寝るときに靴下を履いた方が快眠に繋がることが判明

公開日:2022/03/07
更新日:2022/03/04

  • 記者 WRITER
    Eno

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    皆さんは、寝るときに靴下を履いていますか?

    特に冬は寒いので足を温めるために靴下を履いたまま寝る方も多いかもしれません。

    研究によると、就寝時に靴下を履いていることが、快適な睡眠に導いてくれることがわかりました。

    就寝時に足を温めることによって、快眠できる体温へと調節することが可能になるからです。

    しかし、靴下を履いて寝ることは、このように足を温めることには留まりません。

    実は、このことはスキンケアや性生活にも深く関わってくることがわかったのです。

    参照記事:https://health.clevelandclinic.org/sleeping-with-socks-on/

    つま先が冷えている感覚が好きな人はなかなかいないはずです。

    寝る前につま先が冷えていると、寝つきづらかったりした経験をしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。

    しかし、就寝時につま先を暖かく保つことには、ただ「つま先が暖かくて快適である」と感じること以上に大きな心理的メリットがあることがわかったのです。

    私たちの体は、就寝時には体温を下げる仕組みになっています。

    これは、体内時計と深く関わっており、起きていて活動しているときには体温が高く、反対に寝ていて活動していないときには体温が低くなっているのです。

    寝るときにある程度低い室温の方が眠りにつきやすいのはそのためです。

    お風呂に入ってから少し時間を置いて就寝した方が良いと聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

    これは、入浴により体が温まっているときには体温が下げづらく、なかなか寝付くことができないからです。

    また、就寝前に筋トレや運動を行なって体を温めてしまうのも同様、眠りの妨げになってしまうため、習慣になっている人は数時間ずらしてみた方が良いかもしれません。

    足先が冷たいと、体が血液を巡らそうとして体温を上げてしまいます。

    また、体内に血液を巡らせることはさらに体内の熱を外に発することに繋がってしまうそうです。

    つまり、足先を温めることで、体の他の部分の温度を下げ、そうすることで快適に眠ることができるのです。

    また、靴下はただ足先を温めてくれるだけではありません。

    2005年に行われた研究によると、靴下を履いたままセックスをしているカップルの方が、靴下を履いて行なっていないカップルよりも、オーガズムに達している割合が高いということがわかったそうです。

    足が冷たいことが快感の妨げになってしまうからでしょうか。

    皆さんは、セックスをするときに靴下を履いていますか?

    筆者は、いつもベッドでゴロゴロするときには靴下を脱ぐため、靴下を履いたままセックスをしたことはないような気がします。

    しかし、上記したように、足先が冷たいと体の核の部分に血液を運ぼうとする働きが起こります。

    このことが、性感帯の部分に血液を送ることの妨げになってしまうのかもしれないですね。

    また、服は脱いでいるけれど靴下は履いているという状況に興奮して盛り上がる男性もいるかもしれません。

    皆さんはいかがでしょうか?

    また、靴下を履いたまま寝ることは肌にも良い影響を与えます。

    冬になると、かかとなどの乾燥が気になりますよね。

    乾燥から肌がひび割れてしまうと、歩くときに痛みを感じたりなど日常の生活にも支障が出ます。

    しかし、クリームやローションを塗った後に靴下を履くことによって保湿をすることができ、またクリームなどが寝具につくことも防ぐことができます。

    それでは、どのような靴下が就寝する際に向いているのでしょうか。

    どうやら履き心地と素材が重要であるそうです。

    専門家は、快適さが一番大事なポイントであると述べています。

    きつめのものよりも、緩めでゆったりとしたものが就寝するときの靴下に向いています。

    また、素材はコットンやカシミア、メリノウールなど、暖かく通気性の良い天然素材のものが良いそうです。

    ポリエステルなどの化学繊維が使用されているものが多いですが、それらは就寝の際には向かないようです。

    また、男性で履いている方はあまりいないかもしれませんが、着圧の靴下も締め付けが強いため推奨されていません。

    筆者は、寝る際に着圧のレギンスを履いています。

    骨盤を締めてくれたり、むくみを取ってくれたりなどするため重宝していたのですが、どうやら快眠の妨げになってしまうようです。

    もし、同様のことをしている方がいたら、天然素材のルーズな靴下に変更してみても良いかもしれません。

    これまで、寝る際に靴下をはきつま先を温めることによって、たくさんのメリットがあるということについて述べてきました。

    それでは、そもそも裸足で寝るのはダメなことなのでしょうか。

    そんなことはありません。

    靴下を履いていない方が快適でよく眠れるといった方や、もはや何も着ないで裸で寝るのが一番だと考えている人もいるでしょう。

    専門家は、それらの意見を尊重すると述べています。

    私の母親は、私が幼い頃から寝るときは靴下を脱ぐようにと言っていました。

    それは、寝ている間に足の裏に汗をかくと、靴下が濡れてしまい、逆に足先を冷やしてしまうことに繋がるからでした。

    足の裏に汗をかきやすい人は、このようなことも考慮して、汗をかいたら脱ぐなどの対策をしてみると良いかもしれませんね。

    このように、裸足で寝ることが必ずしも悪いというわけではありません。

    しかし、もし寝つきが悪かったりなどの悩みを抱えていたら、靴下を履いて足先を温めることがその解決方法の一つになるかもしれないということです。

    しかし、靴下を履いても足元がどうしても冷えてしまうという方もいるのではないでしょうか。

    実は筆者もその一人です。

    冬には厚手の靴下をはき、家の中ではその上から暖かいスリッパを履いていますが、それでも足先がいつも冷えてしまいます。

    同様の悩みを抱えている方のために、足先を温める方法を共有していきます。

    一つ目は、つま先を動かす運動です。

    方法は簡単で、足の指を上にそらせたり内に丸めたりすることを繰り返し行うだけです。

    二つ目は、湯たんぽをベッドの足元に忍ばせることです。

    湯たんぽごときと考えているかもしれませんが、非常に暖かく癒されるのです。

    是非、自分に合った方法を見つけて試してみてくださいね。

    今回は、就寝する際に靴下を履くことのメリットについて述べてきました。

    就寝する際に足先を温めることが、こんなにもメリットがあるとは驚きだったのではないでしょうか。

    あと1ヶ月ほどは厳しい寒さが続きます。

    靴下を履いて足先を温めて心地よく眠り、寒い冬を乗り越えましょう。

     

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    • 記者 WRITEREno

      23歳の女子大生。旅行が趣味で、最近はそれをvlogにするのにはまっている。北米に1年間留学をした経験を活かして翻訳ライターとして活動中。

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