【医師監修】精力剤とバイアグラなどの医薬品の違い

2018.12.27

薬を常用していることも性欲が弱くなる理由です。

バイアグラなどの医薬品と精力剤と呼ばれる男性向けサプリの違いは何なのでしょうか?
今回は医薬品と精力サプリを比較して、それぞれの効果や副作用などについて解説します。

  • 監修者 SUPERVISER
    かわい先生(医師)

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROKI

コンビニやドラッグストアに行くと、精力剤が置いてありますね。

「愛と勇気のパワー」をコンセプトにする凄十や、オナホールメーカーのテンガが開発したメンズチャージなどを見たことがあるのではないでしょうか。

だいぶ身近になった精力剤ですが、どんな成分が配合されているのでしょうか?

バイアグラやレビトラなどの医薬品とは何が違うのでしょうか?

そこで今回は精力剤に配合されている主成分について徹底調査しました。バイアグラ等の医薬品と比較した時のメリット・デメリットについても解説します。

 

精力剤とは?

医師への相談

精力剤と言われて、どのようなものを思い出すでしょうか。

実は、精力剤には大きく分けて2種類あります。

一つ目はバイアグラ、シアリス、レビトラ等の病院で処方される「医薬品」。

二つ目は天然由来の成分で性機能を改善させる「サプリメント」です。

 

一般的に精力剤と呼ばれるのは「サプリメント」です。精力サプリメントと医薬品の違いは4つにまとめとることができます。

サプリメントとバイアグラなど医薬品の比較

サプリメントとは特定の栄養素を含んだ「補助食品」であり、体質改善を目的としている製品です。そのため、コンビニやドラッグストアなどで簡単に手に入れることができます。

一方で医薬品とは、化学成分を主体としており特定の問題を迅速に解決することを目的に作られています。

バイアグラなどは、30分程度で効果が出始めますね。一方で、副作用リスクがゼロではないので、購入するためには医師の処方箋が必要です。

明確に、どちらの方がいいというわけではありません。時と場合によって使い分けるのがベストです。

普段はサプリメントで精力を高める身体作りを行い、「ここぞ!」という時には医薬品で勃起させるという使い方も効果的ですよ。

 

精力剤サプリの成分と効果                  

日本には数えきれないほどの精力剤がありますが、共通して使われている成分があります。

そのような共通して使われている成分の特徴と効果を見ていきましょう。

 

亜鉛    

亜鉛

亜鉛は精力剤だけでなく、朝が弱い人や体作りが必要なアスリートにも愛用されている成分です。

亜鉛には男性の精力増加やEDの改善に必要なテストステロン量を増やす効果があるとする研究結果があります。

また、精子の数や活動量を増やす効果もあることから、男性の不妊治療にも有効な可能性があるとされています。

アメリカの専門機関の研究によると成人男性の最適な一日の亜鉛摂取量は11mgと言われています。

しかしながら、この量を通常の食事のみで毎日欠かさず摂取するのはほぼ不可能に近いでしょう。亜鉛サプリが人気な理由も分かりますね[1]

一方で、一日の亜鉛の摂取量が40mgを超えると過剰摂取によるめまいや吐き気、下痢などの副作用の症状が出る可能性があるため、取りすぎには注意が必要です[2]

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アルギニン

アルギニン

アルギニンはアミノ酸の一種で、新陳代謝によって生成されたアンモニアを無毒な尿素に変換するプロセスで不可欠な成分です。このプロセスの中で、アルギニンは一酸化窒素NOを作り出します。

一酸化窒素には、血管を拡張し血流を促進する効果があるため、アルギニンを摂取することでペニスへの血流量を増加させることができ、勃起力の改善に繋がります[3]

アルギニンにサイズアップ効果はない!気になる疑問9つ

 

シトルリン       

シトルリン

シトルリンもアルギニン同様に勃起に必要な血液の循環を促進する効果があるアミノ酸の一種です。

アルギニンとシトルリンはオルニチン回路で相互の働きを活性化させる効果があるため、同時に摂取することが効果的と言われています。

アルギニンを直接摂取するよりも、シトルリンをサプリメントで摂取したほうがより効果的に体内のアルギニンを増やすことが期待されています[4]

シトルリンは副作用のない天然バイアグラ?知るべき6の事

 

トンカットアリ

トンカットアリ

トンカットアリはマレーシア原産の植物です。

産出国では漢方薬の王様として知られており、古くから疲労回復性的不能の治療に使われています。精力改善に必要なテストステロン(男性ホルモン)の増加や運動能力の向上の作用もあるとされています[5]

トンカットアリはアルギニンを豊富に含むと言われています。

トンカットアリの効果とは?どんな植物?副作用はあるの?

 

マカ

マカ

マカは男性であれば誰でも聞いたことのある精力剤の成分ではないでしょうか。ペルーの標高の高い限られた環境でのみ育つ植物で、滋養強壮精力向上などの効果があるとされています。

亜鉛やアルギニンを豊富に含む植物で、虚弱体質の改善や運動能力向上を目的としたサプリでも使用されている成分です。

【医師監修】マカって本当に効果あるの?成分やおすすめの摂取方法

 

クラチャイダム 

クラチャイダム

クラチャイダムはタイ原産の黒ショウガ(ブラックジンジャー)で、マカよりも亜鉛やアルギニン量を豊富に含んでいる植物です。そのため、マカよりも強い精力向上効果があると期待されています。

最近の売り上げ上位の精力剤の多くにはこのクラチャイダムが豊富に含まれています。

継続的に使用する事により、しっかりと効果を実感出来るといった口コミも多いです。クラチャイダムには実際に私もお世話になっています。

 

バイアグラなどの医薬品との違い             

さて精力サプリについてはご理解を頂けたでしょうか。

簡単にまとめると精力剤は天然の植物や成分で配合されており、勃起力の改善精子の量や質を高める効果があるかもしれないというものです。

続いて医薬品の中で最も有名なバイアグラについてご説明します。

 

バイアグラには性欲や精子の改善効果はない   

バイアグラ

バイアグラはアメリカのファイザー製薬が販売をしているシルデナフィル(Sildenafil)という成分を含んだ治療薬の一つです。

陰茎周辺の血管を膨張させ、血流量を増やすことで勃起状態を作り出します

精力サプリと異なり勃起状態を作り出す事に特化しており、性欲を高めたり、精子の量や質を高めたりする作用はありません

そのため精力剤ではなく勃起不全治療薬が正しい呼称になります。

 

バイアグラ服用による死亡事故がある? 

心電図 死亡

バイアグラ(シルデナフィル)は血管を拡張させる作用があるため、副作用として血圧を急激に低下させる可能性があり、使用時には注意が必要です。

バイアグラの副作用を経験した人が再度服用をすると大変危険で、場合によっては死に至る可能性があります[6]

また、バイアグラを飲んで性交渉を頑張り過ぎることで、心臓に負担がかかって発作を起こす可能性もあります。そうした危険性や、他の薬との飲み合わせの問題があるため、きちんと医師の診察のうえで処方してもらう必要があります。

ただし、最近の研究から、勃起不全治療薬のシアリスに血管内皮の機能を改善し、アンチエイジングに効果があるかもしれないという発表もありました。そのため、これらの薬が一概に健康に危険性を及ぼすわけではありません。

 

結局どちらがいいの?          

サプリメントも上手に使うことで必要な栄養素を効率的に吸収することができます。

いかがでしたでしょうか。

天然成分を主成分とした精力剤と化学成分を主体として即効性のある医薬品をご説明しました。

今回のまとめ

  • 精力剤は天然成分で継続することにより性欲、勃起力、精子量と質を総合的に改善する可能性がある
  • 医薬品は一時的な勃起力改善には高い効果が見込めるが、副作用に注意が必要

私も以前、EDで悩んだ経験があり、精力剤にお世話になりました。1か月程度の利用で明らかに勃起力と頻度を実感しました。

精力剤を摂取している期間、ほとんど身体の不調を感じませんでした。むしろ、飲み始めてから疲労が取れやすくなり、目覚めがよくなったと感じたくらいです。

精力の減退だけでなく、疲労の蓄積で悩んでいる方にも効果があるように感じました。

男性機能の改善において、重要なのは健康的な食生活、十分な睡眠、定期的な運動による人間本来のパワーを取り戻すことです。

しかし、現実には十分な運動や栄養を摂取するのは困難なこともあります。そういったときに精力サプリメントの助けを借りることで、忙しいあなたでも健康的に体質を改善することができます。

精力を向上させるために有効な生活習慣についてはこちらのページでご紹介しています。参考にしてくださいね。

勃起力は回復出来る!改善のための生活習慣8つ

 

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROKI

    STERON編集部
    メディカルハーブコーディネーター資格保有者
    漢方や天然の食材の効果、効能に関する専門家として天然由来成分の男性機能への影響を日々調査、研究している。STERON記者として自然療法の知識を活用したメンズヘルスケア関連の記事を執筆、監修している。アメリカに留学した経験があり、海外のヘルスケアにも精通。

  • 監修 SUPERVISIONかわい先生(医師)

    内科医/産婦人科医/薬剤師
    薬学部で薬に関しての専門的知識を勉強し、薬剤師免許を取得。
    不妊に悩む患者さんをより多く助けたいと考えて、医学部受験を決意。
    愛知県内の大学病院で薬剤師として勤務する傍ら、医師免許を取得。
    「医学」と「薬学」の専門家として、不妊と性に悩む患者を救う産婦人科医として活躍中。

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