【超危険】寝る前のキムチに隠された13個のデメリットを徹底解説!!

公開日:2023/05/21
更新日:2023/05/29

キムチ

代表的な韓国料理であるキムチ。
野菜をベースとした料理であるため、寝る前の小腹が空いたタイミングに食べてしまっている方もいるのではないでしょうか?
しかし、寝る前のキムチは超危険な行為なんです...!!
今回は就寝前にキムチを食べる13個のデメリットについて解説します!

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    ニュース担当

酸味と辛味がクセになる韓国の発酵食品、キムチ。

野菜がメインだし寝る前に少し食べても大丈夫、そう思っていませんか?

それ、大きな勘違いなので絶対にやめてください!

今回は寝る直前にキムチを食べるデメリットについて詳しく解説します。

 

キムチに含まれる栄養素とは?

キムチは韓国を代表する発酵食品ですが、実際どんな栄養素が含まれているのかを見ていきましょう。

名称含有量(100gあたり)
カロリー27kcal
たんぱく質2.3g
脂質0.1g
炭水化物5.4g
内食物繊維2.2g
食塩2.9g
ナトリウム1100mg
カリウム290mg
カルシウム50mg
マグネシウム11mg
リン48mg
0.5mg
亜鉛0.2mg
0.04mg
マンガン0.10mg
ヨウ素14μg
セレン1μg
クロム1μg
モリブデン6μg
ビタミンA110~170μg
ビタミンE0.5mg
ビタミンK42μg
ビタミンB10.04mg
ビタミンB20.06mg
ナイアシン0.6mg
ビタミンB60.13mg
葉酸22μg
パントテン酸0.24mg
ビオチン0.8μg
ビタミンC15mg

低カロリーかつ食物繊維やミネラルなど多くの栄養素が含まれていることが分かりますね。

しかしここで注目すべきは100gあたり2.9gにのぼる圧倒的な塩分量!

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020年版」によれば1日の塩分適正摂取量は男性で7.5g、女性で6.5g。

2.9gとなると男性なら適正量の40%弱、女性では45%弱とほぼ一日目安のほぼ半分に相当!

長期保存のために塩を多量に用いており塩分比率が高まるのは必然ですが、決して寝る直前に摂っていい分量とは言えません。

 

寝る前のキムチがもたらす13の健康悪影響!

就寝間際、眠る直前にキムチを食べることでもたらされるデメリットはどんなものがあるんでしょうか。

キムチに含まれる成分を基に詳述します。

1.カプサイシンが体温を乱高下させ寝つきが悪くなる

キムチに用いられる唐辛子を摂取することで寝つきが悪くなることがあります。

原因は唐辛子に含まれるカプサイシンに体温を上昇させたと錯覚させる作用があるから。

唐辛子製品を摂取したあと、顔が熱くなったり汗が出たりしたことは経験があると思います。

これはカプサイシンが温受容器を刺激し、実際には体温が上がっていないのに上がったと錯覚して発生する自律神経のはたらきによる反応。[1]

発汗によって熱の放散が行われてしまうことで必要以上に体温が下がってしまう懸念があります。

体温と睡眠には強い相関関係があり、体温が高い状態から低下していくと良質な睡眠になりやすくなるもの。

しかし体温が低い状態の場合、体が熱を発生させその結果覚醒がもたらされてしまうのです![2]

質の高い睡眠を手に入れるためにも、眠る直前のキムチは避けるべきです。

 

2.アドレナリン放出量が増加し睡眠障害のリスク増大

自律神経

カプサイシンは他にも睡眠リスクを引き起こします。

理由はカプサイシンがアドレナリン放出を誘因し、体を覚醒させてしまうから。

アドレナリンは副腎髄質から分泌される、いわゆる興奮状態を司るホルモン。

カプサイシンが消化管から血中に吸収されると感覚神経から中枢神経を介し、副腎からのアドレナリン分泌を促進します。[3]

血中のアドレナリン濃度が高まると心拍数や血圧が上昇し、交感神経が優位に。

交感神経は自律神経のひとつで、体に覚醒をもたらす作用がある神経。

つまりカプサイシンを摂取することでアドレナリンが分泌され、交感神経が優位となり眠りづらくなってしまうんです![4]

自律神経の乱れは睡眠障害を引き起こす懸念もある注意すべき状態。

ぐっすり眠るためにも、就寝直前のキムチは絶対にNGです。

 

3.ナトリウムの利尿作用でトイレに目が覚める

キムチの塩味のもと、塩化ナトリウムも睡眠によくない影響を与えます。

ナトリウムの利尿作用がその理由

ナトリウムは人体に不可欠のミネラルで、体内の水分バランスの調整や筋肉の収縮、栄養素の吸収・伝達を担う重要な要素。

しかし血中のナトリウム濃度が高まってしまうと腎臓がうまく水分を吸収できなくなり、必要な水分まで尿としてどんどん体の外に排出されてしまうことに!

長崎大学泌尿器科の研究では、頻尿に悩む方の原因の一つとして”塩分のとり過ぎが過剰な水分摂取につながり、それが頻尿を招いた可能性があるという報告も。[5]

キムチは塩分量が多く味が濃いこともさながら、唐辛子による辛味も強いためつい水を多く飲んでしまう可能性も十分にあります。

これでは夜中にトイレに目が覚めてしまうのも当然。

良い睡眠を妨げるファクターとなるキムチ、寝る前に食べるのはやめましょう。

 

4.高浸透圧性の下痢を引き起こす可能性がある

キムチの塩分がお腹を下す原因となってしまうことがあります。

塩化ナトリウムを含む経腸栄養剤(胃や小腸に直接栄養を送り込む際に使われる)を用いた際、高浸透圧性の下痢が引き起こされやすくなるといわれているんです![6]

小腸の浸透圧が高くなることで腸管内に水分が大量に分泌されて緩い便が排出される症状が高浸透圧性の下痢の特徴。

高浸透圧性の下痢の影響は大きく、摂取した塩分によって腎臓や心臓への負担も増加し、水分代謝が狂わされれることで下痢の症状が悪化してしまう恐れもあります。

現在も研究が進められている状況であり確たる事実ではないものの、寝る直前のキムチは絶対厳禁!

 

5.ナトリウムによる血圧上昇が良質な睡眠を阻害する

キムチの塩分は血圧を上昇させ睡眠の質を下げてしまう可能性も秘めています。

原因は塩化ナトリウムの血中濃度上昇に伴う水分調整によるもの。

塩化ナトリウムを摂取すると血中の塩分濃度が上昇し、腎臓が濃度を下げようと血中の水分を増量させます。

すると血液の総量が増えてしまい、血管にかかる圧力が高まってしまう結果に[7]

加えて夜間は副交感神経が優位になり時間帯で、本来は血圧が日中よりも低めに推移していなければいけません。[8]

数値にして昼間より10~20%低い状態が正常。

にもかかわらず夜に血圧が高くなってしまえば、交感神経が優位となり体が全然リラックスできません

睡眠の質が悪くなってしまうのも当然ですよね。

 

6.腎負担増加でカルシウム不足が引き起こされ骨が弱る

骨

さらにキムチに含まれる塩分が、骨を弱体化させるデメリットもあるんです。

ナトリウムが骨の生成に携わる腎臓の働きを低下させるのがその原因。

骨の主成分がカルシウムであることは皆さんご存じの通りです。

人体ではカルシウムを吸収する際に活性型ビタミンDが必要となりますが、ビタミンDの製造元となっているのが腎臓。[9]

しかしナトリウムが腎臓に負担をかける状態が続いてしまうと活性型ビタミンD生成量が低下してしまうんです!

それだけではありません。

ナトリウムを摂りすぎると腎臓が尿として体外へ排出しようとしますが、そのときに骨の主原料であるカルシウムも一緒に排出されてしまうのです![10]

健康のために食べたはずなのに骨を弱めてしまう、本末転倒な事態は避けなければいけません。

 

7.水分調整の影響で疲労が溜まりやすい体になる

キムチの塩分はまだまだ腎臓に負担をかけてしまいます。

通常、腎臓は体の水分量を一定に保つ機能があり、血中の塩分濃度が高まった際は水分によって血液の濃度を調整します。

つまり塩分が多い状態が続けば水分量調整も頻繁に行われてしまい、腎臓が過重労働状態に!

腎臓の負荷が高まると、本来の機能であるろ過機能もはたらきが鈍くなり、毒となる成分が体外へ排出されずに体内に蓄積されていってしまいます。

結果として、腎臓の疲労によって疲れやすい体が出来上がってしまう事態に!

イギリスのキングス・カレッジ・ロンドン精神医学研究所心理学部健康心理学セクションの研究でも腎臓のはたらきが悪くなると42~最大89%まで疲労が増加すると明らかにされているんです。[11]

疲れにくい体で日中を過ごすためにも、眠る前のキムチは今すぐやめましょう!

 

8.塩分の浸透圧で水が蓄積されむくみの原因となる

むくみ

塩分がむくみの原因となると聞いたことがある人も多いことと思います。

事実、ナトリウムが体内の水分量を狂わせてむくみの原因になることがあります。

ナトリウムはカリウムと一緒に体内の水分量や細胞液量のバランスをとる調整役。

しかしナトリウムが多くなることで2つのバランスが崩れてしまい、水分がうまく体外に排出されずむくみの原因になってしまうんです![12]

キムチには多量の塩分が含まれていることから朝起きたら顔がパンパンにむくんでしまっていたなんてことになりかねません。

一日のスタートを憂鬱にさせないためにも、寝る前のキムチは確実に避けてください。

 

9.むくみが肌の代謝を落としニキビを発生させる

キムチの塩分が引き起こす”むくみ”ですが、ニキビなどの肌トラブルを引き起こす引き金となってしまうこともあるんです。

原因はむくみそのものがリンパ液や血液の循環を悪化させてしまうから。

むくみが発生するとその膨らみに押されて血管やリンパ管が圧迫されてしまいます。

すると末端まで十分な血液が行きわたらずに肌の代謝が低下したり、リンパ管が老廃物を排出できずにニキビができるなど肌トラブルを引き起こす事態に![13]

ニキビは痛みや赤みを伴う皮膚疾患であり、場合によっては長く残る痕になってしまうことも。

寝る直前のキムチの危険性は非常に高いんです。

 

10.循環器系疾患のリスクを夜間高血圧が高める

毛細血管

就寝間際のキムチが夜間高血圧という恐ろしい症状を招く危険性があります。

ナトリウムを多量に摂取することで夜の間もずっと血圧が高止まりしてしまう、それが夜間高血圧。

腎臓は体内の水分量を保つ役割を担っていますが、塩分を摂りすぎると腎臓が残業してでも帳尻合わせをしようとします。

すると夜の間も腎臓が血圧を下げようと働き続け、結果として夜間高血圧に!

こうなると心臓や血管は長時間休むことができず負担が増えるばかりか、夜間の高血圧は脳卒中になるリスクを約2.5~3.7倍にするという報告もあるほど。[14]

さらに恐ろしいことに脳卒中は罹った人のうち、73%はなんらかの後遺症が残るという統計もある重篤な病気。[15]

キムチが多く含有しているナトリウム、寝しなに摂取する悪影響は甚大です。

 

11.脳血管がダメージを受け脳機能低下の危険性増加

頭痛

さらに塩分の過剰摂取で懸念される恐ろしい症状が脳機能の低下です。

塩分の摂取によって高血圧状態が続いてしまうと、毛細血管と言われる細く小さな脳の血管にだんだんとダメージが蓄積。

すると徐々に血管としての機能が低下していき、脳に栄養素や酸素が行き届かなくり記憶力や判断力の低下につながってしまうんです!

イギリスのバイオバンクでおよそ20,000人の高血圧患者に対して行われた調査でも、高血圧は記憶力を司る海馬に悪影響を与えていると結論づけられる結果に。[16]

さらに血管性認知症、つまり認知症のリスクが増加する懸念もあります。

中年期の高血圧患者のおいて、高血圧障害から数週間以内にアルツハイマー病の予兆ともいえるタウもつれという事象が発生したという報告があるんです。[17]

正常な脳機能を維持していくためにも、キムチを寝る直前に食べるのは最悪と言えるでしょう。

 

12.血流悪化が男性機能を低下させる懸念あり

キムチの塩分が勃起不全を引き起こす可能性も看過できません。

ナトリウムによる正常な血流の阻害が大きな要因。

そもそも勃起は陰茎の海綿体という組織に血液を流し込むことで大きく膨張させるメカニズムであり、良好な血流無しには成立できません。[18]

塩分を摂りすぎれば血圧が上昇してしまい、結果として血管と血流に甚大な悪影響を与えることは説明の通りです。

血流が悪くなれば勃起の質が悪くなるのは自明の理!

寝る直前にお酒片手にキムチを食べようとしているアナタ、勃起不全になりたくなければすぐにやめてください!

 

13.血行が悪くなり薄毛になる

血の巡りと薄毛は一見関係なさそうに見えますが、実は相関関係にあります。

そもそも薄毛とは男性型脱毛症(AGA)という病気が引き起こす状態のことを指します。

毛根の成長周期が乱れ、通常よりも早いサイクルで脱毛が繰り返されてしまうことで毛根が早い段階で死滅し、頭部から毛が失われていってしまうのがAGA。

そんなAGAを抑制できる希望ともいえる物質、それが成長ホルモンです。

成長ホルモンは睡眠中、特にノンレム睡眠の際に分泌が促されるホルモンですが、血流が悪くては効果を全身に巡らせることができません。[19]

髪の毛を代償にしてまで寝る直前のキムチを食べる必要性は皆無なので、今すぐにやめてくださいね!

 

【時間を選べば効果的】キムチは夕食におすすめ!

寝る直前のキムチがもたらすデメリットはご理解いただけたと思います。

しかし冒頭で述べた通り、キムチ自体は栄養豊富な発酵食品であることに間違いありません。

夜にキムチを食べたくなったら寝る3時間前まで、なるべく夕食として摂るのがおすすめ!

夕食にキムチを食べるメリットを紹介します。

1.カプサイシンが代謝と体温を上げ痩せやすい体をつくる

唐辛子のカプサイシン、実は代謝を上げてくれるはたらきを持っているんです。

カプサイシンが副腎髄質から分泌されるアドレナリンにはたらきかけるのは説明の通り。

アドレナリンには体脂肪の分解を促進する作用があり、エネルギーの代謝を盛んにしてくれる効用もあるんです![20]

摂取したカロリーや蓄積されている脂肪を代謝するはたらきが強まるため、脂肪が体に蓄積されることを防ぎ痩せやすい体になるというわけ。

唐辛子がふんだんに使用されているキムチ、ぜひ夕食に採用してスマートな体作りをしていきましょう!

 

2.体温の上昇と低下によって寝つきやすくなる

ぐっすり眠る

さらにカプサイシンは寝付きを良くする効果もあります。

理由は体温を効果的に下げてくれる作用が期待できるから

人間は食事を摂ることで食事誘発性熱生産という代謝が促され、体温が上昇するように設計されています。

カプサイシンには人体の温受容器にはたらきかけ、血管拡張や発汗を促し体温を下げるサポートをしてくれるんです![21]

人は眠る前に体温を上げ徐々に下げていくことで眠気がもたらされ、体温推移がスムーズであるほど睡眠の質も上昇。

食べたときには体温を上げ、睡眠に向けてカプサイシンが体温を下げてくれるキムチはまさに夕食にうってつけ。

積極的に夕飯に取り入れていきましょう!

 

3.リパーゼが中性脂肪を分解し大病リスクを低減

さらにキムチにはまわりまわってコレステロールを下げてくれる効果があるんです。

カプサイシンによって分泌が促されたアドレナリンがリパーゼを生成してくれるのがその理由。

リパーゼは中性脂肪を分解してくれるはたらきを持つ酵素で、アドレナリンによって効果が強まることが知られています。[22]

中性脂肪は放置しておくとLDLコレステロールが増加し、最悪動脈硬化などの大病を引き起こすこともある危険因子。

キムチを食べることで動脈硬化の予防までできるなんて最高ですよね。

4.乳酸菌が悪玉菌を抑制し免疫力向上

免疫

キムチには乳酸菌が多く含まれており、免疫力向上にも役立ちます。

発酵の過程で乳酸菌が生成されるキムチですが、乳酸菌は特に腸内の細菌バランスを良好に保ってくれるすぐれもの。

さらに腸内環境を改善してくれるばかりか、免疫力強化やがん予防にも効果があると報告されているんです![23]

夜間は日中に比べ免疫力が落ちやすくなる時間帯。

夕食のキムチでしっかりと乳酸菌を補給し、健康な体作りに役立てていきましょう!

 

寝る直前にキムチを食べるのは絶対に避けよう!

寝る直前のキムチによって引き起こされる危険性、そして夕食で食べるキムチの大きなメリットについて解説しました。

体に良いであろうと思われている唐辛子、カプサイシンでさえ摂取する時間帯を見極めることがとっても大事。

豊富な栄養を賢く摂取して、おいしく効果的にキムチと暮らしていきましょう!

 

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  • 記者 WRITERニュース担当

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