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包茎手術の代表的な失敗9種類と後悔しないための方法8個
公開日:2019/09/06
更新日:2022/02/09
日本人男性の大半は包茎です。
そんな包茎を最も高確率かつ短期間で治せるのが手術。
しかし当然危険やリスクが伴います。
包茎手術の代表的な失敗例9個と失敗を防ぐ方法を解説します。
Contents [目次を開く]
- 1. 包茎手術の失敗例9個
- 失敗例1.不自然な色に仕上がる
- 失敗例2.腫れ(ケロイド)
- 失敗例3.包皮小帯の消失
- 失敗例4.性的な感度の低下
- 失敗例5.包皮の切り過ぎによる違和感
- 失敗例6.竿の変形1(ペリカン変形)
- 失敗例7.竿の変形2(提灯変形)
- 失敗例8.ペニスの細胞壊死
- 失敗例9.術後のケア不足による化膿や壊死
- 2. 手術失敗を防ぐ方法8個
- 方法1.改めて包茎手術の必要性を検討
- 方法2.カウンセリングの内容を録音
- 方法3.リスク説明のないクリニックを避ける
- 方法4.来院初日に意思決定はしない
- 方法5.セカンドオピニオンをもらう
- 方法6.極力異物注入は避ける
- 方法7.医師の経歴や評判を調べる
- 方法8.泌尿器科ではなくクリニックを選ぶ
- 3. おすすめはABCクリニック
日本人は2人に1人が仮性包茎[1]、10人に1人が真性包茎であると言われています[2]。
週刊現代が合計267人の男性を対象に行ったアンケートでは、包茎を全く気にしていないと回答した男性は、わずかに22.8%でした。つまり、大半の男性は自分が包茎であることに恥ずかしさを感じています。
そんな包茎を解決する方法が包茎手術。手術を受けるだけで温泉や彼女とのセックスで引け目を感じる心配がなくなるのは非常に魅力的です。
しかしペニスにメスを入れたり、異物を注入する行為には当然リスクが伴います。実際に2016年に国民生活センターが発表した情報によると、2011年からの5年間で1,000件以上もの相談が寄せられているのです[3]。
そこで今回は、実際に包茎手術のリスクである失敗例9つと失敗を防ぐためのおすすめの方法8個を紹介します。手術を検討している方は参考にして下さい。
包茎手術の失敗例9個
包茎手術の失敗と聞くと、性機能を失ってしまうのではないかと心配になります。その他にも形が変形してしまったり、傷跡が残ってしまうなど様々です。早速代表的な失敗事例9つを紹介します。
失敗例1.不自然な色に仕上がる
包茎手術の失敗事例一つ目は、術後にペニスの色がツートンカラーになってしまう症状です。ツートンカラーとは、陰茎の途中で色が急に変わっている状態のこと。
実際に自分のペニスを見てみると分かりますが、包皮の裏側や包皮で隠れている陰茎部分の皮は露出している部分の皮と比べて色が薄いはず。包茎手術で余分な包皮を切り取り、そのまま縫合してしまうと色が濃い部分と薄い部分の境目がハッキリと出てしまうのです。
ツートンカラーになるケースは大きく二種類あります。
余分な包皮を切り取り皮膚同士を繋げ合わせる「環状切開法」は、外気に触れて色素沈着している陰茎部分の皮と包皮で覆われていたピンク色の皮膚を繋げ合わせる事でツートンカラーになります。
また亀頭に沿って包皮を切り取っていく「亀頭直下法」の場合には、亀頭と陰茎の色が明らかに異なる状態になります。明らかに包茎手術を受けたと分かってしまうため、人によっては手術が失敗したと感じてしまうのです。
失敗例2.腫れ(ケロイド)
ケロイドとは傷跡の組織が過剰に増殖してしまう皮膚の病気で、皮ふが水ぶくれのような状態になることを指します[4]。子供のころの怪我をした場所に、ぷよぷよしたミミズ腫れのような傷跡が残っている人もいるのではないでしょうか。包茎手術ではこのケロイドが発生してしまうこともあります。主な原因は2つ。
原因1.皮下組織が伸縮しない
1つ目の原因は表面の皮膚と皮下組織の関係性です。包茎の方なら、誰でも包皮を伸ばしたことがあると思います。包皮は力を加えれば伸びるモノなのですが、カリ部分の皮下組織は伸縮性が低い部分なのです。
そのため、勃起する度に皮下組織には負荷がかかり、結果的に組織の破壊と再生が繰り返され増殖してしまうためにケロイドが発生するのです。
原因2.包皮の長さが違う
亀頭直下法で亀頭の形に包皮を切り取ると陰茎部分の切り取りと長さの違いが発生します。ここでかなり丁寧に縫合しなければ、長さの違いが発生します。無理矢理縫合する事で、日常的に皮膚に負荷がかかりケロイドが発生するのです。経験の浅い医師による手術で発生しやすい失敗例です。
失敗例3.包皮小帯の消失
包皮小帯(陰茎小帯)とは、陰茎裏側にあり亀頭部分と陰茎部分を橋渡ししている部分の事を指します[5]。俗に裏筋と呼ばれる部分です。
亀頭直下法で包茎手術を行うと、亀頭ギリギリで包皮を取り除くために一緒に包皮小帯まで取り除いてしまうことがあります。これまでに数多くの包茎手術を行ってきたカズ博多クリニックさんには、「ほかの病院で包茎手術を受けたところ、包皮小帯がなくなってしまった」と問い合わせてくる患者様も多いとのこと[6]。
包皮小帯は手術で再生することが可能ですが、そもそも包茎手術を受けるときに取り除かない旨を確認しておくことをおすすめします。
失敗例4.性的な感度の低下
包茎手術後の副作用の1つに性的な刺激への感度が低下があります。特に亀頭直下法で包皮の裏側の陰茎皮膚が切り取られてしまうと発生しやすい失敗例です。
この亀頭の真下部分はリッジバンドと呼ばれており、ペニスの中でも性感帯が集中しているのです。そのため取り除くことで感度の低下に繋がります。もちろん感度が低下する事は悪い事ばかりでもありません。
実際に包皮を取り除いたことで、早漏が改善したと報告する論文も存在します[7]。早漏の方であればちょうどよくなる可能性もありますが、通常あるいは遅漏気味の人の場合は膣内射精障害など性機能に不調をきたす可能性もあるので、注意が必要です。
失敗例5.包皮の切り過ぎによる違和感
経験の浅い医師に多い失敗例なのですが、包皮を切り取りすぎてしまうことがあります。勃起時の大きさを十分に考慮しないで、包皮を切り取ってしまうことで、勃起した時に痛みや違和感を感じるのです。
これは亀頭直下法や、バックカット法と呼ばれる根元から余分な包皮を切り取る術式で発生することが多いので、医師からこれらの方式を提案された場合には切り取りすぎないように依頼をしておくと良いでしょう。
失敗例6.竿の変形1(ペリカン変形)
包茎手術後はしばらくペニスの腫れが続くことがあります。腫れ方にはいくつか種類があるのですが、最も多いのがペリカンのクチバシのように腫れる「ペリカン変形」と呼ばれる症状です。
ペリカン変形の原因は縫合するときにズレが発生することによって、リンパ液が本来流れ込むべきではない部分に流れ込むことによって発生します。特に縫い合わせる部分の長さが亀頭部分と陰茎部分で異なる亀頭直下法で発生しやすい失敗例です。
失敗例7.竿の変形2(提灯変形)
手術後、長い場合は数ヶ月間も亀頭部分の腫れがひかないことがあります。それが提灯変形と呼ばれる失敗例です。
提灯変形は包皮を切り取る際に、包皮が最も絞られている部分(包茎の原因となっている部分)を誤って残してしまうことで発生します。残された狭い包皮が陰茎を絞るため、リンパがスムーズに流れず亀頭部分に溜まってしまい、提灯(ちょうちん)のように腫れてしまうのです。
失敗例8.ペニスの細胞壊死
包茎治療を行っているクリニックでは、包茎治療と同時にペニスの増大手術を紹介することがあります。亀頭を大きくする事でより立派なペニスにする事が目的です。
特に多いのがヒアルロン酸やフィラーなどの異物を亀頭に注入するケース。比較的簡単な手術であることや、売上に直結する手術であるため担当医師が積極的におすすめしてくることもあるかと思いますが、STERONではおすすめしていません。
大阪ではカウンセラーに増大手術を勧められてフィラー注入を行ったところ、亀頭の細胞が壊死して性器が小さくなってしまったという失敗事例も報告されています[8]。海外では注入物が血管を経由して肺に達して死亡してしまったケースも確認されています。
失敗例9.術後のケア不足による化膿や壊死
最後は手術の失敗ではありませんが、アフターケアのルールを守らないことによる化膿や細胞の壊死です。包茎手術は簡単な手術であることから、毎日クリームを塗らないといけないようなきめ細かなケアは必要有りません。
それでも気をつけなければいけないポイントはあります。担当医師からも手術前と手術後に十分な説明があるはずです。例えば、シャワーは患部を濡らさないように、運動は1週間は禁止、セックスやオナニーは3週間禁止など、普段の生活で普通に行っていたことでも、しばらくは我慢しなければいけません。
手術失敗を防ぐ方法8個
ここまで、包茎手術の失敗例を多く挙げてきました。ほとんどの方は包茎手術を恐怖に感じてしまったのではないでしょうか?性機能にも直結する部分であるため大きな意思決定である事は間違いないでしょう。
しかししっかりと事前に準備をして信頼の出来るクリニックで手術を受ける事で、当然失敗の確率を低下させる事が出来ます。最後に包茎手術の失敗を避けるために必要な事8個を紹介します。
方法1.改めて包茎手術の必要性を検討
まず考えるべきなのは、本当に包茎手術を受ける必要があるのかどうかということです。特に仮性包茎の人は再度検討してみましょう。なぜなら仮性包茎は病気ではなく、性機能的には問題がないとされているからです[9]。
仮性包茎であることのデメリットを考えてみましょう。目に見える最も大きなデメリットは見た目です。包皮を被っているペニスはなんとなく弱々しく感じてしまいますね。
2つ目のデメリットが衛生面です。常に包皮で覆われているので、ほこりや尿が溜まりやすく、高湿度の環境と相まって雑菌が繁殖しやすい状況になります。ただし、正しい洗い方を学ぶことで清潔に保つことも可能です。
仮性包茎の男性が包茎手術を受ける一番のメリットは精神的な部分。立派な形のペニスを手に入れる事で異性の前でもより堂々と振る舞う事が出来るのが一番の魅力と言えます。
一方で真性包茎やカントン包茎の場合は、治療が推奨されています。真性包茎は病気として認定されているため、病院によっては保険適応で治療を受けることもできます[10]。ただし保険が適用される術式は高確率で傷跡が残るので、個人的には自費診療で治療を受けることをおすすめします。
方法2.カウンセリングの内容を録音
包茎治療を行っているクリニックを予約すると、まずはカウンセリングを受けることになります。このカウンセリングの内容は録音しておくことをおすすめします。
ほとんどの場合は、担当医師が親身に患者様の状況や要求の聞き取りを行った上で、最適な術式を提案してくれます。しかし悪質なクリニックだとヒアルロン酸などの注入を半ば無理矢理すすめてくることもあるのです。そのような悪質な押し売りをされないためにも、録音は効果的です。
また、カウンセリングの内容を録音しておくことで、万が一手術が失敗したときにも、水掛け論になることを防げるので自己防衛に繋がります。仮に裁判になった時にも有利に働きます。
スマホに付いているボイスレコーダー機能でも十分な音質で録音できます。ただし、録音する前には担当医師の許可を取るようにしてくださいね。
方法3.リスク説明のないクリニックを避ける
これまでにお伝えしているように、包茎手術はリスクフリーの手術ではありません。可能性は低いですが、失敗することもあります。失敗の可能性もしっかりと説明してくれるクリニックで手術を受けることをおすすめします。
医師やクリニックによっては売上を追い求めるあまり、包茎手術の良い面ばかりを説明するところも少なくありません。良いことばかり伝える医師はたんなるセールスマンです。術後の説明もしてくれる医師のほうが信頼性は高いでしょう。
カウンセリングでリスクを全く教えてくれない場合には、「リスクや危険性ははありますか?」としっかりと聞いてみましょう。十分に説明してくれるかどうかで、信頼できるかどうかわかります。
方法4.来院初日に意思決定はしない
初回カウンセリングの日には、絶対に手術を受けないようにしましょう。カウンセリングでは医師の説明によって、気分が高揚して適切な判断ができない可能性が高いです。
一度帰宅するか、カフェでゆっくりコーヒーでも飲みながら考え直してみると、本当に受けるべきなのかどうか判断できるはずです。
方法5.セカンドオピニオンをもらう
医療行為に関して後悔しない選択をするために不可欠なのが、セカンドオピニオンをもらいに行くことです。
包茎手術の専門医といえども、患者様の状況によって適切だと考える治療方法が異なることがあります。複数の専門家から意見をもらうことで、自分の知識を深めることもできるので、後悔しない判断ができる可能性も高くなりますよ。
クリニックを訪れるのは恥ずかしさもありますし、時間も必要ですが、包茎手術は一生に一度受けるかどうかの大事な手術です。できる事はすべてすることが満足のいく結果に繋がります。
方法6.極力異物注入は避ける
前述したように、カウンセリングの時にヒアルロン酸の注入によるペニス増大をおすすめしてくることがあります。確かにペニスのサイズを大きくすることができるかもしれませんが、副作用や失敗の事例も多く報告されているので、おすすめはしません。
ペニスのサイズに悩みを抱えていて、本気で大きくしたいと思うのであれば、生活習慣の見直しや増大サプリを摂取することの方が安全性も高く、コストも低いためおすすめです。
方法7.医師の経歴や評判を調べる
カウンセリングを担当してくれた医師の名前はしっかりと覚えておきましょう。名刺をもらっておくと、後で名前を調べることも出来ます。
過去の経歴や評判等も調べてみると良いでしょう。包茎の治療経験の多さが注目ポイントです。人は良くても、経験が浅い場合は失敗の原因になってしまいます。
全く名前が出てこなかったり、異なる分野にいた医師の場合には、クリニックを変えた方がいいかもしれません。経験がないから失敗するとは言いませんが、包皮の縫合はある程度の経験がある方が安心して任せられます。
方法8.泌尿器科ではなくクリニックを選ぶ
包茎手術を受けられる場所は大きく病院と男性向けクリニックの2種類が存在します。
真正包茎の場合であれば病院の泌尿器科等で保険の適用範囲で手術を受けられる事があります。しかし病院の包茎手術の目的はあくまで性機能面の改善。つまり傷跡が残らないような複雑な手術は行っていないのです。
もしあなたが見た目を良くしたい、立派なペニスを手に入れて同性や異性の前で堂々としたいという目的で包茎手術を考えているのであれば専門のクリニックを利用しましょう。傷跡が残らない手術を受ける事が可能です。
おすすめはABCクリニック
大切なペニスの包茎手術、絶対に失敗はしたくないですよね。とはいえ、どこのクリニックがベストなのかわかりにくいのも事実です。
実際にクリニックに行ってみなければわからないことも多くあります。STERONではセカンドオピニオンを受けることを推奨していますが、その意見が正しいのか間違っているのか、ベストなのかどうかを判断するためには包茎手術についての基準や少しの知識が必要です。
そんな中でまず最初におすすめするのがABCクリニックです。全国16店舗を構えており、過去の実績や手術を受けた男性の満足が非常に高い事がおすすめのポイントです。
ABCクリニックの医師は全員ベテランで、最新の傷が残りにくい手術の方法をいち早く導入しているため、特に綺麗に仕上げてもらいたい男性は一度カウンセリングを受けてみてはどうでしょう。人生に一度きりの行為なので値段や魅力的な言葉に騙されず、後悔のないクリニックを選んでください。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERMASAJI(STERON編集部)
STEORN編集部
「性をロジカルに」をモットーに記事を執筆。これまで感覚的に語られてきた”性”というテーマを学術的・科学的根拠に基づいて伝えていきたい。ティーコンシェルジュの知識を活かし、健康問題の解決に向けたハーブティーのブレンドもこなす。
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