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【夜何時まで?】寝る前にアイスを食べてはならない12個の理由
公開日:2023/03/20
更新日:2023/07/18
甘くて冷たいアイス。
お風呂上がりについつい食べたくなりますよね。
しかし、アイスは寝る前に絶対に食べてはならないんです。
今回は夜にアイスを食べてはならない理由を徹底的に解説しましょう!
Contents [目次を開く]
- 1. アイスに含まれる成分を徹底分析
- 2. 寝る前にアイスを食べてはならない12個の理由
- 1.夜は脂肪を蓄える遺伝子BMAL1が増えている
- 2.代謝が低下している夜は脂質や糖質が脂肪になりやすい
- 3.血中のコレステロール値が上昇して循環器疾患に繋がる
- 4.膵臓に負担をかけて糖尿病のリスクが高かまる
- 5.寝る前の糖質は交感神経を刺激して眠りを妨害する
- 6.ナトリウムで夜間に尿意で目覚めてしまう
- 7.乳糖不耐症なら下痢で目が覚める可能性も
- 8.糖質で睡眠が浅くなると睡眠時無呼吸症候群をもたらす
- 9.夜の糖質や脂質はニキビの原因になる
- 10.ナトリウムが水分バランスを崩して”むくみ”が発生する
- 11.虫歯の元であるショ糖を豊富に含んでいる
- 12.血流が悪くなり男性機能が低下する
- 3. 夜何時までならアイスを食べてもいいの?
- 4. アイスは絶対寝る前に食べるな!
風呂上がりについつい食べたくなるアイス。
しかし、寝る前にアイスを食べると、とんでもないリスクを背負うことになるんです・・・
今回は寝る前のアイスに隠された危険性を徹底的に解説します!
アイスに含まれる成分を徹底分析
まずは、アイスの成分を分析するところから始めましょう!
アイスの原料は主に牛乳や乳製品に砂糖。さらに油や風味成分が加わります。
- 牛乳や乳製品(クリーム・バターなど)
- 糖分(砂糖やブドウ糖など)
- 植物油脂(ヤシ油やナタネ油など)
- 風味原料(チョコレートやストロベリーなど)
ちなみにアイスに含まれる乳製品には、クリームやバター、脱脂濃縮乳や脱脂粉乳などがあります。
・・・いかにも健康に悪そうなラインナップですね。
寝る前にアイスを食べてはならない12個の理由
甘くて美味しいアイスですが、絶対に寝る前には食べないで下さい。
寝る前のアイスには12個ものデメリットが潜んでいるんです。
順番に解説しましょう。
1.夜は脂肪を蓄える遺伝子BMAL1が増えている
夜は脂肪を蓄える遺伝子のBMAL1が増加することが、前提として挙げられる理由です。
特にBMAL1が増える時間帯である22時から翌朝2時に食事を摂ると、脂肪が合成されやすくなるんです。
反対に最も太りにくい時間帯は15時頃。
BMAL1の数値を15時と22時で比較すると、なんと約5倍にもなるといわれています。[参照]
つまり、夜は昼よりも5倍も肥満のリスクが高まるんです!
アイスは、ただでさえ糖質と脂質が多く含まれている食べ物。
太りやすい時間帯に食べると、脂肪がつく原因になってしまうため控えましょう!
2.代謝が低下している夜は脂質や糖質が脂肪になりやすい
BMAL1の増加だけでなく、代謝量の低下も寝る前のアイスに食べてはならない理由の一つです。
睡眠中の体は日中と比較してエネルギー消費量が少なく、摂取した脂質や糖質があまり使われないんです。
睡眠時の代謝量は、年齢や性別、体重などによって異なりますが、一般的には日中の基礎代謝量の約75%程度と言われています。[参照]
アイスは脂質と糖質が多いうえにカロリーも高く、寝る前に食べてしまうと太るリスクが高まるもの。
市販のカップアイスのカロリーは250kcalほどで、なんと茶碗1杯分のご飯より高カロリーです。
太りたくない方は、夜食にアイスを食べないようにしましょう。
3.血中のコレステロール値が上昇して循環器疾患に繋がる
なんと、寝る前にアイスを食べると、血中のコレステロール値が上昇して循環器疾患に繋がる危険性も。
アイスには、コレステロール値を上げる飽和脂肪酸や、中性脂肪値を上げる原因にもなる糖質が多く含まれているからです。
カップアイス1個あたりの糖質は35gほどと高め。
活動量の少なくなる夜に食べてしまうと、コレステロール値が上昇しやすくなるのは言うまでもありません。
大学生の血清総コレステロール値を測定した研究でも、夜食とコレステロール値の関連性は確認済み。
研究では、次のグループでコレステロール値が有意に高かったことが確認されました。
- インスタント食品(カップ麺)摂取頻度が週2~3回以上
- 夜食の摂取回数が週2~3回以上
ファーストフードや洋菓子の摂取が多いほど、コレステロール値が高くなる傾向にあります。[参照]
脂肪を多く含む高カロリーの食事は、消化に3~4時間以上かかるもの。
寝る直前にアイスを食べると、脂肪を代謝できないまま寝てしまうことになるため、健康のためにも避けましょう。
4.膵臓に負担をかけて糖尿病のリスクが高かまる
寝る前のアイスは膵臓に負担をかけ、糖尿病リスクを高める恐れもあります。
なぜなら、アイスのような高脂肪食の過剰摂取は、膵臓に強い刺激を与えてしまうから。
膵臓の膵β細胞(インスリン分泌細胞)がダメージを受けると、糖尿病になる危険性があります。
40%脂肪食と4%脂肪食のマウスで比較した実験では、40%脂肪食のマウスに糖尿病病態の悪化が見られました。
膵β細胞でのKi-67タンパクは、対象群の50%ほどにまで減少。
老化細胞の指標であるβ-galactosidaseも、対象群の4.7倍検出されています。[参照]
糖尿病を防ぐためには、糖質の量を気にすることも大切。
カップアイス1個あたりの糖質は35gほどもあるため、寝る前に食べることはおすすめしません。
夕食後は、ただでさえ血糖値が上昇している状態です。
そんな状態で寝る前にアイスを食べると、さらに血糖値が上がる危険性があるため、十分注意しておきましょう。
5.寝る前の糖質は交感神経を刺激して眠りを妨害する
アイスのような糖質が高くて冷たい食品を寝る前に摂ると、交感神経が刺激され眠りを妨げる恐れも。
交感神経とは自律神経の一種で、心身を興奮状態にする機能をもっています。
寝る前はリラックス状態になる必要があるため、通常であれば副交感神経が優位になるもの。
逆に交感神経が優位になると眠りが浅くなるんです。
乳脂肪が多く消化に時間がかかる点も、アイスが眠りを妨げる原因のひとつ。
消化に時間がかかる食べ物を寝る前に摂ると、睡眠中も消化器官が働くため内臓が休まらず、交感神経優位になって睡眠の質の低下につながります。
ぐっすりと眠って疲れを取るためにも、寝る前のアイスはやめましょう。
6.ナトリウムで夜間に尿意で目覚めてしまう
アイスにはナトリウムが含まれているため、寝る前に食べると夜間に尿意で目覚める恐れも。
ナトリウムを多く摂取すると体は水分を欲し、就寝直前に水分を多く摂取してしまう傾向にあるからです。
寝る前にアイスを食べても、水分を摂らずに寝れば大丈夫だと考える方もいるかもしれません。
しかし、体内の水分量が減少すると尿の成分が濃縮されるため、膀胱が刺激されてトイレに行きたくなります。
アイスに含まれる砂糖や人工甘味料も、頻尿の原因のひとつ。
加えて、人の体は冷えると膀胱が過敏に反応するようになっており、尿がさほど溜まっていなくても尿意を感じます。
朝までぐっすりと眠るためにも、寝る前のアイスは控えましょう。
7.乳糖不耐症なら下痢で目が覚める可能性も
乳糖不耐症の場合は、寝る前のアイスによって下痢が引き起こされ、目が覚める恐れもあるため注意しておきましょう。
乳糖とは乳製品に含まれている糖で、消化の際にラクターゼという酵素が必要です。
しかし、乳糖不耐症の方はラクターゼが欠乏しており、乳糖をきちんと消化できません。
消化できなかった乳糖は水分を引き寄せてしまい、下痢を引き起こすんです。
だけでなく、そもそもアイスは乳糖不耐症に関係なく下痢を引き起こしやすい食品です。
冷たい食べ物を摂ると胃腸が冷えて消化機能が低下するうえに、血行も悪化。
血行が悪化して栄養素を全身に上手く送り届けられなくなると、人の体は冷たい食べ物を下痢として排出しようとするんです。
8.糖質で睡眠が浅くなると睡眠時無呼吸症候群をもたらす
寝る前にアイスのような糖質の多い食品を摂ると、睡眠が浅くなり睡眠時無呼吸症候群を引き起こす恐れも。
糖質を摂取しすぎると交感神経が優位になってしまい、興奮状態になってしまうからです。
睡眠時無呼吸患者は、睡眠中に収縮期血圧が上昇してしまうことも確認済み。
通常であれば、睡眠中は副交感神経が有意になるため、日中と比較して収縮期血圧が10mmHg以上低下します。[参照]
快眠のためには、糖質の質も考慮しなければいけません。
砂糖や精製糖質のような血糖値が急激に上がりやすいものを摂ると、覚醒に関するホルモンの分泌量が増加。
すると、血糖値の上昇に伴い早く眠りにつけたとしても、夜中に中途覚醒しやすくなります。
実際、睡眠時無呼吸症候群の予防には糖質制限が効果的だといわれています。
睡眠の質を向上させたい方は、寝る前にアイスを食べないようにしましょう。
9.夜の糖質や脂質はニキビの原因になる
ニキビが増えやすくなる点も、寝る前のアイスがよくない理由のひとつ。
糖質や脂質を多く摂ると、皮脂の分泌量が増えて毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができやすい状態になるからです。
食生活とニキビの関連性は、研究でも確認済み。
糖質などで急激に血糖値が上昇すると、皮脂の分泌を促進することがわかっているんです。
さらに糖質や脂質を摂りすぎると、代謝のためにビタミンB群が大量に消費されるもの。
ビタミンB群には皮脂の分泌を抑制する働きがあるため、不足するとニキビができやすい肌になってしまうんです。
10.ナトリウムが水分バランスを崩して”むくみ”が発生する
寝る前にアイスを食べると、むくみが発生しやすくなるため注意しておきましょう。
アイスに含まれるナトリウムには、体内に水分を蓄積させる働きがあるからです。
ナトリウムを多く摂ると、当然血液中のナトリウム濃度が高まるもの。
すると体はナトリウムを薄めるために水を引き寄せ、水分を欲するようになります。
通常時であれば、腎臓が余分な水分を体外に排出するため、むくみを過度に心配する必要はありません。
しかし、睡眠時は腎臓の機能も低下するので、水分を摂りすぎると体に溜まりむくみが発生します。
翌朝のむくみが気になる方は、寝る前はアイスを食べないようにしましょう。
11.虫歯の元であるショ糖を豊富に含んでいる
アイスは虫歯の元であるショ糖を豊富に含んでいるため、食べたあと歯磨きをせずに寝ると虫歯になる危険性も。
ショ糖は、虫歯の原因になる酸を最も作りやすいといわれています。
糖分を摂取すると、細菌が繁殖したかたまりであるプラーク(歯垢)が歯に付着しやすくなり、口内が酸性寄りに。
酸が歯を溶かしても通常であれば唾液で修復されますが、十分に修復できず歯が溶けたままになると虫歯になります。
虫歯を防ぐためには、食後はきちんと歯磨きをして、食べかすやプラークを取り除かなければいけません。
しかし、たとえ歯磨きをしたとしても、口内から食べかすを完全になくすことは難しいもの。
寝る前や睡眠中は唾液の分泌も減るため、細菌も繁殖しやすい状態です。
虫歯を予防するためには、就寝の数時間前から食事を摂らないようにしましょう。
12.血流が悪くなり男性機能が低下する
なんと、寝る前のアイスが男性機能の低下につながる危険性もあります。
なぜなら、アイスに含まれるナトリウムには、血流を悪化させるリスクがあるから。
ナトリウムは、体内の水分バランスや血圧を調節するためのもの。
しかし、多く摂りすぎると水分量の調節のために血液が増え、血圧を上げてしまいます。
血圧が高い状態が続くと血管が硬くなり、血流も悪化。
すると下半身の血流も悪くなり、男性機能が低下しやすくなります。
高松赤十字病院泌尿器科によると、EDに悩む方58名のうち18例が、虚血性心疾患またはハイリスク群だと診断されていました。
この結果からも、男性機能と血流には大きな関連性があることがわかります。[参照]
アイスのような体を冷やす食べ物は、そもそも血流を悪化させるもの。
加えて糖分の摂りすぎも血流の悪化を招くため、男性機能を良好に保ちたい方は注意が必要です。
下半身も元気でいたい方は、寝る前にアイスを食べないようにしましょう。
夜何時までならアイスを食べてもいいの?
どうしても夜にアイスを食べたい場合は、就寝3時間前までに食べましょう。
食後3時間ほど経ってから眠りにつけば、消化器官の活動もある程度落ち着いており、睡眠の質に悪影響を及ぼしづらいからです。
アイスのような冷たいものを食べると、交感神経が刺激されて興奮状態になるもの。
しかし、食後3時間ほど経てば副交感神経が優位になり、眠りにつきやすい状態になります。
アイスのデメリットを少しでも軽減したい方は、氷菓に分類されるアイスを選ぶことも大切。
氷菓はシャーベットのようなアイスで、糖質や脂質が比較的低い傾向にあります。
アイスは絶対寝る前に食べるな!
寝る前のアイスはデメリットが多いため、健康を考えるのであれば食べてはいけません。
糖質や脂質によって太りやすくなるのみでなく、睡眠の質の低下や血流の悪化にもつながります。
糖尿病や循環器疾患につながる危険性もあるため、十分注意しておきましょう。
どうしても寝る前にアイスを食べたい場合は、就寝3時間前までに食べ終えてくださいね。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
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