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50代でもモテる体に!自宅でできる筋トレ方法を紹介【効果や強度は?】
公開日:2024/02/12
更新日:2024/02/06
50代にさしかかり体力が落ちてきたと感じている人はいませんか?
筋トレを始めようと思い立ったものの自分の年齢では無理かも、、、なんて諦めるのは早いです。
筋肉の成長に年齢は関係ないことが研究で明らかになっています。
今回は50代でも自宅でできるトレーニングをご紹介しますので、ぜひ挑戦して見てください!
Contents [目次を開く]
50代にさしかかり体力が落ちてきたと感じている方も多いのではないでしょうか?
しかし、あきらめてはいけません!
年齢を重ねても筋トレで筋肉の成長は可能。
今回の記事では、自宅でできる筋トレ方法とその効果や頻度について解説していきます。
ぜひ、この記事を読んでモテるカッコいい体を手に入れましょう!
50代でも効果あり!筋トレでモテる体は作れる!
結論からいうと、筋肉の成長と年齢は関係ありません。
つまり、50代からでも筋トレでモテる体は作れるということです。
参考までに厚生労働省のガイドラインでも、以下のように記されています。
筋肉は年齢に関係なく鍛えることができます。特に、高齢者は筋力が低下しやすいため、筋力の向上に努めましょう。引用:厚生労働省 健康づくりのための身体活動基準 2023
ただし、日常生活レベル以上の適度な負荷の筋トレにくわえて、筋肉を休めることも同様に重要であるとも記されています。
加齢によってそもそもの体力や筋力が低下しているのは事実でしょう。
また、若い頃と同じペースでの筋トレを行うのは難しいかもしれません。
しかし、トレーニングのはじめ方や強度などに気をつけておけば効果的に筋肉を成長させることはもちろん可能です。
まずは、加齢によって体に現れる変化や気をつけておきたいポイントを知った上で、トレーニングをはじめていきましょう!
50代からの筋トレで気をつけたい3つポイント
年齢を重ねてからの筋トレではどんなことに気をつけなければならないのでしょうか?
ポイントは以下の3つ。
- テストステロンの低下
- 怪我のリスク
- パフォーマンス低下によるオーバーワーク
それぞれ詳しく解説していきます!
若い頃と比較してテストステロンが低下している
まずはじめに気をつけておきたいのは、加齢によりテストステロンが低下していること。
テストステロンとは、男性にとって主要となる性ホルモンのことで、強い骨格や筋肉の成長、また男性生殖組織の発達やメンタルの安定などにも欠かせない物質。
つまり、男性にとってもっとも重要なホルモンのひとつといっても過言ではありません。
しかし、年齢を重ねるごとにテストホルモンはどんどん低下するといわれています。
実際に1997年〜2010年までの期間に日本人男性957名を対象に行われた研究でも、遊離テストステロンが低いことが筋肉喪失のリスクを予測する要因である可能性があると発表されていました。[1]
では、筋肉の成長に重要な遊離テストステロン値が年齢によってどのように変動するか見てみましょう。
日本人成人男性における遊離テストステロンの基準値(pg/ml)
20歳代 | 30歳代 | 40歳代 | 50歳代 | 60歳代 | 70歳代 | |
---|---|---|---|---|---|---|
n | 294 | 287 | 236 | 169 | 120 | 38 |
Xbar+2SD | 27.9 | 23.1 | 21.6 | 18.4 | 16.7 | 13.8 |
Xbar | 16.8 | 14.3 | 13.7 | 12.0 | 10.3 | 8.5 |
Xbar-2SD | 8.5 | 7.6 | 7.7 | 6.9 | 5.4 | 4.5 |
いかがでしょうか?
もっとも遊離テストステロン値が高い20歳代と比較すると、50歳代では半分近くまで低下しているのが分かります。
しかし、ご安心ください!
テストステロンは、正しく筋トレを行ったりサプリメントの摂取で増やすことがでるんです!
もちろん増やすことができれば、若い世代と同等の効果を得られるようになるでしょう。
まずは、そもそもの基準値が低いことを覚えておくことが大切です。
怪我のリスクが高くなっている
年齢を重ねるごとにケガのリスクが高まるというのは、誰もがなんとなく分かっているでしょう。
では、実際はどうなのでしょうか?
厚生労働省のデータを参考に見ていきましょう。
年齢階級別にみた有訴者率(人口千対)※平成22年
年齢階級 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20〜29 | 178.5 | 264.7 |
30〜39 | 225.7 | 317.1 |
40〜49 | 246.0 | 336.5 |
50〜59 | 275.9 | 364.8 |
60〜69 | 350.9 | 410.1 |
70〜79 | 454.9 | 509.1 |
上記のデータでは、年齢階級別で病気やケガなどにより自覚症状がある人の割合を人口千対(人口1000人あたりの人数)であらわしています。
男女ともに年齢を重ねるごとに自覚症状を訴える人が増えているのはあきらか。
男性だと20歳代で自覚症状がある人が178.7人(約18%)なのに対して、50歳代ともなると275.9人(約28%)まで増えているのが分かります。
つづいて、有訴者がどんな不調を訴えているのか見ていきましょう。
上記の図によると、3位と4位は内科的な要素となっていますが、「1位の腰痛」「2位の肩こり」「5位の関節の痛み」については加齢による運動不足からくるものでしょう。
また、年齢を重ねるごとに関節じたいがすり減っていることも原因であるといえますね。
2つのデータを見て分かることは、50代の時点ですでに自覚症状があるため、そもそもケガをしやすい体である可能性が大!
そこで、筋トレをする場合に気をつけてもらいたいことの1つ目が、正しいフォームで行うこと。
間違ったフォームで続けるのは、筋肉や関節に大きな負担をかけてしまいケガのリスクを格段に高めてしまいます。
記事の後半でそれぞれのトレーニングの正しいフォームを解説していますので、しっかりと読んでおきましょう。
次に筋肉や関節に負担の少ないトレーニングからはじめてみること。
ダンベルやバーベルといったウエイトトレーニングは、筋肉や関節に大きな負担がかかってしまいます。
まずは、自重やチューブを使ったトレーニングからはじめてみるのが安心でしょう!
パフォーマンス低下によりオーバーワークになりがち
最後の気をつけたいポイントは、パフォーマンス低下によりオーバーワークになりやすいこと。
その前に、加齢と筋肉の成長は関係ないことだけお伝えしておきます。
実際にアメリカフロリダ州の研究でも、若年男性と中年男性で筋肉パフォーマンスや筋肉痛の自覚症状、パフォーマンス回復測定に差がないと記されていました。[2]
とはいえ、冒頭でもお伝えしたとおり年齢を重ねるごとにテストステロンは低下するため、トレーニングそのもののパフォーマンスが落ちるのはあきらか…
そのため、気づかないうちにオーバーワークになりがちなのです。
オーバーワークとは、運動による疲労が回復しない状態で、筋肉の成長が停滞したり怪我のリスクが高まってしまう状態。
そうならないためには、トレーニングの疲労度の目安を参考にすると良いでしょう。
トレーニングの疲労度を測る基準として「RPE」と呼ばれる指標があります。
RPEは主観的運動強度を表す数値で、トレーニングの強度が自分に合っているのかの参考になるでしょう。
RPE値10だと限界を超える強度になってしまいますが、軽すぎても筋肉の成長は望めません。
基本的に筋肥大には、中程度の負荷がもっとも効果的といわれています。
上記の図でいうと「RPE値8−9」が中程度の負荷であるといえるでしょう。
若い頃の感覚で筋トレをやってしまうと高確率でオーバーワークになりがちなので、ぜひ参考にしてみてください!
50代でも自宅でできる筋トレ方法23選
ここからは、自宅でできる筋トレ方法を23種目ご紹介していきます。
自重トレーニングとチューブトレーニングに分けて、50代でもはじめやすい種目を厳選しました!
ウォーミングアップをして、さっそくはじめていきましょう!
自重の筋トレ
1.膝つき腕立て伏せ
膝つき腕立て伏せは、床に膝をついて体を持ち上げる腕立て伏せの一種。
たくさんある自重トレーニングのなかでも、もっとも初心者向けの種目です。
- 床に膝をつき、腕を肩幅よりやや広めに開いて肩の真下にくる位置に手のひらを置く
- 背筋を伸ばしたまま肘を曲げて体を下ろす
- 胸が床につくギリギリまで下ろしたら、ゆっくりと上げてスタートポジションに戻る
体を下ろす際に、胸を床につけに行くイメージで行うと大胸筋にしっかりと刺激が与えられます。
また、手のひら全体で床を押し上げる意識で行うとより効果的!
2.腕立て伏せ
腕立て伏せは、もっとも代表的な自重トレーニングのひとつ。
正確なフォームで行うことで、しっかりと大胸筋を大きくできる種目です。
- つま先を床につき、腕を肩幅よりやや広めに開いて肩の真下にくる位置に手のひらを置く
- 背筋を伸ばしたまま肘を曲げて体を下ろす
- 胸が床につくギリギリまで下ろしたら、ゆっくりと上げてスタートポジションに戻る
腕立て伏せのもっとも気をつけてほしいポイントは、常に肩甲骨を寄せて動作を行うこと。
また、肘を伸ばしきらないようにすると、肩甲骨が開かずに大胸筋への負荷が逃げにくくなります!
3.斜め懸垂
斜め懸垂は、地面に足をつけて体を斜めにした状態でバーを握って体を引き上げるトレーニング。
懸垂の種目のなかでももっとも初心者向けのやり方で、主に背中の筋肉を鍛えられます。
- 肩幅程度に腕を開いてバーを握り、バーの真下にみぞおちがくる位置にセットしたら足を伸ばしてかかとを地面につく
- 体をまっすぐした状態を維持しながら、肘を曲げて体を引き上げる
- 胸がバーにつくギリギリまで引き付けたら、肘を伸ばしてスタートポジションに戻る
もっとも注意してほしいのは、肩がすくまないように常に落としておくこと。
また、上げるときはすばやく胸に引きつけ、下ろすときは負荷を感じながらゆっくり下げていくと効果的です!
4.懸垂
懸垂は、背中の筋肉を鍛えるもっとも代表的なトレーニングのひとつ。
広背筋を中心に大円筋や腕の筋肉を効果的に鍛えられます。
- 肩幅の1.5倍程度に腕を開いてバーを握ってぶら下がる
- 体をまっすぐした状態を維持しながら、肘を曲げて体を引き上げる
- 胸がバーにつくギリギリまで引き付けたら、肘を伸ばしてスタートポジションに戻る
体を引き上げる動作では、しっかりと胸を張り鎖骨をバーに引きつけるのがポイント。
また、肩甲骨を閉じていくイメージで行うとより背中の筋肉に刺激が与えられるでしょう!
5.クランチ
クランチは、自重でできる腹筋の代表的なトレーニング。
誰もがやったことがあるシットアップよりも、しっかりと腹直筋を鍛えられます。
- 床に仰向けになり、膝を90度に曲げて手で頭を支える
- 背中を丸めるように頭を上体を起こす
- 腹筋がしっかりと収縮したら、上体を下ろしてスタートポジションに戻る
クランチでもっとも気をつけてほしいのは、上体を完全に起こさないこと。
少しあごを引いて目線をおへそに向けるように背中を丸めるイメージで上体を起こすと、しっかりと腹直筋が収縮して刺激が与えられます!
6.レッグレイズ
レッグレイズは、床に仰向けになった状態で足を上げるいわゆる足上げ腹筋のこと。
腹直筋の下部を効果的に鍛えられるので、ぽっこりお腹が気になる方におすすめのトレーニングです。
- 床に仰向けになり、膝を軽く曲げて手を体の横に置く
- 膝を軽く曲げたまま足を持ち上げる
- 床と垂直になる位置まで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
下ろした際に、足を床につけないで動作を繰り返すのがポイント。
また、膝を伸ばして行うとより下腹部への負荷が高まります!
7.スクワット
スクワットは、下半身を鍛えるもっとも代表的なトレーニング。
たった状態から腰を下ろす動作で、主に大腿四頭筋やハムストリングス、大臀筋を効果的に鍛えられます。
- 肩幅より少し広く足を開いて立ち、背筋をまっすぐにして両手を前に伸ばす
- 姿勢を保持したままゆっくりと腰を落とす
- 太ももが床と並行な位置になるまで下ろしたら、膝を伸ばしてスタートポジションに戻る
注意しておきたいポイントは、膝がつま先よりも前に出ないようにすること。
腰を真下に下ろしていくイメージで行うと良いでしょう!
8.フロントランジ
フロントランジは、片方の足を交互に前に踏み出して腰を下ろすトレーニング。
下半身全体の強化にくわえてバランス感覚も養える種目なんです。
- 両足をそろえてまっすぐ立ち、両手を胸の前でクロスする
- 片方の足を前方に踏み出し腰を下ろす
- 後ろの膝が床につくギリギリまで下ろしたら、体を上げながら踏み出した足を後ろに引いてスタートポジションに戻る
腰を下ろしたときに、前の足と後ろ足の膝の角度が90度になるように踏み出すのがポイント。
また、体が前後しないように注意し、しっかりと背筋を伸ばしたまま腰を下ろしていきましょう!
9.バックランジ
バックランジは、片方の足を交互に後ろに踏み出して腰を下ろすトレーニング。
下半身のなかでも、特にお尻の筋肉である大臀筋を効果的に鍛えられる種目です。
- 両足をそろえてまっすぐ立ち、両手を腰にあてる
- 片方の足を後方に踏み出し腰を下ろす
- 後ろの膝が床につくギリギリまで下ろしたら、体を上げながら踏み出した足を後ろに引いてスタートポジションに戻る
前足の膝がつま先より前に出ないように足を踏み出し、アキレス腱を伸ばすイメージで行うのがポイント。
また、一定のリズムを保ってテンポよく動作を繰り返しましょう!
10.サイドランジ
サイドランジは、足を肩幅の2倍程度に開いて、左右片方に重心を移しながら腰を下ろすトレーニング。
下半身のなかでも、特に太ももの内側の筋肉である内転筋を効果的に鍛えられる種目です。
- 足を肩幅の2倍程度に開いて立ち、背筋を伸ばして両手を胸の前でクロスする
- 片方の膝を曲げながら重心を移して腰を下ろしていく
- 膝の角度が90度になるまで下ろしたら、膝を伸ばしながら体を上げてスタートポジションに戻る
そのまま片方の足に重心をかけると膝が外側に開いてしまい、ケガの原因になってしまいます。
膝に負担をかけないためには、お尻を後ろに引くイメージで腰を下ろすと良いでしょう!
トレーニングチューブを使った筋トレ
1.チェストプレス
チェストプレスは、チューブを背中にまわして腕を前に押し出すトレーニング。
ベンチプレスのかわりになるトレーニングで、大胸筋全体を効果的に鍛えられます。
- チューブの持ち手を握り、胸の高さで背中の方にまわし肩甲骨を寄せて肘を外に張る
- 腕を前に押し出す
- 肘がある程度伸びたら、ゆっくりと戻してスタートポジションに戻る
動作中は大胸筋への負荷が逃げないように、常に肩甲骨を寄せておくのがポイント。
また、前にプレスした際に肘が伸び切ってしまうと肩甲骨が開いてしまうので注意しましょう。
動画では椅子に座ってますが、立って行っても問題ありません!
2.腕立て伏せ
ここでの腕立て伏せは、チューブの収縮を負荷に利用したやり方。
チューブの負荷が常にかかった状態なので、効果的に大胸筋が鍛えられます。
- チューブを背中にまわし、肩甲骨の位置にセットして両端を握る
- 床にうつ伏せになり、肩の真下の位置に手のひらを置いたら膝を伸ばしてつま先で立ちなる
- 背筋を伸ばしたまま肘を曲げて体を下ろす
- 胸が床につくギリギリまで下ろしたら、ゆっくりと上げてスタートポジションに戻る
下ろすときはゆっくりと行い、上げるときは手のひらで地面を押すイメージですばやく動作するのがポイント。
また、通常の腕立て伏せと同様で、常に肩甲骨を寄せて腕を伸ばし切らないよう行いましょう!
3.チューブローイング
チューブローイングは、座った状態で足にチューブを引っ掛けて背中の方に引っ張るトレーニング。
背中全体の筋肉をまんべんなく鍛えられるおすすめの種目です。
- 膝を伸ばして床に座り、チューブを足の裏に引っ掛けて両端を握り背筋を伸ばす
- 肘を背中の方に引いていく
- 背中の筋肉が収縮する位置まで引いたら、肘を伸ばしてスタートポジションに戻る
腕で引くのではなく背中で引いていく意識を持って行うのがポイント。
また、チューブを引くときに、肘を外側から内側に引っ張るイメージで行うと背中の筋肉全体に効かせられます。
もし負荷が弱いと感じたら、足の裏のチューブを巻き付けて短くすると良いでしょう!
4.デッドリフト
一般的にはバーベルを使って行うデッドリフトですが、トレーニングチューブでも代用が可能。
上体を前傾させた姿勢から体を起こす動作で、主に脊柱起立筋を鍛えられます。
- 肩幅程度に足を開き、チューブの中央を両足で踏み両端を握る
- 膝を少し曲げてお尻を後ろに突き出し、背筋を伸ばして前傾する
- 膝と股関節の伸ばしながら上体を起こす
- まっすぐ立った上体になったら、上体を傾けでスタートポジションに戻る
スタートポジションの時点で、ある程度チューブを張った状態に調整しておくのがポイント。
また、しっかりと脊柱起立筋を意識しながら動作を繰り返しましょう!
5.レッグレイズ
仰向けの状態から足を上げるレッグレイズにチューブの負荷をくわえたトレーニング。
下腹部を効果的に鍛えられる女性にもおすすめの種目です。
- 床に仰向けになり、チューブの両端を握って中央を両足に引っ掛ける
- 膝を伸ばした状態で足を持ち上げる
- 床と垂直になる位置まで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
チューブがしっかりと張った状態からスタートするのがポイント。
また、膝が曲がったり伸びたりすると下腹部への負荷が抜けてしまうので、膝は常に伸ばして行いましょう!
6.ショルダープレス
ショルダープレスは、腕を頭上に上げる動作で三頭筋中部を鍛えられるトレーニング。
通常はダンベルで行う種目ですが、トレーニングチューブでも同様の効果が得られるんです。
- 背筋を伸ばして立ち、チューブの中央を両足で踏んで両端を握ったら拳が目の高さにくるように肘を開いてセットする
- 頭上に向かってチューブを引っ張る
- 肘がある程度伸びたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
チューブを引っ張る際に、肩が上がってしまうと三頭筋への負荷が抜けてしまいます。
肩がすくまないように注意して、三頭筋の収縮を意識しながら動作を繰り返しましょう!
7.フロントレイズ
フロントレイズは、腕を前に上げる動作で三頭筋前部を鍛えられるトレーニング。
三角筋前部はそこまで大きな筋肉ではないため、トレーニングチューブでもダンベルに引けをとらない負荷が与えられます。
- 背筋を伸ばして立ち、チューブの中央を両足で踏んで両端を握る
- 体の前に向かって腕を持ち上げる
- 肩の高さまで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
この種目では肘が曲がってしまうと負荷が弱まってしまいます。
なので、常に肘を伸ばして動作を繰り返すのがポイント。
また、肩がすくまないように注意して、腕だけが可動するイメージで行いましょう!
8.サイドレイズ
サイドレイズは、腕を横に開く動作で三頭筋中部を鍛えられるトレーニング。
チューブの伸縮で常に負荷がかかっているので、三角筋を効果的に鍛えられるのが特徴です。
- 背筋を伸ばして立ち、チューブの中央を両足で踏んで両端を握る
- 体の横に向かって腕を開く
- 肩の高さまで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
チューブを引き上げる際に、やや小指側を上にして上げるイメージで行うと三頭筋中部に効きやすくなります。
また、チューブを引き上げすぎると負荷が逃げやすいので、肩の高さでおさえるようにしましょう!
9.リアデルトフライ
リアデルトフライは、上半身を前傾させて腕を背中側に開く動作で三頭筋後部を鍛えられるトレーニング。
ダンベルにくらべて常にチューブの伸縮で負荷が抜けないため、三角筋後部に効かせやすい種目です。
- チューブの中央を両足で踏んで両端を握り、上半身をやや前傾させる
- 背中の方に向かって腕を横に開く
- 三頭筋後部の収縮を感じる位置まで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
上半身を前傾する角度によって、刺激が与えられる部位が変わります。
三頭筋後部に刺激が入る位置を探りながら、角度を調整してみましょう。
また、肘を伸ばし切るのはケガの原因となるのでおすすめしませんが、曲げすぎても負荷が弱くなるので注意!
10.アームカール
アームカールは、まっすぐ立った状態で肘を支点にしてチューブを前に引き上げるトレーニング。
主に上腕二頭筋を鍛えられる種目です。
- 肩幅程度に足を開いてまっすぐ立ち、チューブの中央を両足で踏み両端を握る
- 姿勢を維持したまま、指を上向きにして肘を支点にチューブを引き上げる
- しっかりと上腕二頭筋が収縮したら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
体が前後しないように背筋を伸ばして行うのがポイント。
また、腕を下ろしたボトムポジションで肘を伸ばさないようにすると、上腕二頭筋の刺激が入った状態を維持できます!
11.フレンチプレス
フレンチプレスは、頭の後ろからチューブを頭上に引っ張るトレーニング。
上腕三頭筋を鍛えるにはもっとも効果的な種目のひとつです。
- 背筋を伸ばして立ち、チューブを片方の足で踏んで同じ方の手で端を握って頭の後ろにセットする
- 肘を固定してチューブを頭上に向かって引き上げる
- 肘が伸び切ったら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
肘が外に開かないようにして、頭に近づけてチューブを引き上げるのがポイント。
また、スタートポジションに戻るネガティブ動作でも三頭筋に負荷がかかっているのを意識しながら行いましょう!
12.スクワット
スクワットでも、チューブの伸縮で負荷を与えながら行うことができます。
立った状態でもしゃがんだ状態でも負荷が与えられる種目で、ノーマルスクワットで負荷が足りない場合におすすめ。
- 肩幅程度に足を開いて立ち、チューブを踏んで両端を握り背中からまわして肩に引っ掛ける
- 姿勢を保持したままゆっくりと腰を落とす
- 太ももが床と並行な位置になるまで下ろしたら、膝を伸ばしてスタートポジションに戻る
チューブの負荷で背中が丸まらないように注意が必要。
また、背筋がまっすぐの姿勢をキープして、膝がつま先よりも前に出ないように行いましょう!
13.ヒップエクステンション
ヒップエクステンションは、四つん這いの姿勢からチューブを巻いた足を後方に伸ばすトレーニング。
ハムストリングスと大殿筋を鍛えるのにおすすめの種目です。
- 片方の足にチューブを結んで四つん這いになり、反対側の膝と手のひらでチューブを押さえる
- チューブを結んでいる方の膝を床から浮かせて背筋を伸ばす
- 後方に足を伸ばしていく
- 足が背中と一直線になるまで伸ばしたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
足を伸ばしていく際に、姿勢をしっかりと維持して腰が反らないように注意しましょう。
また、負荷が強すぎると姿勢が崩れやすいので、筋力や体力に合わせてチューブの長さを調整しながら行ってみてください!
筋トレの効果を加速させる3つのアイテム
自重トレーニングやチューブトレーニングは負荷が軽い…しかし、効率化することは可能です。
そこでここからは、筋トレの効果を加速させるアイテムを3つご紹介していきます。
以下のアイテムをそろえて、モテる体を作りましょう!
トレーニングチューブ:関節負担が少ない
まずはじめにご紹介するのは「トレーニングチューブ」
ダンベルやバーベルを使ったウエイトトレーニングは関節への負担がとても大きい。
それらと比較しても、トレーニングチューブなら少しずつ伸縮して負荷がかかるので、関節への負担が少ないのが特徴。
また、ボトムポジションでもチューブに収縮があるので、常に負荷がかかった状態を維持できるといったメリットもあります。
トレーニングチューブには長さや形状、素材がさまざまありますが、いったいどのタイプを選べば良いのでしょうか?
選ぶ際にはハンドルの付いた長いバンドタイプのチューブで、強度別5本セットがおすすめ!
さまざまな部位や種目に対応できるのはもちろん、複数本のチューブを合わせるとウエイトトレーニングに匹敵する負荷も与えられます!
プロテイン:筋肉の成長をサポート
例えば、軽い負荷のトレーニングしかしておらずに筋肉痛がなくても、たんぱく質の摂取を怠ってはいけません。
筋肉を修復させ成長させるにはたんぱく質の摂取は必須。
参考までに、アスリートの場合だとたんぱく質の摂取量の目安は一日あたり体重1kgあたり2.0g。[3]
例えば「体重60kgの人なら一日120g」摂取することになります。
しかし、食事だけで必要な量を補うのは絶対におすすめしません。
なぜなら余計な栄養素まで過剰摂取してしまう可能性があるからです。
そこで便利なのが「プロテイン」
プロテインとは、牛乳や卵などの食品から抽出したたんぱく質を粉末状にして飲みやすくしたサプリメント。
食事だけでは補うのが難しいたんぱく質を効率的に摂取できるんです。
また、種類は牛乳由来のホエイプロテインとカゼインプロテイン(動物性)、大豆由来のソイプロテイン(植物性)の3つ。
味や溶けやすさ、価格などさまざまな条件で比較して、あなたにぴったりのプロテインを見つけてみましょう!
サプリメント:ブーストには欠かせない
最後にご紹介するのは「サプリメント」
筋トレの効果をさらに加速させるには、適切な栄養補給も欠かせません。
サプリメントを併用するとさらに効果的なトレーニングができるんです。
たくさんあるサプリメントのなかでも、特におすすめしたいのはテストステロンを増やす効果が期待できるタイプ。
テストステロンとは男性ホルモンの一種。
筋肉の成長や脂肪の燃焼、骨密度の維持などさまざまな生理機能を促進する役割をサポートしてくれます。
また、意欲向上や闘争心アップ、筋トレのモチベーション維持にも効果が期待できる便利なサプリ!
以下の記事で、テストステロンを増やすためのおすすめサプリメント7選をご紹介しているので合わせて読んでみてください!
健康的なかっこいい体を手に入れよう!
今回の記事では、50代からでも自宅でできる筋トレ方法とその効果や頻度について解説しました。
筋肉の成長に年齢は関係ありません。
しかし、年齢を重ねるごとにテストステロン値は減少傾向になります。
とはいえ、筋トレを続けてサプリメントを摂取することでパフォーマンスが向上してモテる体になれるでしょう。
まずは、今回ご紹介した自重トレーニングやトレーニングチューブを使った種目からはじめてみてください。
ぜひ、この記事を参考にして健康的なカッコいい体を手に入れませんか!
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
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ボクシング歴9年の猛者。独学で学んだ筋トレの知識はプロのボディビルダーに匹敵する。専門知識に基づいた情報をお届けする。
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