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- ペニス増大手術の失敗の確率は?事例と注意すべき事
ペニスを大きくしたいと考えたときに一番手っ取り早いのが手術です。
しかし増大手術には割に合わないくらいのリスクが伴うのも事実です。
どんな失敗事例があるのでしょうか?
実際に手術を受けるときに何に注意をすれば良いのでしょうか?
主なリスクと注意点を紹介します。
Contents [目次を開く]
ペニスを大きくしたいと考える男性にとって、亀頭増大や長茎手術は魅力的に映るでしょう。お金を払って手術を受けるだけで本当に大きくできるのであれば悪い話ではありません。
本来であればペニスを大きくするためには定期的な運動や適切な栄養素を摂取する等、時間をかけて勃起力を改善する必要があります。これらを全てすっ飛ばしてペニスを増大させられるのは増大手術の大きなメリットですね。
しかし非常に繊細な器官であるペニスにメスを入れると言うことは危険も伴います。手術の失敗で取り返しのつかない事態になってしまうケースもあるのです。
そこで今回は少し怖いですがペニスの手術を失敗した事例をいくつかご紹介します。
増大手術失敗の可能性は
どれくらいの割合で増大手術が失敗してしまうのでしょうか。
残念ながら正確な数字は公表されていないのです。医療事故の報告義務に関するガイドラインは次のように定められています。
医療に起因し、又は起因すると疑われる死亡又は死産(出典:日本医療安全調査機構)
つまり死亡事故にならない限り正確な失敗事例というものは公表されない場合が多いのです。もちろん手術の失敗例は極めて低いでしょう。ただしリスクが0ではないこと記憶に留めておいてください。もし失敗例にあたってしまった場合は、ペニス組織の壊死など性機能不全に直結する可能性も十分にあるのです。
代表的な失敗例4つ
ペニスの増大手術の失敗事例はこれまでにはメディアでも多々取り上げられています。メディアで話題になった代表的な失敗例を4つほど紹介致します。
事例1:亀頭の歪みとペニスの大半を失う|亀頭増大
2015年千葉県にて増大手術を受けた男性が一カ月後にペニスの大部分を除去する手術を余儀なくされた事故が発生しています[1]。現在この男性のペニスは亀頭が歪み、長さも数センチを残すのみとなっており、排尿にも支障をきたしているとのことです。
男性が受けた手術は「フィラー」と呼ばれる液状の薬剤を注入する手術でした。手術前の説明には、手術の危険性や壊死のリスクなどに言及したポイントはありませんでした。そのため男性は安全な手術だと思い込み、フィラーを注入したとのことです。
残念ながら男性のペニスが再生する可能性はほとんどないそうです。この男性は病院を相手に損害賠償を求めて裁判を起こしています。
2:フィラー注入による細胞の壊死|亀頭増大
大阪でも同様にフィラーを注入した手術による失敗例が発生しました。男性はカウンセラーなる人に増大手術を勧められ、フィラー10本を50万円で注入したとのこと[2]。
手術後徐々にペニスの状態が悪化し、1ヶ月後には亀頭部分の肌が荒れ、排尿にも支障をきたすほどに悪化しました。別の総合病院で診断を受けたところフィラー注入による血流の低下が原因で、亀頭の細胞が壊死していると診断を受けました。
結果として亀頭の一部を失い、ペニスのサイズも手術前よりも小さくなってしまったそうです。
3:バクテリア侵食によるペニス喪失|陰茎増大
海外でもペニス増大手術による失敗例は報告されています。医療先進国のアメリカですら、失敗例が多く見つかりました。
ペニスのインプラント手術を受けた男性は、手術数日後にペニスが化膿し痛みが耐えられない状態になりました[3]。検査の結果、肉食性のバクテリアがペニスに入り込んでいたのです。痛みはペニスの肉が食べられていることによるものでした。
この男性は結果的にペニスを失ってしまったそうです。性生活を充実させるために、受けた手術によってペニスを失うとはなんとも皮肉な話ですね。
4:注入した脂肪の漏出による血管破裂|陰茎増大
スウェーデンではペニスへの脂肪注入手術を受けた男性が死亡する事故が発生しています[4]。ペニスへの脂肪注入手術は増大手術の一般的な方法です。自分の体内に存在する脂肪を利用する事から、比較的安全な手術であると言われており日本でも多くのメンズクリニックで施術されています。
いくら安全な手術であると言われていても、このような事例は発生してしまうのです。死亡した男性の場合、ペニスに注入した脂肪が静脈に入り込み、肺まで到達しました。肺内の血管を詰まらせたために、血管が破裂したとのことです。
▼この死亡事例詳細についてはこちらをご覧ください。
事前に注意すべき5つの事
常に失敗のリスクがつきまとう増大手術。しかしどんな大きなリスクがあっても絶対に増大させたい思う方もいらっしゃるでしょう。そこで手術の契約書にサインをする前に絶対に確認すべき項目をまとめしました。
1:どんなリスクがあるかを把握する
1つ目はその手術の本当のリスクを把握しておくことです。クリニック経営はビジネスです。手術費用を受け取ることでクリニックを運営していきます。つまりそのクリニックの医師や看護婦、カウンセラーから伝えられるリスクは過小表現されている可能性があるのです。
本当のリスクを理解するためにはインターネットで徹底的に調べることも1つの方法でしょう。泌尿器科の病院や他のクリニックが危険性を啓蒙していることもあります。
例えば、新宿形成外科では手術の安全性や危険性をしっかりと説明していますよ[5]。おすすめなのは泌尿器科で1度相談してみること。金銭関係に発展しない専門家からのアドバイスが最も信頼できるでしょう。
2:クリニックの実績を調査する
手術自体の危険性を知ることと同じくらい重要なのが、その病院が信頼できるのかどうかです。どれくらい実績があるクリニックなのか、悪い口コミが多くないか、被害者会が発足しているような病院ではないかを調べることで、下手な病院にあたる確立を下げられます。
FacebookやTwitterなどのSNSを活用すると、本音の口コミを見つけることができます。
3:手術の費用は適正価格かを判断
自分が受けようとしている手術の平均的な値段をしっかりと理解しておくことが必要です。相場よりも明らかに安い場合は何か裏があると考えた方がいいでしょう。
また、大幅な値引きを提案してくるクリニックにも注意しましょう。大幅な値引きを提案し、「あなただけです」とか「今だけです」などと特別感を出すのは希少性を訴えることで決断を迫る心理テクニックです。
信頼されているクリニックの場合、このような心理テクニックを使わなくても顧客が集まるはずです。逆に言えば、心理テクニックを使わなければ客が集まらないとも言えます。このようなクリニックで手術を受けるのは危険性が高いと言えるでしょう。
4:手術のステップを明確に把握する
どのような手術を受けるのか、どんな手順で行うのか、術後のケアはどうするのかについてもしっかりと理解しておきましょう。特に術後に発生する可能性がある症状については全て理解しておくことで、もしものことが発生した場合にも、しっかりと対応することができます。
術後のリスクについてはクリニックに直接聞くことがおすすめです。安全性しか伝えてこないクリニックはむしろ危険かもしれません。しっかりと危険性を含め説明してくれて、万が一の場合にどのような処置をしてくれるのかまで明確に説明してくれるクリニックがおすすめです。
5:契約書の内容のダブルチェック
契約にサインする前には、内容をしっかりと読み直しましょう。特に術後の状態についてどの程度保証してもらえるのかはしっかりと確認しておくポイントです。
クリニック内での署名をお願いされる可能性もありますが、焦らずゆっくりと全て読むようにしてください。手術後に後悔することを考えたら、契約書の内容に目を通すことはしっかりと時間をかける価値があります。看護師や医師が目の前に居ても、圧力に負けずに隅々まで読み込んでくださいね!
もし失敗してしまったら
どれだけしっかりと直前に調べていても術後の経過が思わしくないことは起こりえます。弁護士ドットコムなどの法律相談サイトでも手術失敗に関連する質問は多く見受けられます。
術後の経過が思わしくないときにまずすることは、他の医師に診断をしてもらって、異常が認められていることを書面にすること。それを持って、地域の医療事故センターへ連絡してください。医療事故に強い弁護士を紹介してもらえます。
本当に手術が必要なのか?から検討
いかがでしたでしょうか。どのような手術でも失敗のリスクはつきまといます。
手術失敗の割合は決して高いものではありませんが、失敗してしまった場合取り返しのつかないことになる可能性はあります。
とはいえそのリスクを負っても手術を受けたいと考える方も多いでしょう。どうしても必要な場合は信頼の出来るクリニックに相談をしましょう。大切な事なので時間をかけてじっくりと検討してください。
また手術以外に大きくする方法を検討してみる事も一つの手です。個人的にはよほどの事がない限りペニスの増大手術はおすすめ出来ません。
▼手術以外の増大方法についてはこちらをご覧ください。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERMASAJI(STERON編集部)
STEORN編集部
「性をロジカルに」をモットーに記事を執筆。これまで感覚的に語られてきた”性”というテーマを学術的・科学的根拠に基づいて伝えていきたい。ティーコンシェルジュの知識を活かし、健康問題の解決に向けたハーブティーのブレンドもこなす。
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