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大胸筋の内側がつかないのはなぜ!?原因と効果的に鍛える方法を解説
公開日:2024/09/02
大胸筋が理想の形にならず、悩んでいませんか?
実は一言に「大胸筋」といっても大きく分けて3つの部位で構成されており、それぞれを意識しながら鍛えないとかっこいい大胸筋は手に入りません。
今回は大胸筋の3つの部位のうち、「大胸筋の内側(中部)」を効率よく鍛える方法をご紹介します!
Contents [目次を開く]
- 1. 大胸筋の内側がつかないのはなぜ!?原因は3つ
- 2. 大胸筋の内側を効果的に鍛える4つの方法
- 方法1.内側に意識を集中して正しいフォームで行う
- 方法2.自重なら高反復トレーニングで追い込む
- 方法3.ウエイトなら1RM75%の中程度の負荷で追い込む
- 方法4.頻度は1週間に10セット以上行う
- 3. 大胸筋の内側を鍛える筋トレメニュー17選
- 自重で鍛える
- ダンベルで鍛える
- 4. 大胸筋の筋力アップにおすすめな5つのアイテム
- プッシュアップバー:腕立て伏せの効果を最大化
- 可変式ダンベル:負荷の調整がラクラク
- トレーニングベンチ:トレーニングの幅を拡大
- プロテイン:筋肉の成長に欠かせない
- サプリメント:ブーストに最適
- 5. 大胸筋の内側を鍛えて理想の胸板を手に入れよう!
「大胸筋を積極的に鍛えているけど、内側だけなかなかつかない…」
実は同じ悩みを抱えている人は意外と多いんです。
そこで今回の記事では、内側の筋肉がつかない原因や効果的に鍛える方法について詳しく解説していきます。
この記事を参考にして、ぜひたくましい胸板を手に入れてください!
大胸筋の内側がつかないのはなぜ!?原因は3つ
あなたの大胸筋の内側がつかないのはなぜなのでしょうか?
原因は大きく以下の3つが考えられます。
1.部位への意識が薄い
大胸筋の内側は特に鍛えにくい部位なんです。
そのためより高い意識で行わなければ、効果的に刺激を与えるのは難しいでしょう。
2.間違ったフォームで行っている
間違ったフォームだと、狙った部位に効かせることができません。
特に鍛えにくいといわれる内側の筋肉の場合だと、より細かい正確なフォームが重要になるでしょう。
3.負荷が足りていない
筋肉は負荷がかかることで成長します。
ある程度の負荷で筋肉にダメージを与えなければ、修復と成長にはつながらないでしょう。
これらの原因が複合的に作用している場合が考えられます。
まずは、あなたのこれまでのトレーニングを見直してみましょう!
大胸筋の内側を効果的に鍛える4つの方法
それではここからは、大胸筋の内側を効果的に鍛える方法を4つご紹介していきます。
筋肉の成長を実感できるように、ぜひすべての方法を実践してみてください!
方法1.内側に意識を集中して正しいフォームで行う
下の画像を見てお分かりいただけるとおり、大胸筋は大きく上部、中部、下部の3つの部位に分かれています。
さらに細かくいえば、上腕骨につながる外側の筋肉と鎖骨や胸骨、腹直筋鞘前葉につながる内側の筋肉に分けられるでしょう。
トレーニングを行う際に、初動から使われるのが外側の筋肉なので、比較的発達しやすい傾向にあります。
しかし、内側の筋肉については、最後のトップポジションでしっかりと収縮させなければ、十分な負荷を与えることができません。
そのため、より内側に意識を向けて正しいフォームで行わなければ、外側ばかりが発達してしまうのです。
例えば、可動域を最大限に活かして、最後でギュッと内側を収縮させるイメージを持つことが重要でしょう!
方法2.自重なら高反復トレーニングで追い込む
筋トレ初心者なら、まずは自重トレーニングからはじめてみるのが良いでしょう。
ただし、自分の体重が負荷となるため、筋肉の成長に効果的な強度の調整ができないというデメリットも…
しかし、心配ありません。
こういった負荷が軽い場合でも、高反復トレーニングを取り入れることでしっかりと刺激を与えられるでしょう。
2020年に京都大学大学院研究科が発表した記事によると、健康な男性15名(平均年齢23.1歳)を対象に、限界まで行わない低負荷高反復トレーニングと高負荷低反復トレーニングが筋肉に与える影響について8週間にわたり調査されています。
その結果では、限界まで行わない低負荷高反復トレーニングであっても、高負荷低反復トレーニングと同等の筋力、筋量、筋エコー強度の向上が得られることが示唆されていました。[1]
つまり、筋力トレーニングの効果を高めるためには必ずしも高負荷で行う必要はなく、自重トレーニングであっても反復回数を増やすことで十分な効果が見込めるんです!
方法3.ウエイトなら1RM75%の中程度の負荷で追い込む
ダンベルのようなウエイトトレーニングで筋肥大を目指すなら、適切な負荷に調整することが重要です。
負荷が軽すぎると筋肉に十分な刺激を与えられず、筋肥大はなかなか期待できません。
一方で、重すぎる負荷はケガのリスクが高まるだけでなく、フォームが崩れやすくなり効果的なトレーニングが行えないでしょう。
そこで、もっとも効果的なのが中程度の負荷に調整してトレーニングを行う方法です。
アメリカの研究者らによる研究結果でも、効果的な筋肉の向上には中程度の負荷が最適であり、回数の上限は10回であると発表されていました。[2]
では、中程度の負荷とはいったいどれくらいの強度なのでしょうか?
トレーニングの負荷をはかる基準として「RM」と呼ばれる指標が使われます。
RMとは「Repetition Maximum(最大反復可能回数)」の略で、ある重量で連続して挙上できる最大の回数のこと。
上記の研究結果によると、回数の上限が10回なので「10RM」が中程度の負荷ということになります。
参考までに1RMの75%の重量がちょうど10RMになる計算なので、あなたに最適な強度を導き出してみてください!
方法4.頻度は1週間に10セット以上行う
筋肉を成長させるには、適切な頻度で刺激を与え続けることも大切でしょう。
従来は1日のトレーニングで何セット行うかが重要視されてきましたが、最近の研究では1週間の合計セット数が基準になるというデータもあるんです。
スペインの大学所属の研究者らが、2,585件もの論文を分析して行った研究だと、週6〜20セット以上のトレーニングを6週間計測した場合では、この内1週間で成功数が多かったセット数がもっとも筋肥大に効果的な回数であると発表されいました。
ただし、最低基準として週に行うべきセット数は合計10セット以上とも示されています。[3]
しかし、1度に10セット以上行ってしまっては、十分な刺激を与え続けるのは不可能でしょう。
例えば、1日3〜4セットのトレーニングを一週間のうち3日間行うといったイメージを持っておけば問題ありません。
あなたのライフスタイルに合わせて、無理なく継続できるスケジュールを計画してみてください!
大胸筋の内側を鍛える筋トレメニュー17選
ここからは、大胸筋の内側を鍛える筋トレメニューを17種目ご紹介していきます。
「自重トレーニング」と「ダンベルトレーニング」に分けて、効果的な種目を厳選しました。
ウォーミングアップをして、さっそくはじめていきましょう!
自重で鍛える
1.ナロープッシュアップ
ナロープッシュアップは、通常のプッシュアップよりも手幅を狭くして行う腕立て伏せのバリエーション。
通常の腕立て伏せよりも負荷が高く、大胸筋の内側と上腕三頭筋を重点的に鍛えられるため、二の腕を引き締めたい方や効率良く上半身を鍛えたい方におすすめの種目なんです。
- 手でトライアングルのような形を作って胸の下につき、両足を伸ばしてつま先をつけてかかとから肩までを一直線にする
- 肘を曲げながらゆっくりと体を下ろしていく
- 胸が手につくギリギリまで下げたら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る
ポイントは、体を下ろしたときに手が胸の真ん中にくる位置にセットしておくこと。
また、肘を開きすぎると三角筋に負荷が逃げてしまうので、できるだけ閉じた状態で行ってください!
2.インクラインナロープッシュアップ
インクラインナロープッシュアップは、通常のプッシュアップよりも手幅を狭くして、ベンチ台などに手をついて行う腕立て伏せのバリエーション。
体に傾斜をつけることにより、大胸筋の中でも特に下部の内側に刺激を集中させられる種目なんです。
- 手をトライアングルのような形を作ってベンチ台につき、両足を伸ばしてつま先をつけてかかとから肩までを一直線にする
- 肘を曲げながらゆっくりと体を下ろしていく
- 胸が手につくギリギリまで下げたら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る
体を下ろす際に肘が外側へ開かないように注意し、肩甲骨を寄せながら行うのがポイント。
また、腰の位置が下がってしまうと大胸筋下部に効かないので、常に体を一直線にキープしたまま行いましょう!
3.デクラインナロープッシュアップ
デクラインナロープッシュアップは、通常のプッシュアップよりも手幅を狭くして、足をベンチ台などに置いて行う腕立て伏せのバリエーション。
足の位置が高くなることで、特に大胸筋上部の内側をピンポイントで狙って鍛えられる種目なんです。
- 手でトライアングルのような形を作って胸の下につき、両足を伸ばしてベンチ台につま先を乗せてかかとから肩までを一直線にする
- 肘を曲げながらゆっくりと体を下ろしていく
- 胸が手につくギリギリまで下げたら、肘を伸ばして体を持ち上げスタートポジションに戻る
肩の位置が上がりやすい種目なので、スタートポジションでしっかりと肩を落としておくのがポイント。
また、腰が反ったり下がったりすると大胸筋上部に刺激を与えられないので、体は一直線に保ったまま行ってください!
4.サイドプッシュアップ
サイドプッシュアップは、床に横向きになって片方の腕で上半身を持ち上げる腕立て伏せのバリエーション。
一見簡単そうな種目ですが、通常のプッシュアップでは鍛えにくい大胸筋の内側に効果的にアプローチできるんです。
- 床に横向きになって軽く膝を曲げ、下の方の手は対角の脇腹に添えて上の方の手を胸の横あたりにつく
- 床についている骨盤を支点に、上半身を持ち上げる
- 肘がある程度伸びる位置まで持ち上げたら、ゆっくりと体を下ろしてスタートポジション戻る
- 一定回数行ったら、反対側も行う
上半身が持ち上がるときに、腹筋の力に頼らず大胸筋と腕の力で上げるのがポイント。
また、トップポジションで大胸筋の内側が収縮しているのを意識しながら行ってみてください!
ダンベルで鍛える
1.ダンベルフライ
ダンベルフライは、フラットベンチ台に仰向けになり、ダンベルを持った腕を大きく開くように上下に動かすトレーニング。
大胸筋に大きなストレッチがかかるので、大胸筋の内側だけでなく外側まで広範囲に鍛えられる種目なんです。
- ベンチ台に仰向けになり、ダンベルを両手に持って胸の前に持ち上げてセットする
- 胸を張りながら腕を開いてゆっくりとダンベルを下ろしていく
- 胸にしっかりとストレッチがかかるまで下ろしたら、腕を閉じながら持ち上げてスタートポジションに戻る
ボトムポジションで肘の角度を90度より少し広めにすると、肘への負担も軽減しながらしっかりと大胸筋に効かせられます。
また、肘は横に張って腕が前後に傾かないように注意しながら行ってみましょう!
2.インクラインダンベルフライ
インクラインダンベルフライは、インクラインベンチに座ってダンベルを持った腕を大きく開くように上下に動かすトレーニング。
広範囲に大きなストレッチをかけられるのが特徴で、大胸筋上部の外側から内側を効果的に鍛えられる種目です。
- インクラインベンチ台の角度を45度程度に起こして腰かけ、ダンベルを両手に持って胸の前に持ち上げてセットする
- 胸を張りながら腕を開いてゆっくりとダンベルを下ろしていく
- 胸にしっかりとストレッチがかかるまで下ろしたら、腕を閉じながら持ち上げてスタートポジションに戻る
ダンベルを下ろす動作では肩甲骨を寄せ、上げるときは肩甲骨を開きながら大きく動作するのがポイント。
また、腰が浮いてしまうと大胸筋上部に刺激が与えられないので、背中はベンチに付けたまま行いましょう!
3.デクラインダンベルフライ
デクラインダンベルフライは、デクラインベンチに仰向けになった状態でダンベルを持った腕を大きく開くように動作するトレーニング。
大胸筋下部の外側から内側まで広範囲に鍛えられるのが特徴で、メリハリのある胸板を目指す方におすすめの種目です。
- ベンチ台の角度を30度程度に傾けて腰かけ、ダンベルを両手に持って胸の前に持ち上げてセットする
- 胸を張りながら腕を開いてゆっくりとダンベルを下ろしていく
- 胸にしっかりとストレッチがかかるまで下ろしたら、腕を閉じながら持ち上げてスタートポジションに戻る
重すぎる重量を使用するとフォームが崩れてしまうため、最初は軽い重量からはじめて徐々に重量を増やしてみてください。
また、ダンベルを下ろしたときに肘の角度は90度より少し広めにし、上げるときに内側に向かって閉じるように動作するとより効果的でしょう!
4.ツイストプレス
ツイストプレスは、フラットベンチに仰向けになってダンベルを手首を旋回させながら持ち上げるベンチプレスのバリエーション。
ツイスト動作がくわわることにより、トップポジションで大胸筋の内側を収縮させられる種目なんです。
- フラットベンチに仰向けになり、ダンベルを両手に持って肘を曲げハの字にして胸の前にセットする
- ダンベルを持ち上げながら内側に旋回させる
- ダンベル同士が向き合う位置で上げ切り、反対に旋回しながらゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
トップポジションで大胸筋の内側が収縮しているのを意識しながら行うのがポイント。
また、早く動作してしまうと手首を痛めてしまう可能性があるので、動作はゆっくりと丁寧に行ってみてください!
5.インクラインツイストプレス
インクラインツイストプレスは、インクラインベンチに腰掛けてダンベルを手首を旋回させながら持ち上げるベンチプレスのバリエーション。
上半身に傾斜をつけてツイストさせることで、トップポジションで大胸筋上部の内側に刺激を集中させられるんです。
- インクラインベンチの角度を30度程度に起こして腰かけ、ダンベルを両手に持って肘を曲げハの字にして胸の前にセットする
- ダンベルを持ち上げながら内側に旋回させる
- ダンベル同士が向き合う位置で上げ切り、反対に旋回しながらゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
スタートポジションで肩を落として、動作中も上がらないように行うのがポイント。
また、ベンチから背中が浮いてしまうと上部に効かなくなるので、体が反らないように注意しながら行ってみてください!
6.デクラインツイストプレス
デクラインツイストプレスは、デクラインベンチに仰向けになってダンベルを手首を旋回させながら持ち上げるベンチプレスの一種。
上半身を下向きにしてツイスト動作がくわわることで、大胸筋下部の内側を重点的に鍛えられます。
- デクラインベンチの角度を30度程度に傾けて腰かけ、ダンベルを両手に持って肘を曲げハの字にして胸の前にセットする
- ダンベルを持ち上げながら内側に旋回させる
- ダンベル同士が向き合う位置で上げ切り、反対に旋回しながらゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
ダンベルの重量が重すぎると肩が上がりやすいので、筋トレ初心者は軽い重量からはじめてみるのがおすすめ。
また、トップポジションで肘を完全に伸ばしきってしまうと関節への負担が大きくなってしまうので、少し曲げた状態で最大限の可動域を意識すると良いでしょう!
7.スクイーズドプレス
スクイーズドプレスは、フラットベンチに仰向けになって左右のダンベルをくっつけたまま持ち上げるベンチプレスのバリエーション種目。
大胸筋中部の内側をピンポイントで刺激できるため、厚みのある胸板を目指す方におすすめの種目なんです。
- ベンチ台に仰向けになり、ダンベルを両手に持って重り同士をくっつけて胸の前にセットする
- ダンベル同士をくっつけたまま持ち上げていく
- 肘がある程度伸びる位置まで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
ポイントは、ダンベル自体は強く握らずに左右の手のひらを合わせるイメージで行うこと。
また、重りを持ち上げるのではなく左右の肘を近づけるようにして動作すると、大胸筋の内側の筋肉をより意識しやすくなります!
8.インクラインスクイーズドプレス
インクラインクイーズドプレスは、デクラインベンチに仰向けになった状態で左右のダンベルをくっつけたまま持ち上げるベンチプレスのバリエーション。
ベンチを傾けてダンベル同士をくっつけた状態で持ち上げることで、大胸筋上部の内側に負荷が集中するんです。
- インクラインベンチ台の角度を30度程度に起こして腰かけ、ダンベルを両手に持って重り同士をくっつけて胸の前にセットする
- ダンベル同士をくっつけたまま持ち上げていく
- 肘がある程度伸びる位置まで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
ダンベルは強く握り込まないようにし、両方の手のひらを合わるイメージで持ち上げるのがポイント。
また、上げる動作は素早く、下ろす動作はじっくりと丁寧に負荷に耐えながら行うとより効果的でしょう!
9.デクラインスクイーズドプレス
デクラインスクイーズドプレスは、デクラインベンチに仰向けになった状態で左右のダンベルをくっつけたまま持ち上げるベンチプレスのバリエーション。
大胸筋下部の内側に負荷を集中させられるため、分厚い胸板を目指す方に特におすすめの種目なんです。
- ベンチ台の角度を30度程度に傾けて腰かけ、ダンベルを両手に持って重り同士をくっつけて胸の前にセットする
- ダンベル同士をくっつけたまま持ち上げていく
- 肘がある程度伸びる位置まで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
重量によっては肩が上がりやすいので、はじめは軽い重量から行うのがポイント。
また、肘が開いてしまうとケガにつながる可能性があるので、できる限り肘は閉じたまま持ち上げると良いでしょう!
10.ダンベルアダクション
ダンベルアダクションは、片方の手にダンベルを持って腕を内側に向かって振り上げるトレーニング。
立った状態でも大胸筋下部をピンポイントに狙えるのが特徴で、メリハリのある胸板を目指す方におすすめの種目なんです。
- 肩幅程度に足を開き、片方の手にダンベルを持って中腰になる
- 肘を伸ばしたまま内側に向かって横に振る
- 大胸筋が収縮する位置まで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
動作中はダンベルは横向きのままで、縦にブレないようにゆっくりと持ち上げてみてください。
また、脇が開かないように注意し、できる限り肘を伸ばしたまま行いましょう!
11.スタンディングダンベルチェストフライ
スタンディングダンベルチェストフライは、両手にダンベルを持って肘を伸ばしたまま胸の前に閉じるように持ち上げるトレーニング。
大胸筋の外側から内側にかけて鍛えられるのが特徴で、胸板をふっくらさせたい方におすすめの種目なんです。
- 肩幅程度に足を開き、両手にダンベルを握って手のひらを前に向けて、腕をやや横に開く
- 肘を伸ばしたまま内側に向かって持ち上げる
- ダンベルが肩の高さまで持ち上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
左右のダンベルをくっつけるようなイメージで持ち上げ、トップポジションで大胸筋の内側が収縮するのを意識しながら行うのがポイント。
また、肩の力を抜いてリラックスし、肩甲骨を寄せるように持ち上げると効果的に効かせられるでしょう!
12.スパネイテッドフロントレイズ
スパネイテッドフロントレイズは、片方の手にダンベルを持って斜め内側に持ち上げるトレーニング。
通常のフロントレイズとは異なり内側に持ち上げることで、大胸筋の下部から内側を狙って刺激を与えられるんです。
- 肩幅よりやや広めに足を開き、片方の手にダンベルを持って手のひらを前に向け、腕をある程度横に開く
- 肘を伸ばしたまま内側に向かって持ち上げる
- ダンベルを肩の高さまで持ち上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
しっかりと肩を落とし、肘を内側に絞るように持ち上げるのがポイント。
また、体がブレてしまう場合は反対の手で太ももを押さえておくと、体幹を安定させながら行えるでしょう!
13.ダンベルチェストクロスオーバー
ダンベルチェストクロスオーバーは、両手にダンベルを持って左右交互に内側に向かって持ち上げるトレーニング。
一般的にはケーブルマシンで行われる種目ですが、ダンベルだと可動域が広がりより深くストレッチをかけられるというメリットがあるんです。
- 肩幅程度に足を開き、両手にダンベルを持って縦向きで体の横にセットする
- 片方のダンベルを肘を伸ばしたまま内側に向かって持ち上げる
- ダンベルを肩の高さまで持ち上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る
- 左右交互に繰り返し行う
ポイントは、スタートポジションでしっかりと肩を落とし、トップポジションで大胸筋の内側が収縮するのを意識しながら行うこと。
また、ダンベルが重すぎると肩が上がりやすいので、初心者はまずは軽いダンベルからはじめてみてください!
大胸筋の筋力アップにおすすめな5つのアイテム
ここからは、大胸筋の筋力アップにおすすめのアイテムを5つご紹介していきます。
すべてのアイテムを手に入れて、トレーニング効果を加速させましょう!
プッシュアップバー:腕立て伏せの効果を最大化
まずはじめにご紹介するのは「プッシュアップバー」です。
プッシュアップバーとは、腕立て伏せの効果を最大限に引き出してくれる筋トレアイテム。
床に直接手をつく代わりにバーを握ることで、通常の腕立て伏せよりも可動域を広げて大胸筋により強い負荷をかけられるんです。
さらに、腕立て伏せ以外にもリバースプッシュアップやLシットなどにも使えるため、バリエーション豊かなトレーニングで大活躍してくれるでしょう。
選ぶ際には握りやすく手が滑りにくい素材のグリップで、床の接地面が安定しているものを選ぶのがおすすめ。
さらに、バーの位置が高いものだと、より広い可動域が実現できるでしょう。
さっそくプッシュアップバーを手に入れて、腕立て伏せの魅力を引き出してみてください!
可変式ダンベル:負荷の調整がラクラク
ダンベルといえば、さまざまなトレーニングで欠かせないアイテムのひとつ。
中でも「可変式ダンベル」は従来の固定式ダンベルとは異なり、プレートの着脱やダイヤル操作で適切な重量に調整が可能になるんです。
たったひとつのダンベルで、筋トレ初心者から上級者まで幅広いレベルのトレーニングで大活躍してくれるでしょう。
また、複数のダンベルをそろえる必要がなくなるため、結果的に場所も取らずコストも抑えられるのも魅力的。
種類は大きく分けると、プレートを個別に脱着する「着脱式(カラー式)」とダイヤルを回すだけで簡単に重量調整ができる「ダイヤル式」の2つのタイプが存在します。
そこで、手軽さや利便性を考えると、おすすめはやはりダイヤル式一択でしょう。
さらに、40kgまでの高重量タイプを2つ準備すれば、さまざまな部位のトレーニングで活用できます。
適切な負荷でトレーニング効果を高めるためにも、ぜひ可変式ダンベルを取り入れてみてください!
トレーニングベンチ:トレーニングの幅を拡大
ダンベルを使った大胸筋トレーニングは、自由な動きで筋肉を効率的に鍛えられる点が魅力です。
しかし、床の上でただダンベルを持ち上げるだけでは、大胸筋を最大限に刺激することは難しいでしょう。
「トレーニングベンチ」は、そんな悩みを解決してくれるまさに相棒ともいえるアイテムなんです。
トレーニングベンチの種類は大きく分けると、角度が調整できない「フラットベンチ」、角度を上向きに調整できる「インクラインベンチ」、そして逆に下向きに調整できる「デクラインベンチ」といった3つのタイプ。
しかし、上記の3つのタイプではなく、フラット、インクライン、デクラインすべての角度に対応できる「アジャスタブルベンチ」を選ぶのがおすすめです。
やや価格は高くなりますが、たった一台のベンチ台でさまざまな種目に対応するのでトレーニングの幅が大幅に広がるでしょう。
より良いトレーニング環境を実現するためにも、今すぐトレーニングベンチを手に入れてみてください!
プロテイン:筋肉の成長に欠かせない
大胸筋の成長には、適切なトレーニングにくわえて十分なたんぱく質の補給が欠かせません。
たんぱく質は筋肉の材料となる栄養素で、トレーニングによって損傷した筋肉の修復と成長を促す働きがあるんです。
そこで参考までに、一般的にはアスリートに必要なたんぱく質の摂取量の目安は一日あたり「体重1kgあたり2.0g」[4]
つまり、例えば体重60kgの人なら一日120gも摂取しなければなりません。
しかし、たんぱく質を食事だけで補おうとすると、どうしても他の栄養素も過剰に摂取しがちになってしまうでしょう。
そこで、便利なのが「プロテイン」です。
プロテインとは、高たんぱく質で低カロリー、低脂質な粉末状のサプリメント。
さらに種類も豊富で、牛乳由来で吸収が早いホエイプロテインや吸収速度がゆっくりでお腹にやさしいカゼインプロテイン、そして植物由来で腹持ちが良くダイエットにおすすめのソイプロテインなどから選べるんです。
筋トレ後30分以内のゴールデンタイムや就寝前などに摂取することで、筋肉の修復と成長をさらに加速させられるでしょう。
それぞれのプロテインの特徴を比較して、あなたの体質や目的に合わせて選んでみてください!
サプリメント:ブーストに最適
トレーニングの効果をさらに高めたいなら、サプリメントも検討してみましょう。
さまざまある中でも特におすすめなのは、テストステロンを増やす効果が期待できるサプリメント。
テストステロンとは男性ホルモンの一種で、筋肉の合成を促進したり脂肪燃焼を促したりする働きがあります。
また、テストステロン値は年齢や生活習慣によって分泌量が低下するのをご存知でしょうか?
そこで、サプリメントで補うことでトレーニングの効果を最大限に引き出してくれるんです。
さらに、意欲向上や闘争心アップにも効果が期待できるため、筋トレのモチベーション維持にも効果あり!
以下の記事で、テストステロンを増やすためのおすすめサプリメント7選をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
大胸筋の内側を鍛えて理想の胸板を手に入れよう!
今回の記事では、大胸筋の内側がつかない原因や効果的に鍛える方法について詳しく解説しました。
主な原因は部位への意識やフォーム、負荷の不足などが考えられるでしょう。
効果的に鍛えるには、可動域を最大限に活かしてトップポジションで内側の筋肉までしっかりと収縮させることが重要です。
また、自重なら反復回数を増やし、ダンベルを使用するなら1RM75%の中程度の負荷に調整して1週間に10セット以上を目安に行うと良いでしょう。
今回ご紹介した筋トレメニューで、徹底的に追い込んでみてください。
ぜひこの記事を参考にして、理想の胸板を目指しましょう!
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERGen
ボクシング歴9年の猛者。独学で学んだ筋トレの知識はプロのボディビルダーに匹敵する。専門知識に基づいた情報をお届けする。
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