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MASAJI(STERON編集部)
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- 【年齢別】勃起力が衰える原因と回復する方法
勃起力は年齢を重ねるとともに、衰えていることはわかるでしょう。
では、勃起力がピークになる年齢はいくつなのでしょうか?そのときの勃起力に戻す方法はあるのでしょうか。
今回は、各年齢で勃起力が弱まる原因と対策をおまとめしました。
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年齢を重ねるとともに、身体が思うように動かなくなっていきます。久しぶりに運動すると、若いときと比べて走るのが遅っていたり、息切れが早くなっていたりということに気がつくのではないでしょうか。
ベッドでのパフォーマンスも同様です。10代後半が最も力強く、加齢とともに衰えていきます。とはいえ、これは傾向です。
例えば、あなたの周りでも50代60代でも元気な方がいませんか?また、一方で20代でもペッド上でのパフォーマンスに悩んでいる男性が知り合いにいる方もいるでしょう。
そこで今回は、勃起力がピークを迎える年齢と、いくつになっても勃起力を維持するために、各年齢で行うべき生活習慣についてお話します。
勃起力のピークを迎える年齢とは?
早速ですが、勃起力のピークを迎える年齢とはいくつなのでしょうか。
結論からお伝えすると、「若ければ若いほどいい」というのが回答になります。ただし、子供の方が元気に勃起するというわけではありませんよ。
勃起力はテストステロンと呼ばれる男性ホルモンが分泌されることで力強くなります。つまり、テストステロンが最も分泌されている年齢が勃起力のピークと言えるのです。
実はテストステロンが最も分泌されるのは10代後半。ちょうど、異性に興味を覚えだして、性欲を感じ始める年齢です。高校時代の性欲や勃起の力強さに覚えがある方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
10代後半で一気にピークを迎えた後、一年に1%〜2%程度の割合でテストステロン値は減少していき、40代で健全な男性が保持すべきテストステロン値のボーダーラインを下回る男性が多くなってきます[参照]。
そのため、勃起不全に悩む男性が急激に増えるのも40代からです[参照]。
つまり、何もしなければ年齢を重ねる度に勃起力が衰えていくことは科学的にも証明されているのです。
各年齢で勃起力が低下する原因と対策
年齢によるテストステロン値の傾向は多くの研究からわかっており、40代で健全な男性が持つべき値を下回る方が多くなります。
とはいえ、近年は20代30代でも勃起不全で悩む方が増えているのも事実です。年齢が若いにもかかわらず、勃起の問題に悩む方には、どのような原因なのでしょうか。
各年齢におけるEDになり得る原因とその対策をご紹介します。
まだまだ若い20代
まだまだ若い20代。勃起不全に悩む人の絶対数は少ない年齢です。しかしながら、近年の生活環境や仕事環境の変化から、勃起不全に陥る人の割合が最も増えているのがこの年齢なのです。
原因
この年齢における勃起不全の最も多い原因は、生活習慣の乱れでしょう。時間に余裕があった学生時代は、睡眠不足になることも少なく、食生活にも少しは気を使うことができたのではないでしょうか。
社会人になり、新しい仕事を覚え任される仕事の質が向上してくると、自分の時間も徐々に減っていくでしょう。それに伴い、上司や部下、仕事からのストレスが溜まることや、食事への配慮が疎かになっていませんか?
ペニスは身体に備わった器官の中で最もセンシティブであると言っても過言ではありません。年齢に関係なく、ストレスや栄養不足によって正常に働かなくなる可能性があるんですよ。
対策
20代で勃起力が弱まってきている人が注意すべきポイントは次の2つです
- ビタミンやアミノ酸などの栄養を補給する
- 適度にストレス解消をするように意識する。
食生活の乱れを改善するためには、適切な栄養素がなんなのかを理解することです。外食ばかりでも、料理に含まれている栄養素を理解するだけでバランスのいい食事になることもありますよ。
勃起力の改善のために重要な栄養素は非常に多くありますが、それらの中でも特に大切なのは次の3つ。
- アルギニンやシトルリンなどのアミノ酸
- 亜鉛やマグネシウムなどのミネラル
- スタミナ増強効果が期待できるビタミンB群
アミノ酸は肉類や魚介類に多く含まれているため、年齢の若い人でも摂取がしやすい栄養素です。
ミネラルは牡蠣が最も含まれていますが、毎日摂取することを考えると納豆などがおすすめです。
牛肉や豚レバーにも多く含まれているので、これらの食材を食べることで、アミノ酸も摂取できるでしょう。ビタミンB群も肉類に多く含まれる栄養素です。
つまり、脂身の少ない肉類を多く食べることが勃起力の改善には効果的です。ただし、コレステロールが高くなりすぎないように注意してくださいね。
仕事がストレスの原因の場合、原因を潰すのは中々難しいでしょう。そのため、いかにストレスを解消させるかが勃起力のためには大切です。
自宅でできるストレス解消法。ひとつはリラックス効果のあるアロマを炊いてゆっくりすることでしょう。フローラル系のアロマである「イランイラン」などはリラックス効果がありストレス解消にベストですよ。
運動もストレス有効なストレス解消方法です。特に有酸素運動がストレス解消にピッタリ。ただし、走りすぎると逆効果なのでお気を付けて。
ストレスが溜まりやすい30代
30代は徐々に年を感じてくる年齢ですね。この年齢でしっかりとケアできるかどうかが今後の男としてQoLを保てるかを決めると言っても過言ではないでしょう。
原因
30代は定期的な運動をする人が減少する年齢です。
友人も多くが結婚してしまい、なかなか一緒にスポーツをする時間を取るのも難しくなっていませんか?
実際に、年齢を重ねるほと定期的に運動をしている人は下がるとの調査結果もあります[参照]。
仕事からのストレスを最も感じるのが30代です。中間管理職になる人も増えて、板挟みで苦しんでいる人も多いのでしょう[参照]。だからこそしっかりしたストレスケアが重要。
また、仕事だけでなく家庭もストレス要因の1つになっている可能性があります。奥様との関係性、大丈夫ですか?
家庭がギスギスした雰囲気だと、リラックスできる時間がより少なくなり、ストレスは溜まる一方です。
対策
責任のある仕事を任せられるようになり、ストレスが溜まりやすい性活になりがちにも関わらず、運動不足に陥りがちな30代。
おすすめの対策は20代の項目でもお話しした有酸素運動を行うこと。さらに、年齢を重ねた身体には+αの運動をすることも勃起力には効果的です。
ジムに通ってみることも検討してみるといいでしょう。ちなみに、男性の逞しさを司るテストステロンを増やすためには、下半身と肩周りの筋肉を増やすことが効果的ですよ。
また、家庭でのストレスは家庭外の場所を確保することで解消することも有効です。例えば、行きつけの居酒屋を作ることなど。家庭や職場以外にも自分の居場所を見つけることはテストステロンの分泌にも有効と言われています。
年齢を感じる40代以降
40代を超えると一気に身体に負荷がくると言われています。一方で仕事などのストレスは一段落して、外部的な影響よりも内部の影響が勃起力を左右するのがこの年齢です。
原因
40代以降はテストステロンの影響が最も大きな勃起力を左右する原因でしょう。そのためにも身体のトータルケアが不可欠になります。
対策
テストステロンを増やすための身体のトータルケアで行うべきことは次に挙げる項目。
- 定期的な運動と筋トレ
- 健康的な食生活
- ストレスを減らし、コルチゾールの値を正常に保つ
- 太陽光を浴びることでビタミンDを生成する
- ビタミンやミネラルのサプリメントを摂取する
- 十分な睡眠時間と質を確保する
- テストステロンを増やすと言われている成分を摂取する
年齢による勃起力の衰えを克服するためには、このようにトータルケアが必要です。もちろん、急に全てを行うことは難しいでしょう。できる事からひとつひとつ改善していくことがおすすめです。
勃起不全は年齢にかかわらず発生する可能性がある。
男性の全体的な傾向を見ると、勃起力の低下は40歳をはじめとして襲ってくる傾向にあります。
しかしながら、近年はどの年齢でも発生しうるのが勃起障害の恐ろしさ。ただし、20代が悩む勃起不全と、50代が悩む勃起不全は症状は同じでも原因が全く異なる可能性が高いです。
年齢が若いほど、精神的なトラウマや不安感などが原因となる心因性EDである可能性が高くなり、年齢が高いほど、肉体的な能力の低下による勃起不全の器質性EDの可能性が高くなります。
いずれの場合でも勃起させる目的であれば、バイアグラやレビトラなどの医薬品は有効である可能性が高いです。ただし、これらの薬は根本的な解決には至っていないので注意してください。
若い年齢の方はカウンセリング受けてみるべきでしょう。また、トラウマや不安感の原因が家庭などにある場合、医師とのカウンセリングだけでなく、パートナーとの相談も必要かもしれません。
一方で器質性EDの場合は、健康的な生活習慣を意識して、勃起しやすい身体を作り上げることを意識してくださいね。必要に応じて、サプリメントを摂取することも検討してみるといいでしょう。
まとめ:毎日の小さな努力で年齢に関係無い勃起力を維持
勃起や性欲など性機能を司る男性ホルモンのテストステロンが最も分泌されるのは10代後半です。
その年齢が勃起力のピークといっても過言ではないでしょう。年齢がいくつになろうとも勃起力をキープするためには日々の小さな努力が非常に重要です。
ただし、年齢によって適切な改善策やすべきことは異なります。自分の年齢を考えて、足りない物を見つけ、それを補うようにしたいですね。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERMASAJI(STERON編集部)
STEORN編集部
「性をロジカルに」をモットーに記事を執筆。これまで感覚的に語られてきた”性”というテーマを学術的・科学的根拠に基づいて伝えていきたい。ティーコンシェルジュの知識を活かし、健康問題の解決に向けたハーブティーのブレンドもこなす。
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