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良いセックスには良い睡眠が不可欠?性と眠りに関するデータ7個
公開日:2022/04/04
更新日:2022/07/31
あなたは毎日質の良い睡眠がとれていますか?
良いセックスをするためには良い睡眠が不可欠です。
満足いくセックスができていない人は、睡眠不足が原因かも…。
セックスと睡眠の関係性については世界中で研究が進んでいます。
今回はセックスと睡眠に関する研究データを7個紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
Contents [目次を開く]
セックスと睡眠は密接に結びついている
人間の3大欲求である食欲・性欲・睡眠欲。
特に性欲(セックス)と睡眠は、自律神経の関係で密接に結びついています。
「ムラムラする」「セックスしたい」などの性的欲求は、リラックスして初めて発生するのです。
また、男性の場合は正常に射精をするなら勃起が必須。
勃起は副交感神経が優位な状態でないと起こりにくい現象です。
副交感神経はリラックスしている時に優位になります。
副交感神経が優位になると、血管が拡張して血行が促進されるために勃起しやすくなるのです。
ここで重要なのが「睡眠」。
睡眠不足に陥ると自律神経のバランスが崩れ、交感神経・副交感神経の切り替えがうまくできなくなってしまいます。
朝スッキリ起きられない、やる気が起きない、性欲が湧かない、勃起しないなどは自律神経の乱れが原因である場合も。
このように男女とも良いセックスには心身のリラックスが必要で、リラックスするためには十分な睡眠が不可欠です。
今回はセックスと睡眠に関する研究データを7個紹介するので、良いセックスのためにも参考にしてみてください。
セックスと睡眠に関する研究データ7個
ここからはセックスと睡眠に関する研究データを7個紹介します。
セックスと睡眠の関係性は、充実した生活を送るうえでも非常に重要です。
ぜひ参考にして、心身ともに充実した日々を過ごしてくださいね。
1.セックスが睡眠の質を上げる
オーガズムを伴うセックスをすると、睡眠の質が向上するとわかっています。
その理由とは、「オキシトシン」と「プロラクチン」と呼ばれる2種類のホルモンによる作用です。
人はセックスでオーガズムに達する(イク)と、オキシトシンとプロラクチンが分泌されます。
オキシトシンは”幸せホルモン”とも呼ばれ、副交感神経の働きを高めてリラックス効果をもたらすセロトニンの分泌を促すホルモン。
そしてセロトニンは、眠気を誘うホルモンであるメラトニンの元となります。メラトニンには体内時計の調節をする働きがあるため、ズレた体のリズムを整えて質の良い睡眠がとれるのです。[1]
追い討ちをかけるのが、女性ホルモンの一種であるプロラクチン。高濃度になると眠気を誘発することが分かっています。さらには、眠っている間も深く眠る時間を増やしてくれるため、質の向上が期待できるのです。
実際にセントラルクイーンズランド大学の研究では、778人(女性442人・男性336人)のうち約60%もの人々がセックスをした後眠りにつきやすく、睡眠の質が向上したと回答しました。[2]
セックス後に眠くなることは経験からよく分かると思いますが、睡眠の質もしっかり上がるのですね!
ちなみ同研究では、オーガズム後に女性より男性のほうが多くのプロラクチンを分泌していたとも判明しています。したがって、セックスの後に男性がすぐ寝てしまうのは生理現象なのであまり責めないであげてください。
貴女とのセックスで幸せホルモンがたくさん出て質の良い睡眠がとれていると考えれば、セックス後に眠ってしまう男性が愛おしく見えるかもしれませんよ。
2.寝る前にオナニーをすると眠りやすくなる
セックスによって睡眠の質が向上すると説明しましたが、「パートナーがいない場合はどうするの?」と思った方もいるでしょう。
安心してください、パートナーがいなくても大丈夫です。
ある研究では18〜70歳の460人を対象に、就寝直前のセックスと睡眠について調査。
うち50%は寝る前にオーガズムを伴う自慰行為をした結果、入眠が早くなったと回答しました。[3]
つまり、寝る前にオナニーをしてオーガズムを得られれば睡眠の質が向上するのです。
ただし睡眠に寄与するプロラクチンは、オナニーよりもセックスのほうが4倍増えるとされています。[4]
睡眠の質をより向上させたいのであれば、パートナーを見つけたほうが効率的かもしれませんね。
3.睡眠不足が続くとテストステロンが激減する
男性らしい体や精神を作り上げるために欠かせないホルモンと言えば「テストステロン」ですね。
テストステロンは性欲や勃起にも大きく関係しています。
ある研究によると、睡眠不足が続くとテストステロンが減少すると判明しました。
シカゴ大学病院では、10人の健康な若い男性を対象に睡眠時間とテストステロンレベルとの関係を調査。
対象者はまず最大10時間の睡眠で3夜、その後5時間未満の睡眠で8夜過ごし、血中のテストステロン値を随時分析しました。
結果として、5時間未満の睡眠ではテストステロンが10〜15%減少したそうです。[5]
テストステロンレベルが低下すると、性欲減退や勃起しにくいなどの影響が出てきます。
重症化するとED(勃起不全)になる恐れも…。
そのほか筋力の衰えや脂肪増加、やる気の低下など心身ともに悪影響を及ぼし、うつ病や男性更年期障害を発症する可能性もあるのです。
さらに自律神経のバランスを崩し、寝付きが悪くなるなど質の良い睡眠がとれない悪循環にも陥ってしまいます。[6]
このように、テストステロンの低下はセックスだけでなく日常生活にも多大な悪影響を及ぼすので、たかが睡眠不足とあなどらずしっかりと睡眠時間を確保しましょう。
4.女性は睡眠時間を伸ばすとムラムラする
男性の場合、睡眠不足になるとテストステロンレベルが低下し、性欲が減退するとお伝えしました。逆に健康的な睡眠が取れている男性はテストステロンが高く、いつでも臨戦体制!
つまり、十分な睡眠がとれていると性欲が向上する…と言えますが、もちろん女性も同様です。
実際に、米国雑誌・アトランティスによると、睡眠時間を1時間伸ばした女性は性的活動が平均14%高まったと発表しています。
性的抑制は、明らかに現代生活が原因となっている。たとえば睡眠不足は性欲を強力に抑えるし、スマホを見ているうちについ夜更かししてしまうこともあるだろう。女性の場合、睡眠時間が1時間伸びると、翌日のセックス率は14%上がることがわかっている。(引用:クーリエ・ジャポン)
これまで説明したとおりセックスと睡眠には相関性があるのです。
セックスをした後は質の良い睡眠がとれ、よく寝た後は性欲が向上。
どちらかが欠けると相関性のバランスが崩れてしまいます。
より充実した生活を送るためには、セックス・睡眠どちらも非常に大切なんですね。
5.カップルで添い寝をすると睡眠の質UP
セックスだけでなく、カップルでの添い寝でも睡眠の質が向上するとわかっています。
ある研究では若い健康なカップル(異性愛者のみ)を対象に、個々で寝た場合と添い寝した場合で睡眠の質について調査しました。
結果として、個々で寝るより添い寝したほうがレム睡眠が10%増加したのです。[7]
人は眠っているときにノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返します。
レム睡眠は眠りが浅く、脳が活発に動いて記憶や感情を整理している状態。
ただし体はしっかり休んでいます。
入眠時に深い眠りにつき、約90分の睡眠サイクルを繰り返してレム睡眠の状態で起床するのが理想的な睡眠サイクルなのだそう。
朝スッキリと起きるには、浅い眠りのレム睡眠の状態でいるのがポイントなんですね。
また、アメリカで行なわれた研究では、レム睡眠の割合が5%減少するごとに死亡リスクが13%上昇するとも発表されています。[8]
これらの研究結果から見ても、パートナーがいる人は別々に寝ずに添い寝するべきだと言えるでしょう。
6.睡眠不足のカップルは破局しやすい
睡眠不足は夫婦やカップルの関係性にも亀裂をもたらします。
アメリカの大学で行なわれた研究では、睡眠が7時間未満のカップルはそれぞれ敵対的な行動を取りやすい傾向にあると判明しました。[9]
寝不足になるとストレスが増え、心身を興奮状態にする働きをもつ交感神経が優位になります。
交感神経はアドレナリンを分泌し肉体を活発にする役割がある一方で、攻撃性を増加させる作用もあるのです。[10]
実際、離婚の原因が寝不足であると分析している人も。
破局の原因は寝不足だけではないにしても、少なくとも睡眠が不十分なカップルは破局しやすい状態になると覚えておきましょう。
7.睡眠障害の人はEDになりやすい
先述したとおり、睡眠不足が続くとテストステロンレベルが低下します。
テストステロンはEDにも大きく関係しており、実際の研究でも明らかになっているのです。
中国と台湾の共同研究では、睡眠無呼吸の603人と非無呼吸の17,182人を対象に睡眠不足とEDとの関連性を調査。
睡眠障害があると通常の人と比べて無呼吸で9.44倍、非無呼吸で3.72倍もEDになりやすいとわかりました。[11]
これはいよいよ寝不足への危機感が高まってきたはず。
この男性が言うとおり、勃起するためにはコンディションの維持が不可欠。
睡眠不足でストレスが溜まってイライラしたり、集中力が保てなかったりすれば良いセックスができないどころか最悪EDになる可能性もあるのです。
毎日質の良い睡眠をとる重要性がわかりましたね。
良いセックスのためには睡眠が不可欠!
今回はセックスと睡眠の関係性について解説しました。
良いセックスをするためには質の良い睡眠が不可欠です。
反対に、質の良い睡眠をとるためにはセックスが大いに役立ちます。
それでも、どちらもなかなか両立できない方は、睡眠サポートサプリに頼っても良いでしょう。
ストレス社会である現代、不眠に悩む人が急激に増加しているため、睡眠サポートサプリもたくさん販売されています。
成分や配合量に注目し、目的に合った睡眠サポートサプリを試してみてはいかがでしょうか。
満足いくセックスや充実した日常生活を送るためにも、質の良い睡眠がとれるように工夫してみてくださいね。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERLeo
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