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セックスの回数が減っているのはスマートフォンのせいではなく忙しいからである
公開日:2022/08/02
更新日:2022/08/15
Contents [目次を開く]
研究によると、現代人は親世代よりもセックスをする回数が少なくなっているということがわかりました。
そしてこの原因としてスマートフォンの台頭が挙げられますが、本当にこれだけが理由なのでしょうか?
実は、他にも様々な理由があり、私たちの社会の変化に直結している問題なのです…。
参照記事:https://www.sciencefocus.com/news/are-we-really-having-less-sex/
アメリカで行われた調査によると、私たちは30年前の大人よりもセックスをする回数が少なくなっていることがわかりました。
この原因として、スマートフォンが私たちの行動様式を変えたということがよく挙げられます。
しかし、これは本当なのでしょうか?
研究では、8,500人を対象にセックスに関連する行動調査を行い、1991年〜2012年までの結果を比較しました。
すると、1991年には、1ヶ月に5回ほどが平均でしたが、2001年には4回に、そして2012年には3回まで減少してしまいました。
それにしても、1991年から2012年までの20年間で1ヶ月の平均が2回も減っていることには驚きです。そもそも、1ヶ月に5回というのもそこまで多い数字だとは思えませんからね…。
そして、この傾向はアメリカやイギリスに限ったことではなく、世界中で見られる傾向であるそうです。
どうして若者のセックスの回数が減っているのでしょうか?
研究者は、はっきりとして理由はわかっていないと述べています。
スマートフォンが普及したことにより、バーチャルの世界で人との繋がりを得られるようになったため、セックスをする優先順位が下がっているという説もあります。
ただし、スマホによってリアルでの出会いもより簡単になったと言えます。筆者の周りでもマッチングアプリを使用して異性と会いワンナイトを繰り返している友人や、マッチングアプリで彼氏ができた友人がいました。
それでも、以前よりもセックスの回数が減少しているというのは、少し意外な気がしますね。
そこで有力となるのが、忙しいため時間がないという説です。
中年の女性に着目して結果をみると、彼女たちの生活が非常に忙しいことがわかったそうです。
女性の社会進出が進んでから、以前と比較してフルタイムで働いている女性が増加しています。さらに、アメリカやイギリスでは、中年にもなると管理職についている女性も少なくはないでしょう。
ただし家事や育児の負担もそのまま…。
このように、仕事、家事、育児とたくさんのことに追われており、セックスに割くための時間がなくなっているということでしょう。
今回は、カップルのセックスの回数が減少していることについて書いてきました。
しかし、これが必ずしも悪いことだとは一概には言えないと筆者は考えます。
例えば、恋人とセックスをしなくても満足して幸せを感じられる人が一定数いることも確かであり、その人たちが無理をしなくても良い社会になっているのかもしれません。
このように、性の多様性が認められてきているという変化にも着目してみるといいかもしれません。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITEREno
23歳の女子大生。旅行が趣味で、最近はそれをvlogにするのにはまっている。北米に1年間留学をした経験を活かして翻訳ライターとして活動中。
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