【14個の健康阻害】寝る前にカップラーメン食べるのは絶対NG!根拠をもとに徹底解説

公開日:2023/03/18
更新日:2023/04/04

寝る前にこそ食べたくなるカップラーメン。
ですが、その誘惑への敗北こそが一生を棒に振る要因だったのです。
今回はカップラーメンを寝る前に食べてはならない理由を解説します!

    手軽に空腹を満たせる カップラーメン

    寝る前につい食べてしまいたくなる気持ちはわかりますが・・・。

    断言しましょう。夜中に食べると、絶対後悔します!

    今回は寝る前のカップラーメンがどんなリスクを持っているか徹底解説します!

     

    意外と知らない!カップラーメンに含まれる成分とは?

    と、その前に。まずはカップラーメンの正体を暴くところからです。

    体に悪いって印象はありますが、一体カップラーメンにはどんな成分が含まれているのでしょうか?

     

    実は栄養素も含まれている

    「なんとなく体に悪そう・・・」と思われがちなカップラーメン。

    しかし、実は栄養素もしっかりと含まれているんです。

    例えば、代表的な日清食品のカップヌードル1個(78g)の栄養成分表示は以下の通りです。

    カップラーメン

    https://www.nissin.com/jp/products/items/10561

    脂質や糖質、たんぱく質は想像がつきますが、ビタミンB1やB2、カルシウムも相応に含まれていますね。

     

    添加物はかなり多め

    配合成分

    そんなカップラーメンですが、油断は禁物・・・。

    長期保存などを目的とし、たくさんの添加物が用いられています。

    代表的な添加物をまとめてみました。

    名称役割
    調味料(アミノ酸等)うまみの追加
    かんすい麺の食感・風味をよくする
    カラメル色素麺の色を一定に保つ
    乳化剤全体的な油脂の均一化
    リン酸塩保水性や見栄えをよくする
    人工甘味料甘みの追加

    メディアで取り沙汰される乳化剤やリン酸塩、人工甘味料など身体への影響度が高い物質も含まれています。

    さらにこれだけでなく、日清食品のカップヌードルではなんと計22種類もの添加物が含まれているのです!

    内容を分析してみても、とても健康的とは言えない成分が並んでいますよね。

     

    油分の量も半端じゃない

    油分の多さも特徴の一つ。

    長期保存を目的とし、カップラーメンの麺はパーム油や大豆油などで揚げて乾燥させており、油分は重量の約30%を占めるほど。

    言うなれば大きな揚げ物です。

    一般的な78gのカップラーメンの場合、全体では約15gと大さじ1杯分の油分を含んでいるのです!

    大さじ1杯分の油を飲んでいると考えるとちょっと恐ろしくなってきませんか? 

     

    寝る前のカップラーメンがもたらす14個の健康阻害

    さて、カップラーメンには添加物や油分が豊富に含まれていることは分かりました。

    果たして一体どんな悪影響を及ぼすのでしょうか。

    寝る前にカップラーメンを食べる14のデメリットについて、含まれる成分をベースに掘り下げていきましょう! 

     

    1.糖質が交感神経を刺激して眠りを阻害する

    含まれる糖質が睡眠の質低下をもたらす恐れがあります。

    原因は血糖値の上昇にともなう交感神経の活発化。

    交感神経が優位になると体が興奮状態となり、リラックスモードに入れなくなるんです。

    またノルアドレナリンなど覚醒レベルを上げる神経伝達物質が分泌され、睡眠覚醒の全体的なサイクルにまで悪影響が及ぶことに![1]

    睡眠不足は翌朝の血糖コントロールにも響くことも。

    ちゃんと朝食を摂ったにも関わらずなんだかやる気が出ない・・・なんてことはありませんか?

    原因は睡眠不足による血糖値の乱れである可能性があります。[2]

    カップラーメンは78g中、44.5gの炭水化物≒糖質が含まれており、実に総重量の60%弱が糖質という結果に!

    眠りの質に大きく影響する夜間の糖質、絶対に避けるべきですね。

     

    2.塩化ナトリウムの利尿作用で中途覚醒のリスク大

    塩化ナトリウムも睡眠によくない影響を与えます。

    これは塩化ナトリウムの利尿作用が理由。

    血中のナトリウム濃度が高まると腎臓がうまく水分を吸収できなくなり、尿としてどんどん体の外に排出されてしまうのです。

    長崎大学泌尿器科の研究では、”塩分のとり過ぎが過剰な水分摂取につながり、それが頻尿を招いた可能性がある”[3]とも報告されています。

    健康な成人男性の1日の塩分摂取量目安は7.5g程度。

    一方でカップラーメンは1杯につき約5gと2/3に相当する塩分量が含まれているんです!

    せっかくよく眠れていたのにおしっこのために目が覚める・・・なんだかもったいなく感じてきませんか?

     

    3.乳化剤による便意でも目が覚める

    便意

    カップラーメンに含まれる乳化剤も体に良くありません。

    水分と油を混ぜるために用いられる乳化剤ですが、近年の研究では腸内細菌のバランスを崩し、排便に悪影響を与えてしまうことが分かってきています。

    2015年、国際的な総合学術誌であるNatureにこの関係性を示す報告が掲載されました。

    乳化剤として用いられる化学物質がマウスの結腸内バクテリアの構成を変えてしまい、腸の炎症や代謝障害を引き起こすというのです![4]

    寝る前のカップラーメンによって腸内環境が変化し、夜中にお腹が痛くなってトイレへ・・・なんて、笑えないですよね。

     

     4.肝臓に負担をかけて睡眠時無呼吸症候群を引き起こす

    寝る前のカップラーメンは肝臓に大きな負担をかけ、肥満を引き起こします。

    肝臓は摂取した栄養を代謝してくれますが、必要量を上回ると貯蔵庫としての役割も果たす優れモノです。

    しかし、仇となってカップラーメンに含まれる酸化防止剤など分解しづらい添加物が肝臓の健全な運営の負担となることも。

    みなさん、睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気を聞いたことがないでしょうか?

    肥満によって引き起こされる睡眠障害として代表的な病気で、睡眠の質の低下を招くばかりか、場合によっては脳卒中など重大な症状を引き起こす可能性も。[5]

    太ったうえに命まで危なくなる、こんな災難はできる限り避けたいですよね!
     

    5.エネルギー不足や老廃物の蓄積で疲労が取れない

    肝心要(かんじんかなめ)という言葉にもあるように、人間の活力を生み出してくれる肝臓は心臓と比肩するほど重要な器官です。

    では肝臓が正常に働かなくなったらどんな影響が出てきてしまうのでしょうか?

    そもそも肝臓は大きく以下3つの機能を担っています。

    ・代謝 ・・・ 栄養素を体内で利用できるカタチに変換して、全身へ送り出します。
    ・解毒 ・・・ アルコールや薬物など、身体に有害な物質を解毒・分解して処理します。
    ・胆汁生成 ・・・ 脂肪の消化吸収を助ける胆汁という消化液をつくります。
    (出展:https://www.hepa.jp/fatigue/)

    エネルギーを生成し、毒を分解するのが肝臓の役割なのです。

    つまり肝臓がうまく機能しなくなってしまうと、活力が湧いてこず、老廃物の処理もままならないことから疲労が蓄積されやすい体になってしまうということ・・・!

    普段頑張ってくれている体を労わるためにも、夜のカップラーメンは控えた方がよさそうです。

     

    6.うつ病などの精神疾患に繋がる

    ストレスに悩む男性

    夜に食べるカップラーメンは身体ばかりか、なんと精神にまで影響を及ぼします。

    カナダにあるカルガリー大学のマーク・G・スウェイン教授によれば、”慢性肝疾患と疲労は複雑な関係性にあるものの、両者の間には強い社会的・文脈的な要素があり、うつ病や不安状態による行動の変化と関連が見られる”とのこと。[6]

    つまり肝疾患がもたらす疲労は通常の疲労とは異なり、うつや不安など精神に影響を与える可能性が高いと報告しているのです。

    あなたが今食べようとしているカップラーメン、うつ病になってまで食べたいものですか?

     

    7.尿酸濃度を高めて痛風になる

    カップラーメンには痛風の原因となるプリン体が多量に含まれていることをご存じでしょうか?

    痛風はプリン体の摂取による尿酸値の上昇で引き起こされます。

    プリン体は細胞を構成する成分のひとつで、例えばイノシン酸やグアニル酸など”うまみ”のもととなるアミノ酸にも含まれています。

    カップラーメンには調味料としてアミノ酸も添加されており、ラーメンスープには100mlあたり約32gのプリン体が含まれているという分析[6]もあるほど!

    プリン体を含む飲み物として代表的なビールですら100mlあたりのプリン体量は約7gであり、ラーメンスープは実にビールの4.5倍という驚異的な数字です。[7]

    痛風は文字通り風が吹くだけで痛むほどの炎症を引き起こす病気。

    そんなの絶対にかかりたくないですよね・・・。

     

    8.カルシウムの吸収効率低下で骨が弱くなる

    カルシウム

    健康な骨に不可欠な栄養素、カルシウム。

    カップラーメンの中に含まれるリン酸塩がカルシウムの吸収を阻害してしまいます。

    あまり耳慣れないリン酸塩ですが、実は人間の体内でも生成されています。

    副甲状腺ホルモンが体内のリン酸塩とカルシウムのバランスを司り、骨成長が必要な際にはリン酸塩の腎臓吸収量を抑制する役割を担っているのです。[8]

    つまりリン酸塩が多いとカルシウムが吸収されづらくなってしまうということ!

    骨は約40%がカルシウムで構成されていることを考えると、骨が弱っていくのも自明の理と言えるでしょう。

    骨粗しょう症になってちょっとつまずいただけで骨が折れてしまう、そんなおじいさんにはなりたくないですよね。

     

    9.鉄分が不足して貧血をもたらす

    カップラーメンに含まれるリン酸塩ですが、貧血を引き起こす可能性もあります。

    貧血には大きく以下5種類あり、リン酸塩はこのうち鉄欠乏性貧血の原因になることも。


     1.鉄欠乏性貧血
     2.ビタミンB12欠乏性貧血
     3.肝臓疾患に伴う貧血
     4.腎臓疾患に伴う貧血
     5.遺伝性貧血症


    リン酸塩を過剰摂取すると腎臓で鉄分が吸収されづらくなり、鉄分がどんどん体外へ排出され欠乏状態に。[9]

    鉄欠乏性貧血は無自覚・無症状なことも多い病気ですが、放置すると様々な影響が出てきます。

    貧血を軽視し、治療せずに放置していると、爪がもろく欠けやすくなったり、食べ物を飲み込むのが困難になる嚥下(えんげ)障害を発症することがあります。また、貧血は酸素を運ぶ能力の低下によって起こる「低酸素症状」です。(中略) その結果、心臓や脳に負担がかかり、心筋梗塞や記憶力低下など深刻な病気を引き起こしてしまうケースもあるのです。 (引用:マスチゲン博士の貧血研究所)”

    まさかカップラーメンが貧血を引き起こすとは驚きですが、事実として受け止めなければいけません。

     

    10.寝る前の脂質や糖質は肥満リスクを爆増させる

    夜寝る前の食事は太りやすいかも・・・と漠然と認識している人も多いでしょう。

    夜間にBMAL1と呼ばれる細胞が多くなるのが原因の一つ。

    BMAL1とは時計遺伝子の一種で、脂肪を蓄積する機能をもっています。

    つまりBMAL1が多ければその分脂肪もどんどん作られていくってこと。

    そんなBMAL1ですが、昼間に比べて夜間のBMAL1生成量はなんと20倍・・・![10]

    就寝前の脂質や糖質は肥満への片道切符なのです。

     

    11.水分が体内に溜まってむくみになる

    ラーメンを食べた翌朝、顔がなんだかむくんでいる・・・と感じたことはありませんか?

    原因は塩分の多量摂取によるむくみのせいです。

    水分は身体の60%程度を占める大きな要素であり、 水分と塩分は密接に関連しています。

    ”体内の塩分濃度は、常に0.9%に保たれている。これは、塩分濃度が高すぎても、低すぎても細胞が生きられないからだ。そのため、塩分を沢山摂取すると、体の塩分濃度を薄めようとして、水分の排出を控え、体内に水分を溜め込むようになる。
    体内に過剰に溜め込まれ、行き場を失った水分や老廃物は、血液循環やリンパ液の循環を滞らせ、次第に血管やリンパ管から漏れ出し、皮膚と皮下脂肪に溜まってゆく。これがむくみとなって現れてくるのだ。 (引用:タイヘイファミリーセット)”

    むくみは顔を大きく見せたり、マスクの耳ひもの跡をくっきりと残してしまうなど、ルックスを大きく損なう危険性があります。

    さらには代謝をさまたげ、疲労感の原因になってしまうことも。

    スマートな男性と思われるためにも、むくんだままの出勤は避けるべきでしょう。

     

    12.寝る前の脂質はニキビなどの肌荒れを発生させる

    ニキビ

    テカったおでこや脂ぎった頬・・・、”オジサン”にはオイリーなイメージがつきまといます。

    夜のカップラーメンは”オジサン”へ続く恐ろしい歩みとなってしまうんです。

    カップラーメンを食べることで血中の脂質濃度が大きく上昇し、さらに油が皮脂腺を介して過剰に体外へ排出されてしまう・・・これがテカりのメカニズムです。

    肌のタイプは大きく4種類に分類され、中年男性は特にオイリー肌になりやすいと言われます。

    (出展:https://pair.lion.co.jp/article/cause/003_oilyskin.htm)

    その原因のひとつは疲労やストレスによって交感神経が刺激され、男性ホルモンであるジヒドテストステロンが過剰に分泌されること、ふたつに脂質の多い食物の摂取が多いことです。
    残業続きで深夜に帰宅し、軽く済ませようとカップラーメンを食べ風呂も入らずに寝てしまう・・・。こんな経験、誰しもしたことがあるんじゃないでしょうか。

    脂性肌はニキビができやすくなるなど多くの肌トラブルの元。

    肌をきれいにするだけで10歳若く見えると言われる昨今、”イケオジ”を目指すためにも夜のカップラーメンは厳禁ですよ!
     

    13.糖質や脂質が血流を悪化させて男性機能が衰える

    勃起不全を改善するための前立腺マッサージ

    カップラーメンに含まれる糖質や脂質が血流を悪化させ、その結果男性機能が衰える危険性すら孕んでいるのです!

    糖質を多く摂取すると血中の糖分量(血糖値)が増加し、血液の粘性が高まります。

    さらに血中の脂質が増加すると高脂血症のように、血がもっとドロドロと詰まりやすい状態に・・・。

    勃起は陰茎の海綿体という組織に血液を流し込むことで大きく膨張させるというメカニズムであり、良好な血流が絶対に不可欠。

    つまり糖質と脂質による血液ドロドロ化が勃起機能を阻害してしまうのです![11]

    男性のシンボルともいえる性機能が低下していく、そんな事態を引き起こしてまで食べたいカップラーメンなんてあるわけないですよね。

     

    14.血行不良は薄毛をもたらす

    血の巡りと薄毛、一見関係ないように見える両者ですが、実は有意な相関があります。

    そもそも薄毛とは男性型脱毛症(AGA)という病気が引き起こす状態のこと。

    AGAによって毛根の成長周期が乱れ、通常よりも早いサイクルで脱毛が繰り返されてしまうことで毛根が早い段階で死滅し、頭部から毛が失われていってしまうのです。

    そんなAGAを抑制できる夢のような物質、それが成長ホルモンです。

    成長ホルモンは睡眠中、特にノンレム睡眠の際に分泌が促されるホルモンですが、血流が悪くては効果を全身に巡らせることができません。[12]

    カップラーメンによって血流が悪くなるのは前項の通りですが、まさか薄毛の原因にもなりえるとは・・・。

    薄毛をもたらす深夜のカップラーメン、食べるのは今すぐにやめましょう。

     

    誘惑に負けるな!寝る前のカップラーメンは控えよう!

    夜のカップラーメン、食べるには相当な覚悟が必要だとお分かりいただけたんじゃないでしょうか。

    太ったっていい、病気になったってかまわない、ましてや薄毛になってもなんの問題もない!という人は止められませんが、みなさんそんなことは思っていないはずです。

    少しの我慢の積み重ねが体を、心をより良く健康に保ってくれます。

    夜のカップラーメンはまさしく禁断の味、惹かれてしまう気持ちもわかりますが、その誘惑に打ち勝ってステキな自分を手に入れましょう!

     

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