ネガティブトレーニングは意味ない!?効果的に行うコツや筋トレ方法

公開日:2024/06/09

筋トレ時の戻る・下げる動作である「ネガティブトレーニング」。
実は、筋肉にとって本当に意味があるのか疑問視する声が多く挙がっています。
そこで今回はネガティブトレーニングの効果やメリット、さらに効果的なトレーニング方法をご紹介!
ネガティブトレーニングを適切に行い、理想の筋肉を手に入れましょう!

  • 記者 WRITERステロンライター
    Gen

筋トレに励んでいる方なら誰もが一度は耳にしたことがあるであろうネガティブトレーニング

しかし、「効果があるのか怪しい…やり方がわからない…」など、疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回の記事では、その効果やメリット、さらに効果を高めるコツについて詳しく解説していきます。

ぜひこの記事を参考にして、さらなる理想の肉体を目指しましょう!

 

ネガティブトレーニングは意味ない!?正しく行えば筋肥大も可能

結論からいうと、ネガティブトレーニングは十分な効果が期待できる筋トレ方法です。

意味がない…」などと簡単に片付けられるものではありません。

ネガティブトレーニングとは、重りやダンベルなどを持ち上げる「ポジティブ」の動作ではなく、逆に重りを下ろす「ネガティブ」の動作に意識を向けるトレーニング。

具体的には、3〜5秒かけてゆっくりと重りを下ろし、その間使っている筋肉をしっかりとコントロールする動作を指します。

重力に任せて無意識に下ろすのではなく、ゆっくりと下ろす動作でより多くの筋繊維を刺激することが可能。

もちろん、ただ単になんとなく行っていても十分な効果は得られません。

しかし、適切に行えば効率的に筋力アップや筋肥大が見込める素晴らしいトレーニング方法なんです。

記事の中盤で、効果を高める2つのコツをご紹介しているのでこのまま読み進めていきましょう!

 

ネガティブトレーニングのメリット

では、ネガティブトレーニングにはどんなメリットがあるのでしょうか?

ここでは、主なメリットを3つご紹介していきます。

 

メリット1. 筋肉に与える刺激が大きい

ネガティブ動作は、ポジティブ動作よりも筋肉に20〜50%も大きな負荷をかけることができるといわれています。

特にネガティブ動作の終盤では、筋肉への負荷が最大になるため筋繊維への微小損傷を効率的に起きるので、筋肥大に有意に働いてくれるでしょう。

 

メリット2. 高重量を扱いやすい

ポジティブ動作でフルに持ち上げられる重量よりも、ネガティブ動作なら15〜30%多くの重量を扱えるといわれています。

高重量を使えば使うほど筋肉への刺激が大きくなるため、より効率的なトレーニングが可能になるでしょう。

 

メリット3. 最後まで追い込める

ポジティブ動作では補助や反動を使っても問題ないため、普通のトレーニングよりも追い込みやすいのが特徴。

筋肉が疲弊していても行えるため、最後の1レップまで負荷をかけられます。

 

これらのメリットからも分かるように、ネガティブトレーニングは筋力向上や筋肥大を目指す方にとって、とても効果的な方法だといえるでしょう!

 

ネガティブトレーニングの効果を高める2つのコツ

それでは、ここからはネガティブトレーニングの効果を高めるコツを2つご紹介していきます。

しっかりとコツをつかんで実践してみてください!

 

コツ1.ペアトレーニングならより高重量を扱える

パートナーにサポートをしてもらうペアトレーニングを取り入れれば、高重量で効果的に追い込むことが可能になります。

ペアトレーニングとは、2人で協力してトレーニングを行う方法。

具体的には、ネガティブトレーニングの場合だと、パートナーがポジティブ動作を補助することでネガティブ動作だけに意識を集中できるんです。

しかし、間違ったやり方で行ってしまうと思ったような効果が得られなかったり、ケガをまねく可能性もあるので注意が必要。

行う際には以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 重量設定は最大重量に対して110%程度が目安
  • フォームが崩れないように注意する
  • バランスが崩れないようすぐに補助できる体制をとっておく
  • コミュニケーションをしっかりと取りながら行う

これらのポイントを意識しておくことで、安全かつ筋肥大に効果的なトレーニングが行えるでしょう!

 

コツ2.ポジティブトレーニングとネガティブトレーニングを組み合わせる

ネガティブトレーニングの効果を最大限に発揮するには、ポジティブトレーニングと上手に組み合わせることが重要です。

この2つのトレーニング方法を組み合わせることで、より効果的に筋繊維を刺激できるでしょう。

実際にフランスのアトランティスプレス社が2020年に出版している書籍の講演録よると、バスケットボールの授業を受けている24人の学生を対象に、高速と低速の繰り返し動作を使ったウェイトトレーニングが大腿筋の筋肥大に与える影響について調査されています。

その調査結果では、大腿筋の肥大への影響に違いがあるものの、どちらも筋肥大に効果的であり、低速の繰り返し動作の方が大腿筋の肥大により大きな効果があったと記されていました。[1]

一見すると、ネガティブトレーニングの方が効果的に思えるかもしれません。

しかし、それぞれ異なる効果が期待できるので、総合的なパフォーマンスアップを考えるとポジティブとネガティブの組み合わせが最強の方法なんです!

具体的には、例えば1週間に3日間筋トレを行うスケジュールなら、週2日をポジティブトレーニングの日に設定。

そして、残りの1日をネガティブトレーニングの日に設定するといったイメージを持っておくと良いでしょう。

このように組み合わせることで、筋肉に無理な負担をかけずに効率的なトレーニングが可能になるんです!

 

ネガティブトレーニングでできる筋トレメニュー19選

ここからは、ネガティブトレーニングでできる筋トレメニューを19種目ご紹介していきます。

全身をバランスよく鍛えられるように、それぞれ部位ごとに効果的な種目を厳選しました。

ウォーミングアップをして、さっそくはじめていきましょう!

 

大胸筋のメニュー

1.ダンベルベンチプレス

ダンベルベンチプレスは、ベンチに寝転がり両手にダンベルを握って持ち上げるベンチプレスの一種。

高重量こそ扱いにくいものの、バーベルで行うベンチプレスよりも可動域が広がるため、大胸筋の広範囲を鍛えることができるんです。

  1. ベンチに仰向けになり、横向きでダンベルを握り肘を伸ばして肩の前に構える
  2. 息を吸いながら、大胸筋の下のあたりにダンベルを下ろしていく
  3. 胸の位置まで下ろしたら、息を吐きながら垂直にダンベルを持ち上げてスタートポジションに戻る

ポイントは、持ち上げたときに両方のダンベルをくっつけるイメージで行うこと。

また、下ろす動作では可動域を最大限に活かし、ゆっくりと大胸筋のストレッチを意識しながら行ってみてください!

 

2.インクラインダンベルベンチプレス

インクラインダンベルベンチプレスは、ベンチ台の背もたれを起こしてダンベルを胸の前に持ち上げるトレーニング。

上半身を傾斜させた状態でダンベルを持ち上げるため、平らなベンチで行うベンチプレスよりも大胸筋上部への刺激が強くなります。

  1. ベンチ台の角度を45度程度に起こして腰かける
  2. ダンベルを両手に持ち、胸の前に持ち上げてセットする
  3. 胸を張った状態で肘を曲げてゆっくりとダンベルを下ろしていく
  4. 胸につくギリギリまで下ろしたら、肘を伸ばして持ち上げスタートポジションに戻る

ポイントは、常に肩を落として肩甲骨を寄せておくことです。

また、ダンベルは素早く持ち上げ、3〜4秒間かけて下ろすイメージで行うと良いでしょう。

動作中に肩に痛みが生じる場合は、動画のように手首をハの字にすることで痛みが軽減します!

 

3.デクラインダンベルベンチプレス

デクラインダンベルベンチプレスは、ベンチ台の背もたれを倒した状態でダンベルを胸の前に持ち上げるベンチプレスの一種。

大胸筋の下部を集中的に鍛えられ、立体感のある胸板を作るには欠かせない人気の種目なんです。

  1. ベンチ台の角度を30度程度に傾けて腰かける
  2. ダンベルを両手に持ち、胸の前に持ち上げてセットする
  3. 胸を張った状態で肘を曲げてゆっくりとダンベルを下ろしていく
  4. 胸につくギリギリまで下ろしたら、肘を伸ばして持ち上げスタートポジションに戻る

床と垂直になる角度でダンベルをセットしておくのがポイント。

また、ボトムポジションでは肘を開き、半円を描くイメージで内側に向かって持ち上げましょう!

 

背中のメニュー

1.懸垂

懸垂といえば、筋トレ初心者から上級者まで幅広く行われる背中を鍛える代表的な種目のひとつ。

この方法は下ろす動作だけにフォーカスしたやり方で、懸垂がまったくできない筋トレ初心者でも取り組みやすいんです。

  1. 適度な高さの椅子やステップなどに乗る
  2. 肩幅よりやや広めに腕を開いてバーを握り、ジャンプしてあごがバーを超える位置につく
  3. 負荷に耐えながら、ゆっくりと体を下ろしていく
  4. 肘が完全に伸びたら、椅子やステップに乗ってスタートポジションに戻る

スタートポジションで肩を落として肩甲骨を寄せ、広背筋が収縮している姿勢をつくっておくのがポイント。

また、肩が上がらないように気をつけ、背中の筋肉を意識しながら体を下ろしていくと良いでしょう!

 

2.ワイドグリップ懸垂

ワイドグリップ懸垂は、通常より手の幅を広げて行う懸垂のバリエーションのひとつ。

肩幅よりも広い幅でバーを握ることで、広背筋や僧帽筋、菱形筋など背中全体を幅広く刺激できます。

  1. 適度な高さの椅子やステップなどに乗る
  2. 肩幅の1.5倍程度に腕を開いてバーを握り、ジャンプしてあごがバーを超える位置につく
  3. 負荷に耐えながら、ゆっくりと体を下ろしていく
  4. 肘が完全に伸びたら、椅子やステップに乗ってスタートポジションに戻る

ポイントは、スタートポジションで肩を落として肩甲骨を寄せておくこと。

また、背中が丸まらないようにしっかりと背筋を伸ばし、じっくり丁寧なフォームで体を下ろしていきましょう!

 

3.ニュートラルグリップ懸垂

ニュートラルグリップ懸垂は、平行バーなどを使い手のひらを向かい合わせて握った状態から体を下ろしていく懸垂のバリエーション種目。

この握り方により、広背筋だけではなく上腕三頭筋や握力も同時に強化できるんです。

  1. 適度な高さの椅子やステップなどに乗る
  2. 手のひらが向かい合うように平行バーを握り、ジャンプしてあごがバーを超える位置につく
  3. 負荷に耐えながら、ゆっくりと体を下ろしていく
  4. 肘が完全に伸びたら、椅子やステップに乗ってスタートポジションに戻る

体が前後にブレないように、足をやや前に伸ばして行うのがポイント。

また、広背筋と上腕三頭筋への負荷を意識しながら、丁寧に体を下ろしていきましょう!

 

4.ダンベルベントオーバーロウ

ダンベルベントオーバーロウは、前傾姿勢の状態から両手に持ったダンベルを後ろに引き上げるトレーニング。

背中の筋肉の中でも特に大きな広背筋を中心に、背中全体の筋肉を鍛えられる種目です。

  1. 足を肩幅程度に開いて両手にダンベルを握り、背筋を伸ばしたままお尻を後ろに引いて上半身を前傾させ、少し膝を曲げる
  2. 肘を曲げてダンベルを引き上げる
  3. へその高さまで引き上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジション戻る

胸を張って背筋を伸ばし、腰が丸まらないように気をつけて動作を行うのがポイント。

また、引き上げる動作と同じ軌道をたどるイメージで、丁寧にダンベルを下ろしていくと良いでしょう!

 

肩のメニュー

1.ショルダープレス

ショルダープレスは、両手にダンベルを握って肩の上から頭上に向かって持ち上げるトレーニング。

主に三角筋前部と中部を集中的に鍛えられ、大きな肩をつくるには欠かせない種目のひとつなんです。

  1. 椅子やベンチ台に座って両手にダンベルを握って肘を90度に曲げて顔の横にセットし、上半身をやや前傾させる
  2. 肘を伸ばしてダンベルを頭上に向かって持ち上げる
  3. 三角筋が収縮するまで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

トップポジションで三頭筋が収縮している状態から、ゆっくりと丁寧に下ろしていくのがポイント。

また、高重量を扱う場合は、動画のようにパートナーのサポートをつけながら行ってみてください!

 

2.フロントレイズ

フロントレイズは、両手にダンベルを握って肩の前に持ち上げるトレーニング。

三角筋前部を鍛えるダンベルトレーニングとしては、もっとも有名な種目のひとつです。

  1. まっすぐ立った状態で両手にダンベルを握り、拳を横に向ける
  2. 肘を伸ばしたまま、ダンベルを前に持ち上げる
  3. 腕と床が平行になる位置まで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

僧帽筋に負荷が逃げないように、常に肩を落とした状態で行うのがポイント。

また、無理に高重量で行うと肩が上がりやすいので、はじめは軽い重量から始めてみると良いでしょう!

 

3.インクラインフロントレイズ

インクラインフロントレイズは、ベンチ台に腰掛けた状態で両手に握ったダンベルを肩の前に持ち上げるトレーニング。

上半身を傾斜させることで肩が上がりにくくなるため、初心者の場合はこの方法から始めてみると良いでしょう。

  1. ベンチ台の角度を30度程度に傾けて腰かける
  2. 両手にダンベルを握り、手の甲を正面に向ける
  3. 肘を伸ばしたまま、ダンベルを前に持ち上げる
  4. 腕と床が平行になる位置まで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

常に肘を伸ばしたままダンベルを下ろしていくのがポイント。

もし負荷に耐えれずにフォームが崩れてしまう場合は、軽いダンベルから始めてみてください!

 

4.ラテラルレイズ

ラテラルレイズは、両手にダンベルを握って腕を横に持ち上げるトレーニング。

主に三角筋の中部を効果的に鍛えられ、丸みを帯びた大きな肩をつくるには欠かせない種目です。

  1. まっすぐ立った状態で両手にダンベルを握り、上半身をやや前傾させる
  2. 肘をやや曲げた状態で、ダンベルを横に上げる
  3. 腕が床と平行になる高さまで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

ポイントは、ダンベルを握るときに小指と薬指で強く握ることです。

また、ウエイトが重すぎるとフォームが崩れやすいので、はじめは軽い重量からチャレンジしてみてください!

 

腕のメニュー

1.バイセップカール

バイセップカールとは、両手に持ったダンベルを肘を支点に持ち上げる、いわゆるダンベルアームカールのこと。

上腕二頭筋全体を効果的に鍛えられ、太い腕を手に入れるには欠かせない王道種目のひとつです。

  1. 肩幅程度に足を開いて立ち、両手にダンベルを持って手のひらが上向きになるように構え、やや背中を丸める
  2. 肘を固定してダンベルを持ち上げる
  3. ダンベルを上げきったら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

上腕が動かないように肘をわき腹に固定し、上腕二頭筋の負荷を逃さないのがポイント。

また、重いダンベルで行う場合は体の反動を使って持ち上げて、負荷を意識しながらじっくりと丁寧に下ろすと良いでしょう!

 

2.インクラインバイセップカール

インクラインバイセップカールは、インクラインベンチに腰掛けてダンベルを持ち上げるアームカールのこと。

上半身を傾斜させることで、通常のアームカールよりもさらに上腕二頭筋のストレッチをかけられるのが特徴です。

  1. ベンチの角度を45度くらいにセットして腰掛ける
  2. 両手にダンベルを握り、手のひらを前向にして胸を張る
  3. 肘の位置はそのままで、肘を曲げてダンベルを持ち上げる
  4. ダンベルを上げきったら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

しっかりと肘の位置を固定し、上腕が動かないようにダンベル下ろしていくのがポイント。

また、高重量で行う場合は強く握り込んで反動を使って持ち上げ、丁寧にゆっくりと下ろしていくと良いでしょう!

 

3.プリチャーカール

プリチャーカールは、ベンチ台に上腕を固定し、その状態でダンベルを上下させるアームカールの一種。

上腕二頭筋の短頭にピンポイントで負荷を与えられるので、ピークパワーをアップさせるのに効果的な種目なんです。

  1. 上腕を置きやすい角度にベンチ台を調整する
  2. ダンベルを持っている方の腕の脇をベンチ台のシートの角に当てて肘をつけ、肘を曲げてスタートポジションにつく
  3. ゆっくりとダンベルを下ろしていく
  4. 肘が伸び切らないところまで伸ばしたら、肘を曲げてダンベルを持ち上げてスタートポジションに戻る

ダンベルを強く握り込み、手首が反らないように注意しながら行うのがポイント。

また、高重量を扱う場合は、ダンベルを上げる動作に両手で持ち上げても問題ありません!

 

4.スカルクラッシャー

スカルクラッシャーといえば、ベンチ台に寝転がり、両手に持ったダンベルをおでこの位置から肘を伸ばして胸の前に持ち上げる動作で三頭筋を鍛えるトレーニング。

ネガティブトレーニングでは持ち上げる動作のフォームが違うので、しっかりと動作を確認しながらやってみてください。

  1. ベンチ台に仰向けになって両手にダンベルを持ち、肘を伸ばして胸の前に構える
  2. 肘を曲げてゆっくりとダンベルを下ろしていく
  3. おでこの位置まで下ろしたら、肘を前にスライドしてからダンベルを胸の前に持ち上げスタートポジションに戻る

肘を閉じて上腕をしっかりと固定し、肘より先の前腕だけをゆっくりと下ろすのがポイント。

また、はじめは軽い重量から始め、徐々に重量を上げていくと良いでしょう!

 

5.トライセプスエクステンション

トライセプスエクステンションとは、ベンチ台に寝転がり、両手に持ったダンベルを頭の横から肘を支点にして胸の前に持ち上げる三頭筋を鍛えるトレーニング。

スカルクラッシャーと同様で、持ち上げる動作のフォームが違います。

しっかりと動作を確認してからやってみてください。

  1. ベンチ台に仰向けになって両手にダンベルを持ち、肘を伸ばして肩の前に構える
  2. 肘を曲げてゆっくりとダンベルを下ろしていく
  3. 頭の横まで下ろしたら、肘を前にスライドしてからダンベルを胸の前に持ち上げスタートポジションに戻る

肘を完全に伸ばし切ったところから、ゆっくりとダンベルを下ろすのがポイント。

また、肘が外側に開かないように注意し、丁寧な動作を意識しながら行ってみてください!

 

下半身のメニュー

1.ヒップスラスト

ヒップスラストは、ベンチ台に肩甲骨を乗せて、お尻の力でウエイトを持ち上げるトレーニング。

美しいヒップラインや健康的な体づくりに効果的で、女性にも大人気の種目として知られています。

また、動画ではバーベルを使用していますが、もちろんダンベルを使用して行っても問題ありません。

  1. 腰を浮かせて肩甲骨のあたりをベンチに乗せ、腰の位置にダンベルを乗せる
  2. 腰を落としてスタートポジションにつく
  3. お尻を上に持ち上げる
  4. お尻がしっかりと収縮したら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

しっかりと大殿筋が収縮した状態から、ゆっくりとお尻を下ろしていくのがポイント。

また、背中が丸まらないように体幹を固めた状態で動作を繰り返しましょう!

 

2.ダンベルスクワット

ダンベルスクワットは、ダンベルを両手に持って行う下半身を鍛える王道の種目。

大臀筋やハムストリングス、大腿四頭筋などを鍛えられ、ネガティブ動作をゆっくりと行うことにより短時間で筋肉をパンプさせられるんです。

  1. 足を肩幅よりやや広めに開いて立ち、両手にダンベルを持つ
  2. 背筋を伸ばして胸を張る
  3. 姿勢を維持したまま膝を曲げて腰を落としていく
  4. 太ももと床が並行になる位置まで下ろしたら、ゆっくりと腰を上げてスタートポジションに戻る

ポイントは、股関節と股関節を連動させながら腰を落としていくこと。

また、ネガティブ動作はじっくりと丁寧に、ポジティブ動作は素早く上げるイメージで行うと良いでしょう!

 

3.ブルガリアンスクワット

ブルガリアンスクワットは、片方の足を椅子やベンチなどに乗せて行うスクワットの高度なバリエーション種目。

通常のやり方でも非常に負荷の高い種目ですが、ネガティブ動作をゆっくりと行うことでさらに効果的に筋肉を刺激できるんです。

  1. 片方の足の甲をベンチや椅子に乗せらた反対の足を2歩分ほど前に置き、背筋を伸ばして両手を腰にあてる
  2. 上半身を前傾させながらゆっくりと腰を落とす
  3. 前足の太ももが床と並行になるまで下ろしたら、膝を伸ばしてスタートポジションに戻る

胸を張って前足のかかとに重心を乗せながら腰を下ろしていくのがポイント。

また、上体が丸まったり前のめりにならないように、視線は常に正面を向けて動作をしましょう。

慣れてきたら、両手にダンベルを持って行うとさらに効果的です!

 

ネガティブトレーニングの効果を加速させる5つのアイテム

どうせ鍛えるなら、より高い効果を得られたほうが良いですよね!

そこでここからは、ネガティブトレーニングの効果を加速させるアイテムを5つご紹介していきます。

すべてのアイテムを手に入れて、トレーニングを効率化しましょう!

 

可変式ダンベル:負荷の調整がラクラク

まずはじめにご紹介するのは、「可変式ダンベル

可変式ダンベルとは、プレート重量を簡単に調整できるダンベルのこと。

従来の固定式ダンベルとは異なり、プレートの着脱やダイヤル操作であなたの筋力に合わせて調整ができるので、筋トレ初心者から上級者まで幅広く活躍してくれます。

しかも、たった一台で複数の重量に対応するため、たくさんのダンベルをそろえる必要がなくコスパの良さも魅力的!

種類は大きく分けると、プレートを個別に脱着する「着脱式(カラー式)」とダイヤルを回すだけで簡単に重量調整ができる「ダイヤル式」の2つのタイプが存在します。

そこで、手軽さや利便性を考えると、やはりおすすめはダイヤル式一択。

重量調整の手間を省くことで、トレーニングへの集中力を持続できるでしょう。

さらに、40kgまでの高重量タイプを2つ準備すれば、さまざまな部位のトレーニングに対応できます。

さっそく手に入れて、トレーニングを効率化させましょう!

 

トレーニングベンチ:筋トレの幅が広がる

筋トレの幅を広げるなら、「トレーニングベンチ」の使用は必須でしょう。

ダンベルベンチプレスやショルダープレスなど、上半身のウエイトトレーニングは座った姿勢で行われる種目が多く存在します。

もちろん椅子に座って行うことも可能ですが、トレーニングベンチを使用することで安定したフォームでより安全に行えるでしょう。

また、ベンチのタイプは角度が調整できないフラットベンチ、角度を上向きに調整できるインクラインベンチ、逆に下向きに調整できるデクラインベンチの3種類。

しかし、おすすめなのはフラット、インクライン、デクラインすべての角度に対応する「アジャスタブルベンチ

やや価格は高くなってしまいますが、一台のベンチでさまざまなトレーニングに対応できるのでトレーニングの幅が格段に広がるんです。

さっそく手に入れて、快適安全なトレーニングをはじめましょう!

 

チンニングスタンド:自宅で本格的な懸垂が可能

自宅で本格的な背中を鍛えるなら「チンニングスタンド」はまさに必須アイテムでしょう。

チンニングスタンドとは、安定感のある土台とバーが一体式になった懸垂専用の筋トレ器具。

いろんな手幅に対応できるバーの長いものやディップスバーなどのオプションがセットになっているものもあるので、ディップスやレッグレイズなどさまざまな種目にも活用できます。

また、設置場所が制限される自宅の環境でも、チンニングスタンドがあればトレーニングの幅がグンと広がるのでモチベーション維持にも最適!

選ぶ際には、最低でも自分の体重プラス20〜30kg以上の耐荷重量で、確実に体重を支えられる安定感があるスタンドタイプがおすすめ。

さらに、ディップスバーなどのオプションセットのものを選べば、さらに本格的なトレーニングが可能になります。

あなたに合ったチンニングスタンドを手に入れて、筋トレの可能性を最大限に広げましょう!

 

プロテイン:筋肥大を加速

ネガティブトレーニングで理想の筋肉を手に入れるには、たんぱく質の摂取は欠かせません。

そもそも筋肉というのはたんぱく質で構成されているため、十分な量を摂取しなければ筋肥大が阻害されてしまうんです。

参考までに、一般的にはアスリートに必要なたんぱく質の摂取量の目安は一日あたり「体重1kgあたり2.0g」[2]

つまり、例えば体重60kgの人なら一日120gも摂取しなければなりません。

しかし、食事だけでこれだけの量を補おうとすると、余計な栄養素まで過剰摂取してしまう可能性もあるでしょう。

そこで活躍するのが「プロテイン」です。

プロテインとは、水や牛乳に溶かして摂取できる粉末状のサプリメントのこと。

さらに種類も豊富で、牛乳由来で吸収が早いホエイプロテインや吸収速度がゆっくりでお腹にやさしいカゼインプロテイン、そして植物由来で腹持ちが良くダイエットにおすすめのソイプロテインなどから選べます。

筋トレ後30分以内のゴールデンタイムを逃さないように、サッと飲んで筋肉の成長を加速させましょう。

味や価格、成分などを比較して、あなたにぴったりのプロテインを見つけてください!

 

サプリメント:ブーストに最適

トレーニングの効果をさらに加速させたいなら、サプリメントの力も借りてみましょう。

サプリメントは、トレーニングで不足しがちな栄養素を補い、筋力向上や筋肥大をサポートしてくれます。

サプリメントの種類はさまざまですが、中でも特におすすめなのはテストステロンを増やす効果が期待できるタイプ。

テストステロンとは筋肉の合成を促進する男性ホルモンの一種で、筋力アップやパフォーマンス向上、体脂肪減少などさまざま効果が得られるんです。

しかし、テストステロンの分泌量は年齢とともに減少していく傾向にあるのをご存知でしょうか?

そこで、サプリメントで補うことでテストステロンの分泌を促進し、より高いパフォーマンスを発揮できるようになります。

また、意欲向上や闘争心アップにも効果が期待できるため、筋トレのモチベーション維持にも効果抜群!

以下の記事で、テストステロンを増やすためのおすすめサプリメント7選をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

【テストステロンブースターランキング】正しい選び方とおすすめサプリ7選

 

ネガティブトレーニングで理想の筋肉を手に入れよう!

今回の記事では、ネガティブトレーニングの効果やメリット、さらに効果を高めるコツについて詳しく解説しました。

ネガティブトレーニングにはさまざまなメリットがあり、適切に行えば効率的に筋力アップや筋肥大が見込める素晴らしい方法。

場合によってはパートナーに補助してもらいながら高重量で追い込み、ポジティブトレーニングと組み合わせることで最大限に効果が発揮されます。

今回ご紹介した筋トレメニューでしっかりと追い込んでみてください。

ぜひこの記事を参考にして、理想の筋肉を手に入れましょう!

 

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERGen

    ボクシング歴9年の猛者。独学で学んだ筋トレの知識はプロのボディビルダーに匹敵する。専門知識に基づいた情報をお届けする。

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