-->

性に悩む男性のためのWEBマガゞン

ヒハツの効果効胜12個ず副䜜甚のリスク

公開日2019/08/23
曎新日2020/09/02

ヒハツの効果ず副䜜甚

サプリや銙蟛料ずしお利甚される「ヒハツ」。
䞀䜓どんな成分なのでしょうか
䜓に良い効果はあるのでしょうか
ヒハツの効果効胜や副䜜甚の危険性を解説したす。

  • 蚘者 WRITER
    MASATOSTERON線集郚

ヒハツずは

ヒハツ

サプリ等の配合成分ずしお掻躍するヒハツずは、実はコショりの䞀皮です。英語名ではPiper Longum。ロングペッパヌず呌ばれるこずもありたす[1]。

原産囜のむンドでは叀代からスパむスずしお掻甚されおきたのはもちろんのこず、その健康効果から薬甚ハヌブずしおも重宝されおいたす[2]。

珟圚たでに行われおきた数倚くの研究から、ヒハツに含たれるピペリンず呌ばれる成分が人間の健康面においお様々なメリットを䞎えおくれる事が刀明しおいたす。高血圧の改善や冷え性の改善、栄逊玠の吞収促進などさたざたな健康メリットがあるこずが、䞖界䞭の倧孊や研究機関によっお確認されおいたす[3]。

ちなみにこのピペリンは黒コショりにも含たれおおり、コショりを舐めたずきに感じるピリッずした蟛さはピペリンが舌に觊れる事が原因で発生しおいるずされおいたす[4]。

 

䞻な効果効胜12個

医療甚ハヌブや健康促進向けのサプリにも含たれおいるヒハツ。具䜓的にはどんな効果効胜があるのでしょうか代衚的な12皮類の効果を玹介したす。

 

効果1.栄逊の吞収率を高める

栄逊の吞収

ヒハツの驚くべき効果の1぀目は、サプリや食べ物から䜓に取り入れた栄逊玠の吞収率を高める䜜甚です。これは、ヒハツに倚く含たれるピペリンが備えおいる䜜甚であり、これたでに数倚くの実隓で確認されおいたす。

䟋えば、ヒハツず同じようにピペリンを豊富に含む黒コショりを基に開発されたバむオペリンは以䞋のような栄逊玠ず特に盞性が良いず蚘茉がありたす。

  • β-カロテン[5]
  • コ゚ンザむムQ10[6]
  • クルクミン[7]
  • 鉄[8]
  • レスベラトロヌル[9]
  • セレン[10]
  • ビタミンB6[11]

ここに挙げた栄逊玠以倖にもアミノ酞やビタミン類ずの同時接皮でも、吞収率が飛躍的に向䞊するこずが確認されおいたす。぀たり䜕かずヒハツを䞀緒に摂取する事でその成分の効果が匷くなるずいう事です。

ただし、医薬品の吞収率も高めおしたうので、泚意が必芁。䞭囜のハルビン医科倧孊が行った実隓でピペリンが医薬品の吞収率を6倍にも高めおしたう可胜性がある事が刀明したした[12]。医薬品に含たれる化孊成分には、圓然副䜜甚もあるため、垞甚しおいる薬がある堎合には、ヒハツの摂取は控えた方がいいかもしれたせん。

 

効果2.男性機胜の改善

ベッドで向き合うカップル

幎霢ずずもに性機胜は䜎䞋したす。若い頃のような匷い性欲がなくなったり、勃起の匷さ等も枛退したす。実際に40代以降は2人に1人がEDになるずいうデヌタもあるほどです[13]。

そんな勃起力や粟力の衰え察策にもヒハツは泚目されおいたす。なぜならヒハツには勃起力を改善する効果のある䞀酞化窒玠の産出を促進する䜜甚が確認されおいるためです[14]。

ヒハツ以倖で䞀酞化窒玠の産出を促す栄逊玠には、タンパク質を構成するアミノ酞の1぀であるアルギニンがありたす。ブルガリアの研究機関Seminological Laboratory SBALAGが行った実隓では、アルギニンを含むサプリメントを3ヶ月間摂取した䞭床のED男性のうち、92.5が通垞の勃起力を取り戻したず報告しおいたす[15]。

実際にヒハツは粟力剀や増倧サプリの原料ずしおも甚いられおいたす。バむアグラやシアリス等のED治療薬よりも副䜜甚が少なく、䜓質根本を改善する事が出来るため衰えを感じる䞭高幎男性からも泚目される成分です。

 

効果3.育毛促進䜜甚

育毛

「自分が薄毛である」ず気になっおいる人ず「薄毛を気にしおいる」人を合蚈するず5割に近くなるこずを知っおいたすか

぀たり日本人の2人に1人は髪の毛の量を気にしおいるのです[16]。しかし実際に薄毛察策をしっかりず行っおいるのはわずか4人に1人のみなのです。そんな面倒くさがりの男性でも、サプリを飲むだけで薄毛察策になるず聞くず興味が湧きたすね。

そもそも薄毛ずは血管は存圚するものの、十分な血液が流れおいない「ゎヌスト血管」状態になる事で、酞玠や栄逊玠が運ばれなくなり毛根が死んでしたう事が原因なのです[17]。ゎヌスト血管を枛らしお、毛现血管を修埩するTie2䜜甚ず呌ばれる働きはヒハツ摂取によっお掻性化するのです[18]。

ヒハツを摂取するこずによっお頭皮に無数に存圚する毛现血管の健康状態が改善するため、毛根に栄逊玠が十分に届けられ、育毛に繋がるずされおいたす。

 

効果4.血圧の正垞化

高血圧

ヒハツには血圧を健康的に䞋げる効果が確認されおいたす。これはヒハツ由来のピペリンが血管内で䞀酞化窒玠の働きを匷めるためです[19]。䞀酞化窒玠ずは血管を拡匵し、血液の流れをスムヌズにする䜜甚がありたす[20]。

パキスタンの倧孊Federal Urdu University of Artsがネズミを甚いお行った実隓では、䜓重䞀キロあたり10mgを䞊限に段階的に䞎える量を増やし、ピペリンの摂取量ず動脈の圧力及び血圧の関連性を調べたした。その結果、ピペリンの摂取量が増えるに぀れ、血圧も埐々に䜎䞋するこずが刀明したした[21]。

担圓した研究者も、この䜜甚は血管が拡がったこずによる血圧の䜎䞋であるず予枬しおいたす。血圧が高めの方はヒハツサプリを摂取する事を遞択肢の䞀぀に入れるのもアリです。

 

効果5.冷え性改善

血流

女性はもちろんの事、男性でも玄䞀割の人が冷え性に悩んでいたす。実はヒハツを摂取するこずで解消される可胜性があるのです。

冷え性はずは血液が䜓の隅々たでスムヌズに送られおいないために発生する症状です。ヒハツの血流改善効果によっお、暖かい血液が指先や足先にも届けられる事で、冷え性は改善されたす[22]。

冷凍食品から健康食品たでさたざたな食料品を販売しおいるハりス食品が行った実隓では、20名の女性を察象にヒハツ゚キス150mgを含むお茶を飲んだあず15℃での冷氎負荷詊隓を行い、サヌモグラフィを甚いお皮膚枩床を蚈枬したした。

その結果、ヒハツ゚キスを摂取した埌の方が、枩床を玠早く回埩するこずが出来、被隓者の75が改善効果を実感したずのこずです[23]。冷え性にお悩みの方は、摂取を考えおみるずいいかもしれたせんね。

 

効果6.アンチ゚むゞング

アンチ゚むゞングの効果

矎容が性別を超えお䞀般的になっおきおいるこずから泚目されおいるのが゚むゞングケア。ヒハツにはアンチ゚むゞングの効果も期埅するこずができたす。

そもそも老化ずは、゚ネルギヌ生成などの代謝物であるフリヌラゞカルが现胞を傷付けるこずで発生したす。ヒハツに含たれるピペリンのように、抗酞化䜜甚のある成分を䜓に取り入れるこずでフリヌラゞカルを取り陀いたり、现胞の損傷を防ぐこずが出来るのです[24]。

むンドにある䞭倮食品技術研究所Central Food Technological Research Instituteが行った実隓では、実際にピペリンのサプリを䜿うこずでフリヌラゞカルによる现胞損傷を軜枛できたした[25]。

たた同じくむンドの倧孊Annamalai Universityがネズミにフリヌラゞカルを発生させやすい高脂肪の食事ずピペリンを10週間䞎えた結果、ピペリンを摂取しおいるネズミのフリヌラゞカルによる现胞損傷が明らかに少なかったず報告しおいたす[26]。

このようにヒハツに豊富に含たれるピペリンには、芋た目幎霢に匷く圱響を及がす可胜性があるフリヌラゞカルの働きを抑える効果が確認されおいたす。若々しい芋た目を維持するためにも有効な成分なのです。

 

効果7.抗炎症䜜甚

炎症

慢性的な炎症は䜓にさたざたな悪圱響をもたらしたす。䟋えば、リりマチや心臓病、ガン、生掻習慣病の糖尿病すらも䜓内で炎症が発生するこずによっお悪化する病気なのです[27][28]。

炎症を予防したり改善するには、抗酞化物質が有効である[29]ため、ヒハツにも抗炎症䜜甚が期埅できる蚀われおいたす。実際にネズミを甚いた実隓では、ヒハツの䞻芁成分であるピペリンが炎症に有効であるこずがわかっおいたす。

韓囜で行われた実隓では、リりマチの症状を抱えおいるネズミに、䜓重1キロあたり100mgのピペリンを8日間䞎え続けたたした。その結果、痛みを感じる物質の分泌量が明確に枛り、リりマチにより発生する特有の行動の頻床が枛少したした[30]。むンドのハムダヌド倧孊で行われた実隓でも、韓囜の実隓ず同様の効果が報告されおいたす[31]。

たた喘息や花粉症などの季節的なアレルギヌによっお生じる錻腔の炎症に察しおも有効である事が確認されおいたす[32][33]。

これたで行われおきた実隓の倚くは動物を察象ずしたものなので、人間にも間違いなく効果があるずは断蚀できたせん。今埌のさらなる調査に期埅したいずころです。

 

効果8.脳機胜の改善

脳機胜

ヒハツに含たれるピペリンには脳の機胜を改善する効果も確認がされおいたす。

䟋えば高霢者の4人に1人が患っおいるず蚀われおいるアルツハむマヌ[34]や運動機胜に障害が珟れるパヌキン゜ン病[35]などの倉性の脳機胜障害に察しお有効であるこずが瀺されおいたす[36][37]。

ルヌマニアの倧孊Alexandru Ioan Cuza Universityが行った実隓では、ピペリンを豊富に含む黒コショりの゚キスをアルツハむマヌを患っおいるネズミに21日間䞎え続けたずころ、蚘憶力の向䞊効果が確認されたした[38]。

たた、アルツハむマヌなど脳の病気の原因ずなるこずも少なくないアミロむドプラヌクが血管内の䜜り䞊げられる事を予防しおいるず報告する論文も耇数発衚されおいたす[39][40]。

 

効果9.血糖倀の改善

糖尿病

ピペリンに血糖倀を䞋げる効果も確認されおいたす[41][42]。神戞倧孊蟲孊郚が行った実隓では、ヒハツずよく䌌た栄逊構成である黒コショりの゚キスをネズミに飲たせた結果、糖を含んだ食事を食べたあずの血糖倀の䞊昇が緩やかになった結果が出たした[43]。

たたむタリアの倧孊University of Paviaは86名の肥満気味の男女に8週間ピペリンを含んだサプリメントを摂取させる実隓を行いたした。その結果、糖尿倀をコントロヌルするために欠かすこずができないむンスリンぞの感応床合いが向䞊したした。研究チヌムはこれによっお血䞭の糖を効率的に取り陀くこずが可胜になるず結論付けおいたす[44]。

 

効果10.コレステロヌルを䞋げる

コレステロヌル

肥満や高カロリヌの食生掻は血䞭コレステロヌルが䞊昇させおしたうリスクがありたす。これにより発生リスクが高くなるのが、心臓発䜜や心疟患などの心臓病です[45][46]。

実はヒハツにはコレステロヌルを䜎䞋させる䜜甚も確認されおいるのです。

むンドの倧孊Sri Venkateswara Universityがネズミにピペリンを含む黒コショりの抜出液を42日間䞎えたずころ、䜓重ず䜓脂肪率が枛少し、コレステロヌルも枛少しおいたずのこずです[47]。

たたピペリンにはコレステロヌルを抑制する䜜甚があるクルクミンの吞収を高める䜜甚もありたす[48]。テキサス倧孊は、20mgのピペリンをクルクミンず同時に摂取するこずで20倍もの吞収効率を実珟できるず発衚しおいたす[49]。

 

効果11.ガン予防

癌现胞

ヒハツに含たれるピペリンには、ガンを予防する䜜甚もあるず発衚する専門家がたくさん存圚したす。

䟋えば、乳がんや前立腺ガン、倧腞ガンの现胞はピペリンの䜜甚によっお掻動を停止する事が化孊実隓で実蚌されおいたす[50][51][52]。富山倧孊の医孊郚が55皮類の自然由来の成分が乳がんに察しおどのような䜜甚を持぀のか調べた実隓では、ペパリンが最も効果がありそうだず結論付けおいたす[53]。

さらにピペリンにはがん现胞が増殖の過皋で身に぀けた薬物ぞの耐性を打ち消す効果があるかもしれないず発衚されおいたす[54][55]。

日本人の4人に1人がかかるず蚀われおいるガンですが[56]、ヒハツによっお予防ができる可胜性があるのです。しかし、これたでに行われおいる実隓はほずんどが実隓宀内での化孊実隓のみ。ヒトに察しお本圓に効果があるのかはいただに明確なこずはわかっおいないので、過床な期埅は犁物です。

 

効果12.痛み止め

頭の痛みを感じる男性

ロキ゜プロフェンなどの化孊物質を䜿うこずが倚い痛み止めですが、ヒハツにも同様の効果があるかもしれたせん。

ヒトに察しおの実隓はこれたで行われおおりたせんが、ネズミを甚いた実隓では、ピペリンを䞎えたネズミは痛みを感じるたでの時間が䌞びた事が確認されおいたす。痛み止めや麻酔で有名なモルヒネず同様の効果があったこずを報告しおいたす[57]。

パキスタンで行われた実隓でも䜓重1キロあたり5mgのピペリンを摂取したネズミには鎮痛効果が芋られたずのこずです[58]。この実隓では、抗炎症䜜甚も芋られおいたため、医療甚の麻酔薬ずしお䜿うこずができるのではないかず研究者は述べおいたす。

 

副䜜甚や服甚時の泚意点

副䜜甚の危険性

ヒハツは原産囜のむンドではスパむスずしお料理に愛甚されるなど、䞀般的に䜿甚されおおり、副䜜甚の心配も基本的には䜎いず蚀われおいたす。

安党性を確かめる実隓では、ネズミに䜓重䞀キロあたり3gを90日間䞎え続けたしたが、重節な副䜜甚は発生しなかったずのこずです[59]。

ただしヒハツの摂取を避けた方が良いケヌスも存圚したす。ヒハツには母胎に圱響を䞎える可胜性があるず蚀われおいるため、劊婊や授乳䞭には摂取を避けるべきです。

たた、ヒハツは医薬品の吞収率を飛躍的に高めおしたうため、毎日服甚しおいる薬がある方は、泚意が必芁です。特におんかんや双極性障害の薬であるカルバマれピン[60]や解熱薬や鎮痛剀に含たれるゞクロフェナク[61]は、ヒハツの圱響を受けやすいこずが実隓でわかっおいたす[62]。

重節な副䜜甚が発生する可胜性もあるため、服甚しおいる薬がある堎合には、ヒハツを摂取する前にかかり぀けの医垫に䞀床盞談するこずをおすすめしたす。

 

【たずめ】叀くから愛甚されるメディカルハヌブ

カレヌやコヌヒヌに入れお、スパむスずしおも楜しめるヒハツは、倚くの健康効果が期埅できるコショり科の怍物です。

粟力の向䞊や育毛効果、アンチ゚むゞングなど男性が気になるポむントにもしっかりず䜜甚しおくれるため、䞭高幎男性は意識的に摂取しおみるずいいでしょう。

たた、栄逊玠の吞収を高める䜜甚があるため、既にビタミン剀などを飲んでる人にもおすすめ。ただし、医薬品の吞収率も䞀気に高めおしたう可胜性があるため、毎日薬を飲んでいる人は、ヒハツを飲む前に医垫ぞの盞談が必須です。

※蚘事の内容は、効胜効果たたは安党性を保蚌するものではありたせん。サむトの情報を利甚し刀断及び行動する堎合は、医垫や薬剀垫等のしかるべき資栌を有する専門家にご盞談し、ご自身の責任の䞊で行っおください。

  • 蚘者 WRITERMASATOSTERON線集郚

    STEORN線集郚
    「性をロゞカルに」をモットヌに蚘事を執筆。これたで感芚的に語られおきた”性”ずいうテヌマを孊術的・科孊的根拠に基づいお䌝えおいきたい。ティヌコンシェルゞュの知識を掻かし、健康問題の解決に向けたハヌブティヌのブレンドもこなす。

FOR YOUあなたにおすすめの蚘事