記者 WRITERSTERON編集部
ニュース担当
- 性の悩み解決ヘルスケアメディアTOP>
- メンズウェルネス>
- テストステロン>
- 最強のクラチャイダム抽出物『ブラックVキューブ』とは?【臨床試験で増大確認】
最強のクラチャイダム抽出物『ブラックVキューブ』とは?【臨床試験で増大確認】
公開日:2023/04/08
更新日:2023/04/13
古くから滋養強壮や精力増強などの目的で使われてきた、クラチャイダム。
そんなクラチャイダムを規格化したサプリ『ブラックVキューブ』が海外で注目されています。
今回は臨床データをもとに、ブラックVキューブ(クラチャイダム)に期待できる効果を7つご紹介しましょう!
Contents [目次を開く]
ブラックVキューブ(クラチャイダム抽出物)とは?
最近海外で「ブラックVキューブ」と呼ばれる、クラチャイダム抽出物を配合するサプリがブレイクし始めました。
日本では一般的に”黒ショウガ”または”ブラックジンジャー”と呼びますが、タイではクラチャイダムと呼ばれ、伝統医学で滋養強壮などに活用されています。
クラチャイダムはショウガの仲間で外見もショウガに似ており、中身はその名の通り黒っぽい色をしているのが特徴です。
医学的には、健康上有益な8種類のポリメトキシフラボン(ポリフェノールの一種)などを含んでいると分かっています。[1]
これらの成分は、なかなか多能かつユニーク。
男性器増大や勃起力強化などの効果が認められている上に、最近東京大学が「長寿遺伝子」の活性化を示唆する研究を発表したので、ますます注目されそうなのです。
では、実際にどんな効果があるのか、見ていきましょう。
ブラックVキューブ(クラチャイダム)の効果7つ
男性機能や長寿など、なんだかパワフルな効果が期待できそうなブラックVキューブ。
具体的にどんな効果があるのか、研究データをもとに7つご紹介します。
1.男性器増大
男性がクラチャイダムを摂取すると、ペニスが長く太くなる、つまり増大効果が認められています。
2012年にパヤオ大学(タイ)では、平均年齢65歳の高齢男性45人を対象に臨床試験を実施しました。
被験者は15人ずつのグループに分かれ、クラチャイダム25mg、90mg、プラセボ(偽薬)のいずれかのカプセルを毎日摂取。
すると8週間後、クラチャイダム摂取者のペニスは増大し、特に90mg摂取の効果が顕著でした。
まず、ペニスの長さは安静時は平均9.40cmから11.10cmに、勃起時は12.90cmから13.90cmへと改善。
一方、プラセボでは安静時の長さは9.95cmから10.00cmとほとんど変化がなく、勃起時の長さに至っては試験前が13.10cmだったのに対し、8週間後には12.40cmに縮んでしまいました。
太さにおいても、クラチャイダム90mg摂取者のペニス外周は安静時の平均が9.20cmから10.15cm、勃起時が10.80cmから11.90cmとどちらも1mcほど増加。
一方、プラセボでは安静時で9.00cmから8.80cmへと悪化しています。
勃起時の太さも11.50cmから11.80cmへの微増でさえない結果になりました。[2]
クラチャイダムの効果はまさしく一目瞭然ですね。
2.勃起力も強化
勃起力強化も同じ実験で検証されました。
性的動画を見た被験者が完全勃起するまでの時間を計測したところ、クラチャイダム90mg摂取者の所要時間は平均10.40分から5.50分へとほぼ半減。
25mg摂取でも、10.90分から8.00分へとかなりの改善が見られます。
ところがプラセボでは、11.60分から10.00分への変化にとどまりました。
2018年には、アメリカフロリダ州のサプリメーカーも臨床試験を行なっています。
勃起不全の自覚がある50~60代の男性13人がクラチャイダム100mgを30日間摂取すると、国際勃起機能スコア(IIEF)が大幅に改善したそうです。[3]
では、クラチャイダムはどうやって男性機能を改善するのでしょうか?
パヤオ大学の試験では血流中のテストステロンなどの濃度を調べましたが、プラセボ摂取者と大差なかったので、男性ホルモンに働きかけているわけではないようです。
ナレースワン大学(タイ)の研究グループによると、クラチャイダムにはPDE5という酵素を抑制するフラボノイドが含まれており、その中でも「5,7-ジメトキシフラボン」がもっとも強力とのこと。[4]
PDE5の働きを抑えると血管の緊張が緩和され、前立腺の平滑筋も弛緩して血流が改善するために男性機能が強化されます。
これはバイアグラなどED治療薬と同じメカニズムだそうです。
3.運動パフォーマンスも向上し疲労も軽減
運動パフォーマンス向上についても複数の臨床試験があります。
コンケン大学(タイ)の研究グループは、2015年に15~18歳の若いサッカー選手60人にクラチャイダム180mgまたはプラセボを12週間摂取させて各種運動テストを行いました。
すると、8週間後にはクラチャイダム摂取グループは右手39.6kg(1.8kg増)、左手37.2kg(1.1kg増)まで向上。
対するプラセボ摂取グループは右手37.5kgで変化なし、左手は35.1kgで0.6kg減。
プラセボグループの平均握力は元々0.3kgほど低かったのですが、両手とも2kgほど差がついてしまいました。
また、自転車エルゴメーター試験で最大酸素摂取量(VO2max)平均値を計ると、12週間後にはクラチャイダム摂取者は毎分45.09ml/kgから51.05ml/kgに改善。
プラセボ摂取者も摂取前の平均値は毎分45.09ml/kgでしたが、改善は47.10ml/kgにとどまり、持久力でも差がつきました。[5]
2016年には日本のオリザ油化株式会社も同様の臨床試験で、ボランティア男女24人の握力や自転車エルゴメーター試験などでの効果を報告しています。
さらに被験者の疲労度を調べると、摂取後のVASスコアが約10%改善、慢性疲労症候群(CFS)スコアも3.93ポイント改善するなど、プラセボに対する優位が示されました。
なお、この試験ではクラチャイダムを1日30mg、4週間摂取しただけで効果が出ている点が注目に値します。[6]
コンケン大学の研究グループによると、筋力増強効果は血管の緊張低下による筋肉への血流改善と抗炎症効果の働きで、心肺機能向上は抗酸化作用の働きとのことです。
4.ダイエット
クラチャイダムはエネルギー消費量もふやすので、ダイエットにも有効です。
2014年の天使大学など北海道の研究グループによる臨床試験では、20代の男性ボランティア20人が100mg分のクラチャイダムエキスを摂取しました。
その60分後には、エネルギー消費量が6,213kJ/dから6,442kJ/dとなり、229kJ/d増加。
特に褐色脂肪組織(BAT)の多い12人は6,076kJ/dから6,427kJ/dへ、351kJ/d増を記録しています。
この結果から、クラチャイダムは体内の褐色脂肪に働きかけることでエネルギー消費量を増やし、ダイエット効果を発揮すると結論付けられました。[7]
また、2018年には広島県の丸善製薬と医師の研究グループも脂肪減少効果を検証しています。
こちらの被験者は、BMI平均が27でかなり太めの男女76人(男性16人・女性60人)です。
この内38人がクラチャイダム150mgをカプセルで摂取し続けると、12週間後には内臓脂肪面積(VFA)が平均3.67cm2減、皮下脂肪面積(SFA)が7.79cm2減。
合計で総脂肪面積(TFA)が11.46cm2(4%強)減少となりました。
一方、同じようにプラセボを飲み続けた38人の内臓脂肪面積は0.50cm2増、皮下脂肪面積は4.21cm2増となり、総脂肪面積は4.71cm2(1.5%強)増加。
さらに、体重とBMIでも効果が出ています。
プラセボ摂取者の体重は69.12kgから68.86kgとなり0.26kg減にとどまりましたが、クラチャイダム摂取では68.63kgから68.14kgへ、約0.48kg減となりました。
BMIもプラセボでは27.16から27.06へ、わずか0.10ポイント減。
一方クラチャイダム摂取でも激減はしませんでしたが、27.09から26.90に変化し、プラセボの倍近い0.19減を達成しています。[8]
5.生活習慣病対策
クラチャイダムには動脈硬化、糖尿病、がんの予防効果も期待できます。
丸善製薬と医師の臨床試験では、ダイエット効果だけでなく被験者の血液も調べました。
まず、悪玉コレステロール(LDL)は12週間のプラセボ摂取で130.5mg/dlから132.2mg/dlへ微増してしまいましたが、クラチャイダム摂取では135.9mg/dlから133.8mg/dlに改善。
中性脂肪(TG)はプラセボで83.2mg/dlから88.4mg/dlへと6%以上増えた一方、クラチャイダムでは102.6mg/dlから92.3mg/dlに減少し、10%も改善しました。
これで動脈硬化の予防が期待できます。
空腹時血糖値(FBG)はプラセボで85.7mg/dlから88.6mg/dlに増えましたが、クラチャイダムでは89.2mg/dlから88.9mg/dlとなり、微減です。
以上から、研究グループはクラチャイダムによる高血圧、糖尿病、動脈硬化などの予防に期待を示しています。
もうひとつの生活習慣病、がんについても、21世紀に入ってから肺がん、白血病、卵巣がんや子宮頚がんなどの細胞レベルの研究が進行中です。
例えば2022年キョンヒ大学(韓国)の最新研究では、毒性が弱く抗がん効果があるセレンナノ粒子の生成に成功しています。
胃がんの細胞をクラチャイダム由来のセレンナノ粒子入り培養液に入れると、濃度200µg/mlでがん細胞の生存率は20%程度まで低下しましたが、正常な細胞は80%以上が生存したそうです。
この実験では、クラチャイダムの成分がミトコンドリアを破壊してがん細胞の死を促したり(アポトーシス)、たんぱく質を変質(オートファジー)させたりして胃がんを抑制することも明らかになりました。[9]
6.抗酸化作用でアンチエイジング
抗酸化作用によるアンチエイジングでも成果が出ています。
コンケン大学(タイ)は、2012年には60歳以上の健康なボランティア45人(平均年齢62.8歳)に対する臨床試験も行いました。
この試験でも、15人ずつがクラチャイダム25mg、90mg、プラセボのいずれかを摂取しており、8週間後にはクラチャイダム90mg摂取者の握力が顕著に向上しています。
アンチエイジング関連試験でも90mg摂取で効果が確認されました。
まず、腕を使わずに起立と着席を繰り返す「30秒椅子立ち上がりテスト」の成績は、18.60回から20.66回に改善。
6分間歩行試験も572.80mから30mほど改善して601.26m歩行できました。
さらに、片足のつま先にもう一方の足のかかとをつけるようにして、平均台の上に立つような姿勢を続ける「タンデム立位テスト」でも効果を確認。
この試験は目の開閉と左右の足どちらを前にするかで4通りの試験をしましたが、姿勢維持タイムは全て改善しています。
一方、プラセボを摂取しても30秒椅子立ち上がりテストは19回前後、6分間歩行試験では570m前後でほぼ変化なし。
タンデム立位テストでは、目を閉じて左足を右足の前につけた時、ふらつかずに立っていられた時間は18.80秒から21.20秒に改善しましたが、他の3パターンでは現状維持か少し悪化となりました。
これらのアンチエイジング効果の要素の一つは、抗酸化作用だと考えられています。
クラチャイダムを摂取すると、血液中の抗酸化能力を持つ酵素が増加します。
特に90mg摂取すると8週間後には活性酸素を分解するSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が約70%増、GSH-Px(グルタチオンペルオキシダーゼ)も約80%増加、過酸化水素を分解するカタラーゼは約3倍になりました。
しかしプラセボではそのような変化はありません。
以上の結果から、クラチャイダムは血管を拡張するだけでなく、酸化ストレス抑制で細胞内のミトコンドリアのエネルギー(ATP)生産も改善するため、心肺機能と筋力を強化すると考えられています。[10]
さらにコンケン大学では、クラチャイダム抽出物による変形性膝関節症への影響を調査した研究をもとにレビューを実施。
60代の変形性関節症患者の患部にクラチャイダム抽出物のクリームを塗ると、他の鎮痛クリームと同等の鎮痛効果やひざの可動域を拡大する効果があったそうです。[11]
7.長寿遺伝子活性化でさらに広がる可能性
このようにクラチャイダムは多能ですが、2021年東京大学が発表した最新研究のおかげでこれからますます注目されるでしょう。
クラチャイダムに含まれるフラボノイドKPMF-8を加えてヒトの細胞を培養すると、長寿遺伝子サーチュイン1(SIRT1)の活動が通常の1.7倍活発になると判明したのです。[12]
長寿遺伝子サーチュイン1(SIRT1)は、その名の通り長寿をもたらす遺伝子。
アルツハイマー病、骨粗鬆症、動脈硬化、骨格筋減少症などの老化関連疾患に効果があるだけでなく、インスリン抵抗性を改善し、がん細胞も抑制できると考えられており、重視されています。[13]
ブドウや赤ワインに含まれるレスベラトロール(ポリフェノールの一種)にも同様の効果があることが知られていますが、実験におけるレスベラトロールの長寿遺伝子活性化効果は1.2倍でした。
この違いからもクラチャイダムのすごさが分かるような気がします。
規格化されたブラックVキューブで摂取しよう!
ペニスを増大させて勃起力も高め、運動パフォーマンスも向上させるクラチャイダム。
ダイエット効果もあって生活習慣病の予防にも役立ち、アンチエイジング効果まで。
そのうえ、長寿遺伝子活性化でもレスベラトロールをしのぐ結果となっています。
これほど多芸多才な成分は珍しいですね。
今回ご紹介しきれませんでしたが、実はクラチャイダムは血行改善によるむくみ改善、美肌、月経改善など女性の健康にもよいとされているので、正に老若男女の役に立ちます。
ここまですごいと、もはや最強の成分といってもいいのではないでしょうか。
なお、安全性も臨床試験で確かめられており、申し分ありません。
大いに活用したいところですが、苦味や癖があってそのままでは食べにくいのが玉にキズ。
ブラックVキューブのような、しっかり規格化された成分をサプリで摂取するのが王道でしょう。
海外ではすでに活用されているブラックVキューブですが、男性機能と運動パフォーマンスに加えて、クラチャイダムの長寿遺伝子活性化作用の新発見でさらに注目されるはず。
お店やネットショップで見かけたら要チェック、おすすめの最強成分です。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERニュース担当
STERON編集部のニュース担当チームです。
恋愛やセックス、雑学など男性が気になる世界のニュースを毎日お届けしていきます。
あなたにおすすめの記事
-
玉ねぎでテストステロンが増えるメカニズム4つとおすすめ…
玉ねぎでテストステロンが増えるメカニズム4つ 「テストステロンを増やすには玉ねぎが良いって聞いたことあるけど、本当に増えるの?」 こんな疑問…
2023.01.04
-
モテホルモンのテストステロン低下による9つの危険性
最近「テストステロン」という単語を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。 なんとなく体に良いとか、運動すると増えるといった印象があるかと…
2018.12.21
-
モテホルモンの「テストステロン」を増やすと話題のマグネ…
マグネシウムとはどのような成分? マグネシウムは、体内に多く存在するミネラル成分の1つです。成人の場合はおよそ25gを体内に保有しています。…
2019.02.21