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【超危険】寝る前のチーズに潜む10個の恐ろしいデメリットとは?
公開日:2023/03/17
更新日:2023/03/29
独特の苦味がクセになるチーズ。
寝る前にちょっと食べてしまう方は多いのではないでしょうか?
しかし、実は寝る前にチーズを食べるのは非常に危険なんです!
今回は考えられるデメリットを徹底的に解説します!
Contents [目次を開く]
- 1. チーズに含まれる栄養素とは?
- 2. 寝る前にチーズを食べる10個のデメリットを解説!
- 1.脂質が体脂肪に変化しやすいため、太る
- 2.そもそも夜間はBMAL1の影響で太りやすい
- 3.ナトリウムが水分を蓄積してむくむ
- 4.夜間高血圧を引き起こし重病リスクが向上
- 5.高血圧で交感神経を刺激して睡眠を妨げる
- 6.タンパク質や脂質の消化に時間がかかり胸焼けする
- 7.肝臓に負担をかけて疲労感が高まる
- 8.ナトリウムの利尿作用で目が覚める
- 9.乳糖不耐症の場合は便意でも覚醒する
- 10.血流悪化で男性機能が低下するリスクもあり
- 3. チーズを食べるなら朝!得られる効果5選
- 1.集中力が高まり仕事のパフォーマンスが向上
- 2.ビタミンB12やコリンが記憶力を高める
- 3.骨や歯を頑丈にする
- 4.レプチンを抑えてダイエットをサポート
- 5.腸内環境が整い美肌になる
- 4. 朝にチーズを食べて健康を促進しよう!
寝る前の空腹を凌ぐためにチーズを食べている方。
実は、非常に危険な行為なんです・・・
今回は寝る前チーズを食べるデメリットを、学術的根拠をもとに解説します!
チーズに含まれる栄養素とは?
まずはチーズの正体を暴くところから。
そもそもチーズの原料は生乳。
生乳を乳酸菌と凝乳酵素で固めて水分を抜き、発酵・熟成させることでチーズになります。
で、そんなチーズに含まれる栄養素を、次にまとめました。
栄養素 | 働き |
たんぱく質(カゼイン) | 筋肉や細胞や血液を作る上で重要な栄養素 |
脂質 | 体のエネルギー源となる栄養素 |
カルシウム | 骨を作る、神経や血圧のバランスを調節する |
ビタミンA | 皮膚や粘膜を守る、視力の維持や免疫力の向上 |
ビタミンB2 | エネルギーの産生を助ける、体の成長や回復を助ける |
亜鉛 | 味覚を正常に保つ、免疫力の向上、髪や肌の健康維持など |
ナトリウム | 細胞の機能の維持、神経機能を正常に保つ、筋肉の収縮と弛緩を正常に保つ |
チーズの主成分は、たんぱく質と脂肪。
たんぱく質は全体の22~28%、脂肪は全体の25~30%を占めています。
さらにはカルシウムや亜鉛、ナトリウムなどのミネラルやビタミンも豊富に含まれているのが分かりますね。
チーズは、わずか20gで牛乳200ml分の栄養素が摂れる食材なんです。
寝る前にチーズを食べる10個のデメリットを解説!
成分を見ると、寝る前に食べても何も問題なさそうですよね・・・
しかし!だからこそ油断は禁物なんです!
ここからは、寝る前にチーズを食べる10のデメリットを解説します。
1.脂質が体脂肪に変化しやすいため、太る
寝る前にチーズを食べると、太りやすくなる危険性があります。
なぜなら、睡眠中は日中と比べてエネルギーの消費が少なく、摂取した脂質が体脂肪に変化しやすいから。
睡眠中のエネルギー消費量の低下に関しては、健康な女子大学生3名を対象に4ヶ月間実施した実験で確認済み。
結果、睡眠時のエネルギー消費量の平均は、覚醒時の安静時エネルギー消費量の86.3%となりました。[参照]
ちなみに、脂肪を分解してエネルギーに変えるコルチゾールというホルモンは、起床の2時間前くらいから分泌されるもの。
空腹の場合、コルチゾールによって余っている脂肪が燃焼されるため、ダイエットのためには空腹状態で眠るのがおすすめです。
寝る前に食事を摂りすぎると、睡眠中も胃が消化活動で働き、睡眠の質の低下に繋がるんです。
睡眠の質が低いと体が十分に休まらないため、代謝を低下させてしまいます。
代謝が低下すると1日の消費エネルギー量も減り、痩せにくい体になってしまうので、注意しておきましょう。
2.そもそも夜間はBMAL1の影響で太りやすい
そもそも、夜間は食材関係なく太りやすい時間帯のため、寝る前の食事はおすすめできません。
22時以降になると、脂質の代謝を調整する働きをもつBMAL1の量が急激に増え、脂肪を溜め込むよう体に指令を出すんです。
BMAL1の量が最も増える時間帯は深夜2時頃。
夜食が太るといわれているのは、BMAL1が最も多くなる時間帯と重なっているからでもあるわけですね。
ちなみにBMAL1は、10~16時にかけて発現が緩やかになります。
最もBMAL1量が少なくなる時間帯は14時頃のため、間食をしたい場合は14時頃がおすすめです。
脂肪を極力溜め込みたくない方は、BMAL1の増減に注意して食事を摂りましょう!
3.ナトリウムが水分を蓄積してむくむ
寝る前にチーズを食べると、体内に水分を蓄積して、むくみやすくなります。
チーズには、体内の水分量を調節する役割をもつナトリウムが多く含まれているからです。
ナトリウムを多く摂取すると、血液中のナトリウム濃度が上昇。
体は血液の濃度を一定に保つために、水を引き寄せてナトリウムを薄めようとします。
ナトリウムを多く摂取すると体は水分を欲しますが、就寝直前に水分をたくさん摂取することはおすすめできません。
水を飲みすぎた場合、通常なら腎臓によって余分な分は体外へ排出されますが、睡眠中は腎臓の機能も低下するからです。
就寝直前にたくさんの水分を摂取すると、体内に余計な水分が溜まりむくみが発生しやすくなるため、注意しておきましょう。
むくみを防ぐためにも、寝る前はチーズを食べないようにするのが賢明です。
4.夜間高血圧を引き起こし重病リスクが向上
寝る前にチーズを食べると、むくみのみでなく夜間高血圧も引き起こしかねません。
就寝前のナトリウム摂取により、水を引き寄せる作用が働いて体内の水分量が増えると、血圧が上がってしまうからです。
睡眠中は副交感神経によって血管が広がるため、通常であれば昼間と比較して血圧が10~20%ほど低下します。
しかし、夜間高血圧になると夜になっても血圧が下がらず、夜間血圧の平均値が次の数値以上になるんです。
- 上:120mmHg
- 下:70mmHg
夜間になっても血圧が下がらない場合、心臓や血管は休む暇がなく、体に大きな負担がかかってしまうもの。
実際、夜間の血圧が10mmHg上昇すると、脳卒中や心血管疾患のリスクが20%上昇するという研究結果があります。[参照]
さらに昼間の血圧は問題ない場合でも、夜間に血圧が上がると心不全リスクが2.45倍上昇するという研究まで。[参照]
寝る前に少し誘惑に負けるだけで、とんでもないリスクを背負うことになるんです。
5.高血圧で交感神経を刺激して睡眠を妨げる
寝る前のチーズによって夜間高血圧になると、睡眠が妨げられる恐れがあります。
なぜなら、高血圧は交感神経を刺激する場合があるから。
交感神経とは、ストレスや危険な状況に対応して体を活性化させる自律神経。
高血圧で心臓や腎臓に負担がかかると、交感神経をさらに興奮させてしまいます。
睡眠時は体を休める必要があるので、本来は副交感神経が優位にならなければいけません。
交感神経が優位になると睡眠障害を引き起こすため、夜間高血圧には十分注意しましょう。
6.タンパク質や脂質の消化に時間がかかり胸焼けする
チーズはタンパク質と脂質が豊富なため、寝る前に食べると胸焼けを引き起こしかねません。
タンパク質や脂肪を多く含む食事は、消化に時間がかかるからです。
寝る直前にタンパク質や脂質を摂取すると、消化しきれず胃の中に長時間留まります。
タンパク質や脂質を消化しようとして、胃酸が多く分泌される状態が長く続くため、胃の内容物が食道に逆流してして胸焼けが発生してしまうんです。
ちなみに胸焼けを引き起こすもうひとつの原因は、食べたあとすぐ横になること。
食後すぐ横になると胃酸が逆流し、さらに強い胸焼けを引き起こします。
胃酸の逆流を防ぐためには、食後2時間は横にならないようにするべき。
寝る前のチーズは、消化に時間がかかるばかりか胃酸の逆流も招くため、避けてください!
7.肝臓に負担をかけて疲労感が高まる
寝る前にチーズを食べると、体の疲労感を高めてしまう恐れも。
チーズに多く含まれる脂質は、体のエネルギー源として利用される前に肝臓で分解されるからです。
寝る前にチーズを食べてしまうと、肝臓は就寝中も分解作業を続けるため、十分な休息がとれません。
肝機能を良好に保つには、肝臓をきちんと休ませることが大切です。
肝臓は、エネルギーの産生や代謝、有害物質の解毒などに関わる重要な臓器。
高たんぱく・高脂肪食の摂りすぎは肝臓に負担がかかるため、チーズの食べ過ぎにも注意しておきましょう。
肝臓の機能が低下するとエネルギー不足になり、疲れやだるさや寒気を感じるようになります。
翌日に疲れを残さないためにも、肝臓に負担をかけるチーズは夜食べないようにしましょう。
8.ナトリウムの利尿作用で目が覚める
夜中にトイレで目が覚めやすくなる点も、寝る前にチーズを食べるデメリットのひとつ。
チーズに含まれるナトリウムには、利尿作用があるんです。
ナトリウムには、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の分泌を促進します。
ANPは腎臓に作用するもので、水分やナトリウムの排泄を増やしたり、血圧を下げたりするんです。
体液バランスや血圧の調整をおこなう上で重要なナトリウムですが、就寝前の摂取は睡眠の妨げになりかねません。
睡眠前にナトリウムを多く摂取すると喉が乾き、水分を過剰に摂取しがちになるため、寝る前のチーズは避けましょう。
9.乳糖不耐症の場合は便意でも覚醒する
乳糖不耐症の方が寝る前にチーズを食べると、排尿のみでなく便意でも目が覚める恐れがあります。
なぜなら、乳糖を消化する際に下痢を引き起こすことがあるから。
乳糖とは、牛乳や乳製品に含まれている糖で、消化するためにはラクターゼという酵素が必要です。
ラクターゼは小腸の内層の細胞で産生されますが、乳糖不耐症の方はラクターゼが欠乏しており、乳糖を上手く消化できません。
すると、高濃度になった乳糖が水分を引き寄せ、下痢を引き起こしてしまうんです。
牛乳を飲むといつもお腹の調子が悪くなる方は、寝る前のチーズを避けるのが賢明です。
10.血流悪化で男性機能が低下するリスクもあり
チーズに含まれるナトリウムは、男性機能にも悪影響を及ぼす恐れまで・・・
なぜなら、寝る前にナトリウムを摂取すると、血流が悪くなる危険性があるからです。
ナトリウムは、体内の水分バランスや血圧、浸透圧を調節するためのミネラル。
しかし、ナトリウムを過剰摂取すると水分量を調節するために血液が増え、血圧が上昇してしまいます。
血圧が高い状態が続くと血管は硬くなり、血流も悪くなるもの。
血流が悪いと下半身に十分な血液が行き渡らず、男性機能の低下につながる恐れがあるってわけです。
チーズを食べるなら朝!得られる効果5選
さて、ここまでは寝る前に食べるデメリットを紹介しました。
しかし、本来チーズは栄養豊富で体に良い食べ物。
特に朝食べると健康効果は抜群なんです!
ってことで、チーズを朝食べることで得られる効果を5つ解説します。
1.集中力が高まり仕事のパフォーマンスが向上
チーズを朝食べると、集中力が高まり仕事のパフォーマンスが向上しやすくなります。
なぜなら、チーズの主成分であるタンパク質や脂質がエネルギー源となり、集中力や活力をサポートするから。
脳のエネルギー源はブドウ糖で、タンパク質と脂質と糖質を摂ることでブドウ糖が体内で作り出されます。
血液中のブドウ糖の量は血糖値といわれており、血糖値が適正内で安定していれば、脳へのエネルギー供給も安定する仕組み。
脳へのエネルギー供給が安定していれば、集中力ややる気も自然と出てきます。
チーズにはタンパク質と脂質が多く含まれており、日中の集中力向上にはうってつけの食材。
日中のパフォーマンスを向上させたい方は、朝仕事に行く前にチーズを食べましょう!
2.ビタミンB12やコリンが記憶力を高める
集中力のみでなく記憶力を高めたい方も、朝チーズを食べましょう。
チーズに含まれるコリンやビタミンB12には、認知機能の低下を防ぎ、記憶力や学習能力を向上させる働きがあります。[参照][参照]
コリンは、体内でビタミンのような働きをする物質。
細胞膜や神経細胞の構成にも必要なもので、神経伝達に必要な物質の材料になります。
ビタミンB12は、神経細胞などの細胞膜の合成に関わる物質。
不足すると、記憶などの情報伝達に問題が生じることがあるといわれています。
認知症にはビタミンB12不足が関係しているともいわれているため、不足しないよう十分注意しましょう。
記憶力を高めたい方や認知機能の低下を防ぎたい方は、毎朝チーズを食べるのがおすすめです。
3.骨や歯を頑丈にする
チーズを毎朝食べていると、骨や歯が丈夫になる可能性もあります。
なぜなら、チーズに含まれるカルシウムは骨や歯の健康に役立つから。
カルシウムは骨を作り、神経や血圧のバランスを調節する、体にとって重要な栄養素。
99%は骨や歯に存在しているため、骨や歯を健やかに保つにはカルシウムが欠かせません。
カルシウムが不足すると骨粗しょう症の原因にもなるため、意識して摂りましょう。
チーズのカルシウムは吸収率がよいため、カルシウムを効率よく摂取したい方におすすめです。
カルシウムの吸収率をより上げたい方は、ビタミンDを一緒に摂取しましょう。
チーズにはビタミンDも少なからず含まれているため、骨や歯を強くしたい方にはうってつけの食材です。
ビタミンDは、日光を浴びることでも作られるもの。
朝にビタミンD配合のチーズを食べてから外に出れば、より効率よくカルシウムを吸収できます!
4.レプチンを抑えてダイエットをサポート
なんと、朝チーズを食べることが、ダイエットのサポートとして役立つ可能性も。
チーズに含まれるタンパク質が、脳に満腹サインを送るレプチンというホルモンの分泌を促すからです。
レプチンが分泌されると満腹感が得られるため、自ずと食べる量も減ります。
つい食べ過ぎてしまう方は、朝食にチーズをプラスしてみましょう。
チーズに含まれるビタミンB2も、ダイエットに役立つ栄養素のひとつ。
ビタミンB2は体内の脂肪をエネルギーに変換するため、脂肪燃焼効果が期待できます。
ビタミンやミネラルが不足すると痩せにくい体になるので、ダイエット中の方はビタミンB2が不足しないよう意識しましょう。
タンパク質とビタミンB2が豊富なチーズは、ダイエット中の食材として最適です!
5.腸内環境が整い美肌になる
朝チーズを食べるようにすると、肌荒れが改善されて美肌になる可能性もあります。
なぜなら、チーズに含まれる乳酸菌によって腸内環境が整うと、肌にもよい影響が現れるから。
腸内環境が悪化すると有害物質が多く作られ、血液へと流れてしまいます。
すると、体は皮膚からも有害物質を排出しようとし、ニキビや肌荒れが発生。
有害物質が溜まると血行不良になるため、肌のターンオーバーのサイクルも乱れるといわれています。
ターンオーバーを正常に保つためにも、乳酸菌を積極的に摂って腸内環境を整えましょう。
チーズに含まれるビタミンAとビタミンB2も、美肌に役立つ栄養素。
ともに肌のターンオーバーを正常に保つ効果が期待できるため、美肌を目指す方はビタミンAとビタミンB2を積極的に摂るのがおすすめです。
肌荒れが気になる方は、美肌ケアとして朝にチーズを食べてみてください!
朝にチーズを食べて健康を促進しよう!
朝にチーズを食べると、集中力や記憶力の向上、ダイエットのサポートなどさまざまな効果が期待できます!
チーズは栄養素が豊富に含まれており健康に良いため、ぜひ朝食に取り入れてみてください。
ただし、朝チーズを食べ忘れたからといって、夜寝る前に食べるのはおすすめできません。
寝る前にチーズを食べると太りやすいですし、睡眠時の中途覚醒や高血圧の原因になる恐れがあります。
チーズを食べる時間帯には十分気をつけ、逆効果にならないようにしましょう!
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
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