記者 WRITERSTERON編集部
HIROSHI
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- 性欲減退やED?ストレスが性生活に与える悪影響6個と対策
性欲や勃起等の性機能とストレスは非常に密接な関わりがあります。
最近衰えを感じているのであればその原因は精神的な部分にあるかもしれません。
ストレスを溜める事にはどんな危険があるのか?
どんな対策を取ればよいのか?
ストレスのリスクと対処法を紹介します。
Contents [目次を開く]
日本人のストレスと性生活の満足度
あなたは今ストレスを抱えていますか?もう一つ質問をさせて下さい?パートナーと満足のいく性生活を送る事は出来ていますか?
ストレスと性生活、あまり関係が無いように思えるかもしれませんが、実は非常に密接な関わりがあるのです。特に年齢を重ねる程体の機能はストレスに敏感になります。最近次のような悩みを感じた事はありませんか?
- セックスに積極的になれない
- そもそも昔のように性欲が湧かない
- セックスはしたいが上手く勃起しない
このような悩みを感じた事があるのであれば、その原因はストレスにあるかもしれません。ちなみに日本人は世界的にもストレスによる性欲減退やED(勃起不全)等の心因性の性機能低下の発生頻度が高い国でもあるのです。
ちなみに日本最大の調査会社であるインテージ調べによると、ほぼ毎日ストレスを感じてる人は32.4%、週に1回以上ストレスを感じている人はなんと82.9%も存在するのです[1]。ちなみに男女関係なくストレスの原因は仕事に関する事だそうです。
大半の日本人が高頻度かつ慢性的に悩んでいるストレス。実は思っている以上に恐ろしい影響を及ぼすのです。それこそが今回説明する性欲減退や勃起不全等による性生活の質の低下です。
ストレスが性生活を悪化させる理由7個
一体なぜストレスのせいで性欲低下やEDに繋がるのでしょうか?一体どんなタイプのストレスが性機能低下を招くのでしょうか?ストレスが性機能低下を加速させてしまう理由7個紹介します。
理由1.コルチゾール上昇による性欲減退
ストレスと聞くと誰もが精神的な一時的な疲労で、楽しい事をすればすぐに回復出来る症状だと思っているでしょう。しかしストレスとは実は意外と深刻で、体内のホルモンバランスにも影響を与えているのです。
その一つがストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌を増やす作用です。実際に人前でスピーチをさせる等の強いストレス負荷を与える事で、短時間でコルチゾール量が2~3倍程度に増える場合もあるのです[2]。
このコルチゾールと呼ばれるホルモンは適正量ではれば心身共に問題はありません。しかし強いストレス等でコルチゾールが過剰に分泌される場合、性欲減退を引き起こすクッシング症候群と呼ばれる症状発症に繋がるのです[3][4]。
クッシング症候群の症状は性欲の減退だけではありません。クッシング症候群の代表的な症状としては筋力の低下や気分の落ち込み、血圧上昇、体重の増加などが挙げられます。
最近性欲の減退に合わせてクッシング症候群の代表的な症状に該当する悩みが増えてきた場合は、ストレスによるコルチゾール量の増加が原因かもしれません。
理由2.精力の源テストステロンの減少
ギラギラした性欲や強い勃起力などの精力の源となるのが男性ホルモンの一種であるテストステロンです。テストステロンは何もしないと年齢と共に低下する事が確認されており、アメリカの病院(Cleveland Clinic)によると、30歳以降毎年1%づつ低下するとされています[5]。
しかし年齢とは関係なくテストステロン量を急激に低下させてしまうのがストレスなのです。先ほど少し説明しましたが、ストレスを感じる事で体内でコルチゾールと呼ばれるホルモンが分泌されます。このコルチゾールがテストステロンの分泌を妨げる働きをするのです。
アメリカの大学( University of North Carolina)が45名の健康的な男性の体内テストステロン量を調査した結果、テストステロンとコルチゾールは逆相関関係にある事が判明しました[6]。つまりコルチゾールが増える程、性欲の源であるテストステロン量は減ってしまうのです。
ちなみにテストステロン量の低下は性欲減退以外にも次のような症状の発症にもつながります。
- 性欲の減退
- 勃起力の低下(EDリスク)
- 精子の質と量の低下
- 筋肉量の低下と体脂肪の増加
- うつ病リスクの向上やストレス耐性低下
理由3.睡眠不足による性欲ダウン
ここまで体内のホルモンについてのお話をしてきましたが、ストレスによる影響はそれだけではありません。特に深刻な症状を引き起こす原因になるのが睡眠障害です。内科医・認定産業医の桐村里紗先生はストレスと睡眠について次のように説明しています。
人間関係や仕事、パソコンやスマートフォンの使用などによる様々なストレスは、交感神経を刺激して体や脳を興奮させるので、睡眠障害の原因になります。(引用:沢井製薬)
忙しい時に十分な睡眠が取れない事はめずらしくないし、特に問題がないのでは?と思う方もいるでしょう。しかし睡眠不足は例え短期間の場合でも非常に危険なのです。
アメリカのシカゴ大学(University of Chicago)が11日間たっぷりと睡眠を取った28名の男性に対して、一日5時間睡眠を8日間連続で強要する実験を行った結果、被験者の性欲減退が確認されました[7]。性欲減退に合わせて、活力低下や集中力ダウンなどの症状も確認されました。
ストレスによって睡眠不足に陥る事で、短期間でも性機能に悪影響を及ぼしてしまうリスクがあるのです。
理由4.うつによる勃起不全や濡れない体質
性欲が無くなる事に悩む男性もいれば、性欲はあるのに勃起しないEDに悩む男性もたくさんいます。実際のところEDの原因全体の10%~20%は精神的な理由による心因性勃起不全であるとされています[8]。特に若く健康なのに勃起しないEDの大半は精神的な理由によるものなのです。
中でも特にストレスに注意をしないといけない理由が鬱病やうつ症状の発生です。アメリカのメディア「Live Science」は、うつ病患者の6割以上はED等の性機能障害に悩んでいると発表しました[9]。
もちろんストレスやうつ病に注意する必要があるのは男性だけではありません。うつ病による症状はEDだけではなく性欲の低下にもつながります。
カナダのトロント大学(University of Toronto)によると、うつ病による性機能低下症状の中でも最も高頻度で発生するのが性欲の低下だそうです。また女性の場合であれば行為の際に膣が濡れない事の原因にもなると発表しています[10]。
理由5.抗うつ剤には性機能低下の副作用
慢性的なストレスやうつ症状を緩和するために病院に行くと処方されるのが抗うつ薬。抗うつ薬をもらって安心したくなる気持ちもわかります。しかし抗うつ薬には副作用として性機能を低下させる危険性もあるのです。
抗うつ薬(SSRI:選択式セロトニン再取り込み阻害剤)とはうつ病患者の脳内のセロトニンの量を増やす事によって、うつ症状を緩和させる医薬品なのです[11]。代表的なSSRI系の抗うつ薬がレクサプロです。
レクサプロを実際に販売している会社である持田製薬株式会社はレクサプロの使用には性欲減退の副作用の可能性があると発表しています。
また、イランの大学で過去に性機能障害の経験がないうつ病患者100名に抗うつ薬(SSRI)による治療を行った結果、全体の約42%の男性と33%の女性がオーガズムに達する事が出来ない事が確認されました[12]。
ストレスやうつを薬で解決する事は簡単ですが、性欲低下や勃起不全、中にはパートナーへの恋愛感情を失ってしまったという声すら存在します。安易な利用は避けた方が良いでしょう。
理由6.性機能低下によるさらなる自信喪失
ストレスによって一度パートナーと上手くセックスが出来ない場合は自分の中で大きなトラウマが発生します。仮にストレスが無くなったとしてもトラウマやセックスに対する恐怖心は心の中に残ってしまいます。
このような嫌な思い出や恐怖などは次にセックスをする際にも緊張という形で姿を現します。
セックスをする際に緊張をしたり、トラウマによって強いストレスを感じてしまうと高確率で勃起しない、または勃起したとしても維持が出来ずに中折れの原因になってしまう事があります。
実際に海外の大手医療サイト「Healthline」は、若い男性の中折れや勃起力低下の原因の90%は緊張や不安による心因性EDであると発表しています[13]。
理由7.パートナーとの関係性の悪化
ストレスを抱える事は性欲減退や勃起不全、女性であれば下半身が濡れづらくなるなど性機能低下に繋がります。しかし性機能以上に危険な事がパートナーとの関係性が悪化してしまう事でしょう。
慢性的なストレスによって些細な事でイライラを感じたり、落ち込んでしまったりします。精神面が不安定になる事は自分だけではなく、一緒に過ごすパートナーにも心理的負担を与えてしまうのです。
パートナーとの関係性の悪化はセックスレスはもちろんの事、最悪の場合は離婚などの原因になってしまう事もあるでしょう。健康的な性生活を送るためにも、普段から意識して対策をする事は必要不可欠です。
効果的な対策と改善方法
性欲向上や勃起力改善を目的とした方法はたくさんあります。今回紹介する対策はストレスやうつ症状など精神的な理由で性機能が低下している場合に効果を発揮する方法です。おすすめの対策をランキング形式で紹介します。
5位.パートナーに打ち明ける
ストレス等精神的な事が原因でパートナーとの性生活が上手くいっていない場合、まずは最初に恥を捨てて打ち明ける事が大切です。
男性の場合は上手く勃起しないと不安になってしまい、積極的に誘う事もなかなか出来ないでしょう。しかし挿入をせずに触れあうだけでも改善に繋がるのです。アメリカの大学(Carnegie Mellon University)の心理学部の調査によると、パートナーとハグを定期的に行うだけでもストレス緩和に効果がある事が判明しています[14]。
また、スイスの大学(University of Zurich)の調査では、パートナーとポジティブな会話を行うだけでも、ストレスを緩和させる成分であるオキシトシンが分泌され、ストレスの原因であるコルチゾール量を減少させる効果がある事が確認されています[15]。
4位.質の良い睡眠を意識
睡眠不足は性欲や活力の源であるテストステロン量を低下させます。逆にたっぷりと質の良い睡眠を取る事でテストステロンを増やし、ストレスの原因であるコルチゾール量を適正値まで落とす効果が期待出来ます。
人によって最適な睡眠量は異なりますが、一般的には7時間から9時間の睡眠を取っている人ほど健康な場合が多いとされています。また睡眠時間だけではなく、毎日同じ時間に寝て起きる事もテストステロン量維持には大切です。
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所の三島和夫先生によると、休日だけ遅く起きる生活をしている人はうつ病の発症率が高いとコメントしています[16]。
3位.筋トレでテストステロン増加
先ほど少し説明しましたが、精力の源テストステロンとストレスホルモンのコルチゾールは逆相関関係にあります。つまりテストステロンを増やす事で、コルチゾールを減らしストレスを低下させる事が出来るのです。
そんなテストステロンを効率的増やす方法の一つが筋トレや定期的な運動です。過去の様々な実験において、筋トレをしている人の方がテストステロン量が豊富な事が確認されているのです[17]。
数ある運動の中でも効率的にテストステロンを増やす方法としてはウェイトリフティングや筋肉を激しく追い込むHIIT(高強度インターバルトレーニング)が良いとされています[18][19]。
ストレスなんか気の持ちようでどうとでもなるという考えは間違っています。健康的な肉体面とホルモンレベルを意識する事で、ストレスは緩和されるのです。実際にアスリートは必ずと言ってよいほど精力も強いですよ。
2位.ストレスホルモンを減らす食生活
ストレスが原因の性欲減退や勃起不全は食生活を見直し、特定の栄養素を意識して摂取する事でも改善が見込めます。ちなみにストレスに負けない食事とはテストステロンを増やしコルチゾール量を減らす食事の事です。
ストレスホルモンを低下させ、テストステロンの分泌を促す効果が確認されている栄養素と代表的な食材を紹介します。
食生活の見直しによるストレスや性欲低下改善の一番のデメリットは難易度の高さです。なぜなら性欲向上やストレス緩和、ED改善等を目的にする場合、各成分を決められた量以上摂取する必要があるためです。日頃の食事から必要分を完璧に取るのはかなり難しいのです。
1位.サプリで芯から確実に解決
最もおすすめの方法が精力サプリを利用する事でしょう。ストレスの原因であるコルチゾールを減らしテストステロンを増やす効果のある成分が配合されています。
さらに下半身の血流を促進する効果のあるアルギニンやシトルリン、性欲を高める効果の確認されているマカや亜鉛、トンカットアリ等の安全性の高い成分が原料です。
数週間から数カ月継続する事で薬に頼らず20代の頃のような強い勃起力や性欲を根本から取り戻す事が出来ます。個人的な一番のおすすめサプリは最近激アツの精力剤「スパルトT5」です。
さらに精神的な部分が原因の性欲低下やED等は、精力サプリを毎日飲んでいるという行為自体で、セックスに対して前向きかつ、自信を持って向き合う事が出来ます。食事で摂取しきれない栄養素をしっかりと摂取出来るのが魅力です。
【まとめ】ストレスを甘く見てはいけない
ストレス=気が弱い、軟弱等のイメージを持っている方もいるでしょう。しかしストレスによる負担はホルモンレベルで体に影響を与えており、性欲低下や勃起不全のトリガーになる大きな原因の一つです。
ストレス性の性機能低下に対してED治療薬を飲んだり、抗うつ薬を飲んでも期待している効果を得るのは非常に難しいでしょう。逆効果になってしまう危険性すらあります。
今回紹介した正しい方法でストレスと向き合い、若い頃のギラギラした性欲や勃起力を取り戻すようにしましょう。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERHIROSHI
STERON編集部
健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。
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