自作できるバイブが想像の斜め右上を行っていて凄すぎた

公開日:2020/02/17
更新日:2022/02/09

モノづくりをする女性

既製品を購入するのが本来のバイブの入手方法。
しかし中には自分で好みの物を作り上げるタイプもあるんです。
今回はそんな自作バイブ作りを体験した感想を紹介します。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    ニュース担当

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    「バイブの中がどうなっているかなんて関係無い。大切なことはどれだけ気持ち良くしてくれるかだけ」。

    私がバイブに対して抱いていた率直な感想だ。しかし、この考えは、CES(訳注:アメリカ最大の家電見本市のこと)でCrave’s Pleasure Factory でバイブを自分で組み立ててみると、180度違う方向になった。

    オシャレに拘ったアダルトグッズメーカーのCraveが提供する体験型アクティビティでは、参加者はCraveの最高級バイブであるDuetを、開発したエンジニアの助けを借りながら組み立てる。

    https://mashable.com/article/ces-2020-crave-build-vibrator-vesper-touch-ease/
    IMAGE:ZLATA IVLEVA

    Craveは、ジュエリーかのようなバイブレーターを作っているアダルトグッズメーカーだ。一番最初にリリースした商品はクリトリスバイブ。

    シンプルに素晴らしいセックストイというだけでなく、洗練されたゴージャス感を追求した宝石のような製品だった。

    例えば、Craveの名を世に知らしめたVesperというピンポイントバイブは、ネックレスとして首から下げていても見劣りしないほど、デザインに拘った商品である。

    CESでCraveは2つの新しい製品を発表した。それがVesper TeaseとTouchだ。いずれも指に着けることができるリングタイプのバイブレーター。

    シルバーと24kゴールドで作られており、リングのサイズも複数用意しているというから、Craveがアダルトトイをジュエリーとして昇華させようとしている姿勢がわかる。リリースは2020年の夏とのこと。

    開発に8年もかかったという逸話からも、TeaseとTouchに掛ける意気込みや、ファッションアクセサリーとアダルトグッズのバランスに苦心したことが見て取れる。

    Craveのブースで行われていたバイブ組み立て体験には、会社の理念やアイデアが詰め込まれていた。バイブの組み立てを体験を通じて、性的な事を落ち着いて話せるスペースを提供するだけでなく、最先端技術を理解してもらうことで、アダルトグッズを身近に感じてもらおうと言うわけだ。

    https://mashable.com/article/ces-2020-crave-build-vibrator-vesper-touch-ease/
    IMAGE:ZLATA IVLEVA

    前年のCESでのセックストイのスキャンダラスな扱われ方からもわかるように、技術畑の人間はセックストイ業界の技術について厳しい見方をすることも少なくない。少なくとも、技術畑の”巨人”達は、アダルトグッズ向けに開発された最新技術を考えることすら、不快と感じているようだ。

    しかし、そんな考えも、Crave Duetに使われている技術をその目で確認したら、変わるはずである。

    自作キットとはいえ、全てをゼロから組み立てるわけではない。Duet本体のシリコンケースの下には”悪名高い”強力なモーターが隠されているし、持ち手側にはUSBで安全に再充電できるように電気回路も既に備え付けられている。

    この電気回路にコンピューターからアクセスすれば、Duetをハック可能。好みのバイブレーションパターンを作成することもできるのだ。

    https://mashable.com/article/ces-2020-crave-build-vibrator-vesper-touch-ease/
    IMAGE:ZLATA IVLEVA

    組み立てキットを見ればみるほど、Duetが細部まで拘り抜いて作られたことがわかる。「早く組み立てたい!」とワクワクする気持ちを抑えきれなくなっていく感覚だ。

    組み立ての最初のステップは色選びだ。もちろんピックアップしたのは黒。色を選んだら次は、シリコングリスで表面をコーティングする作業。防水加工には欠かす事ができないステップだ。

    組み立てキットで必要な作業はこれだけ。私が”手作り”したDuetは、この世に生を受けたわけだ。

    Craveのミッションは、単純な歓びや快楽を作り出すことではない。会話の始まりとなるトピックを作り出すことだ。

    長い間、バイブレーターは隠れて使うモノ、恥ずかしいモノ、イヤらしいモノとして扱われてきた。しかし、化粧品のような美しさを持つCraveの製品は、女性の自慰行為を”普通のこと”にするきっかけになるだろう。バイブという商品に、ふさわしい価値や威厳を与えることにもなるはずだ。

    男性は高級な時計でも、車でも好きなモノでご自由に楽しむことができる。同じように私達女性はこの高級で光り輝くおもちゃを、どこにでも連れていくことができるのだ。

    https://mashable.com/article/ces-2020-crave-build-vibrator-vesper-touch-ease/
    IMAGE:ZLATA IVLEVA

    バイブを首から下げたり、指に付けたりすることは決しておふざけではない。健全で健康的で、自然なことだ。

    ”楽しみ”だけのために、特別な道具を買う決断を下すことはスペシャルなことだし、あなたの人生において革新的なことに違いない。バイブとアナタの関係性は、神聖なものと言っても過言ではない。

    セックストイの業界は、まだまだイヤらしくダサい製品が巷に溢れていることで、低く見られがちである。Duetを組み立ててみて、Craveが実現したい世界がクリアになった。

    洗練されたデザイン・最先端のエンジニアリング・過不足ないシンプルさへの拘りによって、メーカー側だけでなく、顧客のアダルトグッズに対する認識を変えようとしているのだ。

    Craveが提供しているようなバイブの組み立ては、全ての女性に行ってもらいたい。組み立ててみることによって、バイブにこれまで感じたことがないような愛着を抱くことができるはずだ。それによって官能的な快楽をより純粋に楽しめるようになるだろう。

    参照:I built my own glamorous vibrator at CES and it was magical

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    • 記者 WRITERニュース担当

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