腕立て伏せができない男はダサい!?理由や回数を増やす方法を解説

公開日:2024/02/27
更新日:2024/02/22

自重トレーニングといえば腕立て伏せ!しかし実際は筋力や体力がなくてできない人も多くいるはず・・・。

では一体どの程度できれば良いのでしょうか。平均回数は?正しいフォームは?

今回は男性なのに腕立て伏せができない理由やできるようになるためのトレーニング方法を解説していきます!

ぜひこの記事を参考にしてかっこいい上半身を手に入れてください!

  • 記者 WRITERステロンライター
    Gen

腕立て伏せといったら男らしい筋力の象徴!

しかし、実際は体力や筋力がなくて全然できない方も多くいるハズ…

では、いったいどれくらいできれば良いのでしょうか?

今回の記事では、男性なのにできない理由や回数を増やす具体的な方法まで詳しく解説していきます。

ぜひ、この記事を参考にして男らしいたくましい体を手に入れてください!

 

男性なのに腕立て伏せができないのは恥ずかしい? 

結論からいうと、腕立て伏せができない男性は恥ずかしいです…

なぜなら、女性にとって筋肉はもっともわかりやすい男らしさの基準

普通に考えたときに、貧弱な男性よりもたくましい男性の方が女性から人気がありますよね?

実際に20代の女性を対象に行なったアンケートでは、モテる男性におけるポイントはズバリ「見た目」であるとの結果が出ています。

そして、3位には「男らしい腕」がランクイン![参照:joker 【速報!】モテる男の特徴が判明!20代女性にアンケートを実施

つまり、筋肉がある男性の方がモテることが立証されているわけです。

上記のアンケート結果からも、筋肉量をはかる上でもっとも分かりやすい腕立て伏せができないのは男らしくないともいえますよね。

では、できるできないの基準はいったい何回なのでしょうか?

フィットネスメディアQOOLを運営する株式会社ORGOが、2022年に18歳〜75歳の男女500を対象にインターネットにて行った「腕立て伏せの平均回数」に関する調査データをもとに見ていきましょう。

年代男性女性
10代40.5回(2名)15.0回(1名)
20代19.3回(38名)8.9回(65名)
30代26.9回(65名)6.1回(133名)
40代24.6回(70名)6.3回(69名)
50代17.6回(24名)3.7回(20名)
60代23.7回(10名)3.5回(2名)
70代‐(0名)0回(1名)

引用元:フィットネスメディアQOOL

 

10代、60代、70代については対象者が少ないため参考値となりますが、データの平均回数は男性が23.7回で、女性だと6.6回。

つまり、男性なら連続で「23.7回」できないと平均以下ということになります。

いかがでしょう?平均回数以上できますか?

もしも23.7回以上できないのであれば、あなたは男として恥ずかしいです!

でも、安心してください。

できない理由を理解してコツをつかめば、必ず回数を増やすことができるでしょう!

 

男性なのに腕立て伏せができない理由

いっけん簡単そうに見える腕立て伏せですが、できない人が意外と多いのが現状。

男性なのにできない理由は主に3つあります。

  • 筋力不足
  • 体幹の弱さ
  • フォームの誤り

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

筋力不足

特に上半身の筋力不足が原因として挙げられます。

腕立て伏せは大胸筋や上腕三頭筋、三角筋など上半身の筋肉を総合的に鍛えるトレーニング。

これらの筋力が不足していると、体を持ち上げることが難しくなります。

 

体幹の弱さ

体幹とは体の軸となる部分の筋肉を指します。

体幹が弱い人は正しい姿勢を維持することが難しく、フォームが崩れることで効率が低下してしまうでしょう。

 

フォームの誤り

そもそも正しいフォームを知らない方も多いのではないでしょうか。

誤ったフォームだと筋肉に負荷がかかりにくくなり、効果が半減してしまうだけでなくケガのリスクも高まってしまうんです。

 

現時点でできない方は、おそらく上記3つのどれかに当てはまっているのではないでしょうか?

まずは、これらの原因を克服することで回数が伸びる可能性が飛躍的にアップします!

 

どうすればいい?腕立て伏せの回数を増やす3つの方法

ここからは、腕立て伏せの回数を増やす3つの方法について解説していきます。

しっかりと習得して、男らしい体に近づいていきましょう!

 

鍛えられる部位を個別に鍛える

1つ目の回数を増やす方法は、鍛えられる部位を個別に鍛えること。

鍛えられる部位は、主に大胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋の3つ。

ただ腕立て伏せをやり続けることも大切ですが、どれかひとつでも弱い部位があると思ったように回数が増えません。

そこで、それぞれの部位に対して個別に鍛えることにより、結果的にトータルで筋肉が成長して回数を伸ばせるんです。

 

大胸筋

大胸筋

胸の中央から脇にかけて広がる筋肉で、メインターゲットになる部位。

大胸筋は大きく上部、中部、下部の3つに分かれており、バランスよく鍛えることで厚みのあるカッコいい胸板が手に入ります。

主な種目は、もっともスタンダードなプッシュアップやワイドプッシュアップ、ディップスなどが挙げられるでしょう。

 

三角筋前部

三角筋

肩を覆うように広がる筋肉で、腕立て伏せでは前面の筋肉が使われます。

三角筋はあらゆる動作に関与する筋肉なので、回数を伸ばすだけでなく高重量を扱う場合においても必ず鍛えておかなければならない部位のひとつ。

自重トレーニングだと、パイクプッシュアップやヒンズープッシュアップのように腕の位置を体の前面にセットする種目で効果的に鍛えられます。

 

上腕三頭筋

上腕三頭筋

腕の後ろ側に長く広がる筋肉で、その名のとおり内側頭、外側頭、長頭の3つの筋肉の総称。

基本的に肘を伸ばす動作に関与する筋肉で、腕立て伏せでは体を持ち上げる動作で大きな力が必要になります。

代表的な種目だと、リバースプッシュアップやフロアディップスなどが挙げられるでしょう。

 

このようにひとつの種目にこだわらずに、それぞれ個別に鍛えることで腕立て伏せの負荷に耐えられる強い筋力を身につけられるんです!

 

正しいフォームで限界まで追い込む

正しいフォームで行うのはどんな種目にも共通すること。

間違ったフォームで行っても効果が半減するどころか、無理な負荷がかかってしまいケガのリスクも高まってしまいます。

では、腕立て伏せではどんなポイントや注意点があるのでしょうか?

まずは、しっかりと背筋を伸ばして胸を張り、体幹を固めて姿勢をキープしながら下ろすこと。

そして、常に肩を下制して肩甲骨を寄せた状態で動作を繰り返さなければなりません。

肩関節の使い方はとても重要で、上がってしまうとメインターゲットの大胸筋に負荷が乗らないばかりか、肩に過度な負担がかかってしまうんです。

また、可動域をできるかぎり広く意識し、胸が床につくギリギリまで下ろすこと。

体を持ち上げるときは床を手のひらで押すイメージでゆっくり行うと、より刺激が与えられ効果を実感できるでしょう。

さらに、腕立て伏せのような負荷を調整できない自重トレーニングでは、回数の基準を設けず限界まで追い込むのが筋肉の成長には効果的であるとされています。

スペインで行われた研究では、経験豊富なジュニアリフターを対象に10 週間のトレーニング期間中のスナッチ、クリーン & ジャーク、スクワット エクササイズの最大筋力に対する3つのレジスタンストレーニングボリューム(低、中、高)の影響について調査されました。

その結果、中運動グループは低運動グループよりも筋力増加が見られ、大容量グループとのトレーニング量による筋肉増加の間に有意な差は見られなかったという結果が出たとのこと。

くわえて、経験豊富なアスリートなら、許容できる最大量の85%以下で運動するだけで、中程度の量でパフォーマンスを行う方が、より高い量でパフォーマンスを行うよりも効果的かつ効率的であるとも記されていました。[1]

以上の研究結果から分かるのは、自重であっても許容できる最大量の85%以下で限界まで追い込むという条件を満たしていれば、例えば6レップで3セット行う場合と20レップで3セット行う場合で比較しても、筋肥大効果にあまり差がないということなんです!

 

頻度は週に10セット以上が推奨

自重トレーニングでもっとも効果的な頻度は、週10セット以上というのをご存知でしょうか?

実際に2017年にアメリカで研究された論文によると、大学などを含めた15の研究から34の治療グループを対象に、筋肉量の変化に対する週ごとの総レジスタンストレーニング(RT)量の影響について調査されていました。

その結果、週10セット以上のグループは、週5〜9セットのグループに比べて筋肉のサイズの増加が傾向的に大きかったというデータが発表されているんです。[1]

以上の研究結果からも、自重で筋肉を成長させるには最低でも週10セット以上のトレーニングが効果的であるとお分かりいただけるでしょう!

 

腕立て伏せの回数を増やすための自重トレーニング14選

ここからは、腕立て伏せの回数を増やすための自重トレーニングを14種目ご紹介していきます。

回数を伸ばすために必要なトレーニングをそれぞれ鍛えられる部位ごとに厳選しました。

ウォーミングアップをして、さっそくはじめていきましょう!

 

大胸筋メイン

1.膝つきプッシュアップ

膝つきプッシュアップは、膝を床につけることで通常の腕立て伏せよりも負荷を軽減したトレーニング。

筋力に自信がない方や腕立て伏せが苦手な方でも取り組みやすく、もっとも初心者向けのやり方です。

  1. 腕を肩幅よりやや広めに開いて肩の真下に手のひらをつき、両膝を曲げて床につけ背筋を伸ばす
  2. 肘を曲げながらゆっくりと体を下ろしていく
  3. 胸が床につくギリギリまで下げたら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る

肩をしっかりと落として自分の体重を大胸筋で支えるイメージで行うのがポイント。

また、つま先を床から浮かせて行うと負荷が上がるので、あなたの筋力に合わせてやってみましょう!

 

2.ノーマルプッシュアップ

ノーマルプッシュアップは、いわゆるオーソドックスな腕立て伏せのこと。

大胸筋がメインターゲットですが、三角筋前部や上腕三頭筋など上半身全体を効率よく鍛えられるトレーニングです。

  1. 腕を肩幅よりやや広めに開いて肩の真下に手のひらをつき、両足を伸ばしてつま先をつけてかかとから肩までを一直線にする
  2. 肘を曲げながらゆっくりと体を下ろしていく
  3. 胸が床につくギリギリまで下げたら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る

肩を落として、胸をしっかりと張った状態を維持しながら繰り返すのがポイント。

また、余裕がある方は目線を前にやるとより深く体を下ろせます。

常に肩甲骨を寄せて上下させることで、大胸筋への負荷を逃さずに行えるでしょう!

 

3.ワイドプッシュアップ

ワイドプッシュアップは、通常の腕立て伏せよりも手幅を広げて行うトレーニング。

大胸筋全体をバランス良く鍛えられ、特に外側部分の発達に効果があります。

  1. 腕を肩幅の1.5倍程度に開いて肩の横に手のひらをつき、両足を伸ばしてつま先をつけてかかとから肩までを一直線にする
  2. 肘を曲げながらゆっくりと体を下ろしていく
  3. 胸が床につくギリギリまで下げたら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る

体幹を固めて目線をやや前に向けておくと、正しい姿勢を維持しやすくなります。

また、手のひらが内側を向いていると肘が開いて肩が上がってしまうので注意が必要。

少し外側に向けるイメージで手のひらをつくと、肩が上がらずに大胸筋にしっかりと負荷が与えられます!

 

4.ナロープッシュアップ

ナロープッシュアップは、通常の腕立て伏せよりも手幅を狭めて行うトレーニング。

主に大胸筋の内側に負荷が集中しますが、さらに上腕三頭筋にも強い負荷を与えられる種目です。

  1. 手でトライアングルのような形を作って胸の下につき、両足を伸ばしてつま先をつけてかかとから肩までを一直線にする
  2. 肘を曲げながらゆっくりと体を下ろしていく
  3. 胸が手につくギリギリまで下げたら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る

肩が上がらないように注意し、体を下ろしたときに胸の真ん中に手がくるようにするのがポイント。

また、肘が外側に開いてしまうと三角筋に負荷が逃げてしまいます。

できるだけ脇を閉じて体を上下させるイメージで行いましょう!

 

5.リバースハンドプッシュアップ

リバースハンドプッシュアップは、手のひらを通常と逆向きにして床について行う腕立て伏せ。

大胸筋の下部と三角筋前部、さらに上腕三頭筋を効果的に鍛えられるトレーニングです。

  1. 手のひらを逆手にしてみぞおちの横あたりにつき、両足を伸ばしてつま先をつけてかかとから肩までを一直線にする
  2. 肘を曲げながらゆっくりと体を下ろしていく
  3. 胸が床につくギリギリまで下げたら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る

肩甲骨をしっかりと寄せて胸を張り、大胸筋のストレッチを意識しながら動作するのがポイント。

また、体を持ち上げる際にお尻が下がってしまうと、大胸筋にかかっている負荷が抜けてしまうので注意しましょう。

手のひらをつく位置を下げれば下げるほど負荷が高まるので、慣れてきたら試してみても良いかもしれませんね!

 

6.ディップス

ディップスは、自重トレーニングの中でも特に効果の高い種目の一つ。

主に大胸筋下部や上腕三頭筋、三角筋を鍛えることができ、上半身全体をバランス良く強化したい方におすすめのトレーニング。

平行棒やディップススタンドがあればできる種目で、ディップスバーはチンニングスタンドにもオプションでセットされているものがあります。

  1. ディップスバーを握って体を支え、足を後ろで組んで前傾する
  2. 姿勢を保ったまま肘を曲げて体を沈めていく
  3. 肘が90度くらいになったら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る

負荷に負けて肩がすくんでしまうと大胸筋に刺激が与えられないので注意が必要。

しっかりと正しいフォームで大胸筋への負荷を意識しながら行いましょう。

また、体を沈めすぎると肩関節を痛めてしまうので、肘の角度を90度程度を目安にしておくのを忘れずに!

 

三角筋前部メイン

1.パイク・プッシュアップ

パイク・プッシュアップは、主に三角筋前部を鍛えるプッシュアップの一種。

通常のプッシュアップと異なり、腰の位置を高くして体幹を斜めに保つことで三角筋への負荷を高めて効率的に鍛えられます。

  1. 腕を肩幅の1.5倍程度に開いて肩の真下に手のひらをつき、両足を伸ばしてつま先をつける
  2. 腰を後方に引いて、腕から腰までを一直線する
  3. 姿勢をキープしたまま肘を曲げてゆっくりと体を下ろしていく
  4. おでこが床につくギリギリまで下げたら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る

やや顎を引いて頭を肩の中に入れるイメージで行うのがポイント。

また、肘をできるだけ外側に開いて体を下ろしていくと三角筋がしっかりと収縮します!

 

2.ヒンズープッシュアップ

ヒンズープッシュアップは、三角筋を中心に大胸筋、上腕三頭筋、体幹などを鍛えられるダイナミックな腕立て伏せ

通常の腕立て伏せと違い、体が波打つような動作が入るため上半身の筋肉をバランスよく刺激してくれます。

  1. 腕を肩幅の1.5倍程度に開いて肩の真下に手のひらをつき、両足を伸ばしてつま先をつける
  2. お尻を後方に引いて、腕から腰までを一直線する
  3. 両手の間に体をくぐらせるイメージで胸を床に近づけていく
  4. 最後は上体が高く反るように起こし、お尻を引いてスタートポジションに戻る

◯を描くようなイメージで体を大きく上下させるのがポイント。

また、両足を開いた状態で行うと下半身にも効かせられるので、慣れてきたらチャレンジしてみましょう!

 

3.プランクアップダウン

プランクアップダウンは、プランクの姿勢から腰を高く上げるトレーニング。

体幹の強化にくわえて、三角筋にもしっかりと効かせられる種目です。

  1. うつ伏せの状態で肩の真下にくるように肘を床につけ、膝を伸ばしてつま先をつけて背筋を伸ばしプランクの姿勢になる
  2. 腰を高く持ち上げて腹直筋を収縮させる
  3. しっかりと腹筋が収縮したら腰を下げてスタートポジションに戻る

トップポジションで一呼吸おき、腹直筋を意識しながら行うのがポイント。

また、腰を持ち上げた際に三角筋の収縮も意識しておくことが大切です!

 

4.インチワーム

インチワームは、まるでシャクトリムシのように体を動かすトレーニング。

三角筋前部の強化にくわえて、全身をバランスよく鍛えられ体幹にも効果的な種目です。

  1. 足を肩幅に開いて前屈し、両手を足の前につく
  2. 手を少しずつ交互に前方に進めていく
  3. 頭の先まで手を進めたら一呼吸おき、手を少しずつ後退させてスタートポジションに戻る

手を前に伸ばした際に腰から肩までが一直線になるようにするのがポイント。

また、腰が下がってしまうとケガのリスクが高まるので注意が必要です。

できるだけ遠くに移動できると、三角筋や体幹にさらに刺激が与えられて効果的なトレーニングとなるでしょう!

 

上腕三頭筋メイン

1.フロアディップス

フロアディップスは、床に座った状態で体の後ろに手をついて体を上下させるトレーニング。

上腕三頭筋にくわえて体幹や肩周辺の筋肉も同時に強化できるので、初心者から上級者まで幅広い層におすすめの種目です。

  1. 床に座って体の後ろに手をつき、膝を曲げて腰を持ち上げる
  2. 肘を曲げて体を沈める
  3. お尻が床につくギリギリまで下ろしたら、ゆっくりと持ち上げてスタートポジションに戻る

床についている両手を平行にして肘をまっすぐ曲げることで、上腕三頭筋だけに刺激が与えられます。

また、腕の力だけで体を上下させ、体幹の力は使わないようにするのがポイント。

足の位置をできるだけ遠くにおくことで負荷が高まります!

 

2.リバースプッシュアップ

リバースプッシュアップは、椅子に背を向けて両手を置き体を上下させるトレーニング。

上腕三頭筋を鍛えられる自重トレーニングとしては、もっとも代表的なトレーニングのひとつ。

  1. 椅子に腰掛けて肩の真下に両手をつき、体を少し前にスライドして腰を浮かせる
  2. 肘を曲げて体を沈めていく
  3. 肘の角度が90度になるまで下ろしたら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る

体を沈める際に肘が外側に開かないように動作するのがポイント。

スタートポジションで手の向きを平行に置いておくと、外側に開くのを防ぐことができるでしょう。

また、膝を伸ばして行うと負荷が増すので、ぜひチャレンジしてみてください!

 

3.自重スカルクラッシャー

スカルクラッシャーといえば、ベンチに仰向けになりダンベルを頭の後ろから持ち上げる三頭筋を鍛える代表的な種目。

自重でも同じ効果のトレーニングができるんです。

  1. 手のひらを近づけて顔の前あたりにつき、膝を伸ばしてつま先をついたら背筋を伸ばし肩からかかとまでを一直線にする
  2. 肘を曲げて体を下ろす
  3. 肘が床についたら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る

肘ができるだけ開かないように動作するのがポイント。

また、上腕三頭筋にしっかりと負荷が乗っているのを意識しながら行いましょう。

負荷の強い種目なので、筋力が足りない方ははじめは膝をついて行っても良いかもしれません!

 

4.クロストライセプスエクステンション

クロストライセプスエクステンションは、手を胸の前でクロスさせた状態で体を上下させる腕立て伏せの一種。

上腕三頭筋の強烈な負荷が与えられるだけではなく、体幹の強化にもつながるトレーニングです。

  1. 両手をクロスさせて胸の前に手のひらをつき、両足を伸ばしてつま先をつけてかかとから肩までを一直線にする
  2. 肘を曲げながらゆっくりと体を下ろしていく
  3. 肘が床につくまで下ろしたら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る

体を下ろす際に、肘をしっかりと外側に開いて下げていくと上腕三頭筋だけに負荷が与えられます。

また、ネガティブ動作でも負荷に耐えながら下ろしていく意識を持つとより効果的!

非常に負荷が強いので、初心者の場合は膝つき状態からはじめてみましょう!

 

腕立て伏せの回数アップにつながるおすすめアイテム5選

せっかくなら効率的にトレーニングができた方が良いですよね。

そこでここからは、腕立て伏せの回数アップにつながるアイテム5つをおすすめ順にご紹介していきます。

以下のアイテムをそろえて、どんどん回数を伸ばしていきましょう!

 

おすすめ1.プッシュアップバー

もっともおすすめしたいアイテムの1つ目が「プッシュアップバー

プッシュアップバーは、腕立て伏せのパフォーマンスを劇的に向上させる筋トレグッズ。

可動域を拡大することで、大胸筋や三角筋、上腕三頭筋をより深く刺激し、効率的な筋肥大と筋力アップを実現します。

さらに、腕立て伏せ以外にもリバースプッシュアップやLシットなど様々なトレーニングメニューに活用でき、自宅で全身を鍛えることができるでしょう。

おすすめはグリップにラバー素材を採用し、滑りにくい設計のプッシュアップバー。

また、床との接地面に滑り止め付きのものなら安全にトレーニングが行なえるでしょう。

さらに、バーの高さが調整できるものを選ぶことで、自分の体力やトレーニング目的に合わせて負荷を調整することができます。

今すぐプッシュアップバーを手に入れて、筋トレの効率をアップさせましょう!

 

おすすめ2.トレーニングチューブ

チューブトレーニング

安全に負荷を高めて筋力アップしたい方におすすめなのが「トレーニングチューブ

トレーニングチューブはゴム製のバンド状のトレーニング器具で、チューブの伸縮により常に負荷がかかった状態を維持できるんです。

負荷が抜けにくいため、効かせる部位を意識しやすく適度な負荷で安全に行えるのが特徴。

腕立て伏せではチューブを背中に巻いて両端を握り、体を沈める時にチューブが伸びて負荷がかかります。

自分に合った強度のチューブに調整することで、初心者でも無理なくトレーニングを行うことが可能。

また、腕立て伏せ以外にもスクワットやデッドリフト、プルダウンなどさまざまなトレーニングに併用できるのも魅力ですね!

おすすめのトレーニングチューブは、ハンドルのついた長いバンドタイプで強度別5本セットのものを選ぶと良いでしょう。

5本セットにもさまざまな強度があるので、あなたのレベルに合わせたちょうど良い負荷のチューブを探してみてください!

 

おすすめ3.ウエイトベスト

やや高価格となりますが、もっとも腕立て伏せの負荷に最適なのは「ウエイトベスト

ウエイトベストとは、自重トレーニングに負荷を加えることでより効率的に筋力アップを目指すことができるアイテム。

ウエイトの入ったベストを着るだけなので、体へのズレも少なく快適な着用感でトレーニングが可能。

また、重量調整機能付きのものを選べば、自分の体力やトレーニング目的に合わせて適切な負荷をかけることができます。

選ぶ際には、体にフィットするようにベルトやバックルでサイズが調整でき、しっかりと固定できるものが良いでしょう。

重量については、自分の体力やトレーニング目的に合わせて重量を調整できるものがおすすめ。

調整可能かつ10kg以上のものだと、初心者から上級者まで幅広く活用でき長く愛用できるでしょう。

あなたに合ったウエイトベストを選んで、トレーニングの限界を超えて理想の体を目指しませんか!

 

おすすめ4.プロテイン

トレーニングで筋肉を限界まで追い込んだ後は、適切な栄養補給が重要になります。

特に筋肉の修復と成長に欠かせないのがたんぱく質。

参考までに、アスリートの理想的なたんぱく質摂取量は体重1kgあたり2.0g[3]

例えば、体重60kgの人なら一日120gものたんぱく質が必要になるということです。

しかし、食事だけで必要な量を摂取するのは難しいでしょう。

肉や魚などのたんぱく質豊富な食材を毎食多く食べると、カロリーや脂質も過剰摂取してしまう可能性があるんです。

そこでおすすめなのが「プロテイン

プロテインとは、牛乳や大豆から抽出したたんぱく質を粉末状にして、水や牛乳に溶かして手軽に補給できるサプリメントのこと。

また、プロテインには、牛乳由来のホエイプロテインとカゼインプロテイン(動物性)、大豆由来のソイプロテイン(植物性)の3種類があります。

毎日のトレーニングに取り入れて、筋肉の修復と成長を加速させ理想の体を目指しましょう!

 

おすすめ5.サプリメント

トレーニング効率を最大限に高めるには、筋トレと適切なサプリメント補給の両立が必要不可欠です。

数あるサプリメントのなかでも特におすすめなのが、テストステロンを増やす効果が期待できるタイプ。

筋肥大や脂肪燃焼を促進するテストステロン値の向上は、筋トレの成果を大きく左右するでしょう。

テストステロンは男性ホルモンの一種で、筋肉増強や脂肪燃焼、骨密度維持など、さまざまな生理機能を促進します。

さらに、意欲向上や闘争心アップにも効果が期待できるため、筋トレのモチベーション維持にも効果抜群!

以下の記事で、テストステロンを増やすためのおすすめサプリメント7選をご紹介しているので合わせて読んでみてください!

【テストステロンブースターランキング】正しい選び方とおすすめサプリ7選

 

腕立て伏せでたくましい体を手に入れよう!

今回の記事では、男性なのに腕立て伏せができない理由や回数を増やす具体的な方法について詳しく解説しました。

調査データによると、男性なら連続で「23.7回」以上できなければ平均値以下。

もしかしたら、男として恥ずかしいというレッテルを貼られるかもしれません…

しかし、鍛えられる部位をそれぞれ個別に鍛える方法で負荷に耐えられる筋力が身につきます。

さらに、正確なフォームで限界まで追い込み1週間に10セット以上のトレーニングを継続することで、飛躍的に回数が増やせるでしょう。

今回ご紹介した、それぞれの部位を個別で鍛える種目を実践してみてください。

ぜひ、この記事を参考にして男らしいたくましい体をを手に入れましょう!

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  • 記者 WRITERGen

    ボクシング歴9年の猛者。独学で学んだ筋トレの知識はプロのボディビルダーに匹敵する。専門知識に基づいた情報をお届けする。

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