射精は健康に良い?悪い?(メリットとデメリット)

公開日:2019/01/26
更新日:2019/02/12

射精

男性にとって切っても切り離せない「射精」ですが、射精が健康にもたらすメリット・デメリットはご存じですか?今回は、医学的根拠に基づきながら徹底的に検証していきたいと思います。射精が与える体への影響を理解して心おきなくセックスやオナニーを楽しみましょう。

  • 記者 WRITER
    Bella Vita

男性の方誰でも一度は射精が健康に与える影響力について考えたことがあるのではないでしょうか?
射精は男性にとっては生理現象ともいえる、切っても切り離せないものです。今回はそんな射精が健康にもたらす影響を徹底的に検証していきます。

 

適度な射精回数はむしろ身体にいい

適度な射精は健康に良い

結論から先にお話しすると「射精は健康にいい」と言えます。

今日はセックスの健康効果についていろいろ語られることが多いですが「射精をする」という点においては、セックスもオナニーも同じです。

もちろん、セックスはオナニーに比べ、精神的充足度や興奮度が高い傾向にありますが、精液を排出するという行為であることには変わりありません。

昔は「オナニーしすぎるとバカになる」「過度のオナニーは健康に悪い」なんて言われた時代もありましたが、これは誤りです!

泌尿器科の医師の中には「射精はすればするほど健康にいい」という主張する人もいるのです。

 

射精の健康メリット

射精の健康メリットというと、あなたは何が頭に浮かびますか?射精には意外な健康メリットも多いのです。ここではそんな射精の健康メリットについて詳しくお話していきます。

 

精子の健康を保つ

精子を健康にする

適度な射精には、精子の健康を保つというメリットがあります。

射精をしないと精液中の白血球数が増加し、精子の質が劣化することが医学的に明らかになっています[1]。実際、不妊治療の一環として行われる体内・外受精を受ける場合、医師から適度な射精をすすめられます。「適切な回数」についてはのちほど詳しくお話させていただきますが、多くの医師の見解として、3~7日に一回を推奨しています。

私たち人間の体は、使わない機能は自然に衰えていくという機能が備わっています。これは「廃用退縮」と呼ばれています。

あまりに長い間射精をしなかったり、頻度が低いと、脳が「精子を作る必要はない」と判断し、精子の生産力が少なくなります。

精子の健康を気にする男性はあまりいないかもしれませんが、精子の生産量が少なくなると、比例して性欲も衰えてしまいます。逆に適度なサイクルで射精をしていれば、精子は健康に保たれ、性欲も維持できるというわけです。

ストレスやうつ的な症状の緩和

ストレスの緩和

射精すると様々な脳内物質が分泌されることがわかっています。例えば、ドーパミン。ドーパニンには、ストレスを緩和する効果があります。オキシトシンと呼ばれるホルモンは「ハッピーホルモン」と呼ばれるほど、多幸感をもたらし、不安を解消する効果があることがわかっています。うつ症状の改善に有効とも言われているんですよ。

さらにエンドルフィンという脳内物質は、天然の痛み止めとも言われています。

これだけではありません。射精の瞬間に分泌れる「プロラクチン」というホルモンは眠りを誘発します。セックスやオナニーの後、眠くなるのは射精によってこれらの物質が分泌されるからだったんですね。定期的な射精によって健康なメンタルが保たれるというのは非常に大きなメリットと言えるでしょう。

 

男性ホルモンを増加させる

テストステロンの増加

男性ホルモン「テストステロン」は性欲を増加させたり、男性的な骨格を形成したり、勃起力アップさせたり、男性にとっては非常に大切なホルモンです。血中テストステロン値は体質や年齢によって大きく異なります。しかし、勃起をしてから射精直前ま射精する時をピークに大きく上昇することがわかっています。つまり、射精をすることで、テストステロンの分泌量を上げることができるんですね。

テストステロンには、サーチュインという長寿遺伝子を刺激するこも最近の研究でわかっており、健康効果、アンチエイジング効果も期待できる非常に大切なものなのです。

加齢によってテストテロンの分泌量は減っていきます。
そんなテストステロンの分泌量をアップさせることができるというのも、間違いなく健康メリットと言えるでしょう。

 

前立腺ガンのリスクを下げる

前立腺リスクを下げる

中高年の男性が注意すべきガンのひとつに前立腺ガンがあります。初期症状がほとんどないために、早期発見が難しいがんと言われています。この前立腺ガンの予防にも射精が有効かもしれないと結論づけている論文がハーバード大学から発表されました。
論文によると、月に21回以上射精している男性は、前立腺ガンのリスクが大幅に下がっていたとのこと[2]。ただし、この傾向が射精だけによるものなのかどうかはまだ調査が必要という見方をしている医師が多いようです。
加齢とともに発生確率が増加するガンの予防にもなるかもしれないことは射精の健康メリットとして見逃せないポイントですね。

 

射精の健康面でのデメリット

適度な射精は健康に良いということはわかっていただけたと思います。コインに裏表があるように、すべてのことにはメリットがあればデメリットもあります。ここでは射精が健康にもたらすデメリットについて一緒に見ていきましょう。

射精後の疲労感

射精後の疲労感

射精のデメリットとして一番に考えられるのは、射精後に訪れる疲労感です。100mを全力疾走したのと同じくらいの体力を使う…なんていう風にも言われる射精ですが、疲労感は個人差がありますので一概にこう!とは言えません。しかし、体力(エネルギー)を要するというのは、事実です。オナニーの場合は一回に60kcal前後消費すると言われています(20代、身長170cmの場合)。

セックスの場合は、これにピストン運動などが加わるため、時間にもよりますが160kcal近く消費するとも言われているんですよ!ウォーキングなら1時間はかかる熱量です。これだけ消費すれば疲れるわけですよね。
さらに、射精をするとその瞬間に「プロラクチン」というホルモンが分泌されます。

このホルモンは、倦怠感、疲労感、眠気などを誘発する働きがあることがわかっています。射精をした後の疲労感は、このように医学的根拠があるものなのす。ちなみに、セックスの後に訪れる「賢者タイム」は射精による疲労から起こるんですね。

疲労=健康に悪い、というわけではありませんが、どうにもしがたいダルさがいやだという方には射精のデメリットと言えるでしょう。

 

心不全の可能性

心不全のリスク

若く健康な男性にとってはデメリットとは言えないかもしれませんが、メタボ、中年以降、高血圧、心臓に何らかの疾患がある方は、射精によって心不全が起こりえることも覚えておきましょう。射精した後は誰でも多少は心臓の鼓動が早くなるのを感じるはずです。体温も上昇も感じますよね。射精は一度で60kcal前後を消費する「運動」的な側面もあるのです。

射精をすると、一種のトランス状態に陥いり、想像以上に興奮することで、心臓が血液を全身に巡らせる機能が著しく低下することがあります。セックスの場合は、全身運動を行いますので、メタボ、高血圧、心臓疾患など健康に問題のある場合は、心臓に負担がかかり、心不全に陥ってしまう可能性はゼロではありません。実際、セックスやオナニーの最中に事切れてしまったという例がありますので、一応デメリットとして頭に入れて入れておきたいですね。

 

射精頻度が高いと精子は不健康になる?

射精頻度と健康

先ほど射精のメリットをご紹介した時に「適度な射精は精子の健康によい」とお話したことを覚えていますか?それでは、逆に射精をしすぎると精子の質は落ちるのでしょうか?
射精の回数が多くても、極端に精子の質が落ちることはない、というのが今日では通説になっています。それどころか、二回連続で射精をした場合、一度目より二度目の精子の方が運動率が良いというデータさえあるのです!
これはロンドンのミドルセックス大学付属ノース・ミドルセックス病院でおこわなれば研究によって明らかになっています[3]。このことからも、射精の頻度が高くても精子の質は落ちないことがわかりますね!

ですから精子の健康を考えている方は心配することなくオナニーやセックスを楽しみましょう。

 

適切な射精の回数は?

適度な射精は健康メリットがたくさんあることはおわかりになったいただけたかと思います。しかし「適度な射精ってどの程度なの?」と思われた方も多いはず。実は適切な射精回数の定義はありません。

一般的には「3日に1回」がもっとも適切ではないかと言われています。これは、精子を貯めておけるのが3日前後であるという理由からです。と言っても、年齢とともに作られる精子の量は減ってきますので、これは20~30代の健康な男性の場合でしょう。

前立腺ガンが気になる場合は、月に21回以上の射精をしてみるのもいいのではないでしょうか。ただし、射精には疲労が伴うので、次の日の仕事や予定に影響がでないようにしたいですね。
射精をしたいという欲求は、必ずしも性欲を伴うわけではありません。精子が限界まで貯まると、出したいという欲求が生じます。ですから射精は排泄欲に近い自然な欲求であるという側面もあります。

 

射精をしないことも不健康

ではまったく射精をしないとどうなるのでしょうか?実際、男性の中には、何年も射精をしていないという人もいると思います。射精をせずとも、貯まった精子は時間がたつと、タンパク質として体内に吸収されます。そのため、健康を害することはありません。問題があるとすれば自分でも気づかない間に射精をしてしまうケースです。睡眠時に起こる「夢精」は思春期以降であっても珍しいことではありません。
しかし、意識しない射精にはもう1つ「遺精」というものがあります。長期に渡りオナニーや性行為をしないと、何らかのきっかけによって、無意識に射精してしまう現象です。ストレスや緊張がきっtかけであることが多いため「身体からのSOS」である可能性があるので注意が必要です。

また「適度な射精は前立腺癌の発症率を下げる」という説を様々な研究機関が発表しています。しかし前立腺癌と頻度の因果関係はまだハッキリとは立証されていないため、メカニズムの解明が待たれる状態です。それにしても20代の男性において射精回数が月に21回以上の男性では、4~7回の男性に比べて前立腺癌になるリスクが19%も低いという研究データは、健康を気にする方には非常に興味深いと言えるのではないでしょうか。

まとめ:射精には多くの健康メリットが。

射精に健康メリットはある

いかがでしたか?適度な射精にはたくさんの健康メリットがあるんですね!
オナニーやセックスをしすぎでは?と悩まれている方もいるかもしれませんが、そんな心配は必要ありません。
回数が少なめの方はむしろ射精の回数を増やすようにしましょう。射精にはデメリットもありますが、それをしのぐ健康メリットがあります。
ぜひ健康のためにも、安心してオナニーやセックスを楽しんでくださいね。

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERBella Vita

    欧州在住のセクシャルライター。これまで執筆した性に関連する記事は10万PV/月の人気記事を含め1000記事以上!女性ならではの視点から、男性の悩みに刺さるような記事・セックスライフを充実させるためのいろはを提供する記事執筆を心がけています。セックスがより楽しく気持ちよくなる方法をわかりやすく解説することで、あなたの人生を豊かにするお手伝いします。

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