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- 【想像と違う】ペニスフェンシングとは?どこよりも詳しく解説
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ペニスフェンシングとは?
男同士がペニスの誇りをかけ、イキリ勃ったティムティムをぶつけ合う。
それが性界の王者決定戦、ペニスフェンシング!!!
…きっと、この言葉を初めて聞くみなさまが、こんな想像をしたことでしょう…。
しかし、実際のペニスフェンシングは想像とはちょっと…いや、かなり異なるものなんです。
ペニスフェンシングを一文で説明すると、「雌雄同体であるヒラムシの生殖行為」。
もっと簡単に言うと、ヒラムシの独特な交尾方法に付けられた名前が、ペニスフェンシングなんです。
なんだかいきなり斜め上の説明すぎて、どんな行為か想像できないですよね。
もうちょっと詳しくご説明しましょう!
そもそも、ヒラムシって?
ヒラムシとは、海の中の生物です。
その名前の通りに、楕円形で薄く平べったい見た目をしており、周りを波打つヒラヒラに囲われています。
(このヒラヒラが、ちょっとアソコのヒダみたい。筆者心の声)
体は柔らかく、個体によって様々な模様があり、まれに棒状の形をした子もいるそう。
パッと見は、ウミウシの仲間?というように見えます。
海岸の石の上や、岩の裏を這うようにして生活しています。
泳ぐこともあるそうですが、あまり長い時間は泳げません。
穏和そうな見た目に反して肉食の種類が多く、その薄い体を生かして貝の中に侵入し、貝の身を食べることが多いそう。
また、一部の種類はほかの動物に寄生して生きていくこともわかっています。
ヒラムシの生態、雌雄同体(しゆうどうたい)とは?
ペニスフェンシングを理解する上でもっとも重要と言えるのが、雌雄同体と言う生態です。
雌雄同体(しゆうどうたい)とは、一般に、雄の生殖器官と雌の生殖器官を一個体に持っているものを言う。そうでないものは雌雄異体(しゆういたい)という。植物の場合にはそれぞれ、雌雄同株(しゆうどうしゅ)、雌雄異株(しゆういしゅ)という。
雌雄同体の場合、雄の生殖器官と雌の生殖器官が別々に存在し、機能する。(引用:Wikipedia)
要するに、ひとつの生物の中にオス・メスの生殖機能、両方を持ち合わせているということですね。
少々意味が違うところもありますが、人間なら「ふたなり」のような状態です。
自然界では意外にも雌雄同体の生物は珍しいわけではありません。
有名な生物ですとカタツムリやミミズなどもオスとメスの性質をひとつの体に持ち合わせています。
そんな生態を持つヒラムシが行う交尾がペニスフェンシングです。
お互いにペニスを相手の体に刺し合おうとバトルする姿がフェンシングに似ていることから名付けられました。
勝敗によって今後の性別が決定する
- ペニスフェンシングに勝った = 相手にペニスを刺したほう = オスとして次のバトルに
- ペニスフェンシングに負けた = ペニスを刺されたほう = メスとして産卵
という役割になり、刺されたほうが卵を持ち産卵することになります。
ちなみに、背や腹などの隙のある場所に刺されるらしいです。
なんかちょっと真面目な話っぽい…?
そう、ペニスフェンシングという言葉に反して、真面目な自然界の生殖行為の話なのです。
気になるペニスフェンシングのやり方って?
やり方は実際のペニスフェンシングを見ていただくのが、一番わかりやすいです。
いかがでしたでしょうか?
2本のペニスをイキリ勃たせて戦い、果てるときには真っ白い精子のような液体を出している様子が伺えます。
お互いの体をねっとりと絡み合わせて行うヒラムシのペニスフェンシング。
交尾ということもあって、なんだか人間のSEXを彷彿とさせませんか?
さて、映像を見る前は「ペニスフェンシングなんて、なんてパワーワードなんだ…笑」と思っていました。
しかし、映像を見て妙に納得。
- ヒラムシのペニスは、フェンシングさながらの白い突起。先端は割と鋭利に尖っている
- 人間のペニスの勃起のように、ググっと大きく膨らんだ真っ白ペニスを武器にする
ペニスフェンシングと名付けたくなる気持ちもわかる気がします。
ちなみに、ペニスフェンシングを終え見事ペニスを刺したほうは、次のペニスフェンシングに向けて相手を探しに行くのだそう。
見れば見るほどなぜかSEXYに見えてきてしまう、なんとも不思議なヒラムシの生殖行為。
それがペニスフェンシングなのでした。
ヒラムシ以外にペニスフェンシングを行う動物3種
厳密にいうとペニスフェンシングではないんだけど、似たような行為を行う動物を3種ご紹介いたします。
1.ボノボ
アフリカのコンゴに住む、ボノボ。
人間も含めて、現在地球上には約220種の猿たちがいると言われていますが、ボノボはその中の一種。
猿の中でもチンパンジーに近い種族で、極めて知能が高いとされています。
ボノボはとても温厚な性格をしていて、「力で解決しなければならないような問題などをSEXに似た行動で解決する」生き物なのです。
いろいろと調べた結果、ボノボのペニスフェンシングは「オス同士が木の枝などにぶら下がり、自分の勃起したペニスをフェンシングのようにぶつけ合う行動をする。」とのことでした。
実際の動画、見てみたいですよね!
私も皆様にお見せしたい!と思い必死に動画を探してみましたが、残念ながら見つかりませんでした。
がっかりしているととあるツイートがあり納得。
ヒラムシのペニスフェンシングから、ボノボのペニスフェンシングが注目されているみたいですが、ボノボのペニスフェンシングは野生ではほとんど観察されていない。ペニスフェンシングについては、ある本に書かれていましたが、幻のような行動です。(40代男性 教育関係)
こちらの方や研究している方の界隈では、ボノボのペニス フェンシングは幻の行動として扱われているようです。
今後の研究に期待が高まります。
ちなみにこの記事では、ペニスフェンシングの代わりに!近い行為としてメスのボノボの「ホカホカ」の映像をお届けします。
ホカホカとは、メス同士が女性器を擦り付け合う行為のことで、こちらもコニュニケーションの一環として行われるそうです。
まるで女性の貝合わせですね!
いつか、オスのボノボのペニスフェンシングの動画も見てみたいですね。
2.イルカ
言わずと知れた、海の人気者のイルカ。
イルカもボノボと同じように、オス同士でペニスフェンシングのような行動をするのだそう。
イルカのペニスフェンシング的な行動は
- 勃起させた自らの性器を相手に押し当てる
- のしかかる
- オス同士で交尾をする
このような行為をします。
こちらはイルカではなくイルカの仲間のスナメリですが、堂々のペニスフェンシング動画です。
0分25秒頃から、水族館に居合わせた大人たち絶句の行為が繰り広げられています。
ちなみに、イルカのオス同士の交尾については動画で見たスナメリと同じように行われます。
ちゅら海水族館のイルカのショーで、トレーナーがイルカの性別の見分け方について説明し始めた途端に、イルカが仰向けになって、チ*コをむくむくと大きくさせたことに驚いた。特定の言葉に反応して大きくするなんてどんなプレイよ。しかもそれでご褒美(餌)をもらえるなんて。(30代女性 サービス業)
イルカはパッと見では性別がわからない動物。
こちらの方が実際に見たように、お腹のあたりのスリットから勃起した性器が出てきたらオスなのです。
オス同士の交尾では、このスリットに片方が勃起した性器を入れて擬似交尾をします。
この擬似交尾には、
- グループの中での社会的結束を高めるため
- 本当の交尾のときの練習をするため
と言う見解があるそう。
また、オーストラリアの特定の地域の研究結果ですが、繁殖期を終えたオスのイルカ同士で同性愛行為が確認されています。
こちらは単に仲良しでじゃれあっていると言う状態ではなく、オス同士でのカップルの関係が一生涯続くこともあるのだそうです。
ペニスフェンシングもどき含め、イルカの生態は奥が深いですね。
3.ホモ・サピエンス
われわれ人間、ホモ・サピエンスも、立派にペニスフェンシングを行います。
厳密には兜合わせと言われ、男性同士の性行為の一種。
ペニスフェンシングって何かと思ってたらwwwてっきり兜合わせの英語版かとwww(30代男性 運送業)
界隈では有名な兜合わせ。
互いの陰茎を密着させ、刺激する行為。 竿合わせとも。亀頭の形状を兜になぞらえてこう呼ばれる。互いの陰茎をすり合わせたり、二本を掌で把握し一緒に摩擦するなどの刺激を加える。互いに陰茎をあて、擦り付け合う。勃起した陰茎を擦り合わせることによって、興奮を互いに共有し快感の相乗効果を期待することができる。(引用:Wikipedia)
そのうち、本当にペニスフェンシングを行う企画物のAVも出てきそうですね。
ペニスフェンシングはちょっと期待はずれ?
はじめに想像していたような、おちんぽチャンバラとは意味が違っていましたが(笑)
ペニスフェンシングと言うヒラムシの交尾を紐解いていくだけで、人間を含めさまざまな動物の性態を垣間見ることができました。
知っていればいつか役に立つかもしれない(?)ペニスフェンシング。
期待はずれだったなんて言わないで、ちょっとした性の豆知識のように思ってもらえたら、嬉しいです!
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
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