食べ物に興奮する性癖シトフィリアとは?心理や特徴10個

公開日:2021/02/05
更新日:2023/01/03

食べ物に過剰に興奮する特殊性癖であるシトフィリア。
かなりレアな性癖にも思えますが、考え方によっては生物の基礎本能でもあります。
今回はそんなシトフィリアとは何なのか?と心理を解説していきます。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    ニュース担当

シトフィリアとは?

シトフィリア(食物性愛)とは、食物や飲料の咀嚼行為食物を使った性的行為で興奮を感じる性的嗜好のことを指します。

いくつもの種類がある「パラフィリア(性嗜好に偏りがあり、社会的に支障が出る状態)」の中では比較的軽い症状です。

とはいえ重度の方は日常生活に支障をきたすほどになるため、精神障害認定を受けるケースも報告されています。

シトフィリアの方はどういった心理でどんなことに興奮するのか?について3つのケースをご紹介します。

 

食べ物自体が性欲と結びつく

シトフィリア

まずは「食べ物自体が性的快感へと強く結びついているケース」です。

対象となる食べ物は人それぞれですが、特定の食べ物を見たり、匂いを嗅いだりするだけで興奮してしまいます。

実際に、好きな食べ物が売っているお店を見ただけで興奮を覚える人もいます。

サミーさんの場合は、ケーキや甘味に異常に性的興奮を掻き立てられるそうで、パン屋やケーキ屋が視界に入っただけで興奮してしまい、喘ぎ声が漏れてしまうそうです。(引用:印刷通販桜

容易に完治できる症状ではないところが厄介なところ。

周囲から理解され難い、もしくは周囲に相談しても信じてもらえない症状なので一人で抱え込む方も少なくありません。

 

人が飲食している姿

食べる姿に興奮

つぎに、「自分や他人が飲食している姿に性的な興奮を抱くケース」です。

自分が食べることでも性的な興奮を得ることができますが、他人が飲食している姿にも興奮します。

他人が食べている姿を見たり、咀嚼している音を聞いたり、はたまたセックスに見立てて妄想を楽しんだり、楽しみ方は人それぞれです。

セックスの途中に飲食物を食べて快感をプラスするケースもあります。

人が飲食している姿をまじまじと見たり、「もっとおいしそうに食べて」とリクエストしたり、「人が何かを食べている姿がすき」という人は珍しくありませんが、ほとんどの場合は症状が軽く、本人もそこまで気にしていないことが多いです。

あくまで「フェチ」としている人がほとんど。

しかし、日常生活に支障をきたすほどのレベルになると悩み始め、シトフィリア存在を知ることになります。

 

食べ物を使ったフードプレイ

女体盛り

最後に、「食べ物を性的な行為の際に利用するケース」です。

いわゆるフードプレイですね。

膣やアナルに野菜を挿入するなどして性的快感を得ます。物理的な快感もさることながら、野菜を使っている興奮背徳感も楽しんでいるのです。

女体盛りやわかめ酒なども含まれ、生クリームやハチミツなどを相手の体に塗ってプレイを楽しむこともあります。

一般人でもプレイの一環として食べ物を取り入れることが少なからずあるため、これは比較的理解されやすいです。

 シトフィリアの度合いは人それぞれですが、「心当たりがある」「すでに悩んでいる」という方も多いのではないでしょうか。

もし悩んでいるのであれば、一人で抱え込まず精神科の受診を検討してみてもいいでしょう。

 

シトフィリアの特徴10選

ここからは、 シトフィリアの特徴を具体的にご紹介します。

 

食べている妄想で興奮する

食べる女性

食べ物に対して異常な執着を示す方もいて、四六時中食べ物のことが頭から離れず夜も寝付けないほどです。

食べ物に異常に興奮します。 私は昔から料理を作ったり食べたりすることが大好きです。 食べているときが本当に幸せです。 でも真夜中になると「うどん食べたい…」「今すぐスパゲッティ茹でたい…」とまるで遠距離恋愛で会えない恋人に会いたくて会いたくて悶え苦しむかのごとく…食べ物への欲求が爆発し、眠れません。 食べ物の写真を見て「あぁ今すぐ食べたい…」ととろけそうなほどうっとりします。(口コミ引用:Yahoo!知恵袋) 

 「食べてる時が一番しあわせ」とはよく言いますが、人並み以上に食べ物に執着を示す方にとっては恋人のような存在。

恋愛でときめく感情と似ているかもしれません。

 

胃に入る想像をしてゾクゾク

ラーメンを食べる女性

胃に入るところまでを考えて興奮するシトフィリアの方もいます。 

食べ物が噛み砕かれて胃に入ったと思うと興奮しますよね。ゾクゾクしますよね。(口コミ引用:Yahoo!知恵袋

ほとんどの方は「美味しい」「美味しくない」など味ばかりを意識しますが、シトフィリアの方の中には食べ物が胃に入るのを想像をして性的興奮を覚える方もいます。

「排泄のたびに消化までの過程を想像して興奮する」

「食べ物が自分の体内で消化されて大便に変わっていく様子に興奮する」

こういった意見も寄せられています。

 

食べているところを見られて快感を覚える

食事をする女性

大きな口を開けてむしゃむしゃと咀嚼するところを見られて興奮する方もいます。

無防備な食事姿はセックスを連想してしまうのでしょう。

自身が飲食している姿を見られることに興奮する というのもシトフィリアに 含まれるのでしょうか?(口コミ引用:Yahoo!知恵袋

食べているところを見られて快感を覚える、または興奮するというのもシトフィリアの一つと言えます。

 

食べることが快感で太ってしまう

太った女性

人間の趣味嗜好は常に変わりますが、食べることに快感を覚えてしまうこともあります。

食べることが快感になると体型の変化も大きく、あっという間に激太りしてしまいます。

アメリカ・ラスベガス在住で2児の母でもある、超肥満体型のサミー・マシューズさんは、食べ物により異常に興奮してしまう特殊な症状を持っており、セックスの間中、ドーナツを貪り食べるほど、その症状は強烈だそうです。サミーさんがここまで太ったのもこの性的倒錯が原因で、元は普通の体型だったのに、あっという間に激太りしてしまったのだそうです。(引用:印刷通販桜

やめたくてもやめられない、依存症のようなものでもあります。体型や健康に関しては注意しなければなりません。

 

食ザーに目覚める

100発分!!ぶっかけザーメンローションの食感

食ザーとはいわゆる「精子ごっくん」のことです。

相手が自分の精子を飲んでいるところに興奮する人もいます。

背徳感がより興奮を煽り、一度興奮を覚えるとハマってしまいやすいのも特徴です。

俺はシトフィリアっつって食べ物に興奮するんだ。 食べ物だけで興奮するんじゃないぞ? 食ザーとか、女体盛りとかだ。(口コミ引用:Yahoo!知恵袋

ただ、精子ごっくんをイヤがる女性も多いので、そこは理性を働かせたいところです。

理性を見失い無理やり飲ませるのはNGですよ。

 

口移しで興奮する

口移し

「口移し」はパートナーも含むプレイとしては一番ライト。

相手も理解しやすく、好きな相手なら喜んで受け入れるものです。

ナビガードルの性癖はあくまでシトフィリアだから。ぶっちゃけ口移しはものすごく興奮するんだよ~(40代男性 金融関係)

お互いの唾液が絡まり合うことに興奮したり、その一体感がクセになるのでしょう。

口移し程度のレベルならそこまで異常とは言えませんが、これも相手の反応を確かめながら行いたいものです。

 

食べ物で性器を刺激して欲しいと考える

ソフトクリームで刺激

食べ物を性的な行為に使用したいと考える人も珍しくありません。

例えばパンコキってあるじゃんか? もちろんパンツでちんこを擦ることだ。 俺はな、食パンで擦ってほしいわ!(口コミ引用:Yahoo!知恵袋

食べ物はそれぞれ触感が異なるため、いろんな食べ物を試してみたいという好奇心にもつながります。

性的嗜好は人それぞれなのでこういったプレイもアリですが、性器はデリケートな部分なので摩擦や傷などには気をつけて行うようにしましょう。

 

食べ物を相手の穴に異物挿入したい

きゅうりをディルドとして使う女性

これはAVなどで見たことがあるかもしれません。

食べ物を膣や肛門に挿入する行為ですが、あくまで食べ物で相手を犯したいという考えです。

チンポだけじゃなく、いろんな異物を入れて犯したいね。野菜を入れて、自分のマン汁でヌルヌルになったのを、むりやり食べさせたい(30代男性 建設業)

相手ありきの行為になるため、信頼関係のあるパートナーと行うようにしましょう。

合意のもとであれば問題なくプレイを楽しんでいただいて構いません。

こちらもデリケートな部分を傷つけないように注意してください。

 

性行為で使った食べ物を食べたい

プレイで使用した食べ物

プレイに食べ物を使うだけならまだしも、性行為で使った食べ物を食べたいというケースです。

プレイと食べ物の複合形ですね。

野菜を君のアナルに入れて1時間後取り出し、サラダにしたいです。(口コミ引用:Yahoo!知恵袋

人によっては衝撃を受けるかもしれません。

また、性行為で使った食べ物には細菌微生物が含まれているので、食べた後に腹痛や嘔吐、下痢、熱などの症状が出る可能性もあります。

とくにアナルプレイに使用した食べ物を食べる際は注意です。

性行為で使った食べ物を食べたいという性的嗜好があれば、体調管理も意識しましょう。

 

相手に無理やり食べさせたい

無理やり食べる

他人が飲食している姿というよりも、無理やり食べさせることに快感を覚えます。

相手が食べている姿や咀嚼音や、苦しそうにしている姿に興奮するのです。

小学生の時、ガラケーで閲覧できちゃった漫画で「女子高生がエンコーで大嫌いなおじさんに誕生日ケーキの口移しを迫れふたりで咀嚼する」ってシーンがあって「食べ物とセックスを組み合わせる」シトフィリアに目覚めたのもこのあたり、女体盛りと口移しと野菜穴に挿入するやつは、いつか絶対やりてぇ(40代男性 建築関係)

食べ物を膣や肛門に挿入するプレイに使ったあと、それを食べさせるところまでを興奮の要素にしている人もいます。

強制的に食べさせることから、一歩間違えるとレイプと変わりません。

なんでも「無理やり」というのはよくないため、性的欲求に支配されすぎないようにうまくシトフィリアと付き合っていきたいものです。

 

シトフィリアは日常で消化できれば一番

シトフィリアは、基本的にパラフィリアの中では危険が少ないと言えます。

相手に無理やり食べさせたり、食べ物を使ったセックスなどは害が出る可能性もあるため、理性を保ちつつ上手にシトフィリアと付き合っていきましょう。

日常で食べている姿が好きなパートーナーなどが見つかって満たされれば、それが一番です。

シトフィリアを日常の中でうまく消化できるような選択を心がけてくださいね。

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