【注意】カーセックスは犯罪になる?やめた方が良い10の理由

公開日:2019/06/06
更新日:2022/02/09

スリルを楽しむカップルに人気のカーセックス。
実は犯罪になる可能性があるのです。
実際に逮捕されている事例も多数あります。
カーセックスの注意点10個を解説します。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROSHI

カーセックスとは

車の中で触れ合うカップル

カーセックスとは文字通り車の中でカップルが性行為を行う事を指します。車の中で行われる性行為は全て該当し、セダンや軽自動車はもちろん、密室性の高いバンで行われる行為もカーセックスになります。

AVでよく見るシチュエーションですね。カーセックスをした事はなくても車の中でいい雰囲気になり、そのまま本番に突入してしまいそうになった経験のある方は多いでしょう。

実はニュースでたまに耳にする「自動車の中で雑談中のカップル」や「男女が車を止めて会話をしていた」等もカーセックスを意味する事がある表現の一つです。

カーセックスが好まれる理由は運転席と助手席の物理的な距離が近いためお互いの体に触れやすい事や、他人に見られるかもしれないスリル、やってはいけない事を行う背徳感に興奮をする事が多いようです。

また外からは見えてしまうものの、ガラス一枚がある事や視線の高さが違うために、若干のプライバシー空間を感じるのも好まれる理由です。

 

犯罪に該当するのか

法律

人気のあるカーセックスですが実際のところ犯罪に該当するのでしょうか。

カーセックスと関連性の高い性犯罪はいくつかありますが、今回はお互いの同意を得たうえで行うカーセックスにどんな危険性があるかを調査しました。

お互いの同意が得られているカーセックスとなると、該当する犯罪として公然わいせつ罪があります。

公然わいせつは、公園や路上などの不特定または多数の人がいる、またはいる可能性のある場所で、自己の陰部(局部)を露出させたり、見せつけたりすることです。また、わいせつな文章、図画その他の物を頒布し、販売し、又は公然と陳列した場合は、公然わいせつ物頒布罪となります。(出典:ヴィクトワール法律事務所

上記から分かる事は車の中で性行為を行う事が犯罪なのではなく、性行為が不特定多数の人の視界に入ってしまう事が問題なのです。

極論ですが、完璧な閉鎖空間を作り出せるキャンピングカー内でのカーセックスに関しては公然わいせつ罪で逮捕される可能性は低いと言えます。

では人がいなければカーセックスして良いのか?ですが、ここにも注意が必要です。人がいる可能性がある場所で性行為を行う事も公然わいせつに該当してしまいます。

またカーセックスを誰が目にするかによっても罪状は異なります。

例えば幼い子供にカーセックス見せつけたり、見られてしまった場合は青少年健全育成条例違反にも該当してしまいます。自分たちの快楽のために行った行為のせいで、小さな子供にトラウマを与えてしまうのは心苦しい事ですね。

 

逮捕される可能性

手錠をかけられている男性

人の視界に入る可能性のある場所でカーセックスを行う事で実際に逮捕されるのでしょうか?それとも注意だけで済むものなのでしょうか?

回答としてはどちらのケースもあると言えます。注意されたくらいの事例は記事や公表される事もないため、件数についてはわかりません。

しかし実際にカーセックスを行った事で逮捕に至った事例はいくらでもあります。ちなみに公然わいせつ罪は「6月以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する」と定められています[1]

また現行犯ではなく、後日逮捕に至ったケースもあります。2012年に埼玉県羽生市で中学生にカーセックスを見せつけた男女は見せつけられた中学生が親に伝えた事から事件が発覚し、後日青少年健全育成条例違反で逮捕されています[2]

 

辞めた方が良い10の理由

犯罪に該当し逮捕されるのは怖い事ですが、実はカーセックスには逮捕される事以上に良くない事があるのです。カーセックスを行う事のデメリット10個を紹介します。

 

1.意外と外から丸わかり

車の中にいる女性

視界のあまりない暗闇だからどうせバレないと思ってカーセックスを行ってしまうのは大きな間違いです。

車には衝撃を吸収するためのバネのような機能(サスペンション)が付いています。

そのため車の中で激しく動く事で外から見ると車体が大きく揺れているのがはっきりとわかるのです。

特に一定のリズムで数十分間車体が揺れていると明らかにカーセックスを行っているのが丸わかりです。

 

2.第三者に見られている可能性

盗撮

車が一定のリズムでずっと揺れていれば気になってしまうのが人間心理です。

さらにカーセックスにぴったりと思う場所は誰でも一緒です。そこがカーセックスの定番スポットなのであれば、それ目的で待機している人がいてもおかしくありません。

さらにスマホには動画の録画機能が付いている事もお忘れなく。

 

3.プライバシー侵害のリスク

アダルトなサイトを見る男性

近年はインターネットの動画サイトで無料でいくらでもアダルト系のコンテンツを見る事が出来ます。

その中には明らかに素人が撮影した盗撮系の動画もたくさんアップロードされています。人の目に触れるサイトにあなたのカーセックスがアップロードされてしまう可能性は十分にあるのです。

また中にはカーセックスを撮影された事に気づいた男性が腹を立て裸のまま撮影者を追いかけたところ、下半身を露出した状態で走る姿すらも撮影されてしまったケースもあるようです。

 

4.録画した動画で脅される

落ち込む女性

実はカーセックスが怖いのは犯罪として処罰される事だけではありません。一番怖いのは撮影された動画をネタに脅迫されてしまう事です。

車の中で行う行為なので個人情報を特定できる車種やナンバープレートの番号も丸わかりです。名札を付けてセックスしているのと同じことです。

いくらカーセックスが公然わいせつ罪とは言え、盗撮はれっきとした犯罪です。

しかし撮影された動画が公表されてしまう恐怖や、自分たち自身が公然わいせつで立件されてしまうのが怖いため、警察にも相談出来ないケースが多発しているようです。

 

5.社会的地位が崩れる

落ち込むビジネスマン

万が一にも撮影された動画がネットに公開されてしまうと、自分の勤めている会社の同僚や友人の目に触れる可能性も十分にあるのです。

上司に知れれば犯罪者として懲戒免職になる可能性は十分にあるでしょう。最悪のシナリオも想定したうえで実行を考えましょう。

 

6.シートが汚れる

車の清掃

犯罪になる、ならないと置いておいてカーセックスはそもそも良いものなのでしょうか。実際にカーセックスを行った経験のある人の感想を調べると意外と多かったのが片付けが大変という声です。

よくあるのが女性の体液がシートに垂れてシミになってしまったが、車なので満足に掃除も出来ないという悩みです。

 

7.匂いがこもる

匂いを気にする女性

車の中は狭く、密閉されています。そのため汗をかいて蒸れやすい性器を露出する事で嫌な匂いが充満してしまう事もあるようです。

中には普段は匂いを気にしないのに、車の中で行為をしたときに女性の下半身の匂いがあまりに強烈で萎えてしまったと後悔している男性もいます。

 

8.思っているより窮屈

車の中にいる女性

車の中は予想以上に窮屈です。サイズの大きなバンタイプの車種でもなかなか普段のように足を延ばしてセックスをする事は出来ません。

思っていた程気持ち良いプレイが出来ない可能性は十分にあります。経験者の中には普段と違う姿勢で行為を行ったために、翌日筋肉痛になってしまったり、腰を痛めてしまうという人もいるようです。

 

9.防犯カメラの普及

監視カメラ

人の目に触れなければ大丈夫というのは正確ではありません。実は現代の日本には約500万台もの防犯カメラが設置されており日々犯罪を監視しています。意外と死角はないかもしれません。

特に都心部には大量のカメラが設置されており、歌舞伎町商店街振興組合の城克事務局長によると歌舞伎町に関してはほぼ死角がないほどの防犯カメラがあるそうです[3]

今後は住宅街や公園などの公共の場所にも積極的に防犯カメラの導入を行っていくそうです。

もちろんカーセックスで警官が駆けつける可能性は低いかもしれません。

しかし撮影された動画は録画されている場合もあり、カーセックスが多発しており、近所の住人から苦情が出ている場合は集中的に狙われる可能性はあるでしょう。

 

10.罪状が恥ずかしすぎる

絶望する男性

カーセックスで興奮するしないは個人の自由。しかし場所によってはれっきとした犯罪行為になるのも事実です。

逮捕されてしまった場合の罪状はわいせつ罪青少年健全育成条例違反など、いずれも人に言えるような名称の犯罪ではありません。

 

【まとめ】リスクは十二分にある

背徳感やスリルがあるため、人気が絶えないプレイの一種であるカーセックス。

もちろんお互いの同意を得たうえで楽しむのは買ってですが、犯罪に該当する可能性が十分にある事は理解しておきましょう。

またカーセックスをしているところを撮影されてしまう事で、脅迫のネタになったり、ネットにアップロードされる事で社会的な信用を失うリスクもあるのです。犯罪として立件される以上に恐ろしい事です。

自分だけではなく、パートナーの人生にも大きな危険性がある事を理解したうえで、行うプレイを考えてみてはいかがでしょうか。

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROSHI

    STERON編集部
    健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
    仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
    過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。

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