寝る前のチョコレートはNG!?絶対避けたい7つのデメリット

公開日:2023/01/06
更新日:2023/01/13

寝る前のチョコレートが健康に良いと噂されていますが、果たして本当でしょうか。
実は寝る前にチョコレートを食べると、睡眠や健康、美容など様々な面でデメリットがあるんです!
今回は寝る前のチョコレートがもたらすデメリットを7つ紹介します。
美味しく健康的にチョコレートを摂取できるよう、参考にしてくださいね。

  • 記者 WRITER
    テリーウーマン

「寝る前のチョコレートは健康にいい」は嘘?

睡眠不足はまさに現代病とも言われているほど、多くの人が抱える悩みです。

睡眠の質を上げる食べ物やサプリなど、巷ではさまざまな方法が飛び交っていますね。

そんな中、寝る前のチョコレートが睡眠の質を上げると話題に。

理由はチョコレートの原料であるカカオ成分が、心を落ち着かせ疲労回復にも繋がると言われているからです。

“GABA”配合のチョコレートを目にした方も多いでしょう。

GABAは、睡眠の質向上と疲労回復の効果が臨床試験で証明されている確かな成分です。

そのようなチョコレートが手軽に買えて、寝る前にパクっと食べるだけで睡眠の質が上がるなんて最高ですよね。

しかしちょっと待ってください。

寝る前のチョコレートは睡眠の質が上がる以上にデメリットも沢山あるんです。

逆にチョコレートを摂取することにより、安眠が妨害されるという本末転倒な結果にもなりかねません。

睡眠をしっかり摂りたい人こそ、寝る前のチョコレートにおいてのデメリットを覚えておく必要があります。

 

寝る前のチョコレートが起こすデメリット7つ

これからご紹介する7つのデメリットを見れば、寝る前のチョコレートが必ずしもいい事ではないとわかるはずです。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

1.カフェインが眠りの邪魔をする

チョコレートの原料であるカカオは、カフェインを多く含んでいます。

ご存知のとおりカフェインはコーヒーなどにも含まれおり、脳を覚醒させる物質です。

チョコレートは眠りを誘うようなリラックス目的で摂る一方で、仕事の合間や集中したい時に摂るケースもあります。

その理由は、カフェインの働きで脳が覚醒できるから。

ダークチョコレートのような苦いチョコレートほど、カカオの含有量が多く身体に良いとされています。

つまり、健康に良いとされているダークチョコレートは、一層眠りの邪魔をする可能性があるんです。

医学的な目線から見ても、特に夕方以降のカフェイン摂取は睡眠の妨げになるとも言われています。[1]

チョコレートの原料であるカカオが睡眠を妨害する材料になりかねないとなれば、寝る前のチョコレートは避けたほうがベター。

特に、普段コーヒーなどのカフェインを摂取しない人ほど、こういったデメリットが影響しやすいとも言われています。

 

2.悪夢を見る確率があがる

さきほどカフェインは脳を覚醒させる物質だと申しあげました。

その影響で眠りが浅くなると、結果的に悪夢を見やすくなります。

実際、「チョコレートを食べて悪夢を見た」と悩み相談をする方もネットに多くいらっしゃるんです。

就寝前に甘いものを摂ると怖い夢を見ませんか?そして目が覚めた時はだるく、すぐに身体が動きません。昼寝も同じで、夢でうなされて起きた様な時は、数時間前に甘い物を食べているのです。私のような経験のある方はおられるでしょうか?(口コミ引用:発言小町)

医学的観点から見ると、食べ物依存と夢の問題に取り組んだ実証研究はそれほど多くありません。

しかしトリプトファン、カフェイン、アルコールなどは奇妙な夢や悪夢を見る可能性があると示唆する研究は今でも進められています。[2]

悪夢を見ると、当然気持ちいい目覚めではなくなりますよね。

内容によっては、起きてからも嫌な気持ちを引きずったままになる事態にも。

これでは睡眠の質が上がっているとは言えませんよね。

 

3.寝る前の砂糖が虫歯を増やす

いわずもがな、チョコレートには砂糖が多く含まれています。

特にミルクチョコレートホワイトチョコレートはより多くの砂糖を含有。

寝る前にチョコレートを食べてそのまま寝るのは絶対ダメです。

しかし、例え歯磨きをしたとしても、磨き残しなどから虫歯になる可能性は大いにあります。 

磨き残しがあると、砂糖成分が朝起きるまでの何時間もの間、歯に残り続けるのです。

これは虫歯の原因となるバクテリアに栄養を与えている状態[3]

特に日本人は、デンタルフロスに対しての意識が比較的低く、普段しっかり磨いていても8割の人に磨き残しがあるのが現状です。

つまり寝る前のチョコレートが原因で、砂糖が歯に残る可能性は十分に考えられます。

寝る前のチョコレートが習慣化した場合、さらに虫歯を増やしてしまうでしょう。

 

4.テオブロミンが心拍数を増加させる

チョコレートにはカカオだけでなく、テオブロミンという成分も多く含まれています。

テオブロミンには疲労回復や心身を落ち着かせる効果があるとも言われていますが、カフェインと同じく覚醒作用がある成分です。

血管拡張剤のように血管を弛緩させ、血流を促進させる働きがあります。

海外では、血管拡張薬の薬物治療を行う狭心症患者に対し、テオブロミンを投与する実験も行われていました。[4]

血管が拡張され、多くの血が流れると自然と心拍数は増加します。

すると身体が興奮状態に陥り、寝つきも悪く眠りも浅くなるんです。

ちなみに、昔から「チョコレートは媚薬」と言われている背景には、テオブロミンの作用による脳の興奮があると考えられます。

興奮して睡眠どころではない状態になるなんて…まさに本末転倒ですよね。

 

5.飽和脂肪酸が睡眠リズムを崩す

飽和脂肪酸とは、牛や豚などの動物性脂肪やパーム油などの植物油脂に多く含まれる脂肪酸です。

脂肪酸の大元である脂質は体内でエネルギーをつくり、血液や生体膜をつくる成分には欠かせない重要な栄養素。

とはいえ、寝る前に摂るのは考えものです。

カカオ豆の脂肪分には飽和脂肪酸の割合が大きく、寝る前に食べるとノンレム睡眠(深い眠り)の時間を減少させてしまうデメリットが。

アメリカの臨床心理学者であり、米国睡眠医学会の外交官であるマイケル・J・ブレウス博士は、睡眠を守るために制限すべき食品は砂糖、飽和脂肪、トランス脂肪と提言しています。[5]

頻繁に目が覚めることで、なかなかノンレム睡眠まで到達せず眠りの質が低下、というわけです。

このように、飽和脂肪酸や糖質が多く含む食事は睡眠のリズムが崩れる可能性が大きいと医学的観点から見ても証明されているんですね。

 

6.脂質が肌荒れの原因になる

カカオ自体が肌荒れに直接関係するわけではありませんが、脂質の摂りすぎは肌荒れの原因になります。

まして、身体に良いと言われているハイカカオチョコレートほど高脂質抵糖質です。

脂質を多く摂ると、当然皮脂分泌量も増えニキビやテカリ肌の原因にもなります。

もともと睡眠不足の人は生活習慣が乱れている方も多いはず。

そこに脂質の多いチョコレートを寝る前に摂ることで、肌荒れを加速させる可能性も高くなるのです。

市販のチョコレート菓子には糖質や脂質が多く含まれるものもあるため、これらによる肌荒れには注意が必要です。(引用:持田ヘルスケア株式会社)

食生活が乱れているうえに手軽に買えるチョコレートを寝る前に食べてしまったら…。

肌荒れになる可能性は十分に高くなりますね。

 

7.体重増加の原因になる

寝る前の食事は糖質や脂質が身体に蓄積されやすいものです。

そんな中、脂質や糖質が多いチョコレートを美味しいからと言ってついつい食べすぎてしまうとあっという間に体重は増加。

そもそも医学的から見ると、夜の食事は健康への影響を及ぼす原因と証明されています。

理由は、夜は朝よりも満腹感を得られにくく、夜の食事は自然と多く摂りがちになるから。

実際、模擬夜勤の人を対象とした食事の実験では、体重増加、肥満への可能性を示唆しました。[6]

仕事で疲れたから、頑張ったからと夕飯はお腹いっぱいになるまで食べた経験はありませんか?

そのうえ高脂質のチョコレートを寝る前に摂ってしまえば、簡単にカロリーオーバーとなります。

普段から高カロリーの食事をされている方は、特に注意が必要です。

 

チョコレートを食べるなら日中に!睡眠の質向上には有効成分がおすすめ

チョコレートは日中の摂取がおすすめです。

寝る前のチョコレートは睡眠の質が良くなるどころか、逆に寝つきが悪くなったり深い眠りを得られない可能性が高くなります

まして肥満や肌荒れなど、絶対なりたくありませんよね。

  • カカオが多く入っている苦いチョコレート:カフェインによる脳の覚醒・悪夢・高脂質で肌荒れ
  • カカオが少ないミルクチョコレート:砂糖の影響で虫歯・体重増加・睡眠リズムの乱れ

このように、どのタイプであっても寝る前のチョコレートはデメリットだらけです。

やはり身体が活動している時にエネルギー補給として摂ったり、仕事の合間のリラックス目的に摂ったりするほうがチョコレートのメリットが活かせます。

昼間はチョコレートでチャージし、エネルギッシュに活動して夜には自然と眠くなるのが良い睡眠の習慣にも繋がるでしょう。

他に睡眠の質そのものを向上したいのであれば、有効成分を配合したサプリメントもおすすめ

STERONではGABAをはじめ、睡眠の質向上に関わる成分を記事で紹介しています。

さまざまな睡眠サプリも実際に検証していますので、ぜひご覧ください。

 

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERテリーウーマン

    某大手出版社で働く傍ら個人的に興味のあるラブグッズ記者としても活動。
    女性目線でカップルで楽しめるちょっとドキドキするアイテムを調査していきます!

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