42回連続でオナニーした男性が死亡!テクノブレイクの噂は本当?

公開日:2019/02/08
更新日:2022/02/09

オナニーによるテクノブレイク

オナニーのしすぎで発生すると言われているテクノブレイク。実は海外では実際にオナニーが原因で死亡した事故も発生しています。ニュースになった事件では、42回の連続オナニーで死亡したとのこと。しかし実際にはよくイメージするテクノブレイクとは異なるびっくりの死因でした!

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROSHI

アメリカのメディアである「97.7」によると、16歳のブラジル人の少年が過度のオナニーにより、死亡をしたと発表しました。

この少年はなんとオナニーを42回連続で行った後に亡くなってしまったようです[1]

この少年の母親の証言によると、少年は日頃から異性に対して人並み以上の興味を示しており、人種や体形、年齢関係なく、全ての女性に性的興奮を感じていたそうです。母親は以前からこの少年の異常なほどの性欲に気づいており、医師に相談をする予定をしていたそうです。

残念ながら医師に相談をする前に、このような事態が発生してしまいました。

日本でもテクノブレイクという言葉が浸透していますね。

男性であれば誰でも行うオナニー(自慰行為)

本当にオナニーをする事により、死を招いてしまう事はあり得るのでしょうか?

 

オナニーが原因で死亡する男性は以外と多い

オナニーによる死亡事故

恐ろしい事に、オナニーによる死亡事例はそこまでレアではないようです。

イギリスのニュースメディアの「Daily Mail Online」によると、ドイツでは毎年約100名の死が、オナニーに関するものだそうです[2]

日本では考えられないようなオナニーを行い、死亡してしまう男性がいるようです。

Daily Mail Onlineによると次のような死亡事例があったそうです。

  • 女性ものの下着のうえに、レインコートとウェットスーツを着て、ビニール袋を頭に被り、熱いチーズを体に垂らすオナニーで死亡
  • クリスマスツリーの装飾の電球を改造して、体に電流を流すオナニーによる死亡
  • 革製のベルトで首を絞めた状態で自慰行為をして窒息

ドイツのローカルメディアによると、このような危険なオナニーをする男性が近年増加しているそうです。

危険なオナニーによる死亡事例は発見者である家族も複雑な思いになる事から、正直に報告をしないケースも多く、実際の件数はさらに多い可能性があります。

 

なぜオナニーで死亡するのか

オナニーによる死亡事故はなぜ発生するのか

既にお気づきかもしれませんが、オナニーによる死亡事例のほとんどは、危険な器具によるものです。

主な死亡理由としては窒息死や感電死だとされています。

今回の16歳のブラジル人の少年の死因も、アメリカのメディアによるとオナニーに時間を割きすぎて、食事や水分の補給が出来ずに死亡をした可能性が高いと報告しています。

つまりオナニーが直接死に影響をしているわけではなく、危険なオナニーをしたことによる2次災害なのです。

 

テクノブレイクの噂は本当?

女性医師の見解

テクノブレイクという言葉の定義を一度整理してみましょう。

BuzzFeedが新宿ライフクリニックの医師にインタビューした記事でテクノブレイクの定義について次のように説明しています。

「テクノブレイク」は、長時間のオナニーによって、性ホルモンの過剰分泌を引き起こす症状。時に死を招くという。(出典:Buzzfeed

つまり今回のブラジルの少年の死亡事件(食事や水分を取らずに長時間のオナニーによる死)や危険な器具を利用したオナニーによる感電死や窒息死はテクノブレイクには含まれません。

危険な器具の試用やあまりに長時間のオナニーをしない限りは、死亡に至るケースはないとされています。

NHKの性教育番組の「教えて!性の神様」では、テクノブレイクについて次のように回答しています。

10代男子の多くが信じているテクノブレイク。医学的事実ではありません。マスターベーションをしすぎると、頭が悪くなる、身長が伸びなくなる、ニキビが増える、赤い玉が出てカランとなって打ち止めになる。すべてウソです。(出典:NHKハートネット

自慰行為が直接死を招く事はありません。

オナニーによる死亡事故のほとんどは、今回のケースのような危険なオナニーによるものです。

むしろ定期的なオナニーや射精は体の健康の維持促進にも良い効果があります。

 

デメリットはないのか

疑問に思うカップル

もちろん死のリスクがないからといって、高頻度での自慰行為にはデメリットもあります。

過度のオナニーによる主なデメリットやリスクを紹介します。

  • 過度の刺激によるペニス周辺の損傷や感染症への発展
  • ペニス周辺の組織や血管へのダメージによる勃起力の低下
  • 精巣への長時間の強い刺激は男性不妊のリスクが高まる
  • オナニーに慣れてしまう事により、本当の性行為に満足出来なくなる
  • オナニー中毒による生活や仕事への悪影響

 

健康に良い頻度と方法を見つける事が大切

定期的なオナニーは健康には良い効果があります。

しかしもちろん過度の自慰行為は体に物理的なダメージを与えたり、中毒になってしまう事により、自分のライフスタイルに悪影響を及ぼしてしまうリスクがあります。

自分の体やライフスタイルに最適な頻度を見つける事が重要なのです。

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROSHI

    STERON編集部
    健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
    仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
    過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。

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