世界でも日本の「HENTAI」が大人気

公開日:2022/03/03
更新日:2022/03/04

  • 記者 WRITER
    Atsushi

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    規模が世界一と言われている超有名なAVサイトであるPornhub。みなさんもお世話になった経験があるのではないでしょうか。

    このサイトでは世界中からアクセスされる膨大な「データ」をもとにして、毎年の統計データを発表することでも知られています。

    この中では実に様々なデータが提供されるのですが、注目を集めるのは何と言っても一番多かった検索ワードということになるでしょう。

    そして、その2021年度のトレンドの映えある栄冠は、何と「ヘンタイ」というキーワードであるのは、知る人ぞ知るこの世界では明白な事実なのです。

    「ヘンタイ」―日本人にとってはこの何とも淫靡なイメージのある言葉が世界的な「共通語」として、今や世界に認められてしまったのです。

    今回の記事ではそんなHENTAIについて、Pornhubの見解をご紹介します。

    参照記事:https://www.pornhub.com/insights/yir-2021#top-20-countries

     

     

    日本の文化では、「ヘンタイ」はあらゆる種類の性的フェチを指すことができます。

    しかし、世界中で、それはアニメのポルノ形式、日本の映画やテレビアニメーションのスタイルを最も頻繁に説明しています。

    何十万もの変態ビデオがPornhubで見つかります。

    これには、プロの作品、ファンが作成した自家製のアニメーション、3Dで生成されたシーンが含まれます。

    ヘンタイは、Pornhubの最大の視聴国である米国でトップの座を獲得した後、世界で最も人気のある検索用語になりました。

    ヘンタイは、2021年にほぼすべての国でトップ10の検索でした。

    臨床心理士であり、セックスセラピスト、Pornhubセクシャルウェルネスセンターのディレクターであるローリーベティト博士は、次のように述べています。

    「それらは、動き、角度、色、および顔の表情に関して、より視覚的な刺激を提供する可能性があります。

    それは現実ではなく、現実が提供する制約を少なくして、さらに先に進むことができます。

    変態ポルノはまた、より多くのストーリーを持っている傾向があり、人々はますます文脈に引き付けられているようです。

    ストレートな表現がメインの欧米製や中国製のものと比べて、ストーリー性のある内容の展開と、アニメの世界という特別な世界観の結びつきが、より一段と世界の人々を惹き付けているようなのです。

    ちなみに、2位以下が、

    1. ロマンス
    2. グループセックス
    3. フィットネス
    4. スワッピング
    5. チャレンジ
    6. トランスジェンダー

    という内容からしても、この「ヘンタイ」の異様な人気ぶりが大注目であることがよく分かります。

    一方で、Pornhubには100以上もの動画カテゴリがあるとのことですが、その中でも最も人気があるのが「日本人」とのこと。

    「ヘンタイ」と「日本人」がどこまで結びついているかについてまでは触れられていませんが、この世界では「日本人」的なものが伝統的に大人気であることは間違いのないことのようです。

    ちなみに2021年にはPornhubの平均視聴時間は955秒で、前年に比べて29秒減少したとのこと。

    これについての解説では、「誰もが自慰行為を29秒間短縮したということではなく、便利な検索アルゴリズムと源泉されたカテゴリタグのお陰で、訪問者が自分の欲しい物をいち早く見つけている可能性が高い」と結論づけていますし、ネットワークの高速化もその理由の一つとして挙げられています。

    また女性は男性と比べて視聴時間が14秒ほど短く、1824歳の訪問者は高齢者と比べて61秒短く、65歳以上の高齢者は平均よりもさらに96秒余計に時間を使っているという統計もあるようです。

    これについての解説は、「ポルノ、エロチックなこと、セックスは明らかに若者だけのものではありません。

    団塊の世代はますます性的なままでいることに関心を示しています。

    しかし、年をとるにつれて、そこにたどり着くためにより多くの刺激が必要になることがあるため、より長い訪問の傾向が見られる場合があります。

    ポルノサイトへのアクセスは、セクシュアリティへの開放性が高まっているもう1つの例です。」とのこと。

    思い当たる方も多いかもしれません。

    使用機材についての統計もあって、2021年ではPornhubのトラフィック全体の83%がスマートフォンで、次いでタブレット、そしてデスクトップ+ラップトップはわずか14%にしか過ぎなかったという現実はちょっと意外な部分でもあります。

    ここまで細かな分析がされるとなると、我々としては、どうしても「日本」に対しての結果がどうなっているかが気になってしまいますよね。

    それについても詳しく分析されていて、まずは日本で一番検索されたキーワードは「日本人」で、次に「アマチュア」、「変態」、「オナニー」が続きます。

    「既婚女性」、「成熟した女性」、「巨乳」なども前年比でランクを上げました。

    トレンドの面から言うと、おそらく東京オリンピックの結果である「アスリート」の+ 491%の増加が際立って目立ち、また世界の他の国との比較では、日本では無修正漫画カテゴリを+ 351%表示している可能性が高く、「ユーロ」で+ 83%、「コスプレ」で+ 73%多く表示されているというのもお国柄の現れなのでしょうか。

    視聴時間でみると、日本での平均が10分3秒で、フィリピンに次いで世界で2番めの長時間視聴国であるだけでなく、世界のトップ20の中で、唯一視聴時間が伸びた(+12秒)国だということも意外な結果でした。

    「ヘンタイ」というキーワードが今の世界で一番トレンディだということを誇って良いのかどうかはともかく、少なくともそんな言葉を生み出すだけの発信地として、日本は高いポテンシャリティがあるということだけは間違いないのでしょうね。

    「日本人」というキーワードが圧倒的な人気を長く保ち続けていると言うのもうなずけるところ。

    ストレートな表現が多い欧米や中国発のAVと比べると、情緒のあるストーリー性をもたせるところなど、日本的な細やかな配慮がされている日本のAVが支持されているのも、誇るべき側面なのかもしれません。

    一方で、モザイクなしでは違法とされてしまう日本という国が、世界的に見ると如何に特殊な国なのかということにもなるのでしょう。

    でもこうしたマクロ的な視点から物事が見られるようになったということも注目すべきことなのかもしれません。

    きっとこんな分析から、AVの新たな方向性が見いだせる日がくるのかもしれませんね。

     

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    • 記者 WRITERAtsushi

      現在は在宅で翻訳や通訳を行っています。文章を書くのが好きで、自分で物語やエッセイを書いたりもしています。趣味は鉄道模型。自分で図面を書き、真鍮板から車両を切り出して折り曲げ、ハンダ付けで組み上げていくのを楽しんでいます。

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