ダイエット効果が噂の「カルニチン」サプリでも効果がある?

2019.02.26

ダイエット効果があると言われている「カルニチン」。
本当にダイエットに効くのでしょうか。
実は、カルニチンには驚くべき健康効果が隠されていました!
今回はカルニチンに期待できる効果効能と副作用をご紹介します。

  • 記者 WRITER
    江原 まさと(STERON編集部)

カルニチンと呼ばれる成分を聞いたことがありますか?

身体を動かすために必須であるエネルギーを作り出すために欠かすことができない栄養成分です。

ECサイトで検索すると多くのサプリが販売されていることを確認できます。これらのサプリには本当に効果があるのでしょうか。

そこで今回はカルニチンに期待できる効果や副作用をお話します。

 

カルニチンとは?

カルニチンとは

カルニチンとは、準必須アミノ酸に分類される非常に小さな化合物です。

体内で、必須アミノ酸のリチンとメチオニンから生成することができますが、ビーガンやベジタリアン、野菜中心の食生活を送っている方は十分に生成することが出来ない可能性があるため、準必須アミノ酸に分類されています。

カルニチンの最も重要な役割はエネルギーの生成。体内でエネルギー生成を担っているミトコンドリアに、エネルギーのもととなる脂肪酸を運ぶのがカルニチンの役割です。

 

カルニチンのダイエット効果

カルニチンにダイエット効果はある?

エネルギー生成と密接に関わっているカルニチン。

そのため、ダイエット効果があると言われています。

理論的には、エネルギーを運ぶカルニチンが増えることで、効率的かつ大量に脂肪酸がミトコンドリアに配達されるため、より多くのカロリーを消費できるというもの。

しかしながら、実際には理論通りの研究結果がでているわけではありません。

オーストラリアのメルボルンで行われた研究によると、38名の女性を対象に4gのカルニチンを8週間摂取させたが、体重の変化は見られなかったとのこと[1]

また、ごく短時間の脂肪燃焼量にも変化はありませんでした。4週間の継続的なカルニチン摂取後に被験者に90分間の自転車運動をさせたが、運動中の脂肪燃焼率はプラセボのグループと変わりませんでした[2]

 

一方で、カルニチンのダイエット効果を報告している論文もあります。

ただし、肥満気味の高齢者にのみ効果があったとの報告です。カルニチンを摂取している期間に、平均して1.3kgの減量に成功しています[3]

 

カルニチンは、理論的には摂取することでダイエット効果が期待できる栄養素です。

しかしながら、これまでの研究では、効果が出ないことや効果があっても特定の人にのみ効果が見られています。

現時点では、あくまでも、「飲まないよりは飲んだ方がいい」くらいの期待値で摂取するのがベストでしょう。

 

サプリでもカルニチンの効果はある?

カルニチンの効果はサプリでも実感できる?

カルニチンは体内で生成することができるアミノ酸です。しかしながら、野菜中心の生活をしている人や、ビタミンCが不足気味の方はサプリや食べ物から摂取する必要があります。

もちろん、サプリからの摂取でも、今回ご紹介する効果効能を期待できます

もしサプリを購入するのであれば、国内産がおすすめです。

海外で生成されたサプリは国産と比較して内容量が多く、割安感がありますが、安全性が確保されているのかわかりにくいことが懸念点です。

特に東南アジアなど新興国で製造されているサプリには注意してください。効果を実感させるために、禁止されている医薬品が含まれている可能性は0ではありません。

国産であれば、DHCやアサヒのディアナチュラシリーズがおすすめです。

 

カルニチンに期待できるダイエット以外の効果

カルニチンには、ダイエット効果以外にも様々な健康メリットを期待できます。

いくつかご紹介しましょう。

 

アルツハイマーの防止と学習能力や記憶力の向上

学習能力の向上効果

1つ目は学習能力の向上です。

カルニチンは体内に摂取されたのちに、アクセルL-カルニチン(以下ALCAR)に変化します。このALCARは脳内に多く存在し、脳細胞を死滅から守っている物質です。

そのため、ALCARが減少すると脳細胞の死滅スピードが高まるため、高齢時にアルツハイマーなどになりやすくなると言われています。

もちろん、脳細胞を守る効果は、学習能力や記憶力の向上に繋がります。

ネズミを対象とした研究では、カルニチンを摂取させた個体は、空間記憶力と学習能力が飛躍的に向上し、摂取していないネズミと比較して迷路の脱出時間が短くなったとのことです[4]

また、人間を対象とした実験では、アルツハイマーなどの病気の予防や、その他の脳が原因となる複数の病気に対しても有用性が確認されています[5]

 

さらに、ALCARの脳細胞を守る効果は、加齢による死滅に加え、外部要因による死滅も防ぐ効果があることがわかっています。

例えば、アルコール中毒。2gのカルニチンを90日間摂取させたところ、アルコール中毒者の脳機能が著しく向上したとのことです[6]

最近、記憶力が悪くなってきたと感じる方は摂取することで以前の記憶力を取り戻すことができるかもしれませんね。

 

運動能力の向上

運動能力の向上

カルニチンには運動能力の向上効果も期待できるかもしれません[7]

ただし、飲めばすぐに効果が出るわけでは無いことに注意が必要です。

カルニチン以外に運動能力の向上が期待できる成分に、カフェインがあります。

カフェインは神経を刺激し身体を覚醒させる成分のため、すぐに効果が感じられます。その効果はオリンピックで禁止成分に指定されていたほど。

参考:【医師監修】カフェインと勃起力の関係性とは?カフェインの効果と副作用

一方でカルニチンは、一酸化窒素(以下NO)の生成を促すことで、血行を促進し、筋肉により多くの酸素や脂肪酸を届けることが出来るようにする成分です。

体質改善に近いため、効果を実感するまでに数週間〜数ヶ月の継続的な摂取が必要なのです。

ちなみに、NOによる血管拡張効果は運動能力の向上だけでなく、勃起力など性機能の向上にも効果がありますよ。

 

心臓の健康維持

心臓を健康にする

カルニチンは体内でNOの生成を促すため、心臓の健康維持効果に期待が持てます。

血管拡張効果には、血行を促進するだけでなく、血圧を低下させる作用も期待できるのです。

そもそも液体の圧力とは、流れる液体の量と流れる場所の広さによって決まります。ホースの先をつまむと勢いよく水がでてくるのと同じ原理です。

つまり、血管が拡張されることで同じ量の血液を少ない力で送ることできるため、血圧が低下するのです。

実際に研究でも効果が証明されており、2gのカルニチンを毎日摂取した被験者は、血圧が10ポイント低下しました[8]

また、高血圧が原因となりうる心臓に関連したその他の病気にも効果があることが分かっています。特に冠動脈に関連した病気や慢性的な心不全にも有効です。

12ヶ月間の調査では、カルニチンを摂取ししてる人の心不全の確率が低下し、死亡率も低下しました[9]

ただし、既に心臓の持病薬を服用している場合は、カルニチンを摂取する前に、かかりつけの医師へ相談してくださいね。

 

HIVの進行を遅らせる

HIVの進行を遅らせる

性感染症の中でも症状が重篤なことで有名なHIVにも、カルニチンは効果があるかもしれません。

HIV患者がかかるリポジストロフィー症候群の治療に使われる薬にはカルニチン欠乏の副作用があるため、カルニチンを補うためにこれまでも摂取されていました。

今回さらに、HIV罹患者を対象としてカルニチンの効果を調査し、2g〜6gの摂取を数週間から数ヶ月行ったところ、リンパ球の細胞の死滅を遅らせることがわかりました[10]

つまり、HIVの進行を遅らせる効果がカルニチンにある可能性があるのです。

 

2型糖尿病の改善

糖尿病の予防や対策

現代の国民病と呼ばれる糖尿病。日本全国におよそ1000万人の罹患者がいると言われています[11]

多くの人が悩む糖尿病にもカルニチンは有効である可能性があります。

イランで行われた研究では、2型糖尿病の患者に1gのカルニチンサプリメントを12週間摂取させたところ、プラセボのグループと比較して明確に血糖値が低下したとのこと[12]

このようにカルニチンが糖尿病に効果があるのは、AMPKと呼ばれる糖尿病と闘う酵素を増加させる効果があるためと言われています[13]

AMPKは体内の糖の使用率を向上させるため、結果的に体内の糖を減少させる効果があるのです。

既に薬を服用している場合は、摂取前にかかりつけの医師へ相談してください。

 

カルニチンの副作用

カルニチンの副作用

カルニチンの摂取で注意しなければいけない副作用は多くありません。

唯一注意すべきなのは、カルニチンの摂取によってTMAOが増え、アテローム性動脈硬化症と呼ばれる動脈を詰まらせる病気のリスクを向上させてしまう点[13]

アテローム性動脈硬化症は心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの原因になる恐ろしい症状です。

生活習慣病の異常が直接的な原因となることが多いため、高血圧や糖尿病をお持ちの方はカルニチンを摂取する前にかかりつけの医師へ相談してください。

上記以外では大きな副作用は報告されていません。2gの摂取であれば危険性はないと言ってもよいでしょう。

また、研究によっては3gを21日間摂取しても問題がないと報告しているものもあります[14]

 

おすすめのカルニチンサプリ

ディアナチュラスタイル カルニチン×BCAA

[ディアナチュラスタイル] カルニチン*BCAA 20日分(80粒)

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アサヒが開発販売を行っているデュアナチュラシリーズのカルニチンサプリです。

カルニチンに加え、BCAAを配合しているため、運動能力の向上をより強く感じられる可能性があります。

実際に、口コミでは多くの方が効果を実感しているようです。

また、安心の国内工場生産。着色料や保存料も使用していないので、安心して摂取できますね。

 

DHC カルニチン

[DHC]カルニチン 300粒 60日分

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DHCのカルニチンサプリは、カルニチンに加え、ビタミンB1や総トコトリフェノールなどを加えることでダイエット効果を強く打ち出しています。

ダイエット効果を感じている口コミも多いです。運動しても疲れにくいなど運動能力の向上を感じる方もいるようです。

 

まとめ:健康効果の多いカルニチン。サプリで摂取するなら、国産のものを選ぼう

いかがでしたでしょうか。

運動能力の向上から、記憶力や学習能力の向上まで、様々な健康効果が期待できるカルニチン。

体内で生成することもできるため、生きるためだけを考えれば+αで摂取する必要がありません。

しかしながら、今回ご紹介した健康効果を得るためには、サプリなどから+αで摂取するといいでしょう。

サプリを選ぶ時は、製造国をしっかりと確認してくださいね。国外の製品は、怪しいものを含んでいる可能性が0ではありません。

国産の安心できるサプリメントがおすすめですよ。

 

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITER江原 まさと(STERON編集部)

    STEORN編集部
    「性をロジカルに」をモットーに記事を執筆。これまで感覚的に語られてきた”性”というテーマを学術的・科学的根拠に基づいて伝えていきたい。ティーコンシェルジュの知識を活かし、健康問題の解決に向けたハーブティーのブレンドもこなす。

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