全の治療にも使用されるほど、性的に重要な役割があるんです。

お酒を飲むと興奮が抑えられなくなったり、男性が勃起しやすくなるのはD1ドーパミンが増加するから。

女性に限らず男性にもムラムラを誘発しますが、アルコールによってD1ドーパミンを分泌しすぎると抑制が効かなくなり、「アルコール中毒」になる危険性もあるので注意しましょう。

 

4.飲酒により異性が魅力的に見えようになるから

お酒を飲んでいる時、一定量を越えると一緒にいる異性が魅力的に見えた経験はありませんか?

酔っ払って視界がぼやけているのか、会話が盛り上がって興奮度が上がったのか、自分のガードがゆるくなったのか。

具体的なメカニズムは不明とされていますが、統計的には面白いデータがあります。

海外の論文によると、統計をとった679人の内、なんと66%もの女性が飲酒後に相手がより魅力的に見えると答えているんです。[2]

お酒を飲んで楽しくなると、次第に考える力もゆるくなり、「まあいいや」が増えてきます。

もう少し飲んでもいいか、もう少しいてもいいか、距離が近いけどまあいいや。

こういった思考の積み重ねで一般的にも「1回だけなら」とセックスを承諾する女性は多いようです。

飲酒によって許容範囲が広がっていると考えられますね。

許容範囲が広がってセックスまでたどり着けるのは、あくまでも相手の男性を「かっこいいかも、、、」と魅力的に感じているからです。

魅力的な男性が目の前にいたら、女性だって性欲が高まって興奮します。

60%以上の女性が飲酒するだけで相手を魅力的だと思うなら、口説きたい女性はお酒の席に呼ぶに限りますね。

 

5.アルコールが性的な期待感を高めるから

そもそもアルコール自体にセックスへの期待感がある女性が多いです。

夜のデートを想像してみてください。

仕事後に待ち合わせをして居酒屋やレストランに行き、美味しいご飯を食べながらお酒を飲む。

お互いにエンジンがかかってきたら2件目でお酒をメインに歓談し、話が盛り上がってきたら、、、

そのままホテルや自宅でのセックスを想像しませんか?

このようにアルコールを飲んだ後はベッドという固定概念が男女ともにあるため、飲酒するだけで性的な期待に結びつき、意識せずとも性欲は高まっていくんです。

また、お酒を飲むと血流がよくなって女性は感じやすくなるので、飲酒後のセックスへの期待感が高い人は多数!

むしろ、その後のセックスを想定してお酒の量を調整している女性もいるほど。

これまで勇気が出ずベッドまでたどり着けなかった男性は、女性をがっかりさせていたかもしれません。

アルコールを摂取したらセックスを期待している女性は多いので、勇気を出して誘ってみると、意外とOKをもらいやすいかも!

 

お酒を飲んだ後に性行為をする際の注意点3つ

お酒を飲んだ後にするセックスは最高の気分!

でも、気分は良くてもセックスが上手くいくかは別問題です。

お酒を飲んだ後の勢いだけでセックスすると、後悔してしまう場合も、、、

そんな時に備えて必ず注意してほしい点を3つお伝えしていきます。

 

1.男性は勃起しづらくなる

男性なら経験がある人もいますよね?

お酒を飲んでいざセックス!と思っても、気持ちとは裏腹に勃起しない、、、

もしくは、最初だけ勃起して途中から勃たなくなるなんて場合も。

適量のお酒であれば心をリラックスさせてくれるので、セックスにはプラスに働きます。

しかしながら良かれと思って飲みすぎたり、緊張で力んでしまって自分の許容量を超えたアルコールを摂取すると、勃起はしづらくなってしまうんです。

勃起は、脳にある勃起中枢という場所から神経を介して伝達されるのですが、アルコールはこの中枢神経を抑制させる働きがあります。

つまり、勃起を促す興奮を妨げてしまうんですよね。

EDで悩んでいる人はアルコールの影響も受けていると言われるほど、深い関わりがあります。

ですので、これまでお酒を飲んでセックスに失敗してしまった人は、お酒の量を普段よりも少なめにしましょう。

ほろ酔いくらいがセックスにはベストです!

そうすれば過度な緊張をしなくて済み、リラックスした状態で女性を受け入れられます。

勃起不全や中折れの心配もなし!

セックスしたいけどペース良く飲むのが癖になっている場合は、お酒を飲む時間を短時間にすると◎

ボディタッチ等、お酒以外のコミュニケーションを長くとって調整してみてくださいね。

 

2.女性は濡れにくく&感じにくくなる

男性と同様、お酒が適量であれば血流が良くなって感じやすくなり、普段より濡れやすくもなります。

ですが、過度な飲酒は神経が抑圧され、濡れにくくなってしまうんです。

アルコールを摂取すると快楽物質であるドーパミンが分泌され、男性ホルモン、女性ホルモン共に活性化しやすくなるとお伝えしましたが、血流がよくなりすぎると神経の伝達が鈍くなります。

神経の伝達が鈍くなれば、普段は気持ち良いと感じる部分も感じにくくなり、感覚が弱くなると濡れません

濡れない焦りから体に緊張が走り、セックスがままならなくなる場合も、、、

特に女性は、濡れないままセックスを強行すると痛みが生じる危険があります。

膣が傷つくとばい菌が入ったり、しばらく痛みが続くなどの症状がでてきてしまうので、気持ち良くセックスするためにも過度な飲酒は控えましょう。

 

3.リスクのあるセックスが増える

適度な飲酒量であれば問題ないものの、お互いに許容量を超える飲酒、つまり泥酔状態でのセックスはリスクが増えます。

泥酔しているとまず鈍るのが、許容範囲

普段なら拒む行動を拒めなかったり、やらないような行動をやってしまったり。

具体的に言うと避妊がその一つです。

NLM(米国国立医学図書館)に掲載されている実際の研究でも、お酒を飲んだ後のセックスはコンドームを外すなどリスクのあるセックスが増える事が明らかになっています。[3]

男性にリスクは少ないかもしれませんが、女性は排卵日間近だったら大問題!

それだけでなく、避妊をしないと性病のリスクもグッと上がります。

自覚症状のない性病はたくさんあるため、知らないうちに移されていて悪化したら、治療も長引いてしまうので要注意です。

もし避妊せずセックスして後々「酔っていたから」と相手に言われても、その本性はアルコールと関係ありません。

海外メディア「THE CONVERSATION」が掲載した実験結果によると、飲酒しても人の道徳的な判断力は変わらないと明らかになりました。

これは英国ブラッドフォード大学の講師、キャサリン・フランシス氏の検証で、参加者にアルコールを摂取させた前後で同じ質問をして回答を比べる実験です。

A runaway trolley is heading down some rail tracks towards five construction workers who can’t hear it approaching. You’re standing on a footbridge in between the approaching trolley and the workers. In front of you, is standing a very large stranger. If you push this stranger onto the tracks below, their large bulk will stop the trolley. This one person will be killed but the five construction workers will be saved. Would you do it?(引用:THE CONVERSATION

【意訳】

暴走したトロッコが線路を走り、5人の建設作業員に向かっているのですが、トロッコが近づいてくるのが聞こえません。あなたはトロッコと作業員の間にある歩道橋の上に立っています。目の前には、とても大きな見知らぬ人が立っています。この人を線路に突き落とせば、その大きな体がトロッコを止めてしまう。この人一人は死んでしまうが、5人の作業員は助かる。あなたはそれをしますか?

結果として、飲酒する前とした後で回答に変化は見られませんでした。

つまり人格の変化はないので、「酔っていたから」という理由で不道徳な行動や発言をされたら、それはその人の本性と言えます。

リスクあるセックスを回避するためには、相手の発言や行動をよくチェックするのが大切!

アルコールで性欲が高まったとしても、自分自身は判断を間違えないようにしましょう。

 

お酒を飲むと性欲は高まるけど注意が必要

気持ち良くセックスするためには、適度なアルコールが着火剤になります。

緊張がほぐれてリラックスできるし、相手は魅力的に見えるし、気持ちは高まるし。

相手さえ間違えなければ、これだけ好条件でセックスできるなんて最高!

でも、飲み過ぎには注意が必要です。

いくら性欲が高まったとしても、過度な飲酒にはリスクがあると頭の中にしっかりと入れておきましょう。

自分をコントロールできるのは自分だけです。

自分はどのくらいのアルコール量で酔ってしまうのかを把握しておくのも大切なので、雰囲気や勢いに流されないように注意してくださいね!

 

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  • 記者 WRITERニュース担当

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