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【要注意】皮オナニーとは?包茎になる噂は本当?6つの危険性
公開日:2019/06/10
更新日:2022/02/09
日本人の約6割は包茎です。
包茎男子が無意識に行ってしまうのが皮オナニーです。
皮オナニーはやめた方が良いという噂を聞きますが本当なのでしょうか?
やり方や危険性、治し方を調査しました。
Contents [目次を開く]
皮オナニーとは
皮オナニーという言葉をご存知でしょうか。皮オナニーとは文字通り、剥きだしになった亀頭に直接手を触れずに、包皮が被った状態で手を上下させる自慰行為の事です。皮オナニーとは医学用語ではなく、SNSやネットなどの一般男子が作った造語です。つまり皮オナニーに明確な定義は存在しません。
真正包茎の男性の場合は勃起した状態でも包皮が亀頭に被さっています。そのため真正包茎の男性がオナニーの際に亀頭に触れているのであれば、それは全て皮オナニーに該当します。
仮性包茎の場合は勃起した時には包皮が剥かれて亀頭が露わになります。この時に亀頭を刺激するために、あえて包皮を被せてオナニーをしているのであれば、それも皮オナニーになります。
TENGAヘルスケア社が2000名を対象に行った調査の結果、日本人の約6割が仮性包茎もしくは真正包茎だという事が判明しました[1]。つまり無意識のうちに皮オナニーをしている男性は非常に多い事が予想されます。
皮オナニーをする理由
皮オナニーにメリットはあるのでしょうか?またなぜ皮オナニーをする人がいるのでしょうか?調査の結果、皮オナニーには大きく2つの理由があるようです。
一つ目はより気持ちい自慰行為をするために、ペニスの竿部分への刺激だけでは物足りず、亀頭部分にも触れたいという理由です。オナニーは性行為本番とは異なり、オナホールでも使用しない限り亀頭に刺激を与える事は出来ません。
二つ目の理由は亀頭に刺激を与えたいものの、敏感過ぎて直接触れる事で痛みや違和感を感じてしまう事が原因です。特に普段包皮に包まれている包茎男性は亀頭が刺激に慣れていないため、包皮の上から出ないと触る事が出来ないのです。
想定される危険性6つ
SNSやネット記事を調べていると「皮オナニーはやめた方が良い」、「包茎になる」等のデメリットに関する情報がたくさん見つかります。本当に皮オナニーは危険なのでしょうか?考えられる6つの危険性を徹底調査してみました。
皮が伸びてしまう
皮オナニー経験者の体験談を調べていて一番たくさんのコメントが見つかったのが皮オナニーをする事で、包皮が伸びてしまうという声でした。
皮オナ?なるものをしていたら皮が伸びてしまい勃起時に皮が余ってしまいます。剥けはするのですが、亀頭のところに皮が残ってしまいます。(引用:Yahoo知恵袋)
SNSや相談サイトを調べているとこのような皮が伸びてしまったというコメントがたくさん見つかります。しかし皮オナニーをする事で包皮が伸びてしまうという医学的な根拠は一切ありません。ペニスの包皮に関わらず皮膚は伸縮性があります。少し引っ張った程度で皮が伸び切ってしまう可能性は少ないでしょう。
とは言えあまりに強い力で高頻度で包皮を引っ張たりする場合は若干伸びてしまう可能性はあるかもしれません。
仮性包茎が悪化する
皮オナニーに関する体験談で続いて多かったのが仮性包茎になってしまった、もしくは包茎が悪化したという悩みのコメントです。
皮オナニーのし過ぎなのか、剥いたままにしていても、皮が余ってして仮性包茎が治りません。これは皮を切る(手術)しかないのでしょうか?(引用:Yahoo知恵袋)
海外のヘルスケアサイトである「Health24」の専門家(Sexlogist)は、自慰行為を行う事で包茎になるリスクは低く、むしろ皮の伸縮性が高くなる事で、勃起した時に皮が剥けて亀頭が出現し易くなると回答しています[2]。
もちろんあまりに強く皮オナニーを行いすぎる事で、皮が伸びて勃起していない時に気になってしまう場合は有るかもしれません。しかし普通にオナニーをする程度で仮性包茎が悪化する可能性は低いと言えます。
早漏になる
皮オナニーに関する噂の中には、やり過ぎる事で早漏になってしまうというものも存在します。早漏には様々な原因があります。代表的な原因が射精を我慢するための筋力の衰え、精神的な不安によるものに加えて性的な刺激への不慣れです。
確かに皮オナニーとは直接亀頭に触れていないため、性的刺激への耐性を強くする効果はないでしょう。しかし通常のオナニー(竿にだけ触れる)でも亀頭に直接的な刺激は与えられていないはずです。
つまり早漏を治す効果はないものの、早漏を悪化させる危険性もないと言えるでしょう。最近では早漏改善専用のオナホールである「テンガメンズトレーニングカップ」等も発売されています。早漏に悩んでいるのであれば改善する方法はたくさんありますよ。
遅漏になる危険性
早漏とは真逆で、長時間射精が出来ない症状である遅漏。イギリスの医療サイト「National Health Service」の発表によると、遅漏とは射精が全くできない、もしくは性的刺激を受けているにも関わらず30分以上オーガズムに到達できない症状を指します[3]。
実際のところオナニーと遅漏の関連性は強いとされています。医療サイト「Medical News Today」によると、性行為本番では発生しない強い刺激や特殊な耐性での自慰行為を高頻度で行う事は遅漏の悪化につながると発表しています[4]。
皮オナニーが確実に遅漏を悪化させる医学的な根拠はありません。しかしもしオナニーの頻度ややり方を変えてから遅漏気味になったのであれば、その原因は日頃のオナニーにあるかもしれません。
膣内射精障害のリスク
膣内射精障害とは彼女や奥さんとの性行為の際に射精が出来ない症状を指します。大森病院は膣内射精障害について次のように説明しています。
マスターベーションでは射精できるが性交の時膣内に射精できない状態で不妊の原因になります。膣内射精障害の原因は陰茎をふとんや床に押さえつけるマスターベーションをしていたことが典型的でそれ以外に陰茎を強く握ったり早く手を動かすマスターベーションの習慣が膣に挿入したときの感覚が違うため膣内で射精できないのです。(引用:東邦大学医療センター)
遅漏と同様に特殊なオナニーが原因で、一人でするときは問題なく射精出来るのに、本番では上手くイケないのが特徴です。ひとえに皮オナニーと言っても、刺激の強さや頻度、一回の自慰の長さは人それぞれです。皮オナニーでは射精出来るのに、本番で射精出来ないのであれば、やり方を矯正する必要があると言えます。
性行為の満足度の低下
皮オナニーによって皮が伸びたり、包茎が悪化する可能性は低いと言えます。しかし変わったオナニーをする事で、セックスの気持ち良さや満足度が低下してしまうのは非常に良くある事例です。
皮オナニー自体は包茎男子であれば、無意識にしてしまう事のある自慰の種類です。しかしあまりに長時間亀頭を刺激しすぎる事で、セックスの気持ち良さが低下してしまう可能性は十分にあります。
矯正方法や正しい治し方
今皮オナニーをしていても、特に性行為本番で問題や異変を感じていないのであれば、無理して矯正する必要はないでしょう。しかしもし皮オナニーではないとうまく射精が出来ないのであれば、治す必要があるでしょう。通常の性行為でもしっかりと射精するための治し方を紹介します。
治し方1:亀頭への刺激を減らす
皮オナニーをする事で皮が伸び切ってしまう事はまずないでしょう。しかし亀頭を強く刺激しすぎる事で、女性の膣による刺激では満足できなくなってしまう可能性は大いにあります。無理して皮オナニーをやめる必要はありませんが、皮を利用して故意に亀頭に触れる事はやめた方が良いでしょう。
治し方2:自慰の頻度を減らす
オナニーの頻度が高い事自体にはデメリットはありません。定期的に射精をする事で精子の質や量を高める妊活効果や健康的な勃起力の維持が期待出来ます。しかし誤った方法や強すぎる刺激のオナニーを高頻度で行う事は遅漏や膣内射精障害に繋がります。まずは回数を減らして刺激の弱いオナニーでもオーガズムに達する事が出来る状態を作ってみましょう。
治し方3:効果が高いのはオナホ
一番効果の高い治し方はオナホを利用する事です。一番の理由はオナホによる自慰は手を使ったものよりも膣内に近い刺激を受ける事が出来るからです。最近では遅漏改善や誤ったオナニーの矯正を目的としたオナホの「テンガメンズトレーニングカップ(フィニッシュトレーニング)」が発売されています。
【まとめ】皮オナニーは間違ったオナニー?
自慰行為に正しいやり方も誤ったやり方も存在しません。誰でも自分独自の方法で自慰行為をしているはずです。さらに言えば最適なマスターベーションの頻度というものもありません。
しかしオナニーをし始めてから性行為本番で満足できない、もしくは相手を満足させられないのであれば、自分の行っている自慰のやり方を見直すべきと言えます。性行為本番に悪影響を与えやすいのが床オナニーや足ピンオナニーと言われています。
オナホール等を使って膣内の圧力に近い環境にペニスを慣らせることが一番安全なオナニーと言えるでしょう。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERHIROSHI
STERON編集部
健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。
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