やる気が出ない・うつ症状、男性ホルモン低下が原因かも

公開日:2019/01/19
更新日:2022/02/09

テストステロン量の低下

やる気がない、鬱っぽい
こういった症状は実は男性ホルモン量の低下が原因かもしれません。
年齢とテストステロンが低下した時のデメリットを解説します。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROSHI

20代の頃は希望に満ち溢れていて、体も健康そのもの、フットワークも軽かった。

30代以降はなぜが仕事もプライベートも積極的になれないやる気が出ないといった症状に悩んだ男性は少なくないはず。

気づけば疲れもたまり、精神的にも肉体的にも悪循環な生活を送っている。

一昔前は年齢のせい、鬱病なら病院に行って抗うつ剤をもらった方が良いとアドバイスする人もいたでしょう。しかしそれでは根本的な解決にはなりません。なぜ若いころは意識しなくても、心も体も健康だったのに、歳を取るとやる気が出なくなってしまうのでしょう。

最近の研究によるとやる気が出ない、常にネガティブ思考、積極的になれないといった症状の大きな原因として男性ホルモンが影響している事がわかりました。男性ホルモンは20代までは分泌量が増え続けますが、30歳を超えたとたん、減少し始めます。

男性ホルモンについて正しい知識を身に着け、意識をして増やす事により、心身ともに若いころのような状態を取り戻す事は可能です!

 

世界有数のストレス大国

日本は世界でも鬱病やストレスに悩む社会人が最も多い国の一つです。

社会人を対象にした調査では男性の半分は仕事でのストレスを高頻度で感じている事がわかりました。働き盛りの30代、40代の男性に限定をすると、なんと約6割もの男性がストレスに悩んでいます[1]

この割合は世界でもトップレベルです。

ストレスに関するアンケート

https://www.nhk.or.jp/bunken-blog/500/291049.html

逆に職場における人間関係(経営者と従業員)に関する満足度においては世界最低基準です。

上司や同僚からのパワハラで悩む人の割合の高さも世界でもトップレベルの高さです。

ハラスメントに関するアンケート

https://www.nhk.or.jp/bunken-blog/500/291049.html

日本でサラリーマンとして活躍していくには、ストレス耐性を高める事が最重要です。ちょっとしたプレッシャーや圧力に負けずに、積極的に仕事に取り組む姿勢を持っていればおのずと結果は期待できるでしょう。

そこで紹介をしたいのが男性ホルモンです。

 

男性ホルモンの低下

男性ホルモンの一種でテストステロンという成分があります。

このテストステロンという成分は男性の睾丸で生成されるホルモンで、男らしさを司る重要な役割を果たします。ストレスに負けない強靭なメンタルポジティブかつ積極的な性格などは、このテストステロンによって作り出されます。

男性ホルモン量の多い男性はストレス耐性が強く、ポジティブ思考で積極性の高いと言われており、サラリーマンはもちろんの事、トップアスリートや起業家などは常人よりも分泌量が多いのです。

もしあなたが30歳を過ぎて、次のような症状を感じているのであれば、テストステロン量の低下が原因かもしてません。テストステロン量の低下による主な症状を紹介します。

 

精力低下

精力の減退

テストステロンは性欲や勃起と密接な関わりがあります。テストステロン量の低下はED(勃起不全)発生リスクを高めます[2]

またテストステロン量の低い男性は健康的な若い男性よりも、性欲が低い傾向があります。精液の量精子の質においても、テストステロン低下は悪影響を及ぼし、男性不妊の大きな原因になります。

 

仕事が手につかない

仕事が手につかない

最近やる気が出ない、仕事をしようとしてもモチベーションが上がらない。こういった症状も男性ホルモンの低下が原因になる事があります。

アメリカのハーバード大学とマサチューセッツ大学が42名の男性を対象に行った調査では、テストステロン量の多い男性ほどポジティブな思考を持っており、モチベーションの低さはテストステロンの低さが原因だと発表をしています[3]

最近やる気が出ない原因はもしかしたらテストステロン量の低下が原因かもしれませんね。

 

ネガティブ思考

ネガティブ思考

ネガティブ思考

常に後ろ向き、っぽいといった症状もテストステロンの不足が原因かもしれません。

専門機関による調査ではテストステロンの低い男性は健康的な男性よりも、イライラし易く、鬱病のリスクも高いと発表しています[4]

 

積極性がなくなる

積極性のない男性

テストステロンには積極性を高める作用もあります[5]。テストステロン量の多い男性ほど、積極的な行動が出来るとされています。

ビジネスの世界で活躍する人もテストステロン量が高い男性は、リスクを恐れず、攻撃的な判断や行動が出来る傾向があります。

 

老けて見える

加齢による精力の衰え

「最近老けたな」と感じた事はありませんか?

実はテストステロンの低下は男性を年齢よりも老けた外見にしてしまう事があるのです。テストステロンは髪の毛の生成や、若いころのような脂肪の少ない筋肉質な体を促進する効果があります[6]

太っていいて、髪の毛が薄くなり、疲れた表情は誰から見ても、老化したように見えてしまいます。もし最近老化が始まったように感じるのであれば、その原因もテストステロンにあるかもしれません。

 

LOH症候群

LOH症候群(late onset hypogonadism:加齢性腺機能低下症)と言う病気をご存知でしょうか?

更年期障害の一種で加齢により、テストステロンが低下する事により、、性機能低下認知機能低下などの症状が発生する病気です[7]

やる気が出ないいらいらする、不安を感じる、疲れが取れない等の悩みもこのLOH症候群の代表的な症状です。

もともと50代以降の男性に多いと言われている病気ですが、最近では30代男性でも発症している人が多いと言われています。年齢に関係なくテストステロンが低い男性にはLOH症候群発生の危険性があります。

 

まとめ

30代になってからやる気が出ない精力も衰えたと感じるのであれば、その原因は男性ホルモン量の低下かもしれません。

ストレスを感じるとテストステロン量は低下します。またテストステロン量が低下するとストレス耐性が弱くなり、ネガティブ思考が増える悪循環が始まってしまいます。

日頃から健康的な生活を送り、意識をして男性ホルモンを増やす事は悩みを根本から解決する事が期待出来ます。

 

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROSHI

    STERON編集部
    健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
    仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
    過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。

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