記者 WRITERSTERON編集部
HIROSHI
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- オナニーをするとニキビが増える噂は本当なのか?徹底調査
オナニーをするとニキビは増えるのでしょうか?
・オナニーとニキビの関係性
・その他のオナニーに関する疑問を解決
・オナニーは定期的にした方が良い
Contents [目次を開く]
オナニーをしすぎるとニキビになるという都市伝説を聞いたことはありませんか?
確かにオナニーを知った10代の頃はニキビが増えた経験があるような気もしますね。
良く聞く理由としてはオナニーをすると男性ホルモンが増える。男性ホルモンが増えるとニキビも増えるなんて話です。
しかし男性ホルモンが増える事とニキビの発生には関係があるのでしょうか?そもそもオナニーをすると男性ホルモンは本当に増えるのでしょうか?
今回はオナニーとニキビの関係性を徹底調査しました!
オナニーの影響
オナニーが男性ホルモン量に影響を与えるのは本当です。
オナニーが直接ホルモン量を増やすわけではありませんが、性的な興奮やオーガズムに達する事により、男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌を促進します。
テストステロンとは男らしさを司るホルモンで、性欲を高めたり、男らしい骨格の生成を促進する効果があります。テストステロンの量が多い男性ほど、筋肉質で脂肪が少ない男らしい外見になると言われているのです。
このテストステロンがジヒドロテストステロン(GHT)に変換される事により、皮脂の分泌が促進さることでニキビが悪化しやすい肌の状態になります[1]。
つまりテストステロンを高める作用のあるオナニーとニキビには関係性があると言えます。
▼テストステロンは分泌が減ると問題になることも
オナニーでニキビは増えない
テストステロンから生成されるジヒドロテストステロン(DHT)がニキビを発生しやすい環境を作ってしまいます。
しかし、本当の問題はその影響度合いです。いきなり結論を言うとオナニーをする事によるニキビへの影響はほとんどありません。
さっきまでと言っている事が違うのでは?と思うかもしれません。
オナニーの回数を気にする必要がない理由は2つあります。
理由1:オナニーで増加する男性ホルモンは微量
オナニーは性的な興奮を伴う行為です。性的な刺激は確かにテストステロンの量を増やす効果があります。
しかし性的な興奮により増加するテストステロンの量はごくわずかなのです。また、性的な興奮を感じて一時的に増えるものの、数分で直ぐに以前の量に戻ります[2]。
つまりオナニーによるテストステロンの増加は一時的かつ、量もニキビ増加に影響するほどではないのです。
理由2:男性ホルモンは直接影響はしない
もう一つの理由がテストステロン(男性ホルモン)は直接ニキビには影響をしないという事です。
テストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)という物質に変換される事により、皮脂の分泌に影響します。
つまりテストステロンが増えてもジヒドロテストステロンに変換がされないと、ニキビには影響しないのです。
テストステロンをジヒドロテストステロンに変換するのは5αリダクターゼと呼ばれる酵素。この酵素の体内量はほとんどが遺伝で決まるため、残念ながらコントロールするのは現実的ではありません。
簡単にまとめると、オナニーをしたところで男性ホルモンにはほとんど影響しないし、仮に増えたところで直接ニキビに影響をする効果はないのです。
なぜこんな噂が立つのか
オナニーによるニキビへの影響はほとんどありません。
にもかかわらずなぜこんな噂が立つのでしょうか。
考えられる理由としては男性がオナニーを始める時期とニキビが増える時期がいずれも思春期だからでしょう。
思春期はオナニーをする、しないに関わらずテストステロンの量が著しく増加します。思春期に異性に興味を持ち始めるのも、テストステロンが増加して心も体も大人になる事が原因です。
急激に増加したテストステロン量も影響して思春期にはニキビが増える事があります。また、同時期に性にも興味を持ち始めるため、オナニーを始めます。
オナニーとニキビが同時期に発生する事から、こんな噂が立つのでしょう。
オナニーに関する都市伝説
オナニーには他にも様々な都市伝説が存在します。
オナニーをすると薄毛になる
ほとんど関係ありません。
薄毛とニキビのメカニズムは非常に似ています。テストステロンが変化されて生成されるジヒドロテストステロンが抜け毛の原因です。
ニキビと同じようにオナニーをしたところで、抜け毛にはほとんど影響はありません。ジヒドロテストステロン(DHT)を生成する5αリダクターゼの量はほとんどが遺伝により決まります。
ハゲが遺伝と言われているのはこのためです。
▼よく言われる精力とハゲの関連性を徹底調査
タンパク質が不足する
これもたんなる都市伝説です。
厚生労働省によると成人男性に必要なたんぱく質の量は一日あたり60gです[3]。
男性の精液100mlに含まれるたんぱく質の量は約5gです[4]。平均的な男性の一回あたりの射精量は約3.7mlと言われているので、30回射精をしても一日当たりに必要なたんぱく質の十分の一にも満たないのです。
オナニーする事により、タンパク質は体外に排出されますが、気にするべきほどの量ではありません。
ED(勃起不全)になる
オナニーとEDの関係性を証明する医学的な根拠はありません。
もちろんあまりに強い力でペニスを握ったり、下半身を圧迫するような行為はペニスを傷つけて、勃起不全の原因になる可能性があります。
しかし定期的なオナニーはむしろ健康にも良いとされています。
▼オナニーにはメリットだけでなくデメリットも!
ニキビの原因と対策
先ほどもお話したように皮脂が溜まることにより、アクネ菌が繁殖しやすい環境が作られてしまう事がニキビの原因です。
オナニーによる影響はほとんどありません。重要なのは皮脂が過剰に発生するのをどれだけ予防出来るかです。
皮脂を過剰分泌を防ぐには日頃から規則正しい生活を送る事が非常に大切です。
第一三共によるとニキビや吹き出物の予防には次の6つの生活習慣を意識する事が重要だそうです[5]。
- バランスの良い食生活
- お酒は控えめに
- 便秘を防ぐ
- 清潔な寝具を利用する
- ストレスをためない
- 十分な睡眠を取る
オナ禁よりも、定期的な射精が大切
ニキビとオナニーには直接の関係はありません。
オナ禁をすると肌がきれいになる、活力がみなぎるといった噂を耳にする事があります。
しかしオナ禁にはデメリットもたくさんあります。
逆に定期的なオナニーはストレスの緩和や正常な性機能を維持するメリットがあります。
成人男性の精液は約2~3日で満タンになると言われています。それ以上のオナ禁は逆に健康を害するリスクもあるので、注意しましょう。
▼オナ禁はメリットばかりではないかもしれない!
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERHIROSHI
STERON編集部
健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。
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