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最近話題のGABA(ギャバ)に期待出来る効果4つとメカニズム

公開日:2021/10/25

gaba

今回紹介するのは最近話題になっているサプリメントであるGABA。
一体どんな食材が原料で、どんな効果や効能があるのでしょうか?
GABAの正体と臨床試験で確認されているGABAの具体的効果を4つ紹介します。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROSHI

そもそもGABA(ギャバ)って何?

ここ数年よく耳にする機会が増えてきたGABA(ギャバ)。最近ではコンビニやスーパーのお菓子コーナーに置いてあるチョコレートにもGABAが入っている物がありますよね。

なんとなくストレスケアや落ち着きたい時に相性の良い成分であるといった印象を持っている方は多いのではないでしょうか?

早速ですがまずはGABAとは一体何なのか?

原料は何なのか?

といった基本的な部分から解説をしていこうと思います。

まずですが、GABAとはGamma aminobutyric acid(γ-アミノ酪酸)とよばれるアミノ酸の一種

脳内で特定の信号をブロックし、脳の一部活動を抑制する神経の伝達物質の一つなんです。

こう聞くとかなり怖い印象もありますが、GABAは医薬品ではなく、我々に身近な多くの食材にも含まれている健康食品なんです。

味噌汁

具体的にはキムチや味噌などの発酵食品に豊富に含まれています[1]

ちなみに国内でサプリメント用のGABAの製造販売を行う原料メーカーである「三和酒類社」はGABAの原料について以下のように説明しています。

麦焼酎「いいちこ」の醸造工程でできる「発酵大麦エキス」を用いた乳酸菌発酵法で作られます。
即効性のある体感素材であり、豊富なエビデンスをもつ機能性表示食品素材として注目されています。(引用:三和酒類

ですので、サプリメントに配合されているGABAも発酵食品が原料になっているのです。

ちなみにサプリメントでGABAを積極的に摂取する場合の1日あたりの推奨摂取量は12.3mg~100mg

消費者庁が効果効能と安全面においてしっかりと調査を行っている機能性表示食品にも認定されているため、安心して使用できる成分である点がメリットです。

 

GABAに期待できる4つの効果と臨床データ

GABAの正体についてある程度説明が終わったところで、続いて具体的な効果効能について解説をしていきます。

ここからは米国最大の医療メディアである「Healthline」を参考に、4つの具体的効果効能を説明していきます。

 

効果1.不安な感情の緩和

不安

あくせく働く日本のビジネスマンには不安の感情が付きまとっています。

GABAには落ち着きやリラックスといった状態を促進する効果があると言われています。

冒頭でも説明をしましたが、GABAには脳の機能を一部抑制する事で、負の感情を脳が感知しにくくするといった効果があります。

実際に2006年に行われた実験では、被験者をストレスがかかる環境下に置き、GABAやテアニン、プラセボ薬を摂取させて、その反応を調査しました。その結果、GABAを摂取した被験者はリラクゼーションの感情が強まった事が確認されました。

ちなみにこの試験ではGABA配合のサプリメントを摂取した1時間以内にリラックス効果が発揮されたと結論付けています。

 

効果2.高血圧(BLOOD PRESSURE)

高血圧

負の感情を緩和するイメージの強いGABAですが、実は高血圧の対策として使用されるケースもあるのです。

実際に2003年に行われた試験ではGABAを豊富に含む発酵した乳製品を2週間被験者に継続摂取させた結果、血圧が低下した事が確認されています。

おなじく2009年の臨床試験では、GABAが配合されたクロレラサプリメントを1日に二回被験者に摂取させた結果、血圧の低下が確認されました。

健康食品の大手メーカであるわかさ生活社はGABAと血圧の関係性について以下のように説明をしています。

GABAは腎臓の働きを高め、血圧の上昇の原因となる塩分(ナトリウム)を排出する効果があるといわれています。
​さらに、GABAは正常血圧には影響せず、高血圧に対してのみ血圧降下作用を発揮するということもわかっています。
​動物実験はもとより、人間においても臨床試験で血圧を降下させる作用が明らかになっています。(引用:わかさ生活

つまりGABAには低血圧の人の血圧には影響を与えづ高血圧の人の血圧のみに良い変化を与える効果があるのです。

その理由の一つに、高血圧の原因となる血管に付着する悪玉コレステロールの増加を防ぐ効果があります。

悪玉コレステロールとは血管の壁に付着し蓄積する事で、物理的に血液の通り道を狭くし、血圧を高くしてしまいます。

言い方を変えると、血圧を下げるのではなく、血液の通り道の妨げとなるコレステロールの増加を防ぐことで、血管を正常な状態に導く効果があるという事なんですね。

 

効果3.不眠症の改善

不眠症

GABAイコール睡眠の質が上がる。そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

実はGABAには睡眠に関する臨床試験データも多数存在します。

2018年に韓国の大学病院(Kyung Hee University Hospital)で40名を対象にGABAと睡眠の関係性を調査する試験が実施されました。就寝前の被験者に300mgのGABAを4週間に渡り摂取させた結果、眠りにつくまでの時間が試験開始前は平均13.4分だったのに対して、試験後は5.7分と睡眠潜時(眠りにつくまでの所要時間)が大きく改善される結果が確認されました[2]

また、2015年にPharma Foods International社が発表した試験では、眠りにつくまでの時間が5.7分短くなり、成長ホルモンが分泌されるノンレム睡眠の時間がも2.2%増加するといった睡眠の質の改善が確認されている[3]

不眠症対策や眠りの質の向上を目的としたサプリメントにおいてもGABAは主役といっても過言では無い程頻繁に利用されています。

睡眠導入剤など医薬品を体内に入れる事には抵抗があるが、天然由来の食材で睡眠の質を改善したいと考えている方には非常に相性が良いかもしれません。

 

効果4.ストレス・疲労の改善

仕事のストレスをかかえる40代男性

ビジネス街のコンビニに置いてある有名なチョコレート・・・

グリコ社の「ストレスを低減する」と大きく記載された赤いパッケージを目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。

こんなチョコレートを食べるだけでストレスが緩和されるのであれば、仕事でイライラした時にはもってこいな気がしますよね。

実はGABAにはストレスや疲労の改善効果も様々な臨床実験で確認されています。

2011年に日本のコカコーラ社とファーマフーズ社が共同で行った実験では、25mgと50mgのGABAを混ぜた飲料を30名の被験者に摂取させて、ストレスが掛かるテストを受けさせてその様子を確認しました[4]。その結果、いずれの量でも精神的、肉体的疲労の緩和が確認されています。

その他にも100mgのGABAを63名の被験者に摂取させて、メンタルの変化を調査したダブルブラインド試験では、リラックス時に発生するアルファ波と緊張時に発生するベータ波の波が小さくなったことが確認され、GABAによるストレスの軽減効果が有効であると結論付けられています[5]

GABAによるストレスの緩和効果に関してはホルモンレベルでも有効性が確認されています。

ストレスを感じた時に発生する物質がストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールです。このコルチゾール値の変化を研究したデータがあります。

実際に制限時間内に隣り合う数字をひたすら加算していくストレス負荷テスト(内田クレペリン検査)を24~43歳の9名の被験者に実施させたところ、GABAを摂取した被験者はテスト後の唾液中コルチゾール量がGABAを摂取していない被験者よりも圧倒的に低い事が確認されました[6]

 

GABAは推奨できる栄養素なのか

今回はGABAの正体や、効果効能について解説をしてきました。

価格面でも比較的お手頃な設定の製品が多いため、以下のような悩みを感じた事のある場合はGABAを試してみると良いでしょう。

  • 不安等ネガティブな感情を定期的に感じる
  • 血圧が最近気になり始めた
  • 眠りの質が低い、寝付きが悪い
  • 慢性的なストレスや疲労を感じる

GABAは健康食品や機能性表示食品等、食品に該当する製品であり、睡眠導入剤や抗うつ薬などの医薬品のような劇的な効果は期待すべきではないでしょう。

ただし我々の身近な食材にも含まれており、元々体にも存在する成分であるため、安全性は非常に高いのがメリットです。

実際にGABAの副作用に関する報告は非常に少なく、数少ない報告例の中には眠くなってしまう等があるようです。

GABA自体は服用後30分程度で変化を感じるといった報告も多いため、運転前などの服用は避けた方が良いかもしれません。

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  • 記者 WRITERHIROSHI

    STERON編集部
    健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
    仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
    過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。

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