知らないと危険!床オナニーのデメリット4つ(性機能への影響)

公開日:2019/02/11
更新日:2022/02/09

オナニー

危険なオナニーの一つとして有名な「床オナニー」
一体何が危険なのでしょうか?
デメリット4つを紹介します。

  • 記者 WRITERSTERON編集部
    HIROSHI

人間だれでも好みというものがあります。

特に女性のタイプや性癖など、性に関する好みは人それぞれ明確な違いが出ますね。身近なところでは男性のオナニー(自慰行為)が挙げられます。

自分の好みや体質に合ったオナニーの方法を見つけるのは大切な事です。

しかし中には危険なオナニーというものも存在します。

代表的な方法の一つに床オナニーがあります。

今回は床オナニーがなぜ危険なのか?、どんなデメリットがあるのか?床オナニーの危険性について解説をします。

 

床オナニーとは

床オナニーについての説明をする医師

男性であれば床オナニーという単語を聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。

床オナニーとは名前の通り、自慰行為を行う時にペニスを床やベッドにこすり付け、手を使わずに射精する方法です。

直接ペニスを硬い場所にこすり付けて、強い刺激を受ける事から、危険視がされているのです。

床オナニーをした事のない男性からすると「何それ?」と思うかもしれません。しかしこの床オナニー実は以外にもたくさんの男性が行っているようです。

オナホールやヘルスケア商品で有名な「TENGAヘルスケア社」が5,000名以上の男性を対象にオナニーに関する調査を行ったところ、なんと10人に1人が床オナニーを行っている事が判明しました[1]

また、床オナニーを行っている男性の過半数は何の疑問も持っておらず、普通だと思って自慰行為を行っているそうです。

TENGA社によるオナニー国勢調査の結果

https://tengahealthcare.com/special/report/

 

床オナニーのデメリット4つ

現役の泌尿器科医である小堀善友先生が執筆した「オトコの性活習慣病」の中で、床オナニーの危険性についてコメントをしています。

また、床オナニーの危険性は日本だけではなく、海外でも度々話題にあがっています。

床や布団にペニスをこすり付けるオナニーがなぜ危険なのか?主なリスク4つを紹介します。

 

感度が悪くなり、本番で苦労する

床オナニーのせいで感度が低下した男性

床オナニーを行う事により、一番危険だとされているのがペニスの感度低下です。

特に靴を脱ぐ文化が根付いている日本では布団や畳のうえに寝転がる機会も多いため、床オナニーによる膣内射精障害が多発しているそうです。

獨協医科大学越谷病院の小堀善友先生は、女性の膣内での刺激と床に圧迫された時の刺激は大きく異なるため、床オナニーに慣れてしまうと、本番で射精が出来なくなるリスクが高くなるとコメントをしています[2]

もちろん床オナニーに限らず、普段行っているオナニーの刺激が強すぎたり、手の動きが速すぎたりしても、女性の膣内で得られる刺激と大きな違いがあると、本番で満足が出来なくなる場合があります。

強い刺激に慣れ過ぎてしまうと、遅漏や中折れなどのデメリットもあるので注意しましょう。

 

ED(勃起不全)の危険性

EDで悩む男性

セックスやオナニー自体に勃起機能を低下させる副作用はありません。

しかしあまりに強い刺激が長時間ペニス周辺に加わると、勃起に重要な血管や組織が損傷していしまう危険性があります。

ペニス周辺へのダメージは勃起機能の低下(ED)のリスクにもつながります。

ペニス周辺の血管は体内でも非常に細く繊細です。床オナニーに限らずペニスへの強い刺激は出来る限り避ける事をおすすめします。

ドイツのハンブルク大学エッペンドルフメディカル センターの研究チームによると、自転車のサドルによる下半身の刺激ですら、勃起機能を低下させるリスクがあると発表をしています[3]

 

男性不妊の原因に

精子が不足している

下半身への強い刺激によるデメリットとして有名なのが、男性不妊の危険性です。

ペニスや精巣などへの長時間の刺激は自然妊娠に重要とされている健康的な精子を減らしてしまう危険性があります。

また床オナニーを行う際に長時間床やカーペットに下半身が密着していると、体温や冬であれば床暖房などにより、熱が発生します。

実は精子は熱に非常に弱いとされています。サウナや膝の上でのパソコン作業、タイトなアンダーウェアを履くといった行動ですら、質の良い精子を増やすのには最適ではないとされています。

 

何よりも不潔

不潔な洗濯物

最後になりますが、やはり床オナニーの一番のデメリットは不潔なところです。

床オナニーをする場合の多くは直接下着の中に射精する場合や、床や布団に出す事が多いでしょう。

精液は基本的に非常に洗い落とすのが難しいとされています。ティッシュではなく、直接衣服や布団に精液を出すのは清潔とはいえませんね。

 

床オナニーは早いうちに卒業した方が良い

医師のコメント

長年行っているオナニーの方法を変えるのはなかなか難易度が高いです。

しかし床オナニーはデメリットはあるものの、メリットはあまり存在しません。さらに性機能低下の危険性を高める可能性もあります。

出来る限り早めに床オナニーの習慣を止める事をおすすめします。

最近では遅漏や早漏を改善するためのオナホールなども発売されています。

床オナニーから脱却し、女性の膣内でも射精が出来るようなリハビリ効果もあるとされています。一度試してみるのもありかもしれませんね。

 

どんなオナニーが一番良いのか

良い性生活を送るうえで、どんなオナニーが一番良いのかを一概には言えません。

最適な回数や方法などに関しても医学的な根拠に基づく最適なオナニーの方法というものは存在しません。

もし早漏で悩んでいるのであれば、少し強い刺激に慣らす事も大切ですし、遅漏で悩んでいるのであれば、弱い刺激に慣れる必要があります。

また、刺激の強さ以外にも最適な頻度を見つける必要があります。あまりに高頻度で行っている事により、中毒になってしまったり、痛みを感じる、私生活に支障をきたしてるのであれば、見直す必要があります。

自分の体質やライフスタイルに合ったオナニーを見つける事が重要です。

間違ったオナニーは遅漏の原因!正しいオナニーの方法とは?

 

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断及び行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

  • 記者 WRITERHIROSHI

    STERON編集部
    健康食品のOEMメーカーにて10年間勤務。その後性に関する某ベンチャー企業にて商品の企画開発に従事。
    仕事でもプライベートでも性を医療的側面から見ているので、常に冷静な顔でとんでもないページを見ています。
    過去の経験を生かし、科学的な根拠にもとづいた記事の執筆を心がけています。

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