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寝る前のオナニーは良くない?自慰と睡眠の関係性7つ
公開日:2020/01/19
更新日:2022/07/31
あなたのベストなオナニーのタイミングはいつですか?
実は眠りとオナニーには関係があります。
夜寝る前にオナニーをすると良く眠れる。
逆に眠気がなくなってしまう。
今回は自慰行為と睡眠の関係性について解説します。
Contents [目次を開く]
オナニーをすると眠くなるの?
最近睡眠の質が悪い、若い頃のように疲れが取れない等、眠りについて悩んだ事はありますか?
実はSTERON編集部にも睡眠に関する問い合わせが最近頻繁に届くのです。特に多いのがオナニー(マスターベーション)と睡眠の質に関するネタ。
実際にネットサーフィンをしてみると、オナニーと眠りに関する質問が非常に多いのです。実際の声を少し見てみましょう。
自慰行為と睡眠は関係性はありますか?行為をすると睡眠の質が下がると聞きました(引用:Yahoo知恵袋)
こちらはオナニーをすると睡眠の質が下がるという不安の声。
オナ禁をしているのですが寝る前に必ずオナニーをしてしまいます。
オナニーをするとすぐ眠りにつくことができます。
逆にオナニーをしないと目が冴えて全く眠れません。(引用:Yahoo知恵袋)
こちらは正反対の声。オナニーをすると良く眠れるという20代男性の声。
実際に自慰行為と睡眠の質には関係性があるのでしょうか?今回は科学的な根拠に基づき、オナニーと眠りの関係性を説明していきます。
オナニーと睡眠の関係
オナニーをすると眠りは浅くなるのでしょうか?それとも深くなるのでしょうか?早速マスターベーションと睡眠の科学を解説していきます。
関係1.不眠の原因となるストレスを緩和
厚生労働省の発表によれば、日本人の約21%が不眠に悩んでおり、約15%は日中の眠気を自覚しているとの事[1]。
そんな不眠症の大きな原因こそが、ストレスなどメンタル面の不調。
アメリカの睡眠に関する専門機関「National Sleep Foundation」の発表によれば、13歳~64歳の男女の約43%はストレス性の不眠症状を最低でも月に一度は感じた事があるとの事[2]。
仕事や上司や友人との人間関係、プライベートの金銭面の悩みなど、誰にでもストレスはあるはず。
実は寝る前のオナニーにはそんな睡眠阻害の原因となるストレスを緩和する効果が確認されているのです。確かにオナニー後にはなぜか気分がスッキリしたと感じますよね。
寝る前にサクッとオナニーをするだけでストレスを緩和して、質の良い眠りにつけるのはありがたい事です。
関係2.コルチゾールの分泌を抑える
では一体なぜ寝る前にオナニーをすると、不眠の原因であるストレスを緩和する事が出来るのでしょうか?
その理由はオナニー等性的な絶頂はホルモンの分泌にも影響を与えるからです。
皆さんはストレスがどのようなメカニズムで発生するかをご存知でしょうか。
ストレスの原因となるのが、コルチゾール(別名ストレスホルモン)と呼ばれるホルモンの過剰分泌。実際に人前など緊張する場面で数分間スピーチをさせるだけでも、コルチゾールの分泌量は増えると言われています。
アメリカの大学(Michigan State University)の調査の結果、セックスやオナニー等によるオーガズムには、コルチゾールの分泌を抑える働きがある事が判明しました[3]。
寝る前にオナニーをする事で不眠の原因になるストレスホルモンを減らし、すっきりした気持ちで布団に入れるのです。
関係3.エンドルフィンやセロトニン分泌
オナニーをする事で睡眠の質が上がる理由はコルチゾールの分泌を抑える作用だけではありません。
寝る前のオナニーには脳内の神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンの分泌を増やす効果もあります。セロトニンやドーパミンはメンタルヘルスの維持には必要不可欠な物質。
質の良い睡眠を取るにも非常に重要な役割を果たすのです。
セロトニンが不足すると脳の機能の低下が見られたり、心のバランスを保つことが難しくなります。セロトニン不足は、ストレス障害やうつ、睡眠障害などの原因になりうることも知られています。(引用:日本クリニック株式会社)
ちなみにアメリカの医療サイト「Very Well Health」は、射精や絶頂などを伴わない自慰行為でもセロトニンやドーパミンを刺激する効果があると発表しています[4]。
つまり寝る前に少しエッチな事を考えたり、少しだけペニスやクリトリスに触れるだけでも睡眠の質が上がる可能性があるという事。
関係4.睡眠を阻害する余計な感情を消し去る
ベッドに入ったのになぜか眠りに付けずに、スマホをいじってしまう。
ムラムラしてスマホでエッチな動画や漫画を読みだして目が冴えて、結局夜更かしをしてしまう。そんな経験はありませんか?
実は性欲の源と呼ばれるテストステロン(男性ホルモン)は夜から朝型にかけて分泌量は増えるのです[5]。
つまり夜更かしをする事が多い人ほど寝る前のテストステロンの分泌量が高くなりやすく、ムラムラし易いのです。
性欲の源であるテストステロンは男性だけでなく、女性にも男性の十分の一程度存在します。
ベッドに入ってからムラムラして眠りに付けないと感じる事が多いのであれば、寝る前にオナニーをする事で煩悩を排除する事が出来るかもしれませんね。
関係5.体を動かし眠気を促進させる
睡眠とは本来体力を回復するための行為。つまり体が疲れている程眠気を感じやすくなるのです。
一見オナニーと疲労にはなんの関係性もないように思えますが、実は絶頂時はそれなりのカロリーを消費しているのです。
アメリカのメディア「The SUN」によると射精の際に消費されるカロリーは約60~100キロカロリーです[6]。
絶頂の際は体中の血管や前立腺や骨盤付近の筋肉が激しく収縮する事で射精に至ります。つまり無意識のうちに下半身の筋肉を使っているという事。
眠気を感じないから少し体を疲れさせたい場合に、自慰をしてみるのも意外と効果的かもしれませんよ。
関係6.寝る前におしっこが出やすくなる
夜布団に入ってからから尿意を感じて眠りが浅くなる。
そんな場合も男性であればオナニーをする事で解決する事が出来るかもしれません。
男性の体はオナニーやセックス等で射精をした後に、本能的に尿意をもよおすように出来ています。
アメリカの医療サイト「Healthline」によれば、この射精後の尿意は尿路感染症(urinary tract infections )を防止するために、尿道を洗浄する目的との事[7]。
寝る前にオナニーをして意図的に排尿しておくことで、睡眠中に尿意をもよおす事はないでしょう。
関係7.長期のオナ禁はホルモンバランスを崩す
よくホルモンバランスを整えるため、健康や美肌のために意図的にマスターベーションを控えるオナ禁をする男性がいます。
確かに数日間から数週間程度のオナ禁にはテストステロンの分泌を増やす効果が確認されています。
しかし1カ月間を超えるような長期間のオナ禁は逆効果。睡眠障害の原因となる可能性もあるのです。
イタリアの研究機関(University of L’Aquila)の研究チームが83名の被験者に3カ月間オナ禁やその他一切の性行為禁止をさせた結果、総テストステロン量は37%減、遊離テストステロン量は29%も低下したのです[8]。
大阪大学大学院の辻村晃准教授は、テストステロン量の低下は次のよな症状に繋がると説明しています[9]。
- 性欲の低下やED(勃起障害)
- うつ症状や落胆、不安感、疲労感
- 睡眠障害や関節や筋肉の不調
つまりあまりに長期間のオナ禁は健康状態の悪化や、睡眠の質低下に繋がる可能性が大いにあるのです。
オナニーのベストなタイミングは
さて今回は睡眠とオナニーの7つの関係性を解説しました。最後に重要なポイントを少しまとめておきましょう。
- 寝る前のオナニーは眠気を促進する
- メンタルの健康維持に大切な神経伝達物質を分泌
- 長期間のオナ禁は眠りの質を低下させる可能性あり
このように寝る前のオナニーには気分を向上させる事で、スッキリとした気持ちで眠りにつく事をサポートする効果が期待出来ます。
しかしもちろんベストなオナニーのタイミングは人によって異なります。
オナニーのやり方によっては激しさや強すぎる快感のせいで眠気を覚ましてしまう効果もあるでしょう。
実際に一部の専門家は起床時に行う朝オナがベストであると推奨しています。
自分の睡眠パターン、生活リズムや方法、悩み解決にマッチしたマスターベーションを探してみると良いでしょう。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERHIROSHI
STERON編集部
健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。
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