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【12個の危険】寝る前のカフェオレを絶対に控えるべき理由とは!?
公開日:2023/04/30
更新日:2023/05/16
寝る前にホッと一息つきたい・・・。
カフェオレはそんな一時にピッタリだと思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、カフェオレは寝る前にだけは飲んではならないのです。
12個の理由を徹底的に解説しましょう。
Contents [目次を開く]
- 1. そもそもカフェオレに含まれる成分とは?
- 2. 寝る前のカフェオレは危険!12個のリスクを徹底解説!
- 1.アデノシンの抑制による覚醒作用で寝付けない
- 2.カフェインが胃酸分泌を促し逆流性食道炎を引き起こす
- 3.カフェインとカリウムの利尿作用が夜間の目覚めにつながる
- 4.ノルアドレナリン分泌の促進で血圧を上げ眠りを阻害する
- 5.糖質が交感神経を優位にし眠りづらくなる
- 6.代謝が低下している夜のカロリーは太りやすい
- 7.脂肪蓄積遺伝子「BMAL1」によって夜間は体重増加の危機
- 8.糖質がテストステロンを低下させ、内臓脂肪を増加させる
- 9.ショ糖が虫歯リスクを増大
- 10.乳糖が口腔内を酸性にし虫歯リスク上昇
- 11.夜間高血圧が循環器系の大病を呼び寄せる
- 12.テストステロンの減少による男性的魅力の減衰
- 3. 寝る前のカフェオレは絶対に避けよう!
ミルキーでコク深い味わいのカフェオレ、リラックスしたい夜に飲みたくなりますよね。
でも寝る前に飲もうとしているアナタ、ちょっと待ってください!
夜寝る前のカフェオレ、実は体に多くの悪影響をもたらしてしまうんです!
詳しく解説します。
そもそもカフェオレに含まれる成分とは?
寝る前に悪影響があるのはカフェインくらいじゃないの?とお思いかもしれません。
本当にそうなのか、実際に含まれる栄養素を見ていきましょう。
成分 | 含有量(100gあたり) |
---|---|
エネルギー | 60kcal |
たんぱく質 | 2~3g |
脂質 | 1.5~2g |
糖質 | 8~12g |
食塩相当量 | 0.2~0.4g |
カリウム | 170~180mg |
カルシウム | 85~95mg |
リン | 60~70mg |
カフェイン | 40~50mg |
カフェオレはコーヒーを牛乳で割った飲み物。
そのため牛乳由来のミネラルやたんぱく質が入っており、一見健康に良さそうに見えます。
しかし注目すべきはカロリーと糖質、そしてカフェイン。
代表的なエナジードリンクである”レッドブル”と100gあたりの成分を比較してみました。
飲み物 | カロリー(kcal) | カフェイン(mg) | 糖質(g) |
---|---|---|---|
カフェオレ | 60 | 45 | 10 |
レッドブル | 45 | 30 | 10 |
糖質は同程度ですが、カロリーとカフェインに至ってはカフェオレが上回るという結果に!
さらに通常のマグカップであれば容量は250mlほど。
厳密にはmlとgはイコールではないものの、仮にマグカップ1杯を250gだと考えれば糖質は25g、カフェインは100mg以上にも上ってしまうんです!
カフェオレが寝る前に飲むべきでない理由が明らかになってきましたね。
寝る前のカフェオレは危険!12個のリスクを徹底解説!
では実際にカフェオレに含まれる成分が健康にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか。
科学的な根拠をもとに寝る前の危険性をしっかり解説していきます。
1.アデノシンの抑制による覚醒作用で寝付けない
カフェオレが良質な睡眠を妨げる危険性があります。
原因はカフェオレに含まれるカフェイン。
カフェインは、眠気を抑制し覚醒させる作用を持つ成分としてとっても有名。
眠気をもたらす仕組みの一つとして、アデノシンと呼ばれる物質がアデノシン受容体に結びつくことが挙げられます。
しかしカフェインの構造がアデノシンに非常によく似ており、アデノシン受容体に先回りして結びついてしまうんです!
すると眠気が起こる仕組みが阻害され、目が覚めてしまうことに・・・。[1]
寝る前のカフェインは絶対に避けるべきです。
2.カフェインが胃酸分泌を促し逆流性食道炎を引き起こす
カフェオレに含まれる成分が消化器官を荒らす可能性もあります。
理由はカフェインが迷走神経を刺激し、胃酸の分泌を促進してしまうから。
迷走神経とは脳神経の一種で、消化器官など内臓の動きを司ります。[2]
カフェインが迷走神経にはたらきかけ、結果として胃酸分泌が過剰になってしまうことに![3]
胃酸過多になってしまうと逆流性食道炎が引き起こされ、胸やけや呑酸(口の中が酸っぱくなる症状)が発生してしまうんです。[4]
気持ちよく眠ることができなくなってしまう前に、夜のカフェオレは控えるようにしましょう。
3.カフェインとカリウムの利尿作用が夜間の目覚めにつながる
良い睡眠を阻害する要素は他にもあります。
その要因となるのがカリウムとカフェイン。
カリウムは、野菜や果物に豊富に含まれるミネラルのこと。
ナトリウムとともに体内の水分調整を行っており、余分な塩分を汗や尿として体外に排出するはたらきがあります。
またカフェインには利尿作用があり、腎臓で行われる体内の水分の再吸収を阻害してしまうことに![5]
すると本当に必要な水分も尿として排出されてしまうんです。
夜中に目が覚め睡眠全体に支障が出てしまう、なんて事態は回避する必要があります。
4.ノルアドレナリン分泌の促進で血圧を上げ眠りを阻害する
カフェインを摂取すると、なんと血圧も上がってしまいます。
ノルアドレナリンが活発に分泌されてしまうことが主な原因。
ノルアドレナリンとは副腎髄質から分泌される情報伝達ホルモンの一種で、激しい感情や強い肉体作業を行った際に分泌されます。
このとき血圧が上昇したり心拍数が上がってしまう事態に![6]
血中のノルアドレナリン濃度が高まると不安や焦り、緊張状態になりとてもリラックスできません。[7]
ゆったりと眠るためにも、寝る前のカフェオレはやめておくべきでしょう。
5.糖質が交感神経を優位にし眠りづらくなる
カフェオレに含まれる糖質が睡眠の質を低下させる恐れがあります。
原因は血糖値の上昇にともなう交感神経の優位化。
交感神経は体を覚醒させ、活動的なモードにする神経。
山口県立大学で行われた21~22歳の女子大生11名を対象にした研究では、糖質を含む飲料を300mlを摂取し暗算テストなど負荷をかけた際、交感神経が優位となり緊張・興奮状態になることも明らかにされています。[8]
つまり交感神経が優位になってしまうと体が覚醒モードとなり、眠りに入りづらくなってしまうんです!
睡眠不足が集中力など身体的機能を下げるのはもちろん、QOL(Quality of Life)まで下げてしまう事態に。[9]
寝る前にカフェオレを飲んだだけで生活の質が下がってしまうのはもったいないですよね。
6.代謝が低下している夜のカロリーは太りやすい
夜にカロリーを摂ると太りやすい理由として、代謝が低下状態にあることが挙げられます。
そもそも夜は体を休める時間帯。
2017年に行われたヒューマンカロリーメーターを用いた筑波大学の研究では、睡眠が進むにつれてエネルギー消費量が低下していき、徐波睡眠のときに最低になることが明らかになっています。[10]
ヒトがエネルギーを消費する各活動と比率は以下の通り。
- 基礎代謝 : 60%
- 身体活動量 : 30%
- 食事誘発性熱生産 : 10%
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット)
上述の通り夜間は基礎代謝が低下しており、眠っていれば当然食事も身体活動も行われません。
つまり夜間はほぼエネルギー消費が行われていないということ!
エネルギー消費が行われなければ、余ったカロリーは当然脂肪として体に蓄積されてしまいます。
寝る前のカフェオレ、太りたくないなら今すぐやめましょう。
7.脂肪蓄積遺伝子「BMAL1」によって夜間は体重増加の危機
さらに夜間は脂肪を蓄積する遺伝子“BMAL1″が爆増しているんです!
BMAL1とはカレンダー遺伝子の一種で、体内時計の調整や脂肪の蓄積を管理する遺伝子のこと。
日本大学で2011~2013年と3年に渡り総額500万円以上のリソースを費やして行われた調査では、BMAL1の脂肪蓄積機能のみを残したマウスを作成したところ、同じ食事量を摂ったマウスに比較し過体重となったことが判明!
皮下脂肪も増加していたことから、BMAL1が全身のエネルギー代謝と密接に関係していると結論付けられています。[11]
夜にカロリーのあるカフェオレを飲むのは得策とは言えません。
8.糖質がテストステロンを低下させ、内臓脂肪を増加させる
実は糖質が男性の根源たるテストステロンを減少させ、体を太りやすくしてしまいます!
テストステロンは精巣や前立腺などの男性生殖組織の発達に重要な役割を果たし、筋肉や骨量の増加、体毛の成長など二次性徴を促進する役割を担います。
そんな男の魅力の源泉であるテストステロンの量が、糖質によって減ってしまう恐れがあるんです。
2018年に発表されたアメリカの調査によると、20~39歳の成人男性が糖を含む飲料を摂取した後、糖の消費過程でテストステロンが減少してしまうことが明らかに・・・![12]
さらにテストステロンの減少と内臓脂肪の増加には相関があると主張する論もあります。
現順天堂大学大学院教授の堀江重郎教授は”テストステロンが減少する40代から内臓脂肪が増加し始める”と報告し、2011年に日経新聞が特集を組むほど。[13]
男性ホルモンが減り、さらにお腹もぽっこりしてしまうなんて悲しいですよね。
やはり夜のカフェオレは飲まない方が賢明です。
9.ショ糖が虫歯リスクを増大
砂糖に含まれるショ糖が虫歯リスクを増大させてしまうことも念頭に入れましょう。
ショ糖とは二糖類に分類される砂糖の主成分であり、サトウキビや甜菜に多く含まれています。
家庭向けインスタントコーヒーで有名なBlendyのスティックタイプを例に糖質の量を確認してみました。
商品名 | カロリー | 糖質 / 1杯あたり |
---|---|---|
カフェオレ | 47kcal | 4.7g |
カフェオレ カロリーハーフ | 21kcal | 1.7g |
カフェオレ 大人のほろにが | 41kcal | 4.4g |
エスプレッソ・オレ微糖 | 31kcal | 0.94g |
カフェオレ 甘さなし | 42kcal | 4.7g |
とろけるミルクカフェオレ | 48kcal | 5.5g |
キャラメルカフェオレ | 46kcal | 5.6g |
(出典:味の素AGF ホームページ)
一番多い”キャラメルカフェオレ”で5.6g、一番少ない”エスプレッソ・オレ微糖”では0.94gと幅のある結果に。
表記される糖質にはショ糖以外の糖類も含まれるため一概には言えないものの、糖質が入っている以上カフェオレには虫歯リスクが潜んでいると考えるべきです。
さらに”無糖”表記にも落とし穴が。
消費者庁の発表では100ml(g)あたりに含まれる糖質/糖類が0.5g未満であれば”無糖”と表記してよいことになっているんです![14]
カフェオレを介して糖を摂取するリスクを考えれば、寝る前に飲むべきドリンクではないですよね。
10.乳糖が口腔内を酸性にし虫歯リスク上昇
ノンシュガーのカフェオレを飲むから虫歯リスクは考えなくて大丈夫、なんて思っていませんか?
砂糖だけでなく、カフェオレの牛乳も虫歯リスクを高める可能性があります。
理由は牛乳に含まれる乳糖によるもの。
乳糖それ自体には虫歯予防の効果があるという報告もありますが、怖いのは歯磨きをしたあとの磨き残し。
乳糖が口腔内に残存した場合、次第に酸化していき口腔内の酸性度合を高めていってしまいます。[15]
さらに夜間は唾液の分泌量が減ることで虫歯菌を洗い流せなくなるうえ、口腔内がさらに酸性に傾いていくことに。
そのままpH値が臨界を迎えると「脱灰」が発生し、歯が段々と溶け始めてしまうんです・・・![16]
2014年に行われたライオンの調査によれば20~30代の80%以上が歯磨きをしてもおよそ40%以上の磨き残しがあることもわかっています。[17]
歯磨きをしているから大丈夫、そんな理由で寝る前にカフェオレを飲んだら歯に大きな悪影響が出てしまうかもしれませんよ!
11.夜間高血圧が循環器系の大病を呼び寄せる
カフェオレに含まれる糖質が大病の原因となる病状を引き起こすことがあります。
それが夜の間もずっと血圧が高止まりしてしまう現象、夜間高血圧。
糖質が交感神経を優位にするのはすでに説明の通り。
交感神経が優位になれば血圧が上昇し、それが継続してしまえば夜間の間ずっと血圧が高止まりしてしまうんです!
夜間高血圧は脳卒中になるリスクを約2.5~3.7倍に跳ね上げる報告もある恐ろしい症状・・・。[18]
さらに気を付けるべきは脳卒中に罹った人のうち、73%はなんらかの後遺症が残るという事実です。[19]
健康でいたいなら夜にカフェオレは飲まない方がいいでしょう。
12.テストステロンの減少による男性的魅力の減衰
糖質がテストステロンを減らしてしまうのはすでにご理解いただけたことでしょう。
では実際テストステロンが減ってしまうと何が起こるのか。
そう、男性的魅力の減衰です。
2020年にイタリアのラクイラ大学から出された論文によると、男性らしさを司るテストステロンが減少すれば性欲低下や勃起障害(ED)、体力や筋力の低下が起こり得ます。[20]
しかもそれだけでなく”加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)”の誘因となることも![21]
LOH症候群は倦怠感やめまいも引き起こすいわゆる更年期障害のこと。
穏やかで男性的な魅力を保っていくためにも、寝る前にカフェオレを飲むのは悪手と言わざるを得ません。
寝る前のカフェオレは絶対に避けよう!
就寝前にカフェオレを飲むとどんな悪影響があるか、含まれる成分をベースに詳述しました。
何気なく習慣でカフェオレを飲んでしまっていた、リラックスのために飲んでいた人はその危険性を認識できたのではないでしょうか。
カフェインや糖質には当然良い面もあるのはご認識の通り。
カフェインによる覚醒作用は仕事に良い影響を与え、交感神経が優位になれば活動的に1日を過ごすことも可能です。
つまり朝や日中など、カフェオレを美味しく、かつ最大限の効果が期待できる時間帯に飲むのがベター。
夜寝る前に飲む、このタイミングこそが大きな問題になってしまうんです。
今夜から習慣を改めて、夜寝る前のカフェオレは卒業しましょう!
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERニュース担当
STERON編集部のニュース担当チームです。
恋愛やセックス、雑学など男性が気になる世界のニュースを毎日お届けしていきます。
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