今すぐ膣ケアを始めるべき9の理由!やり方&おすすめグッズ

公開日:2019/09/19
更新日:2022/02/09

膣ケアのやり方とグッズ

日本ではまだなじみのない膣ケアという言葉。
健康的な膣の状態を維持するためのケア方法の事を指します。
いったいどんなメリットがあるのでしょうか?
やり方はどんな種類が有るのでしょうか?
膣ケアの方法とおすすめのグッズを紹介します。

  • 記者 WRITER
    Bella Vita

女性のみなさん、膣ケアの重要性をしっかりと理解していますか?

全ての女性が女性らしさの追求に余念がないイタリアに住んでいる私から言わせれば、日本人の90%は膣ケアの大切さを全く理解していないと感じます。

言い方を変えると、日本は完全に膣ケア後進国です。例えば、ここイタリアではお肌やネイルケアと同じ感覚で行われているほどなのです。

そこで今回は、「そもそも膣ケアってどれくらい重要なの?」「膣ケアって何をすればいいの」と悩む女性のために、膣ケアのメリット・正しいやり方・おすすめの膣ケアグッズをご紹介します。

膣ケアのいろはを全てお教えするので、これから膣ケアしていこうという女性必見です。

 

膣ケアとは

膣ケア

膣ケアとは、膣および膣周辺のデリケートゾーンのケアをすることを指します。ケアの方法はさまざまですが、代表的なものは適度な洗浄やクリームの使用、マッサージによる血行促進などです。

正しい方法でケアすることで、膣の老化を防いだり、デリケートゾーンのにおい予防、ムレやかゆみを予防する効果が期待できます。日本では一般的とは言えない膣ケアですが、海外では医師も推奨するほど日常的に行われています

実際にイタリアのピエモンテ州では医師会が、女性器の健康維持と性病予防など膣ケアを行うことの重要性と、やり方を詳細に解説したウェブサイトを公開しています[1]

デリケートゾーンの臭いが気になる方や、年とともに濡れにくくなっていると実感している方は特に膣ケアを行うことをおすすめします。

 

膣ケアをすべき理由8個

「膣ケアって本当に重要なの?やらないと何か問題があるの?」。多くの日本人女性が感じることでしょう。この記事を読んでいるアナタも同じ事を考えているかもしれません。

でも、これからご紹介する膣ケアをすべき理由を読んでいただければ、どれだけ膣ケアが私たち女性にとって大切なものかがわかるはずです!

 

理由1.若々しい膣に保つ

若々しい膣

正しい膣ケアを行うことで、膣をいつまでも若々しく保つことができます。

肌と同じように膣も老化することをご存じですか?女性ホルモンエストロゲンの分泌量は25歳前後でピークを迎え、その後は徐々に減少していきます。これによって膣粘膜が薄くなり膣が萎縮し始めるのです[2]

膣が萎縮すると膣内の分泌液が減少します。それによって、膣内環境のバランスが崩れるため、感染症のリスクが高まることも指摘されています。

もちろん膣分泌液には愛液も含まれるので、セックスの時の挿入時に痛みが生じるようにもなるのです。どんな年齢になっても、女性として魅力的であるために不可欠な膣年齢を若く保つ効果も膣ケアには期待できるのです。

 

理由2.においの予防や改善効果

匂いの解消

膣ケアには気になるアソコの臭いの予防・改善効果があります。デリケートゾーンは常に下着やズボンなどにおおわれているので非常に蒸れやすく、雑菌が繁殖しやすい環境です。

また小陰唇や大陰唇のヒダヒダの間は構造的に恥垢と呼ばれる垢がたまりやすくなっています。異常に繁殖した雑菌や、恥垢はデリケートゾーンの気になるにおいの原因です。

膣ケアは、洗浄やクリームで雑菌を減らしたり恥垢を洗い流すことも含まれているため、においの予防に繋がるのです。

 

理由3.カンジダなどの感染症予防

病気を防ぐ

膣ケアは、5人に1人の女性が感染するカンジダなどの感染症を予防する効果も[3]

そもそもカンジダなどの感染症にかかりやすくなるのは、膣内の乳酸菌が疲れやストレス、抗生物質などで減少することで、アルカリ性になることが原因です[4]。乳酸菌が減少することで、殺菌効果が弱くなるため、カンジダの原因となる真菌などが増殖することで、発症するのです。

膣ケアをすることで、膣内環境を健康な弱酸性(pH 3.8 〜 4.5 )に保つことができるようになるため[5][6]、細菌が増殖しにくい状況にできるのです。

 

理由4.痒みや蒸れを防ぐ

痒みの原因

デリケートゾーンの痒みの悩みを持つ女性も、膣ケアを行うべきです。

アソコの痒みの原因は大きく分けて「かぶれ」と「感染症」の2種類。デリケートゾーンの皮膚は、非常に薄く繊細であるため、汚れや雑菌が少し増えるだけで、かぶれてしまうこともあるのです。

正しい膣ケアをすることで、繊細なデリケートゾーンを清潔に保つことができるため、ムレやかゆみは驚くほど改善されます。

 

理由5.妊娠しやすい身体になる

健康的な生殖機能

正しい膣ケアには、妊娠しやすい身体を作り出す効果もあります。妊活には子宮内や膣内環境が非常に重要[7]なのですが、膣ケアによって理想的な環境が作り出されるためです。

精子が卵子まで泳いで到達できると妊娠することは誰もが知っていることですよね。精子は膣内の粘液の中を泳いでいきます[8]。膣ケアで、健康的な膣内環境になっていると、粘液が増えるため精子が卵子まで到達しやすい状態になるのです。

 

理由6.アソコの黒ずみの解消・予防

清潔な膣

正しい膣ケアは、デリケートゾーンを純白の綺麗な見た目にする効果も期待できます。

デリケートゾーンの黒ずみ」は女性の多くが悩んでいる問題です。「経験人数が多いと誤解されるかも…」と誰にも話せず悩んでいる人も少なくないはず。

実際には、経験人数が多いからこすれて黒くなっているわけではなく、古い角質が洗い切れていないために黒ずんでしまっている状態です。

つまり、角質を洗い流せば綺麗になります。膣ケア習慣をつければ、角質も徐々に洗い流されていきます。その結果、デリケートゾーンの黒ずみの解消と予防になるのです。

 

理由7.出産時の会陰切開のリスク低下

出産間近の女性

膣ケアは未来のアナタにとっても大きなメリットがあります。特に、「いつか赤ちゃんが欲しい」と考える女性は今日から膣ケアを始めるべきです。

その理由は膣ケアをすることでお産の時の「会陰切開」のリスクが低下するから。会陰切開は自然分娩の際に赤ちゃんが出やすくしてあげるために、アソコを少しだけ切開する施術のことです[9]

一般的に行われている施術ではありますが、米国産婦人科学会が2016年に身体にリスクが残る可能性があると指摘している施術なのです[10][11]

普段から膣ケアでマッサージなどをしておけば、弾力のある膣作りをしていれば、出産の時の会陰切開のリスクが低下するんですよ[12]

 

理由8.自分に自信が付く

自信にあふれる女性

膣ケアをすると自分に自信が付きます。デリケートゾーンの悩みは女性にとって深刻ですよね。女性の8割以上がデリケートゾーンに対して何らかの悩みを抱えているという調査結果もあるほどなんです[13]

膣ケアによってその悩みが解消されると、女としての自信が生まれるので出会いに対しても積極的になれるはず!いつでも自信を持って自分をさらけ出せるのでチャンスも逃しません。

 

理由9.セックスレス解消にも

ベッドに横たわるカップル

日本は世界でも有数のセックスレスが進んでいる国です。cancamが行った調査では、半数以上の夫婦がセックスレスであると回答しているほど[14]夫が妻とのセックスに乗り気にならないのは、女性としては見れなくなったなどの一般的な理由のほかに、デリケートゾーンのにおいが気になることもあるかもしれません。においが気になったけど言い出せなかった…なんて男性も少なくありません[15]

もしもにおいが原因なのであれば、膣ケアをすることで解消に繋がります。自信を持って彼氏や旦那さんを誘えますし、膣ケアによって生まれ変わったアナタのアソコにきっとパートナーも大興奮することでしょう。

 

膣ケアの方法や注意点

「膣ケア」というと難しい、面倒というイメージがあるかもしれませんがそんなことはありません。慣れてしまえば、お肌のお手入れやメイクのように「日常生活の1つ」になりますよ!私の実体験も含めて、膣ケアの方法と注意点を解説していきます!

 

絶対にやってはいけない事

医師のコメント

膣ケアには絶対にやってはいけないことがあります。それが次の3つです。この3つを注意して行わなければ、美膣どころか膣トラブルに発生することも。

  1. ごしごし洗う
  2. 洗い過ぎる
  3. 専用グッズ以外での膣ケア

 

その1.ごしごし洗い

デリケートゾーンは非常に繊細なので、ごしごし洗ってしまうと傷や炎症の原因になります。最悪の場合、そこから細菌感染を起こしてしまうんですよ!

 

その2.洗いすぎ

また洗い過ぎにも注意が必要です。膣内には乳酸菌などの常在菌が存在し、これによって私たち女性の膣は体外から入ってくる悪い細菌から守られています。

洗い過ぎると、この常在菌までをも殺してしまうので気をつけましょう。女性に多いカンジダ症も、膣の洗いすぎが原因の1つなんですよ[16]。理想的な洗浄回数は1日1回で、これは世界基準とも言えます。ピエモンテ州の医師会も「1日1回の洗浄」を推奨しています。

 

その3.不適切な商品使用

お風呂タイムにボディシャンプーなどでデリケートゾーンを洗うのも絶対にNGです。一般的なボディシャンプーや石鹸はデリケートゾーンには刺激が強すぎるんです。

膣の中の必要な菌までも殺してしまい、免疫が低下してしまいやはり感染症を引き起こす原因に!膣内のpHと同じ弱酸性の専用ソープを使うようにしましょう[17]

 

正しい膣ケアの方法

ケア

膣ケアで絶対にしてはいけないことはわかっていただけたかと思います。これを踏まえたうえで、ここでは正しい膣ケアの方法をご紹介します!簡単3ステップで誰でも簡単に膣ケアができ、続けると必ず美膣になれますよ!

 

ステップ1.洗浄

最初のステップは何といっても洗浄です。デリケートゾーンは私たちが想像する以上に雑菌がたくさんいます。専用のソープをよく泡立てて、膣周りや大陰唇と小陰唇のヒダヒダを指で優しくつまむようにして洗います。

特にヒダの裏側は恥垢は溜まりやすいので、念入りに洗いましょう。膣の中を洗う場合は、ビデや使い捨てビデがおすすめです。

 

ステップ2.保湿

せっかくデリケートゾーンをキレイにしてもそのままにしておくと乾燥の原因になってしまいます。

膣まわりが乾燥すると痒みや黒ずみの原因になるので、洗浄した後はタオルでゴシゴシ拭かずに残っている水分も一緒に専用の保湿剤をつけます。残っている水分と保湿剤の成分が混ざり合うことでしっかり有効成分が浸透しますよ!

 

ステップ3.マッサージ

最後はデリケートゾーンのマッサージをしましょう。洗浄・保湿と同じくらい大切なのがオイルを用いたマッサージです。

膣口・大陰唇・小陰唇に専用にオイル(オリーブオイルやベビーオイル)をやさしく塗っていきます。指の腹にもたっぷりオイルをつけて、指の第二関節ぐらいまで膣の中にいれます。指の腹の部分を膣壁にくっつけて、ゆっくりと押すようにしてみましょう。

保湿効果が倍増するだけでなく、マッサージによって血行が促進されて膣の粘膜を理想的な状態にしてくれるんです!膣に弾力が生まれ、膣萎縮の予防・改善にも効果的なのでぜひ実践してみてくださいね。

 

おすすめ膣ケアグッズ5選

膣ケアが意外に簡単なことはわかっていただけたのではないでしょうか?そして膣ケアには専用グッズが必須、ということもわかっていただけたはずです。

とは言え始めてだと何を選んでよいのかわからないですよね。ここでは本サイトが自信を持っておすすめできる膣ケアグッズをご紹介していきます。ぜひグッズ選びの参考にしてくださいね!

 

5位.INTIMATE SHEET デリケートケア用ウェットシート|iroha

お洒落なアダルトグッズで有名な女性版TENGA「iroha」のデリケート用ウェットティッシュです。デリケートゾーンは1日1回洗浄するのが理想…とは言えどうしても時間がない日ってありますよね!

そんな時に大活躍するのがデリケートゾーン専用のウェットシートです。

アソコの汚れを落とすだけでなく保湿ケアまでしてくれるので、使っているうちに美膣に!使った女性の96%が効果を実感している人気アイテムです。急なデートもこれがあれば安心ですね。

 

4位.モディッシュ ラファム デリケートクリーム|Brin de Vie

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ブレン ドゥ ビ (Brin de Vie)
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医療法人監修のもとで作られたデリケートゾーンのための保湿クリームです。このクリーム、洗浄後の保湿ケアに最適なんです!

医療法人監修のもとに作られているので安全性は◎、保湿ケアをしながら気になるアソコの黒ずみを解消していきます。天然オイルがたっぷりと配合されているので、デリケートゾーンだけじゃなくデコルテやヒップにも使えるのが嬉しいですね。

爽やかなラベンダーの香りでキモチも上がりますよ!ボトルはお部屋のインテリアになるレベルの可愛さ!誰にも内緒で膣ケアしたいという方にもおすすめです。

 

3位.膣洗浄器 インクリア|ハナミスイ

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ハナミスイ
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膣の中まで徹底的にスッキリさせたいという方におすすめなのが膣洗浄です。こちらは使い捨て式の膣洗浄器が10本セットになっています。

シリンジの中に一回分の洗浄剤が入っているので、膣の中に挿入して軽く押すだけで洗浄剤が膣内をキレイに洗浄してくれますよ。主成分は精製水、グリセリン、ヒドロキシエチルセルロース、乳酸など安全性が確立したものばかりなので、安心して使うことができます。

メイクポーチの中にすっぽり収まるサイズなので、いつも一本入れておけば急なお誘いにも慌てませんね!セックスの後の洗浄にもおすすめです。

 

2位.INTIME FRESH|exsens

膣ケア先進国フランス生まれのオーガニックなデリケートゾーン専用ソープです。ポンプ式で泡状のソープが出てくるので使いやすさもバツンンですよ!

成分の98%が天然植物由来なので、これまで他の専用ソープでトラブルが出たという方にもおすすめです。

ホルモンバランスを整える働きのあるローズウォーターも配合されているので、使い続けているうちに冷え性、月経痛、肌荒れなど女性特有の悩みが改善されていくのも魅力ですね。手にとった瞬間にフワっと広がるバラの香りに癒されながら優雅なキモチで膣ケアができます。

 

1位.LC(ラブコスメ)ジャムウハーバルソープ&デリケートパック

LCの人気商品であるデリケートゾーン専用ソープ「ジャウムハーバルソープ」とアソコ専用パック「デリケートパック」がセットになった商品です。

これがあれば、臭い、オリモノ、黒ずみなどデリケートゾーンの悩みが一気に解決します。

専用ソープは化学香料・保存料・合成界面活性剤などの化学添加物が一切入っていないので安全性にこだわりたい方も安心して使うことができますね!

洗浄の後は専用パックでしっかり保湿することで、理想的な状態をキープできますよ!膣の老化予防にもなるので、トータル面での膣ケアがしたいという方にはおすすめのセットです。

 

【まとめ】膣ケアは今やエチケット

いかがでしたか?

膣ケアは日本ではまだまだ馴染みのない言葉ですよね。でも、私たち女性にとって膣ケアは毎日のメイク、お肌のお手入れに優るとも劣らないほど行うべきことなのです。

彼氏や夫にとっていつまでも魅力的な女性であるためにも膣ケアは欠かせません。個人的には膣ケアだけでなく、膣トレまで行うことをおすすめしています。

パッと見えるところだけなく、普段は見えない部分を研いておくことが、大切なパートナーを魅せることに繋がるのです。

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERBella Vita

    欧州在住のセクシャルライター。これまで執筆した性に関連する記事は10万PV/月の人気記事を含め1000記事以上!女性ならではの視点から、男性の悩みに刺さるような記事・セックスライフを充実させるためのいろはを提供する記事執筆を心がけています。セックスがより楽しく気持ちよくなる方法をわかりやすく解説することで、あなたの人生を豊かにするお手伝いします。

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