トマトを食べるなら寝る前がベスト!得られる10個の健康効果を解説

公開日:2023/04/25
更新日:2023/05/22

トマト

美肌効果で有名なトマト。
実はトマトには、肌だけに留まらず様々な健康効果があるんです!
今回は寝る前にトマトを食べるメリットを徹底的に解説します。
ぜひ参考にして下さい!

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    ニュース担当

トマトを食べるベストタイミングは「寝る前」!!!

ダイエット、美肌、健康……メディアでもたびたび取り上げられるトマトの効果。

これらを最大限引き出すためには、夜のトマトを習慣化するのがもっとも効果的かつ効率的なんです!

今回は、寝る前のトマト習慣に秘められた驚きの効果について、徹底解説していきます!

 

そもそもトマトに含まれる栄養素とは?

トマト

まずは、トマトに含まれる栄養素を具体的にみていきましょう!

※トマト100gあたりの含有量

  • ビタミンC:15mg
  • ビタミンA(βカロテン):150μg
  • ビタミンB1:0.05mg
  • ビタミンB2:0.02mg
  • ビタミンE(αトコフェノール):0.9mg
  • カルシウム:7mg
  • カリウム:210mg
  • 食物繊維:1.0g
  • リコピン:3mg
  • クエン酸:0.4~0.6g

もっとも多いのは、美白・美肌効果などで知られるビタミンC!

ビタミンA、B1、B2、Eと、ビタミン類だけでもかなり充実しているのがわかりますね。

そして、緑黄色野菜の栄養素として知られるβカロテンや、トマトの赤色を作り出すリコピンなど、多くの健康効果が研究により明らかにされている成分も見逃せません。

さらに、トマトには、美と健康に対する意識の高い方々が積極的に摂取しているクエン酸も含まれています!

調理の必要なくササッと食べられるトマトは、熱などによる栄養素の変質などを気にすることなく手軽に摂取できる、優秀な栄養源なんです。

 

寝る前のトマトに期待できる10個の効果

ビタミン類をはじめとする栄養素が豊富に含まれているトマト。

ここからは、寝る前にトマトを食べることで得られる10個の効果について、詳しく解説していきます!

 

1.血行の改善促進

血流

まず、トマトの健康効果として注目したいのが、全身の血の巡りを改善させる作用!

この効果をもたらすのは、トマトの赤い色素を構成している「リコピン」です。

リコピンは、私たちの体内で合成することが不可能な栄養素。

体内のリコピンが不足することで、血管を老化させる活性酸素が増加し、血流の悪化によって引き起こされる脳血管障害や心疾患のリスクが高まることが明らかにされています。

東呉大学医科大学公衆衛生学部で行われた臨床実験では、リコピンが特に脳の血行不良による脳卒中リスクの減少に効果的であり、発症リスクを19.3%減らせることがわかっているんです。[1]

つまりトマトは、血行改善によって命に関わる重大な病気のリスクを軽減してくれる食材!

血流改善は、睡眠の質向上にもつながるため、まさにトマトは寝る前の「小腹満たし」にピッタリといえるでしょう。

 

2.抗酸化作用による悪玉コレステロールの減少

コレステロール

さらにリコピンには、血液をドロドロにする悪玉コレステロールを抑制する効果も期待できるんです!

リコピンは、強力な抗酸化作用で知られているポリフェノール化合物の一種。

血中の脂質である悪玉コレステロールは、体内の活性酸素によって酸化されると、血管壁に蓄積して動脈硬化などを引き起こします。

これを阻止してくれるのが、リコピンの抗酸化作用なんです!

リコピンによる血中脂質と血圧への影響に関する研究では、1日25mg 以上のリコピン摂取で、悪玉コレステロールが約10%減少したことが判明しています。[2]

悪玉コレステロールを減らす効果も、結局は血流改善につながるもの。

やはり、寝る前のトマトが与えるプラスの影響は大きいといえるでしょう。

 

3.シミや肌荒れの予防による美肌効果

寝る前のトマトには、清潔感や若々しさにつながるシミ・肌荒れ予防効果も期待できます!

トマトの美肌効果を司るのは、リコピンクエン酸の2つの栄養素。

ドイツのシャリテ大学で行われたリコピンと肌荒れの関連性に関する研究では、リコピンの抗酸化作用によって肌荒れレベルが低下することが判明![3]

また、同じくドイツのハインリッヒハイネ大学による研究では、リコピンを摂取することによる肌トーンの改善や、紫外線によるシミの発生率減少も確認されています。[4][5]

そして、柑橘類に多く含まれるクエン酸には、肌にハリをもたらすコラーゲンの合成を促進する効果や、日焼けダメージを受けた肌の改善を促す効果も期待できることが、アメリカで行われた研究により明らかにされているんです。[6][7]

眠りについてから3時間は、成長ホルモンの分泌量が増加する「肌のゴールデンタイム」といわれています。

そこへ、トマトのリコピンとクエン酸の効果をプラスすれば、より効率的に美肌に近づけるでしょう!

 

4.アディポネクチンの促進によるダイエットのサポート

ダイエット

トマトは、ダイエットの心強い味方!

トマトに含まれるリコピンには、脂肪を燃焼しやすくするホルモン、アディポネクチンを増やす作用があります。

アディポネクチンは、血糖値を安定させるインスリンの効果を促進する物質。

つまり、血糖値の乱高下を抑えられるため、太りにくい体づくりにつながるんです!

台湾にある中国医科大学で実際に行われた実験では、毎日280mlのトマトジュースを2ヶ月間摂取した被験者に、ウエスト周りのサイズ減や血中コレステロール値の低下、血中アディポネクチンレベルの低下が確認されています。[8]

寝る前の飲食はダイエットの大敵……でもお腹がすいて眠れない……

それならば、お腹を満たしつつダイエットにプラスに働くトマトを選びましょう!

 

5.目の健康の維持促進

トマトに含まれるリコピンは、目の健康にも一役買ってくれるんです!

リコピンには、目のレンズである水晶体が濁ることによる白内障の発症や進行を抑える効果が期待できます。

ラットを使った実験では、リコピンを注射したラットの白内障発症率が大きく低下したことが判明!

リコピンを注射しなかったラットの白内障発症率が83%だったのに対し、注射したラットでは9%まで抑えられたことが明らかになりました。[9]

また、白内障の発症を促すとされるガラクトースをラットに与えた実験では、リコピンを与えなかったラットの白内障発症率は100%、経口摂取させておいたラットの白内障発症率が35%だったことがわかっています。

60代の約40%、70代の80%以上に発症するといわれている白内障。

発症率の高い病気だからと諦めず、寝る前のトマトで少しずつ対策していきましょう!

 

6.精子の質の改善

精子

トマトに含まれるリコピンの抗酸化作用は、精子の濃度や質にもプラスの影響を与えてくれます。

イタリアのもりーぜ大学で行われた七面鳥の精子を使った実験では、リコピンによって精子のDNAが脂質酸化から守られていることが明らかにされました。[10]

また、別の実験では、男性不妊の要因の一つとされる精索静脈瘤を実験的に誘発させたラットに、リコピン10mgを2ヶ月間投与したところ、精子の濃度や運動性、生存率が向上したことが確認されています。[11]

さらに、インドで行われた研究では、不妊症に悩む男性を対象とした臨床実験でも、2mgのリコピンを3ヶ月、1日2回摂取することで、精子の質に改善が見られたとの報告もあがっているんです![12]

精子の質改善は、不妊に悩む男性にとって重要な課題。

寝る前のトマトで改善の兆しが見えれば、夜の営みにもより積極的になれるのではないでしょうか?

 

7.記憶力の向上

脳機能

記憶力の向上作用も、トマトに秘められた効果の一つ!

トマトには、抗酸化作用や抗炎症作用を持つビタミンAが含まれています。

ビタミンAは、レチノール、レチナール、レチノイン酸の総称で、トマトの赤色を構成する色素であるカロテノイドも、ビタミンAの一種です。

記憶力向上にプラスに働くとされるのは、このカロテノイド

アイルランドで行われた研究により、毎日摂取することで記憶増強効果を得られる可能性が示唆されています。[13]

認知機能に与える長期的な影響は、まだ研究段階にあるようですが、「寝る前にトマトを食べる!」と決めて習慣化すれば、年齢とともに衰える記憶力を維持できる可能性が高まるかもしれません!

 

8.骨芽細胞の発生促進による骨の強化

骨

トマトは、健康的な生活を送るために欠かせない丈夫な骨の形成にも有効!

トマトには、美白効果や風邪からの回復を早める効果で知られているビタミンCが豊富に含まれています。

実はビタミンCには、骨のもとを形成する骨芽細胞の発生促進効果も期待できるんです。

アメリカで行われた実験では、非喫煙者において、ビタミンCの摂取量が多いほど大腿部の骨の骨密度が高くなることが判明!

ビタミンCを多く摂取することにより、高齢男性において4年間の骨量減少が抑制されたことも確認されています。[14]

睡眠中は、骨の形成に影響を与える成長ホルモンの分泌が促進される時間帯。

寝る前のトマトでビタミンCを補給することで、より効率的に骨の強化を促進できるでしょう。

 

9.疲労感の軽減

寝る前のトマトには、日中に溜まった疲れを軽減させる効果も期待できます!

疲労感の軽減をもたらしてくれるのは、トマトの酸味成分であるクエン酸

疲労回復成分として、数多くのサプリメントやスポーツドリンクに含まれているため、ご存じの方も多いかもしれませんね。

クエン酸の効果は、さまざまな実験によって実証済み。

昭和女子大学大学院所属の研究者によるマウスを使った実験では、疲労回復効果に加え、その効果が血糖値の維持と炎症の抑制作用によってもたらされていることが明らかにされています。[15]

また、18人の健康な人を対象とした実験では、クエン酸を1日2,700mg、L-カルニチン1,000mgとあわせて摂取したところ、主観的な疲労感の軽減や、筋肉の疲労による筋肉痙攣の頻度減少も確認されました。[16][17]

つまり、クエン酸を含むトマトには、肉体疲労の緩和効果を期待できるんです!

寝る前にトマトを食べれば、睡眠による疲労回復とあわせて、より効率的な疲労軽減効果を実感できるでしょう!

 

10.勃起力の強化

セックス

トマトの摂取は、男性機能の強化にも効果大!

その理由は、リコピンの血流改善効果にあります。

男性の勃起や増大は、陰茎部の海綿体と呼ばれるスポンジ状の器官に大量の血液が流れ込むことで起こる現象。

つまり、下半身の血流を良くすることが、勃起力強化の重要な要素となるんです!

男性機能は、年齢とともに衰えるもの……

しかし、リコピンを含むトマトを寝る前に食べて、全身の血流を促すことで、男としての自信を取り戻せるかもしれません!

▼逆に男性機能を低下させる可能性のある食材については、こちらの記事をご覧ください。

【14個の健康阻害】寝る前にカップラーメン食べるのは絶対NG!根拠をもとに徹底解説

副作用のリスクはある?

副作用

栄養豊富なトマトは、基本的には非常に安全性の高い食材!

ただし、トマトに含まれるリコピンに関しては、体内で吸収できる量が一度に6mgまでとされているため、まとめて大量に摂取しても意味がありません。

また、カロテノイドから摂取したビタミンAも、動物性のビタミンAの量が十分な場合は吸収されないため、効果を増大させようと多めに摂取したところで、体に溜め込むことは不可能です。

副作用を懸念する必要はほぼありませんが、大量に食べることによる効果の倍増は期待できないことを念頭に置いておくとよいでしょう。

さらに、クエン酸も人体に蓄積されにくく副作用のリスクの低い栄養素ですが、まれに過剰摂取により胃腸に負担がかかることがあります。

いずれの栄養素も、あくまで摂り過ぎた場合に問題が起こりうるという程度!

寝る前に適量を食べたり三食に取り入れたりすることによる副作用のリスクはほぼありませんので、ご安心ください。

 

寝る前にトマトはオススメ!習慣化しよう

数多くのポジティブな効果を期待できるトマト。

トマトに含まれる栄養素の中には、体に溜め込めないものもあるため、効果を最大限得るためには「寝る前に食べる」と決めて摂取を習慣化してしまうのがオススメです!

毎晩のトマトで、美と健康を手に入れましょう!

 

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERニュース担当

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