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【夜食べる必要なし】ナイトチョコレートが逆効果になる10個の理由
公開日:2023/03/23
更新日:2023/05/08
睡眠効果が抜群だと噂される「ナイトチョコレート」。
しかし、実は全くの逆効果なんです・・・!
今回は夜にチョコレートを食べるデメリットを徹底的に解説します。
ぜひ参考にして下さい。
Contents [目次を開く]
- 1. そもそもチョコレートには何が含まれているの?
- 2. ナイトチョコレートには根拠なし!夜に食べてはならない10個の理由
- 理由1.カフェインで寝付きが悪くなる
- 理由2.糖質の摂取で交感神経が働き睡眠が台無しに
- 理由3.カリウムとカフェインの利尿作用で夜中に目が覚める可能性あり
- 理由4.代謝が低下している夜は太りやすい
- 理由5.夜は脂肪を蓄積する遺伝子「BMAL1」も増えている
- 理由6.夜のショ糖は虫歯のリスクが増大
- 理由7.夜の脂質はニキビを発生させる
- 理由8.夜間高血圧で大きな病気のリスクも高まる
- 理由9.血流悪化で夜のパフォーマンスも低下する
- 理由10.糖質がテストステロンを減らして魅力が下がる
- 3. 寝る前に小腹が空いたらキウイ等のフルーツを食べよう
「ナイトチョコレート」を楽しんでいるアナタ!
それ、実は全くの逆効果なんです!
寝る前に食べるチョコレートには、健康を妨げる数々の問題が……
今回は、ナイトチョコレートをやめるべき理由について、徹底的に解説します。
そもそもチョコレートには何が含まれているの?
ナイトチョコレートをやめるべき理由を知るためには、まずチョコレートの正体を把握することが大切!
チョコレートに含まれる主な成分は以下のとおりです。
- カロリー (kcal):587
- 脂質:40g
- 飽和脂肪酸:23g
- コレステロール:22mg
- ナトリウム:92mg
- カリウム:340mg
- 炭水化物:51g
まず、100gあたり587kcalとかなりの高カロリーなのが気になるポイント。
そして、脂質と炭水化物の量も見過ごせません。
1日あたりの脂質摂取量目安は、総摂取カロリーの20~30%。
さらに、農林水産省が摂り過ぎに対して注意喚起を行っている飽和脂肪酸も、23gしっかり含まれています。
その他、糖質を含む炭水化物や、両者のバランスが崩れることでさまざまな不調につながるナトリウムとカリウムなど、気にせずにはいられない成分が目白押しですね……
ナイトチョコレートには根拠なし!夜に食べてはならない10個の理由
チョコレートは、絶対に夜食べてはいけません!
これにはもちろん、れっきとした根拠があるんです!
ここからは、ナイトチョコレートをやめるべき10個の理由について、試験データ等をもとに詳しく解説します。
理由1.カフェインで寝付きが悪くなる
ナイトチョコレートは、安眠促進どころか寝付きを悪くしてしまう可能性があるんです!
その原因は、チョコレートに含まれるカフェインにあります。
カフェインは、眠気を抑制し覚醒させる作用を持つ成分。
眠気をもたらす仕組みの一つとして、アデノシンと呼ばれる物質がアデノシン受容体に結びつくことが挙げられます。
実はカフェインの構造が、このアデノシンに非常によく似ているため、摂取することで先回りして受容体と結びつき、眠気が起こる仕組みを阻害してしまうんです!
ポルトガルの薬理学神経科学研究所所属の研究者の発表では、アデノシン受容体の全4タイプA1、A2A、A3、A2Bのすべてのアデノシン受容体にカフェインが結合できることが明らかにされています。。[1]
チョコレートの原料であるカカオ豆にはカフェインが多く含まれているので、夜食べるのは非常にリスキーです!
理由2.糖質の摂取で交感神経が働き睡眠が台無しに
チョコレートの甘さは、快眠にとって大きなマイナス!
糖質には、自律神経のうち興奮状態をもたらす交感神経を活性化させる作用があります。
質の良い睡眠をとるには、血圧や脈拍の低下、呼吸の安定がもたらされる副交感神経優位の状態が不可欠。[2]
つまり、逆に交感神経が優位に立つことで、睡眠の質が低下してしまうんです。
山口県立大学看護栄養学部が21歳~22歳の女性を対象に行った実験では、ブドウ糖を加えた飲料を摂取した際に、ストレスや緊張の増加を示す指標LF/HFがおよそ2倍と大幅に増加!
交感神経活動の活発化が確認されました。[3]
また、幾央大学健康科学部発表の研究では、おいしさへの驚きが、脳の神経回路を経由して自律神経を司る視床下部に伝わることで、結果的に交感神経が優位になることも明らかになっています。[4]
交感神経が活発な状態が続くことは、睡眠に対する悪影響だけでなく、身体的・精神的不調にもつながりかねません。[5]
夜は絶対にやめましょう!
理由3.カリウムとカフェインの利尿作用で夜中に目が覚める可能性あり
チョコレートを寝る前に食べると、夜中のトイレで睡眠が妨げられる可能性があります!
その要因となるのが、カリウムとカフェインです。
カリウムは、野菜や果物に豊富に含まれる成分。
ナトリウムとともに、体内の余分な塩分が汗や尿として体外に排出されるよう促す作用を持っています。
一方、カフェインの利尿作用は、腎臓で行われる体内の水分の再吸収を阻害する作用によるもの。
これによって、体に必要な水分も、不要な分と一緒に尿として排出されてしまうんです。
過活動膀胱を有する21〜40歳の女性8人と男性30人に、カフェイン入り飲料を与えた実験では、4.5 mg / kgのカフェインが排尿量を増加させることが確認されています。[6]
トイレに立つことによる夜中の目覚めは、睡眠時間や睡眠の質に大きく影響するもの。
朝までぐっすり眠りたいなら、ナイトチョコレートはNGです!
理由4.代謝が低下している夜は太りやすい
そもそも夜は代謝が低下している時間帯!
当然太りやすくなるため、カロリーの高いチョコレートを食べている場合ではないんです!
女子大生33名を対象に行われた実験では、500kcalの食事を7:00、13:00、19:00に食べたグループと、13:00、19:00、深夜1:00に食べたグループとを比較。
すると、夜型の後者の方が、食事をしたあと代謝が上がる仕組みを指す食事誘発熱産生が低いことが明らかになりました。
また、上記の中で、深夜1:00の食事後の数値がもっとも低かったこともわかっています。[7]
さらに、慶應義塾大学保健管理センター公表のデータでは、睡眠時間が7~8時間より短すぎる、あるいは長すぎる場合や、血糖値コントロールの不良によって睡眠の質が下がっている場合に、糖の代謝量も低下しやすいことが確認されているんです。[8]
つまり、睡眠にも影響を与えかねないナイトチョコレートは、肥満のもと!
太りたくないなら今すぐやめるべきです!
理由5.夜は脂肪を蓄積する遺伝子「BMAL1」も増えている
さらに、夜は脂肪を蓄積する作用を持つ遺伝子「BMAL1」も増えているんです。
BMAL1は、脂肪蓄積や体内時計を司る物質。リズミカルに数が変動することから「時間遺伝子」とも呼ばれるています。
日本大学薬学部による、体内時計に対する作用を意図的に取り除き、脂肪蓄積作用のみを残したBMAL1を持つマウスを作製し行われた実験では、摂食時間の増加や体重の体重を確認!
さらに、皮下脂肪の増加も認められました。[9]
BMAL1は午後10時急激に増加し、午前2時~4時にピークを迎えます。
このピークと重なる就寝時間帯前に脂質や飽和脂肪酸たっぷりのチョコレートを食べれば、体に脂肪として蓄えられるのは明らかでしょう。
理由6.夜のショ糖は虫歯のリスクが増大
チョコレートに含まれるショ糖は、虫歯の主要原因の一つです。
ショ糖は、砂糖の主成分である糖の一種。
口内の虫歯菌の代謝によって、摂取したショ糖から酸が産生され、酸によって歯のエナメル質が溶かされることで、虫歯が発生します。
実践女子大学で行われた、中高生を対象とする虫歯発生率の調査では、砂糖の摂取量が多い年代ほど、永久歯における虫歯本数が多いことが判明。
男子に比べ砂糖摂取量が多い女子生徒は、高校三年時点で虫歯本数の平均がおよそ8.8本と、男子生徒のおよそ6本を大幅に上回っていることも明らかになりました。[10]
さらに、夜は唾液分泌量が減る時間帯。
抗菌作用を持つ唾液が少ない状態は、口内のねばつきや口臭につながるだけでなく、虫歯菌が非常に増殖しやすい環境でもあるんです。
食べたあと歯磨きをしたとしても、粘度のあるチョコレートは歯の隙間などに残りやすいもの。
寝る前はやはり避けるべきでしょう。
理由7.夜の脂質はニキビを発生させる
チョコレートにたっぷり含まれている脂質は、ニキビの原因になってしまうんです!
脂質の多い食べ物や飲みものは、皮脂分泌量を増加させます。
その過剰な皮脂が毛穴を詰まらせることで炎症が生じた状態が「ニキビ」です。[11]
チョコレートとニキビ増加の直接的な関係に関するデータはありませんが、原料であるカカオパウダーの摂取による若干のニキビ発症率の増加が示唆されています。[12]
さらに、ニキビと関連性が高いのが、交感神経の活発化や睡眠不足。
いずれも、ナイトチョコレートのリスクにしっかり含まれているため、ニキビの発生確率はかなり高めと考えられるでしょう。
理由8.夜間高血圧で大きな病気のリスクも高まる
夜の糖質は、夜間高血圧を発症させる可能性があります!
夜間高血圧とは、通常日中より10%~20%低下するはずの夜間の血圧が低下せず、高い数値が維持される症状。
糖尿病患者にも多く、糖質摂取との関連性が示唆されています。[13]
高血圧によって引き起こされる可能性がある病気は、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などさまざま。
夜間高血圧においては、正常値の人と比べ7年間で心疾患のリスクが20%上昇、脳卒中の発生率が約5.4倍になることも、自治医科大学とオムロンの共同研究によって明らかにされています。[14]
寝る前に糖質を摂取するだけで、命に関わる病気のリスクが何倍にも跳ね上がるとしても、ナイトチョコレートを食べ続けますか?
理由9.血流悪化で夜のパフォーマンスも低下する
ナイトチョコレートは、夜のパフォーマンス低下にもつながるんです!
その原因は、脂質や糖質の摂取による血流の悪化。
金沢大学大学院医学系研究科による発表では、脂質の過剰摂取によって、血中の脂肪濃度が上昇することで、冠動脈疾患や心血管系疾患などの血流に関わる疾患リスクが高まることが報告されています。[15]
また、糖質を多量に摂取することで血液中に糖が増えすぎると、活性酸素が発生し血管の壁が傷つけられるため、血流にも影響が現れるんです。[16]
このように、糖質や脂質によって引き起こされる血流悪化は、男性機能の低下につながります。
ED(勃起不全)などの原因の一つとされるのが、下半身、陰茎部の血の巡りの悪化。
勃起は、陰茎部に大量の血液が流れ込むことで起こるため、血流改善が不可欠なんです。
男性機能低下には、加齢や不規則な生活習慣などさまざまな要因が考えられますが、普段何気なく口にしているチョコレートが原因になっている可能性も否定できませんよ!
理由10.糖質がテストステロンを減らして魅力が下がる
実は、糖質はテストステロン量を低下させます!
テストステロンは、男性の生殖組織の発達や、筋肉・骨量の増加、体毛の成長など、男らしい体つきを作り出すのに欠かせない男性ホルモン。
そんな男の魅力に直結する要素を司るテストステロンの量が、糖質によって減ってしまう恐れがあるんです。
アメリカのマサチューセッツ総合病院医学部が行った、74名の男性にブドウ糖を摂取させた実験では、摂取から2時間後のテストステロン量が25%減少していたことが明らかになっています。[17]
テストステロン量がもっとも多いのは、深夜から早朝にかけて。[18]
つまり、せっかくテストステロン量が増える夜に、糖質摂取で邪魔するのは非効率なんです!
結果として男性としての魅力が下がってしまうなら、夜にチョコレートを食べる気になれませんよね!?
寝る前に小腹が空いたらキウイ等のフルーツを食べよう
夜にチョコレートを食べるべきでない理由について、詳しくご紹介しました。
結論、睡眠や健康のためにナイトチョコレートを食べるのは逆効果!
寝る前に小腹を満たすなら、キウイ等の低カロリーなフルーツを食べましょう。
ちなみに、寝る前にキウイを食べるメリットはコチラの記事をご確認下さい。
たった一口のチョコレートも、習慣付いてしまえば後悔のもとになるかも……
何となく口にしていた方は、さっそく今日からやめましょう!
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
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