記者 WRITERSTERON編集部
HIROSHI
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健康的なオナニーの回数とは何回なのでしょうか?
今回紹介する4つの症状に心当たりがある場合は、オナニーのしすぎの可能性があります。
自分のライフスタイルに合った頻度や方法を探しましょう。
Contents [目次を開く]
男性であれば誰でも行うオナニー(自慰行為)
オナニーは健康的な精子の生成や、男性ホルモンの分泌促進、ストレスの発散など、適度な回数であれば健康にもメリットのある行為です。
人によって回数や頻度、時間も様々です。
しかし過度のオナニーにはデメリットもあるのです。何を基準に自分に最適なオナニーの回数を探せばよいのでしょうか?
今回はオナニーのしすぎのサイン4つを紹介します。あてはまるものがある場合は頻度や方法を見直してみるのも良いかもしれません。
最適なオナニーの回数
自分はオナニーをしすぎているのか?
少なすぎるのか?
最適な回数と自分の回数を比較してみたいと思う男性は多いはずです。
アメリカの医療サイト(New Health Advisor)によると男性のオナニーの頻度はほとんどしない人もいれば一日に3回以上する人もいるため、平均回数という数字にはあまり意味がないとコメントをしています[1]。
同様に医学的な根拠のある最適なオナニー回数というものも存在しないと発表しています。
ちなみに2,500名のアメリカ人男性を対象に行った一斉調査では次のような結果になりました。
- 1年に一回もしない:20%
- 1年もしくは1カ月にに数回:19%
- 1カ月もしくは1週間に数回:27%
- 週に2~3回:21%
- 週に4回以上:14%
オナニーのしすぎで発生する主な症状
最適な回数という考え方が存在しないオナニーですが、もちろんあまりに高頻度で行う事によるデメリットもあります。
大切なのは自分の体質やライフスタイルに最適な回数を見つける事です。もし今から紹介する症状に心当たりがある場合は、オナニーのしすぎの可能性があります。
下半身の痛み
オナニーのしすぎが招く症状の一つが痛みです。
あまりに高頻度なオナニーはペニス周辺の組織を傷つけてしまう場合があります。ペニス周辺の組織へのダメージは性機能低下のリスクのあるぺイロニー病やED(勃起不全)の原因になる事もあります。
また強い刺激により、ペニス周辺の血管が傷つき、炎症を起こしてしまうと、健康的な精子が生成出来なくなり、男性不妊の原因になる事もあるので注意が必要です。
ぺイロニー病や男性不妊ほど、深刻ではない症状としては、ペニス周辺の皮膚や海綿体を傷つけてしまい、流血や痛みの原因にもなります。
オナニーはペニスに強い物理的刺激を与える行為です。もし痛みを感じる場合は回数を減らす事やあまり強く握りすぎないなど、方法や回数を見直しましょう。
生活に支障をきたす
オナニーは自分で考えているよりも、時間がかかる行為です。
男性の場合は特にオカズを求めて、ネットサーフィンを数十分~数時間以上行うケースもあります。時間をかけてオナニーをして、終了後には疲労感が残ります。
オナニーに時間や稼働を掛ける事により、仕事に遅刻する、友人との交友や勉強の時間などに悪影響を及ぼしている場合は注意が必要です。もし自慰行為に時間を割いているせいで、他の事に影響をしている実感がある場合は回数を減らしても良いかもしれません。
性行為への影響
オナニーのしすぎは実際の女性との性行為にも悪影響を及ぼすリスクがあります。
一つ目の理由としてはオナニーをする際にオカズにするアダルトビデオが過激すぎるあまり、普通の女性とのセックスでは興奮を得られなくなる事です。
刺激的な内容に慣れ過ぎてしまう事は実はED(勃起不全)の原因の一つでもあります。勃起とは脳が性的な興奮をする事により、下半身に血液を送り込み、発生します。脳が普段から見ている刺激の強いアダルトビデオに慣れてしまうと、下半身に血液を送り込む指令が出せなくなる可能性があります。
二つ目の理由は物理的な刺激への慣れです。人によってはオナニーをする際にペニスを強く握りすぎてしまいます。女性の膣内の刺激よりも強い圧力に体が慣れてしまうと、セックス本番では射精がしづらくなり、中折れや遅漏で悩む原因になります。
オナニー中毒
オナニーは中毒性がある行為の一つです。
高頻度でオナニーをする男性の中には常にその事しか考えられなくなる場合も多いと言われています。通勤中、業務中、帰宅中常にアダルトビデオの事を考えて、家に付いたらすぐにオナニーを始めるような男性もいます。
特に一人暮らしの男性は休日に注意しましょう。出来る限り外出の予定を入れて、オナニー以外の事を考える時間を増やす事をおすすめします。
オナニーは体に悪いのか
痛み、生活への支障、性行為への影響、中毒性の4つはあくまでオナニーをしすぎた場合に発生する症状です。
適度なオナニーは肉体面および精神面の健康を維持、促進するメリットもあります。
大切な事は自分のライフスタイルに悪い影響を及ぼしていないかを知る事です。決して回数が重要なわけではありません。
なかなか改善出来ない場合は
もし今回紹介した4つの症状に心当たりがある場合は、次の3つを試してみる事をおすすめします。
- オナニーの頻度や行う時間帯に関する自分ルールを作る
- ジムに行く、カフェで勉強するなど一人でいる時間を減らす
- 回数を減らすのが難しい場合は方法を見直す(強い刺激を避ける)
また、いきなりオナ禁をするといった極端な考え方や、出来もしない自分ルールを設定する事はおすすめではありません。
オナニー同様に中毒性の高い喫煙やお酒やドラッグなどを控える際に効果的とされている方法に「ハームリダクション」があります。
ハームリダクションとは中毒性の高い行動を辞める際に、いきなりドラスティックに改善を試みるのではなく、確実に毎日出来る簡単なゴールを設定して、リスクを最小限に抑える事に焦点を当てたアプローチです[3]。
出来る事から少しづつ取り組んで、生活の質を高められるようにしましょう。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
記者 WRITERHIROSHI
STERON編集部
健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。
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