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- 何分から早漏?女性が満足する平均挿入時間
男性なら自分が早漏かどうか一度は不安に思ったことがあるのではないでしょうか。
たとえ、自分は大丈夫だと思っていても、女性側が満足していなければ本末転倒です。
そこで今回は、「何分で射精したら早漏なのか。そして女性はセックスの時どれくらいの挿入時間で満足するのか」を早漏になる原因も交えてまとめていきます。
Contents [目次を開く]
そもそも何分で射精すると早漏なの?
早漏と言ってもいったい何分で射精することが早漏に当てはまるのか。そもそも早く射精することだけが早漏と言われる条件なのか、曖昧な人が多いでしょう。
実は早漏の定義は2008年に米国泌尿器科学会(AUA)の年次総会で定められています。
それによると早漏とは性行為の時に、ほぼ毎回挿入前、あるいは挿入後1分以内に射精してしまうことを指すとのことです[1]。
たとえ1分以内に射精してしまっても、早漏だと考えるのは少し待ってください。過度な緊張が原因で一時的に射精がコントロールできなくなっているだけの可能性があります。
一方でセックスの度に1分以内で射精してしまう方は早漏と判断して良いでしょう。
また、自分で制御が全くできないという点も早漏を疑う症状の一つです。
「こんなに早く射精したくないのに」
そう考えていてもどうしても射精を制御できない男性は、将来的に早漏になる可能性が高いので注意が必要です。
女性によっては、挿入時間が長くても意図しないタイミングでの射精などコントロールができない男性のことを早漏だと考えることもあるようです。
女の子は15分間挿入してほしい!
ここまでお話した定義では、「1分以内に射精しなければ早漏ではない」と言えます。
しかしながら、最も大切なことはパートナーが満足することです。「早いね」なんて言われた日にはショックでセックスに対するトラマになり勃起しなくなるということも考えられます。
では、女性が満足する挿入時間は何分なのでしょうか。
小学館「sabra」誌の日本人女性1000人を対象にしたアンケートによると、満足感を得る挿入時間の平均は15.7分であるとの結果が出ています。
さらに詳細を見ていくと、30分以上セックスの時挿入していてほしいという女性は14%いて、反対に3分以内で終わらせてほしいという女性は全体のたった3%。1000人のうちたった30人でした。
つまり1分以内で射精しなければ早漏の定義には当てはまらないが、10分ももたないようでは女性は早漏と思われてしまう可能性が高いということです。
女性の多くが15分ほどを求めていることを考えると、せめて10分以上は挿入し続けられるように射精をコントロールできるようになる必要がありそうですね。
早漏の原因3つと改善方法
さて、女性が求める挿入時間は15分であるということがわかりました。ただ、今数分しか挿入できない方にいきなり15分の挿入時間を達成してもらうのはハードルが高いです。そこでまず最初の目標は10分程度にしましょう。
早漏というのは決して治せないものではありません。少しずつトレーニングを重ねることで5分・10分・15分と徐々にコントロールできるようになるはずです。とはいえ、原因がわからなければ適切な対策もできません。ここからは、早漏の原因と対策方法をお話します。
早漏の原因は、次に挙げる3つに分けることができます。
- 心因性:過度な興奮や、性行為に対するトラウマなど精神的な原因
- 過敏性:刺激に対して過剰に反応してしまうことが原因
- 衰弱性:勃起に関連した筋肉が弱まることが原因
さて、あなたはどのタイプでしょうか。ここから、各タイプを細かく見ていくので、原因を突き止めてください。
心因性の早漏
精神的な問題が原因となっているのが心因性早漏です。例えば、過度の興奮や性行為に対する不安感などがあります。
初体験の時に思いがけないタイミングで射精してしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。このような方は次の機会には問題なく射精をコントロールできるようになりますので、大きな問題はありません。
気をつけるのは、1度射精をコントロールできなかったことで精神的なトラウマになり、毎回数分ともたずに射精してしまうようになることです。
このような過去の経験がトラウマになってる場合、克服するには射精をコントロールできたという成功体験が必要です。まずは、挿入後に敢えてピストン運動を全く行わず、目標の挿入時間を達成すること。これが小さな成功体験になります。
次回はゆっくり動かしてみて、その次は少し時間を長くしてと小さな成功体験を積み重ねることで、トラウマは解消できるでしょう。
また、射精コントロールにはストレスも影響します。仕事やプライベートで過度なストレスを受け、イライラした状態で行う性行為は失敗しがちです。適切なストレスマネージメントも心がけてください。
ストレスマネージメントには、リラックス効果がある栄養素を摂取することも有効です。
例えば、トリプトファン。乳製品や牡蠣、バナナに含まれ、リラックス効果の高いセロトニンの生成を助ける成分です。ただし、体内では生成できないので、食べ物やサプリメントから摂取する必要があります[2]。
過敏性の早漏
過敏性早漏は、膣内の刺激の強さに慣れていないことが原因です。性行為の経験が少ない方や、自慰行為をあまり行わない方、包茎の方に多いとのことです。
解決策は刺激に慣れること。特に敏感な亀頭部分が刺激に慣れるようにトレーニングすることが大切です。
例えば、ローションなど潤滑油を用いて亀頭を擦り、その刺激に徐々に耐性をつけていきましょう。すぐには成果が見られないかもしれませんが、回数を重ねるごとに確実に刺激に強くなり、性行為時の射精をコントロールできるようになります。
ですが方法を間違えるとかえって早漏を悪化させる原因になってしまいます。性器の皮で亀頭に刺激を与えるやり方は直接的な刺激が亀頭に及ばず改善どころか悪化に繋がります。
また、時間をかけないやり方もよくありません。何分ということはありませんが、出来るだけ時間をかけるようにして長時間刺激に慣れるよう意識してください。
まずは3分、5分と小さな目標を設定してクリアしていくことで自信が生まれ、性行為に前向きな状態を作り出せるようになりますよ。
適切な力の入れ方がわからないという方はオナホールを使うのも1つの方法です。株式会社TENGAから、早漏対策用のオナホールも発売されているので、検討してみてください。
衰弱性の早漏
筋肉の衰えも早漏とは無関係ではありません。年をとるとともに、腕やお腹、背中の筋肉の弱まりを感じることは普通のことです。それと同様に勃起や射精に関連した筋肉も衰えているのです。
では、勃起や射精に関連した筋肉はどこにあるのでしょうか。最も簡単な特定方法は、射精を我慢するときの感覚を思い出すことです。
排尿を途中で止める時のような感覚ではありませんか。
この時に使われるPC筋と呼ばれる骨盤底筋の一部が弱まることで、射精を我慢できなくなり、数分しかもたない早漏になっている可能性があります。
ただし、この筋肉は鍛えることができます。トレーニングの方法はこちらをご確認ください。
しっかりとトレーニングして、射精のコントロールだけでなく勃起力も向上させましょう。
早漏は改善できる。
さて、ここまで何分からが早漏なのか、女性はどのように考えているのか、早漏を克服するにはどうすればいいのかということをお話ししてきました。
早漏とは定義上では1分未満での射精ですが、実情は10分は射精をコントロールする必要がありそうです。10分の目標を達成するためにも、まずは原因の特定と適切な対策を行いましょう。
早漏は改善できる性の悩みです。一緒に解決していきましょう。
STERONでは今後も早漏に加え、様々な性の課題に対して適切な解決法をご提案していきます。
勃起力、性欲低下、精力低下、男性の不妊など、相談しにくい悩みを抱えている方を救い出せるような記事を作成していきます。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERMASAJI(STERON編集部)
STEORN編集部
「性をロジカルに」をモットーに記事を執筆。これまで感覚的に語られてきた”性”というテーマを学術的・科学的根拠に基づいて伝えていきたい。ティーコンシェルジュの知識を活かし、健康問題の解決に向けたハーブティーのブレンドもこなす。
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