50代こそセックスすべき理由9つ!アラフィフの回数や頻度

公開日:2019/06/22
更新日:2022/02/09

50代がセックスすべき理由

50代になるとどうしても性生活の満足度が低下します。
実際アラフィフになると回数や頻度も減っているはずです。
しかし歳をとってもセックスはすべきなのです。
何歳になってもセックスをすべき9つの理由と方法を紹介します。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROSHI

50代の平均回数と頻度

向き合うカップル

年がら年中セックスの事ばかり考えていた若い頃に比べて、50代になると下半身の元気は無くなりがちです。特に男性の場合は加齢による変化や衰えが顕著で、勃起力が低下したり、性欲が落ちてしまう傾向にあります。

50代の男女は一体セックスをどのくらいの頻度で、どのくらいの回数行っているのでしょうか。オナホールで有名なテンガが2016年に行った調査によると、50代男性の半分以上が半年間の間一度も性行為をしておらず、50代女性はなんと7割以上もの女性が半年間一切のセックスがない事が判明しました[1]

確かに年齢と共に肉体的機能が衰えるのは自然の摂理です。しかし何歳になっても生涯現役のギラギラした男性がいるのも事実です。50代になってセックスをしないのは普通の事なのでしょうか?

実は50代こそ意識して積極的にセックスをする必要があるかもしれませんよ。今回は50代のアラフィフ世代がセックスをするべき7つの理由とメリットを紹介します。

 

50代こそセックスすべき理由

調査した結果、言える事は50代になっても一定頻度でセックスをする事にはメリットの方が多いという事。代表的なメリットを早速紹介していきます。

 

1.女性の性欲は50以降も健在

女性の年齢別ホルモンレベル

男性の性欲は50歳になっても現役な場合がほとんどです。実際に50を過ぎても風俗通いやAVやアダルトな雑誌が気になってしまう男性はたくさんいるはずです。

しかし奥さんにセックスをしようと声を掛けるのが難しいのも事実です。その理由は相手が望んでいるのかどうか分からないのが大きな理由の一つではないでしょうか。50代の女性に性欲はあるのでしょうか?

2012年にカリフォルニア大学サンディエゴ校は800名以上の女性を対象に性に関する調査を行いました。調査に参加した女性の平均年齢は67歳です。800名の60代以上の女性に性欲やオーガズムに関するアンケートを行った結果、性欲を感じる事がないと答えたのはたったの40%でした。また、定期的にセックスをしている高齢女性の67%は行為中にオーガズムに達していると答えました[2]

つまり50代女性であれば、性欲や性機能もまだまだ十分健在な事が予想出来ます。相手にその気がないと決めつけてセックスをしないのは意外と損をしているかもしれませんよ。

 

2.回数が多いほど夫婦中は良い

仲の良いカップル

セックスをしたって夫婦仲が良くなるわけない!と思う方もいるでしょう。

しかし定期的にセックスをしている夫婦ほど仲が良い事を示す研究結果があります。2014年にオーストラリアの大学(University of Wollongong)が3800名の男女を対象に調査を行った結果、性行為の回数や頻度が多い男女ほど、パートナーに対してよりポジティブな感情を頂いている事が判明しました[3]

特に50代になると心配のタネになるのが、不仲による離婚や浮気の危機です。日頃から意識して相手に触れる事で、何歳になっても離婚の心配のない良い夫婦関係を維持出来ると言えます。

しかし注意すべきは相手の同意なしで無理やり強要してしまう行為です。この調査では不本意の性行為は男女の関係性が悪化する結果が出ています。しっかりとムードを作って男側から誘ってみましょう。

 

3.精神的なメリットもある

健康的な男性

何に対してもやる気や活力に溢れていた20代の頃とは違い、50歳を超えると少しづつメンタル面も衰え始めます。実は定期的なセックスはそんなメンタル面の健康維持にも非常に有効なのです。

性的な興奮や刺激を受ける事で体内でオキシトシンとアドレナリンと呼ばれる物質が分泌されます[4]。オキシトシンは幸せホルモンとしても知られており、分泌量が増える事でストレスの原因であるコルチゾールと呼ばれるホルモンを減らす効果があるのです。また脳内麻薬としても知られているアドレナリンの分泌量の増加は活力や精力アップにもつながります。

50代以降も一定の頻度で彼女や奥さんと性行為を行う事で、精神的にも健康で若々しい状態を維持する事も出来るのです。

 

4.免疫力が強くなる

免疫力の強い男性

なんとなく50代でもセックスをする事でパートナーと仲良く、精神的にも健康でいられるメリットが有る事は理解頂けたでしょうか。しかしセックスには肉体面におけるメリットもたくさんあります。

アメリカの大学(Wilkes University)が行った調査によると、高頻度でセックスを行っている人ほどIgA抗体(Salivary Immunoglobulin A)と呼ばれる免疫機能が強い事が判明しました[5]

IgA抗体とは体内に存在する免疫機能で、低下する事で病気にかかりやすいと言われています[6]。年齢と共にインフルエンザや風邪をひきやすくなる傾向があります。病気に負けない健康体でいたい方にも一定頻度でのセックスはおすすめです。

 

5.睡眠の質向上

睡眠中のカップル

アラフィフ世代の大きな悩みの一つが不眠症です。日本大学医学部精神医学系の内山真主任教授は睡眠の悩みと年齢の関係性について次のように説明しています。

働き盛りの忙しい世代では「睡眠不足が大きな問題」。20代なら週末に休めば何とかなるが、30、40代では疲れが残り仕事の能率が落ちる。50代になると、さすがに無理をしなくなるので、睡眠不足は減っていく。そのかわりに「不眠に悩む人が増える」という。(引用:日経電子版

つまり睡眠を取る時間はあるのに、眠れない、質の良い睡眠が取れないと感じるようになるのが50代なのです。実はそんな悩みもセックスで解決できるかもしれません。

アメリカの神経科医であり睡眠のスペシャリストであるAmer H. Khan医師によると、性的なコミュニケーションをする事で分泌されるオキシトシンと呼ばれるホルモンが睡眠の質を向上させるとコメントしています[7]。セックスによって分泌されるホルモンにより、不安やストレス、イライラ等の感情が緩和され、より質の高い睡眠を取れるのです。

2016年にカナダの大学(University of Ottawa)は、睡眠前に性行為を行う事で、睡眠障害の大きな原因でるネガティブな感情を緩和し、寝つき易さ高め、質の高い睡眠状態を維持する効果が期待出来ると発表しています[8]。またセックスは体を動かすエクササイズにもなるため、疲労回復のために睡眠の質が高くなる効果もあります。

 

6.更年期障害を予防できる

テストステロン量の低下

50代になると心配になるのが更年期障害です。特に男性の男性ホルモン低下が原因で発生するLOH症候群が話題になっています[9]。男性ホルモンの一種であるテストステロン量が低下すると、肉体面及び精神面に様々な悪影響を及ぼします。泌尿器科医の井手久満先生はLOH症候群の症状について次ように説明しています。

朝立ちの消失や勃起不全(ED)といった男性機能の低下がまず挙げられます。ほかにも、のばせ・多汗、全身倦怠感、筋肉や関節の痛み、筋力低下、骨密度低下、頭痛・めまい・耳嶋り、頻尿など精神症状としては、不眠、無気力、イライラ、性欲減退、集中力や記憶力の低下などとともにうつ症状が出る場合もあります。(引用:医療法人社団こころとからだの元氣プラザ

いずれの症状もアラフィフ世代には思い当たるものばかりなのではないでしょうか?これらの症状の多くはテストステロンの分泌量低下が原因なのです。

実は定期的なセックスや射精は体内のテストステロン量を増やす効果があるのです。オーストラリアの大学(University of Sydney)が行った調査の結果、一定頻度でのセックスや射精には血中のテストステロン量と深い関わりがある事が判明しました[10]

テストステロン量の低下によって発生する更年期障害も定期的に奥さんや彼女とセックスする事で防げる可能性は大いにあると言えます。ちなみに先ほどセックスにはストレス緩和効果があるとお伝えしましたが、ストレスはテストステロン量を低下させる大きな原因でもあるのです。

 

7.邪魔されない環境が整ってる

階段で服を脱ぐカップル

夫婦間のコミュニケーションが減ってしまう大きな原因の一つが子供の存在です。子供がまだ赤ちゃんの頃は大した問題になりませんが、思春期の子供がいる環境下でセックスするのはなかなか難易度が高いでしょう。もちろんラブホという選択肢もありますが、子供がいるなか2人して長時間家を空けるのも心配です。

50代になるとほとんどの場合は子供も独り立ちしている場合が多く、奥さんと二人きりの時間が増えます。二人きりでロマンチックな時間を直ぐしたいのであれば、実は子供が家を出ている今の方がベストタイミングなのです。

 

8.工夫次第で昔より満足出来る

大人のおもちゃ一覧

50代の女性でも性欲や性的に満足出来る体質は維持出来ている場合が多いです。しかし女性の体も年齢と共に変化します。変化の一つとして、性行為を行う際に若い頃のように膣が濡れづらくなる事が挙げられます。

幸いにも現代社会にはより安全で気持ち良いセックスをするためのグッズがたくさん販売されています。50代夫婦のセックスの必需品の一つがローションです。濡れづらくなった奥さんと行為をする際にローションを使うことで、長時間のプレイでもお互いに痛みを感じづらくなるでしょう。

おすすめはリューブゼリー。産婦人科医も推奨の、愛液に近い性交用潤滑ゼリーです。

リューブゼリー

子供が既に一人立ちしている場合は家に堂々とローションを置いておいても恥ずかしい事はないはずです。

 

9.男の自信を取り戻せる

男性ホルモン豊富な男性

ここまでセックスをする事による肉体的及び精神面でのメリットを紹介してきましたが、やはり一番のメリットは男としての自信を取り戻せる事ではないでしょうか。

一定頻度で奥さんを満足させる事で、相手はあなたを男としての目でも見るでしょう。また50代でもバリバリ現役な事に対して、同性の友人や先輩後輩からも尊敬の眼差しを獲得できるでしょう。

何歳になっても奥さんや彼女と何回もセックス出来るのは力強い男として自分自身に自信を持てるはずです。実際に性生活に満足出来ていない男性の方がうつ病発症率が高いというデータもあるくらいです。出来るかどうか不安だから避けているのはデメリットしかありませんよ。

 

50代でも男らしいセックスをする方法

アラフィフ世代でもセックスをする事にメリットがあるのは分かる。しかし男として奥さんを誘いづらい一番の理由は相手をがっかりさせないセックスをする肉体機能が心配な事ではないでしょうか。最後に50代でも奥さんを満足させるための方法を3つ紹介します。

 

1.張り切り過ぎる必要はない

精力の強い男

まず最初は心構えの部分です。50代のセックスと20代の頃の理想のセックスは全く違います。若い頃は激しいプレイを好む女性は多いですが、アラフィフ世代の女性が理想とするのはロマンチックでスローなセックスです。高頻度で何回も何回も激しい行為をする必要はないのです。

いきなりセックスをするのが不安なのであれば、まずはベッドで触れ合う事から始める事をおすすめします。実はお互いを異性として見て触れ合うだけでも幸せホルモンであるオキシトシンは分泌され事が判明しています。

 

2.心肺機能と筋力を鍛える

血流

回数や激しさが重要でないと言われても、男らしいセックスをして相手を満足させたいと思うのは当然の事です。しかし心配なのが勃起の強さや持続力に関する部分です。日本臨床の発表によると、50代男性の約半分はEDに悩んでいるそうです[11]

勃起とは性的な刺激を受けたときにペニスに大量の血液を送り込む事で発生する現象です。しかし日頃の食生活や運動不足が原因で心肺機能や血液循環機能が低下していると、勃起力の低下やEDの原因になります。

EDを改善し、強く大きな勃起を手に入れるためには血液を送り出すエンジン部分である心臓と血液の通り道である血管を健康な状態にしてあげる必要があります。おすすめはウォーキングやランニングです。歩いたり走ったりする運動は心臓と足の間を重力に逆らって、血液を送り合う行為です。心臓と血管の両方を鍛える事が出来るため、ED改善にはもってこいなのです。

またジム等で筋トレをして体を鍛える事にはテストステロン量を増やす効果があるため、若い頃のような強い性欲を取り戻す事も期待出来ますよ。

 

3.一番確実なのは精力剤

主な精力剤

精力剤と呼ばれるタイプのサプリメントをご存知でしょうか。精力剤とは基本的には医薬品ではなく、天然由来の成分であるアミノ酸や漢方食材等を配合したサプリです。天然由来なので副作用が少なく、精力低下を根本から解決出来るため中高年男性から人気なのです。

服用後一時的に血管を拡張するバイアグラ等のED治療薬と異なり、精力剤は数週間から数カ月継続する事で勃起力だけではなく、性欲や活力等の精力を総合的に取り戻す目的のサプリです。

ただしこの手のサプリは詐欺まがいの製品も多いため、成分の質や量を見極めて選ぶ必要があります。おすすめ商品が知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。

【精力剤ランキング】正しい選び方とおすすめサプリ15選

 

【まとめ】セックスにはメリットがたくさん

50代こそセックスをすべき理由はたくさんあります。若い頃のように激しさや回数、頻度にこだわる必要はありません。奥さんや彼女とのコミュニケーションの一つとして、男性側から誘ってみる事が重要です。

もしどうしても不安なのであれば、まずは運動を始めて体質を改善する事から始めてみましょう。またより確実にするためにも精力剤を利用する事も忘れてはいけません。バイアグラ等のED治療薬もありますが、基本的には一時しのぎにしかなりません。

精力の強い体質を取り戻す事で性欲や強い勃起を根本から手に入れましょう。

 

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  • 記者 WRITERHIROSHI

    STERON編集部
    健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
    仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
    過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。

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