ダンベル10キロは意味がない?効果的な使い方と筋トレメニュー21選

公開日:2024/06/12

筋トレを始めようと思ったとき、最初に思い浮かぶトレーニング器具といえばダンベルではないでしょうか。
でも、重量選びってなかなか難しいですよね。
いくら初心者といえど「10kgでは意味がないかも…」と思いがちですが、そんなことはありません。
今回は10kgのダンベルで効果的に鍛えるコツや、おすすめのメニューをご紹介します!

  • 記者 WRITERステロンライター
    Gen

運動不足解消やダイエットのために、自宅で手軽に始められる筋トレ。

しかし、いざ始めようと思っても、自分に合ったトレーニング方法や適切な重量のダンベル選びに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

特に「ダンベル10キロは軽すぎて意味がないのでは?」と疑問視する方も少なくありません。

そこで今回の記事では、ダンベル10キロで効果的に鍛えるコツや筋トレメニューについて詳しく解説していきます。

ぜひこの記事を読んで、ダンベルトレーニングの参考にしてみてください!

 

10キロのダンベルだと軽い!?本当に意味がないのか?

実際のところ、ダンベル10キロの筋トレは意味がないのでしょうか?

確かに、筋力向上にはある程度の負荷が必要。

しかし、軽負荷トレーニングであっても適切な方法で行えば、十分な筋肥大や筋力アップは可能なんです。

2008年にデンマークのスポーツ医学研究所で発表された論文によると、若い男性11人に対して12週間にわたり片脚は1RMの70%の高負荷トレーニング、そしてもう片脚は1RMの15.5%の軽負荷トレーニングで筋肥大と筋力への影響を調査されていました。

その結果では、高負荷の方が筋肥大効果は大きいものの軽負荷でも筋肥大効果は得られたと記されています。[1]

この研究結果からも、軽い負荷のトレーニングでも筋肥大効果を得られることがお分かりいただけたでしょう。

さらに、関節への負担が少ないというメリットもあるため、筋トレ初心者や体力に自信がない方にとっても10キロのダンベルは安全なトレーニングツールなんです!

 

ダンベル10キロで効果がある人

結論からいうと、10キロのダンベルで十分な効果を得られるのは筋トレ初心者から中級者まで。

正しいフォームで継続的に使用することで、全身の主要な筋肉を効果的に鍛えられます。

一方でゴリゴリのマッチョを目指しているような筋トレ上級者にとっては、負荷が軽量であるためメイントレーニングには不向きでしょう。

しかし、ウォーミングアップや小筋群のトレーニングなど、補助的な役割においては有効活用できます。

こういった理由からも、10キロのダンベルトレーニングで筋力アップに十分な効果が得られるのは、初心者から中級者までが対象だといえるでしょう!

 

ダンベル10キロで効果的に鍛える2つのコツ

ここからは、10キロのダンベルで効果的に鍛えるためのコツを2つご紹介していきます。

ぜひ参考にして、あなたのトレーニング理論に取り入れてみてください!

 

コツ1.反動は使わず正しいフォームで行う

まず1つ目のコツは、反動は使わず正しいフォームで行うこと。

そもそも筋トレにおいて、反動を使ってしまうとターゲット部位に十分な負荷が与えられません。

さらに、間違ったフォームでトレーニングを継続してしまうと、効果が得られないだけでなくケガのリスクも高まってしまうでしょう。

特に重量が軽いダンベルトレーニングでは、反動に頼らず自らの筋力を使ってゆっくりと丁寧に動作を行うことが重要。

反動を使わないためのコツは、トレーニングベンチに座って体を固定して行う方法がもっとも有効でしょう!

 

コツ2.ネガティブ動作を意識する

あなたの筋力がアップしていったら10キロのダンベルでは負荷が軽いと感じるかもしれません。

しかし、ネガティブトレーニングを取り入れると想像以上の効果を得ることができるんです。

ネガティブトレーニングとは、筋肉が収縮するポジティブ動作ではなく、筋肉が伸張するネガティブ動作に意識を向けるトレーニング方法。

例えばダンベルカールであれば、肘を支点にダンベルを持ち上げたあと、ゆっくりと3〜5秒かけて下ろす動作に意識を集中することで、より多くの筋繊維を刺激して効率的に筋肉を鍛えられるんです。

実際に2008年に国立健康栄養研究所健康増進運動部が発表した論文によると、筋力トレーニングの経験のない健康な若い男性36名を対象に、膝伸展時にゆっくりとした動作で行う比較的低強度なトレーニングと高強度トレーニングを比較して、筋肥大と筋力増強の効果について調査されていました。

その結果、ゆっくりとした動作で行う比較的低強度なトレーニングが、高強度トレーニングと同等の筋肥大と筋力の大幅な増加を引き起こしたと記されています。[2]

上記の研究結果からも、負荷の軽いダンベルトレーニングであっても、ネガティブ動作を意識することで十分な筋トレ効果が得られるとお分かりいただけるでしょう!

 

ダンベル10キロでできる筋トレメニュー21選

ここからは、ダンベル10キロでできる筋トレメニューを21種目ご紹介します。

冒頭でもお伝えしたとおり、ネガティブ動作をゆっくりとやる意識で行ってみてください。

ウォーミングアップをして、さっそくはじめていきましょう!

 

大胸筋の筋トレ

1.ダンベルベンチプレス

ダンベルベンチプレスは、ベンチに仰向けになり両手にダンベルを握って持ち上げるベンチプレスの一種。

バーベルで行うベンチプレスよりも可動域が広がるため、大胸筋の広範囲の筋肉を刺激することができます。

  1. ベンチに仰向けになり、横向きでダンベルを握り肘を伸ばして肩の前に構える
  2. 息を吸いながら、大胸筋の下のあたりにダンベルを下ろしていく
  3. 胸の位置まで下ろしたら、息を吐きながら垂直にダンベルを持ち上げてスタートポジションに戻る

持ち上げたときに両方のダンベルをくっつけるイメージで行うのがポイント。

また、下ろす動作では可動域を最大限に活かし、ゆっくりと大胸筋のストレッチを意識しながら行ってみましょう!

 

2.インクラインダンベルベンチプレス

インクラインダンベルベンチプレスは、インクラインベンチに腰掛けてた状態でダンベルを胸の前に持ち上げるベンチプレスのバリエーション。

上半身を傾斜させた状態で行うことにより、大胸筋上部と三角筋前部への負荷が高まるのが特徴です。

  1. ベンチ台の角度を45度程度に起こして腰かける
  2. ダンベルを両手に持ち、胸の前に持ち上げてセットする
  3. 胸を張った状態で肘を曲げてゆっくりとダンベルを下ろしていく
  4. 胸につくギリギリまで下ろしたら、肘を伸ばして持ち上げスタートポジションに戻る

スタートポジションで肩を落とし、肩甲骨を閉じたままダンベルを上下させるのがポイント。

また、正確にターゲット部位に刺激を与えられるように、ベンチから背中が浮かないように注意しながら行ってみてください!

 

3.デクラインダンベルベンチプレス

デクラインダンベルベンチプレスは、デクラインベンチに腰掛けた状態でダンベルを胸の前に持ち上げるベンチプレスのバリエーション。

ベンチを下向きに傾斜させることで大胸筋下部への負荷が強くなり、効率的に鍛えることができます。

  1. ベンチ台の角度を30度程度に傾けて腰かける
  2. ダンベルを両手に持ち、胸の前に持ち上げてセットする
  3. 胸を張った状態で肘を曲げてゆっくりとダンベルを下ろしていく
  4. 胸につくギリギリまで下ろしたら、肘を伸ばして持ち上げスタートポジションに戻る

スタートポジションで床と垂直になる角度にダンベルをセットしておくのがポイント。

また、ボトムポジションでは肘を開いて、半円を描くイメージで内側に向かって持ち上げましょう!

 

背中の筋トレ

1.シングルアームダンベルロウ

シングルアームダンベルロウは、ベンチ台に膝と片腕をついて反対の腕でダンベルを引き上げるトレーニング。

片手づつ行うことで広背筋を中心に僧帽筋や菱形筋など、背中全体の筋肉を集中的に鍛えられます。

  1. ベンチ台に片方の手のひらと同じ方の膝を置き、反対の手にダンベルを握る
  2. 背筋を伸ばし、肘を伸ばしてダンベルを肩の下にセットする
  3. 肘を後方斜め後ろに引き上げる
  4. 広背筋が収縮したら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

しっかりと効かせるコツは、背筋を伸ばして背中を丸まらないようにすること。

また、ダンベルを引き上げる動作では、わき腹の横を通過させておしりに移動するイメージで行ってください!

 

2.ダンベルベントオーバーロウ

ダンベルベントオーバーロウは、前傾姿勢になって両手に持ったダンベルを後ろに引き上げるトレーニング。

特に広背筋と呼ばれる大きな筋肉に効果があり、V字型の背中を作るためには欠かせない種目のひとつなんです。

  1. 足を肩幅程度に開いて両手にダンベルを握り、背筋を伸ばしたままお尻を後ろに引いて上半身を前傾させ、少し膝を曲げる
  2. 肘を曲げてダンベルを引き上げる
  3. へその高さまで引き上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジション戻る

ポイントは、胸を張って背筋を伸ばし、腰が丸まらないように気をつけながら動作すること。

また、引き上げる動作と同じ軌道をたどるイメージで、丁寧にダンベルを下ろすとより効果的です!

 

3.ダンベルプルオーバー

ダンベルプルオーバーは、ベンチに仰向けになり頭の上から胸の前に持ち上げるトレーニング。

可動域が大きく筋肉にしっかりとストレッチがかかるのが特徴で、大胸筋と広背筋の両方を同時に鍛えられます。

  1. ベンチに仰向けになり、ダンベルの片方の重りの部分を両手で持ったら肘を伸ばして胸の上に構える
  2. 肘を伸ばしたまま、頭の上の方に向かって下ろしていく
  3. 大胸筋と広背筋にストレッチがかかる位置まで下ろしたら、持ち上げてスタートぽションに戻る

ダンベルを上げるときに大胸筋の筋肉を意識し、下ろすときに広背筋を意識するのがポイント。

また、肘をしっかりと伸ばして、大胸筋が引っ張られるイメージで行うと効果的でしょう!

 

4.ダンベルデッドリフト

ダンベルデッドリフトは、両手にダンベルを握って膝と股関節を使ってしゃがんだり立ち上がったりするトレーニング。

主に脊柱起立筋や僧帽筋、菱形筋など背骨に関与する筋肉を集中的に鍛えられるのが特徴です。

  1. 足を肩幅程度に開いて立ち、両手にダンベルを握り背筋を伸ばす
  2. 背筋を伸ばしたまま、膝を軽く曲げて上半身を前に傾ける
  3. 足首あたりまでダンベルが下りたら、膝と股関節を伸ばしてスタートポジションに戻る

膝を前に出さずにお尻を後ろに引くイメージでしゃがむのがポイント。

また、デッドリフトは腰を痛めやすい種目なので、特にフォームに気をつけながら行ってみてください!

 

5.ダンベルリバースフライ

ダンベルリバースフライは、上半身を前傾させた状態で両手に持ったダンベルを横に開きながら持ち上げるトレーニング。

僧帽筋と広背筋を中心に、肩甲骨周りの筋肉や三角筋後部も鍛えられるのが特徴です。

  1. 両手にダンベルを握り、肩幅程度に足を開いて立ち骨盤を引いて45度程度前傾する
  2. 肩甲骨を寄せながら腕を横に開いてダンベルを持ち上げる
  3. 腕を開ききったら、ゆっくりと下ろしてスタートポジション戻る

ダンベルを持ち上げる際は、勢いをつけずに背中の筋肉でゆっくりと上げるのがポイントです。

また、肩を落として肩甲骨を寄せるイメージで行いましょう!

 

6.ダンベルグッドモーニング

ダンベルグッドモーニングは、ダンベルを頭の後ろに担いでお辞儀をするような動作で背中を鍛えるトレーニング。

主に脊柱起立筋や広背筋、さらにハムストリングスや腰回りの筋肉を効果的に鍛えられるのが特徴です。

  1. 肩幅程度に足を開いて立ち、頭の後ろにダンベルを担ぐ
  2. お尻を後ろに引きながらやや膝を曲げ、ゆっくりと上半身を前傾させる
  3. 上半身がある程度前傾したら、ゆっくりと上半身を起こしてスタートポジション戻る

しっかりと背筋を伸ばして、お尻を後ろに引くイメージで体を前傾させるのがポイント。

また、腰を痛めやすい種目なので、動作はゆっくり丁寧に行ってみてください!

 

肩の筋トレ

1.ショルダープレス

ショルダープレスは、両手にダンベルを持って肩の上から天井方向に持ち上げるトレーニング。

主に三角筋前部と中部を集中的に鍛えられ、丸い大きな肩をつくるのに効果的な種目なんです。

  1. 椅子やベンチ台に座って両手にダンベルを握って肘を90度に曲げて顔の横にセットし、上半身をやや前傾させる
  2. 肘を伸ばしてダンベルを頭上に向かって持ち上げる
  3. 三角筋が収縮するまで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

ポイントは、トップポジションで三頭筋が収縮している状態から、ゆっくりと丁寧に下ろすこと。

また、肘を完全に伸ばしきると負荷が抜けてしまうので、少し曲げた状態で行ってみてください!

 

2.フロントレイズ

フロントレイズは、両手にダンベルを握って肩の前に持ち上げるトレーニング。

三角筋の前部分を鍛えられるだけでなく、僧帽筋や前腕部にも刺激を与えられるのが特徴です。

  1. まっすぐ立った状態で両手にダンベルを握り、拳を横に向ける
  2. 肘を伸ばしたまま、ダンベルを前に持ち上げる
  3. 腕と床が平行になる位置まで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

ポイントは、僧帽筋に負荷が逃げないように、常に肩を落とした状態でダンベルを持ち上げること。

また、背中が反ったり丸まったりしないように、しっかりと体幹を固めた状態で行ってください!

 

3.インクラインフロントレイズ

インクラインフロントレイズは、インクラインベンチに座って両手に握ったダンベルを肩の前に持ち上げるトレーニング。

上半身を傾斜させることで肩が上がりにくくなるため、初心者でもフォームが崩れにくいのが特徴なんです。

  1. ベンチ台の角度を30度程度に傾けて腰かける
  2. 両手にダンベルを握り、手の甲を正面に向ける
  3. 肘を伸ばしたまま、ダンベルを前に持ち上げる
  4. 腕と床が平行になる位置まで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

ポイントは、肘をできる限り伸ばしたままダンベルを下ろすこと。

また、ベンチから背中が浮かないように注意しながら行ってみてください!

 

4.ラテラルレイズ

ラテラルレイズは、両手にダンベルを握ってダンベルを横に持ち上げるトレーニング。

主に三角筋の中部を効果的に鍛えられるため、丸みを帯びた大きな肩を目指す方におすすめの種目なんです。

  1. まっすぐ立った状態で両手にダンベルを握り、上半身をやや前傾させる
  2. 肘をやや曲げた状態で、ダンベルを横に上げる
  3. 腕が床と平行になる高さまで上げたら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

ダンベルを握るときに小指と薬指で強く握るのがポイント。

また、肩が上がってしまうと僧帽筋に負荷が逃げてしまうので、しっかりと肩を落とした状態で持ち上げてください!

 

腕の筋トレ

1.バイセップカール

バイセップカールは、両手にダンベルを握り肘を支点に持ち上げるトレーニング。

上腕二頭筋全体を効果的に鍛えられるため、たくましい腕をつくるには欠かせない種目のひとつなんです。

  1. 肩幅程度に足を開いて立ち、両手にダンベルを持って手のひらが上向きになるように構え、やや背中を丸める
  2. 肘を固定してダンベルを持ち上げる
  3. ダンベルを上げきったら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

ポイントは、上腕が動かないように肘をわき腹に固定し、上腕二頭筋の負荷を逃さないように持ち上げること。

また、しっかりと体幹を固め、体が揺れたり反動を使ったりしないように注意しながら行いましょう!

 

2.インクラインバイセップカール

インクラインバイセップカールは、インクラインベンチに座ってダンベルを持ち上げるバイセップカールのバリエーション。

ベンチの傾斜により、通常のバイセップカールよりもさらに上腕二頭筋のストレッチをかけることができるんです。

  1. ベンチの角度を45度くらいにセットして腰掛ける
  2. 両手にダンベルを握り、手のひらを前向にして胸を張る
  3. 肘の位置はそのままで、肘を曲げてダンベルを持ち上げる
  4. ダンベルを上げきったら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

ポイントは、しっかりと肘の位置を固定し、上腕が動かないようにダンベル下ろしていくこと。

また、背中がベンチから離れないように注意しながら行ってみてください!

 

3.プリチャーカール

プリチャーカールは、ベンチ台に上腕を固定した状態でダンベルを上下させるアームカールのこと。

反動が起こりにくいため、上腕二頭筋に集中的に負荷をかけることができるんです。

  1. 上腕を置きやすい角度にベンチ台を調整する
  2. ダンベルを持っている方の腕の脇をベンチ台のシートの角に当てて肘をつけ、肘を曲げてスタートポジションにつく
  3. ゆっくりとダンベルを下ろしていく
  4. 肘が伸び切らないところまで伸ばしたら、肘を曲げてダンベルを持ち上げてスタートポジションに戻る

ポイントは、ダンベルを強く握り込み、手首が反らないように注意しながら下ろしていくこと。

また、しっかりと負荷に耐えながら、丁寧な動作で行ってみてください!

 

4.スカルクラッシャー

スカルクラッシャーは、ベンチ台に寝転がり、両手に持ったダンベルをおでこの位置から肘を伸ばして胸の前に持ち上げる動作で三頭筋を鍛えるトレーニング。

今回はネガティブ動作を意識するため、通常とは少し違ったフォームで行うスカルクラッシャーをご紹介します。

  1. ベンチ台に仰向けになって両手にダンベルを持ち、肘を伸ばして胸の前に構える
  2. 肘を曲げてゆっくりとダンベルを下ろしていく
  3. おでこの位置まで下ろしたら、肘を前にスライドしてからダンベルを胸の前に持ち上げスタートポジションに戻る

ポイントは、肘を閉じて上腕をしっかりと固定し、肘より先の前腕だけをゆっくりと下ろすこと。

また、三頭筋が伸展するのを耐えながら、ゆっくりと丁寧に行ってみてください!

 

5.トライセプスエクステンション

トライセプスエクステンションとは、ベンチ台に寝転がり、両手に持ったダンベルを頭の横から肘を支点にして胸の前に持ち上げる三頭筋を鍛えるトレーニング。

スカルクラッシャーと同じく、ネガティブ動作を意識したフォームのトライセプスエクステンションになります。

  1. ベンチ台に仰向けになって両手にダンベルを持ち、肘を伸ばして肩の前に構える
  2. 肘を曲げてゆっくりとダンベルを下ろしていく
  3. 頭の横まで下ろしたら、肘を前にスライドしてからダンベルを胸の前に持ち上げスタートポジションに戻る

ポイントは、肘を完全に伸ばし切ったところから、ゆっくりとダンベルを下ろしていくこと。

また、肘が外側に開かないように注意し、ゆっくりと丁寧なフォームを意識しながら行ってください!

 

下半身の筋トレ

1.ヒップスラスト

ヒップスラストは、ベンチ台の端に肩甲骨を乗せて、お尻の力でダンベルを持ち上げるトレーニング。

主に大臀筋や中殿筋、ハムストリングスを鍛えられるため、美しいヒップラインを目指す女性にも大人気の種目なんです。

  1. 腰を浮かせて肩甲骨のあたりをベンチに乗せ、腰の位置にダンベルを乗せる
  2. 腰を落としてスタートポジションにつく
  3. お尻を上に持ち上げる
  4. お尻がしっかりと収縮したら、ゆっくりと下ろしてスタートポジションに戻る

ポイントは、しっかりと大殿筋が収縮した状態から、ゆっくりとお尻を下ろしていくこと。

また、体幹をしっかりと固め、背中が丸まらないように注意しながら繰り返しましょう!

 

2.ダンベルスクワット

ダンベルスクワットは、ダンベルを両手に持って行う下半身を鍛える体表的なトレーニング。

大臀筋やハムストリングス、大腿四頭筋といった下半身全体を効果的に鍛えられる種目で、ネガティブ動作を意識することで短時間で筋肉をパンプさせられます。

  1. 足を肩幅よりやや広めに開いて立ち、両手にダンベルを持つ
  2. 背筋を伸ばして胸を張る
  3. 姿勢を維持したまま膝を曲げて腰を落としていく
  4. 太ももと床が並行になる位置まで下ろしたら、ゆっくりと腰を上げてスタートポジションに戻る

股関節と股関節を連動させながら腰を落としていくのがポイント。

また、ネガティブ動作はゆっくりと丁寧に下ろし、ポジティブ動作は素早く上げるイメージで行うとより効果的です!

 

3.ブルガリアンスクワット

ブルガリアンスクワットは、ダンベルを両手に持ち片方の足を椅子やベンチなどに乗せて行うスクワットバリエーション。

自重でも十分に負荷の高い種目ですが、ダンベルの負荷を利用することでさらに効果的に筋肉を刺激できるんです。

  1. 両手にダンベルを持ち片方の足の甲をベンチや椅子に乗せ、反対の足を2歩分ほど前に置いて背筋を伸ばす
  2. 上半身を前傾させながらゆっくりと腰を落とす
  3. 前足の太ももが床と並行になるまで下ろしたら、膝を伸ばしてスタートポジションに戻る

ポイントは、胸を張って前足のかかとに重心を乗せながら腰を下ろしていくこと。

また、上体が丸まったり前のめりにならないように、視線は常に正面を向けて動作をしましょう!

 

ダンベルトレーニングを効果的に行える4つのアイテム

ここからは、ダンベルトレーニングを効果的に行うためのアイテムを4つご紹介していきます。

すべてのアイテムを手に入れて、効果を加速させましょう!

 

可変式ダンベル:今後の成長も見込んで

筋肉量が少いうちは10kgのダンベルでも問題ありませんが、筋力アップしてくるとどうしても物足りなさを感じてしまう時期がきてしまうでしょう。

そこでおすすめなのが「可変式ダンベル」です。

可変式ダンベルとは、プレート重量を簡単に調整できるダンベルのこと。

一般的なダンベルとは異なり、プレートの着脱やダイヤル操作で適切な重量に調整ができるので、筋トレ初心者から上級者まで幅広いレベルのトレーニングに対応してくるんです。

また、たくさんのダンベルをそろえる必要がなくなるためコスパも最高!

種類は大きく分けると、プレートを個別に脱着する「着脱式(カラー式)」とダイヤルを回すだけで簡単に重量調整ができる「ダイヤル式」の2つのタイプから選べます。

そこで、手軽さや利便性を考えると、おすすめはやはりダイヤル式一択でしょう。

さらに、40kgまでの高重量タイプを2つ準備すれば、他の部位のトレーニングにも対応可能です。

今すぐ手に入れて、さらなる成長を目指しましょう!

 

トレーニングベンチ:トレーニングを拡張

トレーニングのバリエーションを増やしたいなら、「トレーニングベンチ」は必須のアイテム。

トレーニングベンチを活用することで、体をしっかりと固定できるだけでなく可動域を最大限に活かせるため、得られる効果はまさに歴然なんです。

ベンチの種類は大きく分けると、角度が調整できないフラットベンチ、角度を上向きに調整できるインクラインベンチ、逆に下向きに調整できるデクラインベンチの3つのタイプ。

しかし、購入する際はフラット、インクライン、デクラインすべての角度に対応できる「アジャスタブルベンチ」がおすすめ。

やや価格は高くなってしまいますが、トレーニングのバリエーションが格段に広がります!

効率的なトレーニング環境を実現するためにも、さっそくトレーニングベンチを手に入れましょう!

 

プロテイン:筋肉の成長をサポート

筋肉の成長には、適切なトレーニングにくわえて十分なたんぱく質の補給が欠かせません。

そもそも筋肉はたんぱく質で構成されているため、不足してしまうと傷ついた筋肉の修復と成長が鈍化してしまいます。

参考までに、一般的にはアスリートに必要なたんぱく質の摂取量は、一日あたり「体重1kgあたり2.0g」が目安。[3]

つまり、例えば体重60kgの人なら一日120gも摂取しなければならないんです。

しかし、食事だけでこれだけのたんぱく質を補うのは簡単ではないでしょう…

たんぱく質が豊富な食品を大量に摂取しようとすると脂質やカロリーも同時に摂取することになり、体脂肪増加の原因にもなりかねません。

そこで、便利なのが「プロテイン」です。

プロテインとは、たんぱく質を効率的に摂取できる粉末状のサプリメントのこと。

筋トレ後30分以内のゴールデンタイムや就寝前などに摂取することで、筋肉の修復と成長をさらに加速させられます。

さらに牛乳由来で吸収が早いホエイプロテインや吸収速度がゆっくりでお腹にやさしいカゼインプロテイン、そして植物由来で腹持ちが良くダイエットにおすすめのソイプロテインなど種類も豊富。

ダンベルトレーニングと合わせて、ぜひプロテインを活用してみてください!

 

サプリメント:ブーストに最適

トレーニングの効果を最大限に引き出すためには、サプリメントの活用も有効な手段といえるでしょう。

適切なサプリメントの選択と摂取は筋肉の成長と回復を促進し、トレーニング効果をさらに高められます。

そこで、さまざまな種類があるサプリメントの中でも特におすすめなのは、テストステロンを増やす効果の期待できるタイプ。

テストステロンとは男性ホルモンの一種であり、筋肉増強と筋力向上に重要な役割を果たします。

しかし、テストステロン値は年齢とともに分泌量が減少してしまうのをご存知ですか?

そこで、サプリメントで補うことでトレーニング中のテストステロン分泌を促進し、より高いパフォーマンスが発揮できるんです。

また、意欲向上や闘争心アップにも効果が期待できるため、筋トレのモチベーション維持にもおすすめ!

以下の記事で、テストステロンを増やすためのおすすめサプリメント7選をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

【テストステロンブースターランキング】正しい選び方とおすすめサプリ7選

 

ダンベルトレーニングで理想の筋肉を手に入れよう!

今回の記事では、ダンベル10キロで効果的に鍛えるコツや筋トレメニューについて詳しく解説しました。

10キロのダンベルは軽いと思われがちですが、筋トレ初心者や中級者にとっては筋肥大に十分な効果が得られます。

効果的に鍛えるコツは、反動は使わず正しいフォームでネガティブ動作を意識しながら3〜5秒かけてゆっくりと丁寧に行うこと。

今回ご紹介した筋トレメニューでしっかりと追い込んでみてください!

ぜひこの記事を参考にして、理想の筋肉を手に入れましょう!

 

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERGen

    ボクシング歴9年の猛者。独学で学んだ筋トレの知識はプロのボディビルダーに匹敵する。専門知識に基づいた情報をお届けする。

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