【筋トレに効果抜群】トレーニーがウィンナーを食べるべき理由14選!

公開日:2023/09/23
更新日:2023/09/21

ウインナー

パリッとした食感が魅力のウインナー。
実は筋トレにめちゃくちゃ効果的なのをご存知でしたか?
今回はウインナーが筋トレにもたらす14個のメリットを徹底的に解説しましょう!

  • 記者 WRITERステロンライター
    Gen

加工肉の代表格であるウィンナーですが、脂質や添加物が多そうで摂食を敬遠しているトレーニーは多いのではないでしょうか。

でも実はウィンナーは筋トレに非常に効果的な食材なんです!

本記事ではウィンナーが筋トレに効く理由を徹底的に解説します。

ウインナーに含まれる成分を徹底解析

まずはウィンナーに含まれる成分を解析していきます。

成分名含有量(100gあたり)
エネルギー319kcal
アミノ酸組成によるたんぱく質10.5g
たんぱく質11.5g
コレステロール60mg
炭水化物3.3g
ナトリウム740mg
カリウム180mg
カルシウム6mg
マグネシウム12mg
リン200mg
0.5mg
亜鉛1.3mg
0.05mg
マンガン0.03mg
ヨウ素3μg
セレン17μg
クロム2μg
モリブデン2μg
ビタミンA2μg
レチノール活性当量2μg
ビタミンD0.4μg
ビタミンE-α-トコフェロール0.4mg
ビタミンE-γ-トコフェロール0.1mg
ビタミンK9μg
ビタミンB10.35mg
ビタミンB20.12mg
ナイアシン3.6mg
ビタミンB60.14mg
ビタミンB120.6μg
葉酸1μg
パントテン酸0.60mg
ビオチン4.0μg
ビタミンC32mg
食塩相当量1.9g

3大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質を含み、意外にもミネラルやビタミンも豊富であり栄養面では申し分ない食材です。

それぞれどんな成分が筋トレに効いていくのか、具体的に確認していきましょう。

【栄養豊富】ウィンナーが筋トレに効果的な14の理由!

ウィンナーが筋トレに効く理由を科学的見地から分析していきます。

1. オレイン酸が遅筋の増加を促進

ウィンナーに含まれるオレイン酸が遅筋の増量を促してくれる効果があります。

2020年に北里大学の小宮佑介氏が発表した論文によれば、オレイン酸がタンパク質合成に関わる因子の発現量を増加させることが判明。

オレイン酸を含む餌を4週間与えたラットに、持続的な運動の際に力を発揮する遅筋の有意な増加が確認されたことが報告されているんです![1]

速筋だけでなく遅筋も効果的に鍛えるためにもウィンナーは摂るべき食材といえるでしょう。

 

2. マグネシウムが間接的に筋合成をサポート

ウィンナーはさらに筋肉を増やしてくれる効果をもちます。

理由はウィンナーに含まれるマグネシウムがインスリンのはたらきをサポートし、筋合成を促す効果ががあるから。

関西医科大学の2004年の報告によれば、2型糖尿病患者や高血圧患者において血漿マグネシウムとインスリン抵抗性において逆相関が判明しました。[2]

これは血中のマグネシウム濃度を上げることでインスリンのパフォーマンス低下を防ぐ、つまりインスリンのはたらきをサポートすることで間接的に筋合成に寄与しているということ!

ウィンナーを食べて筋肉を増やす手助けをしましょう。

 

3.亜鉛が筋肉に重要なテストステロン不足を解消

ウィンナーにはさらに筋増量をサポートする成分が含まれています。

テストステロンの増加に関わる亜鉛がその立役者。

テストステロンは男性ホルモンのひとつであり、筋肉の合成など男らしさを司るホルモンです。

米国ウェイン州立大学医学部内科で20~80代の男性40名に対して行われた1996年の実験によると、高齢者、中年、若い世代いずれでも亜鉛を制限した人はテストステロン値が低下。

若い男性グループでは顕著に反応が出ており、血中の亜鉛濃度が39.9から10.6nmol/Lまで落ち込んでしまうほど。[3]

ウィンナーで亜鉛を摂取していつまでもかっこいい男らしさを手に入れましょう!

 

4.糖質とインスリンが掛け合わさり筋肉増量に効果

血液循環

ウィンナーに含まれる炭水化物も筋量増加に貢献してくれます。

理由は糖質摂取をトリガーに分泌されるインスリン。

糖質の摂取により膵臓からインスリンが分泌されますが、インスリンは筋肉へエネルギー供給してくれる重要な役割を担います。

東京大学で2001年に行われた実験では、6チームに分けたマウスに段階的にインスリンを投与したところ、投与しなかったチームと投与したチームで一部筋肉で75%もの筋肥大が確認されているほど。[4]

糖質は体脂肪率を落としたい人の大敵のように扱われますが、トレーニーにとっては適度に摂取すべき食材であることは間違いありません。

ウィンナーから糖質を摂取して健康的なボディメイクがおすすめ。

 

5.ブドウ糖が集中力を上げてトレーニング効率を最大化する

集中力を高める

ウィンナーにはトレーニング効率を上げてくれる効果が秘められています。

ウィンナーのブドウ糖が集中力を上げてくれるのがその理由。

2018年に発表された昭和女子大学で女子大生30人を対象に行った研究によれば、15分間の単純作業を繰り返したあと、水とブドウ糖を含む炭酸飲料とを与えたグループに分けて再度単純作業をさせたところ、後者の炭酸飲料を飲んだグループでは水を飲んだグループと比較して作業効率が倍化するなど有意な傾向が見られたんです![5]

自重の何倍ものウェイトを上げるトレーニーは一瞬の油断が大けがを招くのは周知の事実。

ウィンナーのブドウ糖で集中力を上昇させ、トレーニング効率を最大化しましょう。

 

6.ビタミンB1が疲労感を軽減してトレーニング効率上昇

ビタミンB1

ウィンナーには疲労回復効果をもたらしてくれる物質が入っていることをご存じでしたか。

疲れ切った体を回復させてくれるのがウィンナーに含まれるビタミンB1のチアミン。

アメリカのカリフォルニア大学でチアミン欠乏症の高齢のアイルランド人女性80名に対し行われた実験で、1日80mgのビタミンB1またはプラセボ(偽薬)を摂取したグループ間での数値の差を調査。

するとビタミンB1を補給したグループで食欲やエネルギー摂取量、体重、幸福度の有意な増加に加え、疲労やうつ症状の軽減などが確認されたんです![6]

疲労を次の日に残していては効率的な筋トレもできないというもの。

ビタミンB1を上手に摂取して無駄のないトレーニングを積み重ねていきましょう。

 

7.BCAAが筋肉痛の軽減作用でも持続的なトレーニングを実現

ウィンナーにが筋肉痛を軽減してくるなんて驚きじゃないでしょうか。

ウィンナーに含まれるたんぱく質、バリン、ロイシン、イソロイシンの通称BCAAが筋肉痛の回復担当。

2017年の仙台大学大学院スポーツ科学研究科の研究でBCAAを摂取して非利き腕で行ったダンベル運動を行ったところ、BCAAを摂取しなかったときと比較して筋肉痛をおよそ半減できることが分かっています。[7]

トレーニーにとって筋肉痛は努力の勲章ですが、どうせなら少ない方がいいのは自明の理。

BCAAを上手に摂取して筋肉痛と上手に付き合っていきましょう。

 

8.トリプトファンが睡眠の質を良化し疲労回復効果

ウィンナーのたんぱく質が睡眠の質すらも上昇させてくれます。

理由はウィンナーに含まれるアミノ酸の一種、トリプトファン。

トリプトファンには睡眠の質を上げる効果があり、2022年にシンガポール国立大学理学部食品科学工学科より発表された研究によれば世界中の論文から18件の論文を選出してメタ分析を行ったところ、19歳以上を対象とした実験においてトリプトファンを1g以上摂取した場合に入眠後の中途覚醒の割合が0.017と有意に減少することが明らかになったんです![8]

トリプトファンを積極的に摂ってよく寝てよくトレーニングする優良トレーニーを目指しましょう。

 

9.マグネシウムの効果で運動パフォーマンスが向上し筋トレ効率が上がる

パフォーマンス向上

ウィンナーに含まれるマグネシウムには運動パフォーマンスを上げる効果もあるんです。

英国で行われた興味深い実験を紹介します。

18~79歳の女性2,570名に対し実験を行ったところ、マグネシウム摂取量が増えるにつれ最大で除脂肪量(FFM)において2.6%、除脂肪体重指数で0.4kg/m2、脚の瞬発力(LEP)で19.6ワット/kgの差が出る結果に!

これはたんぱく質と比較してFFMで7倍、LEPで2.5倍にものぼる衝撃の数値なんです。[9]

ウィンナーにはたんぱく質も含まれているため、たんぱく質とマグネシウムの相乗効果でパフォーマンス爆増も可能。

ウェイトを上げていけるようウィンナーの摂取を推奨します。

 

10.リンの効果で筋肉が活性化する

ウィンナーに含まれるリンも筋肉の活動を手助けしてくれます。

リンは骨や髪の生成に関わる人体に不可欠なミネラルの1種。

ドイツのユトレヒト大学で2019年に行われた研究では、36頭の経産牛をリンを与えるチーム、与えないチームの2つに分けて実験を実施したところ、後者のチームでリン欠乏が進行するにつれ肋間筋や大腿二頭筋で神経筋機能の障害を示す運動単位の活動電位に対する無症候性が確認される結果となりました。[10]

まさにリンの継続的な摂取によって筋肉が活性化する裏付け。

ウィンナーからリンをもらって筋トレを助けてもらいましょう。

 

11.カリウムが筋力低下を防いで美しい筋肉をキープ

ウィンナーには他にも筋トレをサポートしてくれるミネラルが含まれています。

筋低下を防いでくれる役割を持つのがカリウム。

韓国は成均館大学医学部にて行われた2008年から4年にわたり16,558人の男女を対象にカリウムと筋量の関係を確認した調査では、男性においてカリウムが筋量低下の可能性を下げることがわかりしました。[11]

米国でも384人もの高齢者に対し同様の実験を行い、カリウムを多く摂ることで骨量や筋肉量の低下率が下がる事実が判明。[13]

筋力をどんどん増強させて、ウィンナーのような弾ける筋肉を手に入れましょう。

 

12.ブドウ糖が筋分解を抑制して筋量を保持

筋トレ

ウィンナーのブドウ糖(グルコース)が筋肉の分解も抑制してくれます。

筋肉を動かす際にはグルコースを原料とするグリコーゲンが不可欠。

米国で2001年に被験者10人を対象に行われた実験では、糖質を8g含むサプリメントを運動直後と運動から3時間後の2回に分けて摂取させて吸収率を確認したところ、前者の場合脚部のグルコース取り込みで3倍、全身へのグルコース取り込みで44%の増加が見られたんです!

さらに最も効果的だと推奨されるのは運動直後の栄養摂取。[12]

ウィンナーからブドウ糖を欠かさずに摂取して筋量キープに励んでください。

 

13.ビタミンB1がエネルギー代謝を促進しボディメイクに貢献

ウィンナーのビタミンB1チアミンには疲労回復効果だけでなく、肥満抑制にも効果を発揮。

アメリカのジョージワシントン大学で行われた研究では、肥満手術を求める患者の15.5%~29%に、チアミン欠乏症がみられました。[13]

さらにワシントンでの別の研究では、消化管手術を控えたBMI35以上の患者400名のうち、16.5%にあたる66名にチアミン欠乏が判明。[14]

チアミンが不足することで肥満になってしまう、つまり逆説的にチアミンを摂取していれば健康的な体でいられることの示唆に他なりません。

ビタミンB1を摂取して脂肪知らずの体を作っていきましょう。

 

14.オレイン酸がコレステロールを抑制して太りにくい体をつくる

さらにウィンナーは太りにくい体も作ってくれます。

理由は主原料である豚肉に含まれているオレイン酸がコレステロールを抑制してくれる効果によるもの。

アメリカのオハイオ州立大学で行われた研究では、20名の男性に2週間バターを使った食事を与えたあと、5週間植物油ベースの食事を与えて、コレステロール値の変化を測定。

すると、悪玉コレステロール値が21%~26%低下したことが確認される結果になりました![15]

ウィンナーの摂取で美しい筋肉を育てていきましょう。

 

ウィンナーを活用して効果的な筋トレを心掛けよう

ウィンナーがいかに筋トレやボディメイクに効果的かおわかりいただけたのではないでしょうか。

加工肉は脂質も多いし保存料などの添加物が多く入っていて体に悪い、という悪いステレオタイプにはご用心。

しっかりと成分ベースで確認していけばいかに筋トレに向いている食材かという点が見えてきます。

イメージに惑わされずに栄養価の高いウィンナーを摂って明るいトレーニーライフを切り開いていきましょう!

 

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERGen

    ボクシング歴9年の猛者。独学で学んだ筋トレの知識はプロのボディビルダーに匹敵する。専門知識に基づいた情報をお届けする。

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